ちょっぴり…反省

最近のカタル君は「薄利多売買」戦略からの「脱却」を目指そうとして、気持ちが焦り過ぎていたようで…反省しています。まだまだ…「市場要因」は、改善してないようです。その理由の一つがソフトバンクの値動きやBASEの動きです。両社とも…昨年から売られ続けてきた株ですがソフトバンクは、なかなか…あの時に最初に買った6800円の株価に戻りません。

ソフトバンク(9984)の日足推移

これだけの規模の「自社株買い」して、浮動株式を市場から吸い上げたのに…ダメです。ですが…チャートを観てもらうと分かりますが…綺麗な「回復過程」のラインを描いています。

現実の企業業績の改善などは、未だに見通せません。当たり前です。「未上場」企業に多くの投資をしており、これは「海千山千」の業界です。もともと…「スタートアップ」企業とか、「ユニコーン」なんて…言う言葉が先行していますが、「千三つ」の世界の博打市場です。1%の確率もない投資ですよ。それを資金力にものを言わせ、なんとか…初期投資に成功すれば良いのですが、通常は、その過程で破産です。たぶん…日本で一番の「ペイペイ」も、まだ、赤字だろうと思います。

資金を投じれば…どんな産業も可能性はありますが、通常は、何年も赤字を計上できません。アマゾンは非常に恵まれた環境で「際どい」タイミングだったのです。テスラなんかも、似たものです。SFのような未来社会は理想ですが、なかなか…どうして「イバラの道」です。自分がやったことがないから、分からないのです。5年程度で立ち上がる事例は稀です。

金曜日に感じて書いたことですが…米国株は、昨日は反落したようです。

あとになって分かったのですが…大量のオプションがあったようです。此方です。これでイベント終了で、どう市場が変わるか…? このラインを耐えて…更なる改善を目指すのかどうか…。次のFOMCまで、まだかなりの時間があります。この間は良くて横ばいのラインを維持できるかどうか…が、問われるのでしょう。どうしてもこれだけ上昇を続けましたから、下値の「利食い」が入り…ヤレヤレの「戻り売り」を吸収する資金が不足するタイミングです。

キャノン(7751)の週足推移

ただ…日本株は「キャノン」(7751)の「高値追い」は、嬉しい現象です。カタルはこの株を手掛けていません。機関投資家ではありませんからね。ですが…この方針を皆さんに紹介しています。此方の報道を、既に何度か…レポートで採り上げています。

「国内回帰」現象の先頭を走っています。長かった「空洞化」時代は、安全保障問題やコロナなどを経てリスクが高いから、誰もが人件費の差が消えたから…「国内回帰現象」がブームになると考えているために、皆さんに紹介した事例です。そのキャノンが市場から評価され高値を追っているのは、この回帰戦略が正しい経営だからでしょう。

最近になって、ようやくアジア開発銀行が「中国支援を止める」と報道されています。完全に中国が上なのに、何故、援助?…と疑問を抱かれるでしょうが、ひも付き貿易です。政府が援助して中国への移転を「後押し」していたのです。日本企業の移転先への融資が大半でしょう。援助とは言うものの…実態は国内企業の移転支援です。

日本はパイオニアの指名解雇事件で、メディアは終身雇用を盾にしてパイオニアを叩きました。「村社会」論です。最近では黒字企業の人員整理も当たり前で、希望退職者の募集は「日常茶飯事」なのです。でもようやく日本人も「時代の変遷」を受け入れてきたのです。「時間調整」です。カタルはこの変化を「成田闘争」と揶揄しています。最初から、結果は分かっているのに…気持ちの整理が出来ず、時間をかけるやり方です。村社会論は厄介です。

最近の「統一教会」問題も奇妙な現象に見えます。カタルは統一教会の味方でも信者でもありませんが…何故、今頃になってワイワイ・ガヤガヤ…叩くのでしょう。創価学会、キリスト教、実践倫理や立正佼成会など…色んな団体があります。

そもそも京都の観光名所の金閣寺などが税金を納めない仕組みは狂っています。市の財政は破綻状態です。あまりフェアな制度ではありません。もっとお金の「見える化」に取り組んで、無駄な個所を洗い出すべきでしょう。だから「キャッシュレス社会」にすれば、予算の配分も明らかになり…補助金制度の矛盾も多く指摘されて、ぶら下がり団体の無駄が明らかになるでしょう。政策官僚の「寄生虫」論を、カタルは心に抱いています。各産業の付属団体には…無駄な資金が流れています。

メディアと官僚は、結託をして…繋がっていますから、なかなか明らかにされません。でもキャッシュレス社会が実現されれば…「一目瞭然」です。正当な競争をすべきでしょう。選挙もネットでやれば良いのです。早く、早く…。何故、頑張る政治家が潰されるのでしょう。菅首相の政策実行力は群を抜いていました。日本にも仕事をやれる人が居るのです。

BASEの日足推移

ソフトバンク…キャノンと見てきましたが、謎なのが…「BASE」の値動きなのです。通常、1年と11カ月になりますからね。通常は「売り飽き」気分の筈です。それを下値が乏しいのに、何故、売り「仕掛け」が入るかが…「謎」です。カタルは、たぶん…「布石」だろう…と思っています。通常、プロは、こんなラインで叩きません。だから買うための「演出」だろうと、ずっと…考えていますが、まだ始まりません。

今回のタイミングで起こると思っていたのです。

決算悪を利用して「仕掛け」が入ると…。野村証券やメルカリ、ソフトバンクは、このタイミングでした。まぁ、仕掛け筋によるのでしょうが…色々です。僕らプロの世界では、通常は「2年」が限度とされます。あれだけの人気株だったので…この時間は、美味しい「ダシ」です。でも…なかなか始まりません。

ナスダック市場の見方は割れます。そもそも…カタルは当初から11月復活説を述べていました。この理由は今回のインフレの大きな要因は、「資源価格」で原油だからです。インフレは前年比で数字化されます。それに…よく考えれば分かるのですが、中国、インドは、ロシア産原油や天然ガスを有利ですから輸入するわけです。その分、今まで使っていたG7側の需要は減少して、ロシア産に入れ替わるだけで…総体量は変わりませんから、原油価格の上昇が長く続くと考える根拠はありません。

問題はコロナなど…新制度への移行がスムーズに運ぶか? 

ブイキューブ(3681)の日足推移

カタルは早くからコロナ前の状態に戻らない「新常態」(ニューノーマル)なんだろうと思っています。最近、「ブイキューブ」(3681)に「見直し買い」が入っています。コロナでブーム到来になりましたが…新しい「日常化」が確認された為でしょう。チャートも付けておきましょう。カタルが抱いている感覚が、ご理解いただけるかどうか…。

船株もBASEの株もインフレから「新常態」の世界を観る可能性があります。

時代は過去と同じように戻りませんが、人間の感覚は、過去の記憶が元になって相場観は構築されています。後半相場は、インフレから景気動向、更に一歩踏み込んで…「新常態」を確かめる相場になる可能性を考えているのです。ただ…目先は「薄利多売買」の戦略撤回を急ぎすぎたかなぁ~と…ちょっぴり反省をしています。そんな感覚です。

これから…会員向けに新しい原稿を書きます。会員の方は明日にでもお読みください。



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