今日は「此方のニュースを題材」に…今の日本人の「投資心理」を推察してみます。今は「不安の壁」をよじ登り…日経平均株価は、あと400円ほどで「新高値」を付けます。既にTOPIX指数は新高値です。しかし…多くの日本の個人投資家は「2度の試練」(昨年8月と今年4月)を耐えましたが、その「トラウマ」が、我々の心に残っています。
故に…どうしても「利食い急ぎ」になります。既に…懐かしき昭和30年代のワクワク感が溢れる「高度成長」時代を知る人は、限られた人達です。
この35年間の「失われた時代」は「現役世代」が「総入れ替え」になる時間です。社会人になって「頑張って」働きました。しかし…なにも「恩恵」がなかった時代でした。なかには居るのですよ。でも「先着1名様限り」の社会環境で、成功するのは「ソフトバンクG」(9984)の孫さんのような…限られた人達です。
その他大勢の成功者は、この時代では誕生しません。あまりに「成功者の壁」は、高く聳え…何回、挑戦をしても、その度に「挫折」をして来ました。まぁ、カタル程度の努力をする人間は「ごまん」と居ます。でもその多くは「高み」を観ずに…厚き壁に弾かれます。
ようやく…待ち望んだ「名目経済」が定着する…瞬間に我々は立ち会っています。馬鹿な「実験」を永遠と…よく続けたものです。その歴史と言うか…軌跡が日経平均株価に現れています。日本の「失政」は1980年代前半に「japan as no.1」と言われた社会学者エズラ・ヴォーゲルの本が1979年に誕生した直後に…「日本は方向転換を図るべきだった」と思っています。
あの当時は、優秀な「政策官僚」が、お金を適正に配分をして「社会基盤」の整備から、一連の公共事業投資により…日本は「経済成長」を続けてきました。敗戦の荒廃から…立ち直った政策は、米国の庇護の下でしたが「奇跡の復興」と言われるほど…見事なものでした。池田勇人の「国民所得倍増計画」(1960年12月)や、田中角栄の「日本列島改造論」(1972年6月)などです。
「時代背景」と、お金の配分が正しければ…「名目成長」は加速を続けます。そうして、この社会学者社会学者エズラ・ヴォーゲルの本が、世の中に広まった時に、浮かれずに…日本は「構造改革」に着手すべきでした。今から思うと…あの時の「日米貿易摩擦」は、構造転換の「チャンス」だったのです。1986年の「前川レポート」の前に改革を実行すべきでした。
この時代に「アジア圏の覇権」を考えて…「経済活動網」(市場)を、日本から中国、アセアンに広げるなら…良かったのでしょう。でも結果は「プラザ合意」を強要されて、イヤイヤ…の「対処療法」の政策を採用して、「抜本的な改革」を実現できませんでした。それが元日銀総裁、澄田智の失政です。あの利下げは、単なる時間稼ぎの「対処療法」なのです。まぁ…正確に語ると長くなりますから…ここで、やめます。

そうして三重野元日銀総裁は、市場原理を無視した政策を実行し…バブルの傷跡を更に広げました。一気に…この時に銀行の「不良債処理」を加速させる「大切な時期」に…阿保が、上に居ると「末端の国民」は苦労をします。
だから仕方なく…日本人は「生産基地」を中国に移転しました。これが「空洞化」現象です。そうして「就職氷河期」に続くのです。ようやく…竹中の「強制的」な「不良債権処理」で綺麗に「バブルの後処理」が完了したのが「みずほが倒産する」と言われた…2003年でした。この5月から株価は反転を開始します。
しかし「リーマンショック」を受けて…また政策当局は「失政」を繰り返します。
日本は不良債権処理を終えて、綺麗になったのに…政策当局は「収益還元法価格」まで下がった不動産を、一部の「投げ売り」の価格を基準に「清貧思想」を強要しました。だから新興不動産財閥の「ダヴィンチ」が「見せしめ」になったのでしょう。その為に…日経平均株価は2番底の6994円を付けるのです。
そこからまた低迷期間が続き、「安倍政権の誕生」で復活路線です。しかし、この痛手が大きく…なかなか「名目経済」が定着しません。あと一歩です。コメの価格上昇は、正常な名目経済の現象ですよ。メディアの物価高批判は、間違っています。たった年率で2%の上昇に過ぎないのです。
この政策官僚の間違った「トラウマ」の結果、うまれた清貧思想の為に、また「回復の時間」が延びたのです。まぁ「野村証券」(8604)の株価が、なかなか「正当評価」を受けない筈です。同じことが、「日経平均株価」の指数にも言えます。
「船株の謎」も、同じ背景があります。一見すると「分かり辛い」繋がりですが、「市場の整合性」の考えを通すと…そういう結論になります。分からない人は、流しましょう。何れ…カタルの語っている相場観が、理解できるようになります。つまり…「失われた時間軸」と言うのは、それくらい「大切な時間」であり、次のステップに向けた「準備期間」だった訳です。
だから今回は、まだ…「実質賃金」がプラス圏になりませんが、最低賃金の引き上げなどを通じて…何れ、物価の上昇を超える「賃金上昇」になります。
だから、カタルは働かない「年金族」から、「働く若者」に、所得の移転が起きると述べ、年寄りは物価高に対して、その生活手段として…「株式投資」で目減りするお金の価値を高めれば良いのです。
その為に「野村証券」(8604)だけを「買って置けば、良い」と…ずっと、「同じこと」を言い続けています。3年で2倍なら、物価の上昇より「遥かに」上なのです。ここから3年間をかけて…2000円の相場を目指せば良いのです。博打とは違いますよ。経済活動の一環です。
カタルは面白くないから…「楽しみながら」利殖する道を探っています。
「ジェイドG」(3558)の…あと2年も「待てない」人間です。でも一つの口座だけは「株を買い続ける」と述べています。1万株から「スタート」しました。その状態も、会員には伝えています。今日も「益出し」をして、100株だけですが「持ち株」を増やしました。何れ、この口座の利益は大きく増えます。年後半は「楽しみ」なのです。
皆さんは、その休む「調整過程」の時間を、タップリ…味わっています。この「待ち時間」が「相場を育てる」…時間です。時間軸の概念をしっかり把握しましょう。自分の時間ではありませんよ。あくまで…市場が測る時間です。
同じことが、「3Dマトリックス」(7777)にも、言えます。カタルの選択とは、違いますが、この株は「大きくなる素質」を秘めています。今日の出来高が、また注目されます。何れ、1000万株、2000万株の「大賑わい」になるのでしょう。昨日は500株ずつ…の「身の丈に合った」買いものを入れました。大引け間際まで…株を少しだけですが、増やしました。
更に、今日は「大阪チタン」(5726)を200株ずつですが、1650円から随時、買い始めています。本当は1700円を超えてから、やろうと思っていたのですが、「まぁ…良いか」と思っています。やはり「ジェイドG」(3558)の株価が上昇してきましたから、「気分」が良いのでしょう。人間なんて…単純なのです。
先日、述べた「訳の分からない」上げの「エンプラス」(6961)を、滅多にしない「空売り」ですが…5400円でしたのです。そうして…予想に反して株価が上がったので、微益の5350円で「買い戻し」ました。でも今日の下値は5140円まであります。
逆に「買いたい」と言った…「大塚HD」(4578)は、今日も株価が上がっており…260円高の7563円です。あの日の寄り値は7190円です。こんな遊びでも…カタルは「事前告知」をして…実際に滅多にしない「空売り」をやりました。「有言実行」です。
皆さんは、カタルレポートを「上手に」活用してくださいね。
昨日は「北海道電力」(9509)を買った読者からお礼のメールが届いていました。良かったですね。カタルも、嬉しい…のです。もう馬鹿なレベルの人間はやめて…「大人の対応」をしましょう。カタルだって…良く「間違って」います。こんな事は「当たり前」の話なのです。
でも株で損をしてないカタルは、もう直ぐ「卒業」だろうと思っています。
今回、手にした新しい武器は、なかなか…の正解率です。今は「様々な実験」をしています。5月に述べた…「ベイカレント」(6532)その後、高値を付けたのですが、あのあと…度重なる「ダイヤモンド」から「嫌がらせ」と思われる攻撃を連読して…書かれていました。その為に、株価は「調整」を強いられ…どうなるか?

カタルの最大の関心事でも、ありました。
カタル自身は「データセンター」から半導体、そうして…「DX」は欠かせないアイテムと思っています。だから気になっていたのです。でもやはり「時代の流れ」は正直です。これが「時代投資」ですよ。時代が求める…産業を応援するのです。その選択も「正しい価値」を把握して…取り組まねばなりません。
その事例として「ジェイドG」(3558)は「相応しい教材」だと思っています。調整過程の試練の時間を経て…「復配」と言う株価変動率が高い場面を持ち合わせ…尚且つ、売上高と時価総額の市場評価の話を、理解する為の教材として「マズマズ」でしょう。この株が2000円台になると…皆さんは、かなり「手持ち」玉が減るでしょう。これが「時間軸の試練」の効果です。
失われた35年間の時間も同じです。だから最後は「NTT」(9432)でも良いと述べています。必ず、「過剰流動性相場」になる素地があります。その時は、この「NTT」が4桁になるのでしょう。なにを馬鹿な…と思うでしょうが、それが「資産効果」です。
その代わり大型株ですから、「時間」は、かなり掛かります。「バフェット」時間です。われわれ…貧乏人の「朝三暮四」の世界の時間とは、違います。「ジェイドG」(3558)のたった…2年も待てない人間が、「NTT」の時間を、我慢できるはずがありません。
試練の時間は「未来の楽しみ」なのです。

「3D」(7777)の相場の時間の話をしようと思ったのですが、「解説する時間」がなくなりました。ヒントだけ…示しておきます。この「上髭」効果が、「ふるい」の効果になります。仮に大商いで、一気に「283円をクリア」したら、売りたくなりますが、たぶん…「買い乗せ」が、正解なのでしょう。
そこから一気に643円の「奪回相場」のスタートです。まぁ最大の狙いは、今回は「此処まで」です。この「a」と「b」の場面はナカナカの「目先の緩み」です。
この…「行きそうで」…「行かない相場」は、良い「肥やし」になります。こんな程度で今日はお終いです。また…明日。
やはり「日産東京」(8291)も来ていますね。確か…「村上ファンド」だそうですね。会員の方、は知っているでしょう。必ず、「儲かる株」として…含み利益があり「解散価値」が株価を大きく超える株です。こんな株は「腐る程」…あるのです。投資のやり方は、色んなやり方が在ります。まぁノンビリ構えれば…良いのでしょう。又ね。