市場は期待値評価の名目時代

なかなか…どうして、米国株は強いのですね。「大引け」間際になって、切り返していました。

金曜日のS&P500の5分足推移

カタルは少し「調整が続く」可能性もあると思っていましたが、この程度の「ガス抜き」で年末年始の相場を迎えられるのかどうか…まだ微妙です。まぁそれ程、良い「内容」ではありませんが…、今の疑問である「AI投資の資金回収は、果たして、本当に…出来るのか?」と言う「問い」に対して…この報道は「タイムリー」ですから、紹介しておきます。

たぶん…彼の言いたいのは、M7の現状は「多額の利益」をあげているから、これだけ…先行投資をしても、充分に「採算がある」と言う事でしょう。複合的な「相乗効果」でしょう。だから…単なる「バブル」とは、違うと言う指摘でしょう。確かに「メタ」などは現状の利益がありますから、かなりの「借り入れ」をしても、大丈夫なのでしょう。

日経新聞には、「三菱地所」(8802)が、米国で大規模なデータセンター建設をすると報道されていました。これは「リート」の考え方ですから、その建設費に見合う収入が見込めないと「不良債権」になります。

「さくらインター」(3778) の日足

この辺りは、先行する「さくらインター」(3778)などの株価が「2年後」辺りに、どう反応をするか? カタルは、あの「馬鹿株価」を批判しましたが、今は「観察株」に格上げしようと考えています。

ただ…ここからは実際にAIを利用する会社が収益を挙げて成長できるかどうか…。これは品薄株ですから、一般公開はしませんが、会員様には、伝えようと思っています。 昨日は「打診買い」をしました。皆さんも、新聞を、ちゃんと読んでいるなら…発見できた株です。でも一般の人は、新聞の読み方も知らずに…内容を「鵜呑み」にします。カタルは50年近く…大学の頃からですから、ずっと新聞と株価の繋がりを観てきました。

昨日も「感じた」事ですが、やはり「アルゴリズム」なのでしょう。

少し数字が悪いと「太陽誘電」(6976)などの「ストップ安」が続出しています。それなら事前に、株価は上がらない筈ですが、実際は違います。「不思議な現象」です。最近、特に感じています。

「ソシオネクスト」(6526) の日足

「ソシオネクスト」(6526)など…カタルは此処まで株価が戻ることが「不思議」だったのですが、世間一般のアナリストは、その株を「推奨」していました。しかし…ここに来て、一旦、弾みを付けてから、その株価は下がっています。でも時間軸を2年ほど…延ばすなら良い会社でしょう。

そうして、どの投信だったか…保存を忘れたのですが、たぶん野村投信の高額配当のETFでしょう。その上位3社に「船株」が並び…カタルが長く推奨を続けた「INPEX」(1605)なども組み込まれていました。いずれも…高配当なのです。でもあれほどの「爆利益」だったのに…船株は、純資産倍率(PBR)が1倍以上にならないのです。この現象をカタルは「船株の謎」と表現をしていました。「空前の利益」だったのですよ。

今では「商船三井」(9104)の社員は高額収入です。でも株主の還元率では一番が悪く…「川船」(9107)、「郵船」(9101)、「商船三井」の順番です。今、株価を見ると、やはりこの需給バランスは、株価に効いているように考えています。川船は、他社と違い3分割しています。だから6000円、5000円、4000円と言う感覚です。

このリストに登場する「INPEX」(1605)は、カタルが、大昔…500円台で薦めていたのでしょう。株価は今でも4倍で…ずっと「高額配当」でした。今は、落ちて…利回りは3.5%程度ですが、昔は、5%を超えていたのです。

「ローム」(6963)の 日足

この「船株の謎」と対比させて、今回は「ローム」(6963)の謎を、ずっと…語って来ました。ようやく…「調整入り」です。余程、大きなファンドが「絡まないと」こんな…株価の上昇はしません。通常は「200日線を越えた」時に…「調整」を入れるものです。しかし…その基準を超えた後も株価は上げ続けました。

この「謎」を観て、カタルは「市場の体温」が上がった事を認識して…「キオクシア」(285A) が大きく動意づいたときに、直ぐに、皆さんに伝えました。

でもカタルは、実際に「ローム」(6963)も「キオクシア」(285A)の相場にも乗れませんでした。その理由が「BASE」(4477)や「タイミー」(215A) …更に「3Dマトリックス」(7777)と同じ失敗の原因です。

全てのガンは「ジェイドG」(3558)なのです。カタルは田中君の評価を高くしていた為に…折角の「チャンスの波」を利用していません。「データセクション」(3905)も、この間に在りました。如何にも…カタルらしい「ヒット株」です。いずれも株価は、短期に株価は2倍を超えています。でもその為に、その「代償」は、なかなか…良かったですね。

「成長性」と「収益性」のバランスを知る…機会になりました。

「資生堂」(4911) の週足

この話をするのに…たぶん相応しいのは「資生堂」(4911)でしょう。タイムリーな引き合いは「味の素」(2802)かも知れませんが…

今の解説では「資生堂」を用いましょう。この株は、仲間の「ブツブツ」が、実際に「空売り」をして…負けた株です。彼は数年前に会った時に「やられた」と嘆いていました。

2021年新春号

でも彼の考えが正しかったことが、今頃になって分かります。株価は完全に…「行って来い」になっています。でも…これだけの「時間推移」だと「自分は正しい」と思っても…やはり、その「気持ち」は持ちません。

2020年には数字は「悪化」するのです。彼が「売った」のは、たぶん2017年~2018年でしょう。その当時の最高の数字を観ても、売上高営業利益率は10%足らずですが…株価は5000円でも時価評価は2兆円です。PSRの2倍評価で2兆円でも株価は、更に上がり9250円ですから、最終的な時価総額は4兆円に迫る…市場評価です。

彼の空売りは2018年でしょうから「利益が急増するとき」に、株を売っています。この事は…売上高営業利益率が10%では、最大に株を買っても…PSRは3倍は超えないと言う事でしょう。でも「資生堂」の「成長性」は、当時でも大きくない…ですからね。やはり…明らかに「おかしな相場」だったのでしょう。

今の資生堂の四季報数字

ブツブツの失敗は、実際は「正しかった」のですが、やはり「失敗」だったのです。

カタルの「ジェイドG」(3558)と同じようなものでしょう。数年後には「ジェイドG」(3558)は、この成長力を観れば「人気株」として…かなり高い「市場評価」を受けるのでしょう。まぁ、ここからの「田中君次第」なのですが、彼の場合は、かなり「良い資質」を秘めて…います。M&Aの活用は神業でしょう。何しろ…今回の買収額も8億8200万円と…「安い」ですからね。

この時間軸の考え方は難しいのです。そうして…株価と言うのは「面白い」ものです。妥当な株価で「評価されない」ものもあれば、「バカ株価」になる…ものもあります。人間は「面白い」ものに、惹かれます。何故か、分からないが「魅せられる」のです。

「ジェイドG」(3558)は「ロコンド」時代からの取り組みです。2020年の初めから…既に5年が経過します。この「28.8%」成長の実績が、市場から評価されない筈がないのですが、その「旬」が、いつ、「やって来るか?」

実際のDRAM市況

この半年間が、もっとも「魅力的な場面」だろうと思っていますが、果たして、どうでしょう。来年後半に「新たなチャレンジ」が見えると「株価は1万円」の「掛け声」がかかるかもしれません。今の「キオクシア」(285A)です。この「キオクシア」は、時代背景に助けられました。今日の日経新聞を観ると…これはDRAMの話ですが、フラッシュも同じような価格推移をします。

しかしこの市況は長く続かずに…あっという間に、また「下落」します。いつも半導体はそうです。もともと…半導体株は「船株」以上に…変動率が高い業種です。この記事は「ルネサスエレク」(6723)の再建にも…繋がります。柴田さんも、「時代の寵児」なのでしょう。たいしたものです。あの倒産企業から…飛躍期へと導いています。まぁ先輩のお陰ですが…立派に「チャンス」をものにするのでしょう。

カタルなんか…チャンスは、いつも傍にあるのですが、なかなか「ゲット」できません。いつも「カスリ」の人生です。

やはり…来年一杯まで、田中君に「付き合う」べきかな? 早く…「貸借株」申請をして欲しいですね。カタルのような貧乏人は、「現物株」だと…「往復」で鞘が抜けません。本当は「乖離」が高くなったら「空売り」を交えて、鞘を抜いたほうが、はるかに相場は「面白い」です。

そのことは「ルネサスエレク」(6723)にも言えます。かなり…大きな会社ですが、意外に100円から300円程度の「変動」があります。何回も…利用できます。

カタルはご存じのように…「買い」しかしません。だから「ローム」(6963)の上げ方は、「空売り」の対象じゃないかな?…と思いましたが、実際は観ているだけです。今度は…一度、「亀裂」が入ったので…何処かで「買い参加」します。

この中期目標と言うか…ここで、売られたのは「低い目標」だからでしょう。でも売り上げ5000億円に20%の営業利益1000億円なら、PSRは「2倍~3倍」でしょう。故に時価総額は1兆円から1兆5000億円です。現実は、ようやく…亀裂が入り、その時価総額は8281億円ですから、数字は合います。

でも現状のパワー半導体は、既にデータセンター需要にも、試供品が提供されており効果をあげていますから、やはり会社側の時間軸(2028年)は、安全運転の村社会目標で、「転ばぬ先の杖」なのでしょう。カタル自身は、2026年の後半から2027年だろうと思っています。つまり来年です。

でも今は「買う気」になれません。やはり出来る事なら…200日線を割れれば理想的です。月曜日に2000円を割れるなら「打診買い」を入れるかもしれません。ロームの200日線は、現在1770円です。あと300円ほど…です。

ついでに…カタル単独では、ないようです。少しだけ…みなさんの「応援」もあるような値動きの「ジェイドG」(3558)ですから、月曜日も、取り敢えず「継続して」少しだけですが…寄り付きで1000株、後場寄り、大引けと…500株ずつの「継続投資」をしてみます。仮に、期待通りの「キオクシア」(285A)のような「立ち上がり相場」にならなくても、「3Dマトリックス」(7777)や「大阪チタン」(5726)のような按配でしょう。相場と言うのは…皆で「創るもの」です。

「ジェイドG」(3558)の 四季報数字

僕らは収益の「裏付け評価」が得られる…銘柄をやっている訳です。自分の頭で…四季報数字を観れば…分かります。現状の一般的な「ジェイドG」(3558)の評価が「四季報」基準です。この数字は「明らかに」おかしいのです。

だって…12月1日から「ロイヤル」が参加するのです。この現状の売り上げは90億円でしたね。確か…。それを田中君は移動のゴタゴタを観て…70億円~80億円と読んでいました。ロイヤルの売り上げのプラス分が80億円なら、四半期で20億円のプラスですから、現行の数字が170億円なら190億円。180億円なら200億円になって2026年2月の数字にも「寄与」します。

既に2Qの段階の売上高・営業利益率は11.31%ですから…やはり、最低でPSRは1倍以上です。190億円なら1654円、200億円なら1741円です。しかし…この株価は、成長評価が抜けています。横ばい基準です。

実際は何しろ…年率で「28.8%成長」の実績を誇ります。尚且つ…「ロイヤル」が加わる今期は、70億円の170億円なら41%になり…80億円の170億円なら47%の成長度合いです。分子が70億円で、分母が180億円になっても、その数字は28.8%を大きく超えて38%~44%ですからね。やはり来年は、PSRは「2倍」基準でしょう。つまり株価は3000円~4000円です。

ロイヤルが完全に加わると、売り上げが200億から280億と膨らみますから、時価総額は、PSRで2倍ですから「560億円の評価」になります。だから…株価は4875円になり上場来の「高値更新」です。此処に…まだ見えない「未来の期待」がプラスされると…来年の後半は、株価は1万円に乗っても不思議ではありません。先ほどの「資生堂」は、あの程度の成長度合いで、PSR 3倍以上の評価は明らかに…狂っています。ジェイドGの成長力で…カタルは「2倍」の評価なのです。正常な領域でしょう。

分かりますかね。

名目時代の「ロームの謎」は、「未来への期待値」の評価なのです。船株の謎は、実質経済の不思議なのです。既に、市場は「ローム」の謎を経て…カタルは、この期待値を評価して、赤字企業の「ルネサスエレク」(6723)を選択したのですよ。金曜日の全体株安の時に、同じく赤字を計上した「日本製鉄」(5401)の株価が上がりました。これはまだ見ぬ…「USスチールの成功」を鑑みた相場なのでしょう。

つまり市場は、既に完全に「名目時代」の株価評価に「変化している」のです。だからカタルは、冒険とも思える「ジェイドG」株(3558)を、更に…買うのです。まだ1700円にも届きません。2000円を超えるなら…「雪だるま投資」は、買い続けますが、他の口座は「楽しみ」を、「優先させよう」と思っています。

遊びの「微益」の積み上げでも…年間1000万程度は、軽くゲットできます。本当の話です。嘘は言いませんからね。実際に「損をしない投資」で証明をしています。来

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