アーカイブ:2025年12月20日

情報と市場の総意

「ブルームバーグ」は近年、NYを中心に金融情報を販売して成長してきました。一方、ロイターは歴史が古いのですが、イギリスからの情報発信でメディアの地位が揺らぎ…カナダのトムソンが2008年に買収したのが「トムソン・ロイター」です。その金融情報を販売したのが、今の「ロイター」なのでしょう。

ドイツ系のユダヤ人のポール・ジュリアス・ロイターが1851年に、パリの相場をロンドンの各地に配信したのが「起源」とされます。そのニュースを、日経新聞などが買って、二次加工して情報を配信しています。

ロイターが、先行しているようですが、カタル自身は「ブルームバーグ」の方が、上ではないかな?…と感じています。1981年に創設された比較的、最近の会社です。マイケル・ブルームバーグは証券会社ソロモン・ブラザーズの共同経営者までなっており、その退職金で始めた金融情報専門の機関です。その後、彼は、NY市長を3期もやっています。今年は83歳です。彼も…ユダヤ系の移民です。

そのブルームバーグが伝えた、最近のニュースは此方で…木曜日に下値を確かめに行っています。

情報は、全て、ユダヤ系ですね。金融の世界は、古くから…そう言う成り立ちです。情報は、「命」よりも価値が高いのです。でも日本人は駄目です。この価値観が分かりません。情報は無料だと思っています。そもそも…情報の「利用の仕方」も分かっていません。

カタルは恵まれていたのでしょう。小さな証券会社に入社したために…様々な経験を積みました。入社した新人の頃は、株式部長からの直伝で「新聞の読み方」を習いました。彼は株式の業界紙から、日経新聞の系列の日経産業新聞、日刊工業新聞の日本工業新聞など…馴染みのない新聞まで、多くの情報誌に目を通して、株価の反応を事前予測していました。

良く…覚えているのが「設備投資」の記事の見方ですね。今でもカタルはこの発想を重視しています。発想から、開発、量産化、そうして販売と…様々な過程を経て、企業業績に影響を与えていきます。

日経新聞は、情報の「コマ切り」をして、せこく…儲けています。様々なぶら下がり子会社があります。一本化すれば、良いと思っていますが、リストラが出来ない体質で「総資産経営」なのでしょう。日経本社は、凄い規模です。一度だけ、カタルは副編集長かな? 面会をしました。情報機関も内部対立があります。鶴田天皇時代(鶴田卓彦)に…一度、株主総会で揉めたことがあります。「権力」は、どの世界も同じでしょうが「腐る」のでしょう。

米国も中国も「五十歩百歩」に見えます。でも…米国が基準ですから、BYDの株をバフェットは処分をしたのですね。日本は厄介ですよ。あまり知られていませんが、此方の報道があります。

新聞社…テレビ局は、政策官僚とお友達で「情報」はコントロールされていますが、近年はネット時代で、嘘が通用しません。故に、本物が求められ…「活躍できる環境」になって来ました。情報の発信が、簡単に…誰もが出来るようになった為です。「逆も真なり」…

だから「市場の総意」の実験をしたのです。皆さんの多くは「情報は与えてもらえる」と思っているようです。自分が精査して、自分の頭で考えて、その様々なデータなどの情報を整理して…理解して、行動をするのが「投資の原理」です。「市場の総意」と言うものは、皆で未来を創るものだ…と述べましたが、この意味を理解できない人が「殆ど」です。東大法学部を出ていても、駄目なのです。

なるべく…分かりやすく、かみ砕いて…伝えているつもりですが、会員で20%ほどの確率かな? 一般読者のラベルでは2%~3%程度かな? それ程、狭き関門なのでしょう。その情報の書き手のカタル自身も「負け組」です。でも…最近はその精度も、かなり向上して来たように…感じています。

「ニューテック」(6734) の日足

例えば…2回前の「会員レポート」かな? 11月30日に書いた原稿ですが、かなり「良いライン」に来ています。木曜日にTOBが発表されて…金曜日にストップ高の「ニューテック」(6734)は、カタルの「会員レポート」銘柄です。

11月26日の日証金の検索データ

この株の発見は「日証金データ」からの検索です。11月25日ですから…26日にカタルは知っています。そうして…30日の会員レポートで採り上げたのです。日証金データの説明は、後で少しだけ補足します。

しかし会員からは「一人」だけですが、メールを頂きました。でも…一度は株を買ったけれど、発表前に売ったそうです。カタルと同じです。カタルも1000株を買ったのですが、その前に「微益」で、株を売っています。しかし…事前観測で、その説明をしてレポートで実際に採り上げて、株を買ったことは事実です。

その解説の一部分です。「この内容で…現在の時価総額は37億円しかなく…持っている現金は30億円以上あります。しかし借り入れは1億円を少し…超える程度です。誰が考えても安い株です。ただし買う場合は、株価を上げずに…株を買うのは「大変」です。この株も「光通信」(9435)が持っていますが、「光通信」が買っている株は「財務内容」が良く…割安株ばかりです。一応、紹介しておきます。」と述べています。

「SHIFT」(3697) の日足

この回には、同じように、まもなく「SHIFT」(3697)が「底入れ」をするかも…知れないと書き…、実際に1000円から打診買いを始めたことを公開ページでも述べています。実際に木曜日、金曜日と…株価は反発をして1000円台に復帰してきました。「対比する構造」として「タイミー」(215A)は。空売り筋に「歩」があるとして…書いています。しかし…同時に本当に「空売り」かな?…と疑問符目線で、両者を比較しています。

こんな事を並べたら…キリがありません。皆さんの多くは、何を語っても「馬の耳に念仏」の口です。情報の意味も、その使いかたも分かっていません。故に、情報は「諸刃の剣」だとも述べています。書いている本人が、時間軸は正確に把握できません。でも…ドンドン、時間軸の遭い方が…ピッタリして来ました。この理由は、カタルの考え方と世間の風、市場要因が「改善」してきたからです。

「ジェイドG」(3558)を、利用して…相場の「成り立ち」を理解して欲しいと考えています。まだ「底入れの確認」は、取れていませんが、通常は、既に「底打ち」でしょう。様々なデータが、その事を伝えています。この銘柄は「相場の成り立ち」を勉強するのに、良い教材でしょう。だから「市場の総意」の実験に、利用したのです。皆さんには、今は分からなくても良いのです。あとになると…必ず、何故、カタルはこの段階で「皆さんに伝えているか?」分かる日が来ます。

「名村造船」(7014)の週足

全部、そうなのです。「名村造船」(7014)は、あまり利用をしませんでしたが、見事に30倍以上になった…のでしょう。まぁ、偶然が重なった結果です。ただし…その時間は、5年は掛かっています。 こんなものなのです。ようやく…「野村証券」(8604)は2倍程度になって来ました。しかし…時間が掛かっていますが「7%の世界」(10年で2倍)が、金融の世界の合格点です。

「ルネサス」(6723) の日足

最近は、売買主体に合わせ…「ルネサス」(6723)や「デンソー」(6902)を、皆さんに事前告知をして有言実行です。「損をしない投資」では、実際に株を買っています。何回も述べていますが、会員の方でも、情報の扱い方を間違っています。

「デンソー」(6902) の日足

損をしない投資では…今年の初めかな? 「ジェイドG」を、1150円で1000株を買って、その上の500株も買って、その500株を1750円で…一旦は、利食いをしました。株価が下げた10月は、更に…株を買おうとして「買い指値」を入れたのは1150円でしたが、その時の下値は1243円かな? 届きませんでしたね。

 「ジェイドG」 (3558)の日足推移

故に、更に買うのを諦めたのです。そうして…今は1150円の買いを「現物株」に変えました。その8割ですから約1437円が、今回の下値の可能性が「高い」のでしょう。実際は…木曜日の安値は1324円でした。まだ分かりませんが、たぶん…木曜日の1324円が、今回の「分岐点」なのでしょう。その理由を解説しましょう。

「ジェイドG」(3558)の 会社四季報の前回(上)と今回(下)の比較

まず四季報から…その変化を観ましょう。上が前の観測で…下が新しい最新号です。負の「のれん」を1億円ほど見込み…最終利益は8億円から9億円に増やしていますが、売り上げは20億円増を見込んでいます。しかし営業利益は変えていません。「ロイヤル」の分の売り上げは計上しましたが、損益は、プラス・マイナスが「ゼロ」と評価しているのでしょう。しかし2027年は190億円から260億円に70億円増えますが、営業利益を4億円増やしていますから、ロイヤル分のプラス効果を5.7%の利益率として計算しています。

此処で…実際の実績は、中間期89億円の売り上げに対して10億円の営業利益率ですから、その実績値の11%を超えていることは、あまり考慮してないようです。通期で…ロイヤル分を買収は、損益を4億円と…5%程度で計算しています。でも…不思議でしょう。マガシークの改善効果も統合の「相乗効果」も見込んでいません。物流システムの合理化も、無視しています。まぁ素人が見ても、かなり「控えめな」四季報の観測報道です。

しかし192億円から170億円、190億円の横ばい観測から…曲がりなりにも192億、190億、260億と増収評価で…最終の一株利益は55円から87円、そうして116円です。3年間で2倍以上ですよ。先ほど…10年間で2倍の7%が金融の世界の基準だと述べました。

しかし「ジェイドG」の株は3年で…「倍増」以上の評価です。東洋経済は、曲がりなりにも…一般の基準になります。まぁカタルに言わせると。素人領域ですが、こんなものです。間違いなく…時価総額は260億円以上に、なるのでしょう。つまり発行済み株式総数は…1148万株ですから…株価は2264円となります。故に…現時点のカタルの株価感覚は2000円です。四季報の記者も、それを…容認しています。まぁ…ノンビリやりましょう。

「ホトニクス」(6965 )の日足

必ず、心ある投資家が、株を大量に買いに来ます。「ホトニクス」(6965)は、ブラックロックの「株取得」報道前に…カタルは、皆さんに推奨しています。「同じこと」です。

TOBに遭った「ニューテック」(6734)も、そうです。皆さんには、「未来」が見えないのでしょうが、カタルには、事前に分かるのです。でも正確な時間が分かりません。しかし色んな資料から、その時期を推察できます。今度は…別の需給面の分岐点を物理的に考えます。

 「ジェイドG」 (3558)の株価と日証金の回転日数

この日証金データの見方は、素人に理解できないでしょうし…証券マンでも、その多くは知らないでしょう。だから皆さんは「ラッキー」ですよ。カタルは「ケチ」ではないし…非常に「オープンな性格」です。だから、赤裸々に真実を追求しようとします。知らなくても良い事まで、色々…知っています。

基本的に皆さんがワイワイ、言い出すのは「日証金の回転日数」が…3日前後まで下げないと「市場人気」にならないのです。100日以上なのは、人気株の圏外で売買の対象になりません。あの野村証券でさえ「5日」台…なのです。人気株の「ルネサスエレク」は、3日を割れるのです。だから…日証金の変化率が高い株を、カタルはリストアップして…日々の相場を観察しています。この努力に、毎日2時間以上のデータ集めの時間が必要です。毎日、この手間をかけています。

「情報」は、貴重なのです。それを無料で、ボランティアをして、手を取り、足を取り…みなさんに教えていますが、最近は3%の世界です。それでも…一般の1%ラインより、高いのですね。


「3Dマトリックス」(7777) の株価と日証金の回転日数の推移

通常、不動産用語で、「千三つの世界」と言います。その程度なのです。つまり…5000人の読者が毎日、カタルの原稿を読みますが、理解できる人は、15人ほどは居るのでしょう。参考に…人気株の「3Dマトリックス」(7777)も、掲げておきましょう。これを観ると分かりますが、回転率が鈍って…しばらくすると「株価」は上がって来ます。参考にして下さい。

必ず、当たる訳ではありません。株式投資は難しい世界です。

来年、初めまで。基本的に30日の大納会まで…「ジェイドG」の株価が、先の安値の1324円を下回らねば、今回の安値が確定します。通常は安値を付けて、「2週間の我慢」が必要です。二つ以外にも、有力な証拠がありますが、今回は18日に発売された四季報の業績データと株価と、日証金の回転日数の需給面から…つまり「ファンダメンタル」と「テクニカル」の二面から、ジェイドGの株価を解説しました。

ついでに金曜日は、何故か…分かりませんが、多くの銘柄の大引け段階で、「クロス商い」が成立しています。

一例を掲げると…ルネサスエレクの大引け(2037.5円)の出来高は637万3700株でした。一日の出来高は1132万2200株なのです。つまり…56.3%が「大引け」なのです。あの「日立」(6501)も541万株に対して…1232万株です。44%が大引け関与でした。たぶん…クリスマスを控えた、ファンドの整理でしょう。故に…「新しい相場」が、来週からスタートすると考えています。

自動車株は、なかなか…「強い動き」ですよ。「デンソー」(6902)も注目されます。一番、注目されるのが…「3Dマトリックス」(7777)の攻防でした。面白かったですね。カタルは318円と308円で、2000株ずつ…株を買ったのです。この数日間は「値押さえ」の動きが、作為的に行なわれています。

理由が、何かあるのでしょう。どんな理由か…分かりませんが、カタルは「大物になる」と思っているから、注目株として、売買を継続させています。

まぁデータも観方から…「市場の総意」までを語りました。みんなで「未来を築く」のです。共に頑張りましょうね。また…明日。

カタルは軽井沢にスキー場に行ったのですが…孫は初めてのスキーですが、カタルの指導もあり、もう一人でリフトに乗って、初心者コースですが、一人で滑れるほどになりました。何しろ、カタル君は高校時代に毎週、スキー場に通ってバッチテストを、先ずは2級を1月に…そうして2月に1級を取ったのです。

カタルの時代は、「指導員」などの制度もあったのですが、泊りで、年齢制限があったのかな? だから1級止まりでした。まぁ普通のゲレンデなどは、どのコースも滑れます。でも35度を超えるような崖は、通常…35度を言うと、そんなに「急に」思えないでしょうが、自分がその場に立つと、「真っ逆さま」に、落ちる感覚です。転んだら…そのまま転落です。途中で止まれません。だからパラシュートを付けて、冒険家は滑降するのでしょう。

でもモーグルの選手のように…こぶを滑るのは大変です。もう年だから、無理でしょう。膝が「言う事」をききません。一度だけ、浦佐のこぶで「体を投げる感覚」を掴み…滑ったことがあります。反対側に体を飛ばすイメージです。浦佐のこぶは大きく…身長ぐらいの所が多くありました。

2日間、経過して…「ふくろはぎ」に、今は筋肉痛です。お陰で、孫と仲良しになれました。やはりカタルには残された時間が少ないから…誰か、若い人が「本物の世界」に、行ける手助けが出来るなら、それで「良し」でしょう。

皆さんの中で、「意欲のある若者」が、挑戦すれば良いですね。しかし…メディアは「嘘つき」ですよ。競馬・競輪と、株式投資は違うのです。カタルは「本物の投資家」に育って欲しい…と願っています。…と言う事で、本日はお終いです。また…明日。



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