BASEの魅力

時代が大きく変化しており、政策当局の対応が難しくなっています。そもそも…いきなり脱炭素化からEVなどへの方向性に舵を切ると…色んな弊害が同時に生まれますが、この指摘はあまり報道されていません。

田中化学(4080)の日足推移

「田中化学研究所」(4080)の株価が、昨年後半から人気になって来ました。ご存じの方も多く居られるでしょうが…株価が低迷していた頃のカタル銘柄です。住友化学が高値の時も支援をしていました。(今は買っては駄目でしょう)

リチウムだけでなくニッケルも高騰し…半導体だけではありません。車が繋がる車になり…通信料だけでなく、車の生産メーカーは5Gの特許料を求められています。日本製鉄は有望な分野なのです。これもあまり報道されていませんが、車の「電磁鋼板」の不足が言われています。モーターなどの生産に欠かせません。EV化の進展は多くの半導体が使用されます。

カタルが注目した「新電元」のパワー半導体も、その一つです。目先の決算数字の期待感が剥落して株価は下げましたが、こんなものは時代の流れに関係ありません。パワー半導体の需要はうなぎ登りです。馬鹿は「時間軸の把握」の仕方も分かりません。これは非常に難しい分野です。

FRBもそうです。今、市場は利上げに過度に怯えています。市場に動揺を与えたので、大きな「第一目的」をFRBは既に達成したと…市場原理派のカタルは考えています。3月に利上げをする必要はないかもしれません。

まぁ、やっても0.25%が限度です。この判断は難しいですね。市場がどう反応するかで…対応が割れます。インフレの数字は2月も高いままでしょう。しかし…市場が過度の要求している7回とかの引き上げは意味がありません。

そもそも…昨年の春にリバーレポの取引額が急増したところが限度だったのでしょう。FRBのパウエルは馬鹿じゃないかと思います。バイデンも似た印象を持っています。こんな話もあります。

バブル崩壊の時に…日本の三重野元日銀総裁は、こんな環境の時に…強引に利上げを実施しました。金利が低い事が日本の問題点の焦点ではなかったのでしょう。あの時には銀行の「貸し出し姿勢」を問うべきだったのです。金利が低いから投資が加速したことも事実ですが…むしろ貸し出し競争が問題だったのです。

今の米国の状況も似ています。既に市場は大きく反応をしていますから、慌てて…過度の対応をして、金利引き上げの引き締めを強引に進めるとオーバーキルになり、市場の火種を消すことになります。だから…3月の引き上げは難しいですね。0.25%が妥当か…あるいは金利を引き上げないか…の選択でしょう。

0.5%の引き上げは、無用な対応でしょう。カタルはそう考えています。市場との対話の話です。3月時点で株価が高かったなら…逆に引き上げ幅を0.5%にあげても良いのでしょう。今はむしろ…「オーバーキル」を心配すべきです。

一方、岸田首相の新しい資本主義の提案者は原さんと言う説が一般的です。此方ですね。彼は他にも四半期決算についても語っています。検索をすれば…色んなレポートが出てきました。此方もその一つです。

要するに…未来図と言うのは正解があるわけではなく…その場、その場で…対応が変わります。カタルの述べる市場原理主義と言うのは、株価の動きが正しく…この株価を上げ続ける政策が正しいと思っています。株価は合理的に動いています。世界中の識者が競って…表現されたのが株価です。ノーベル賞の受賞学者が正しいわけではなく…市場が正しいと考えて…その意向に沿った対応をすることが市場原理主義です。

既にNY株価は下がっており、テーパリングが完了もしてないのに、次々に…未来の過度な予想まで、市場は織り込み始めています。だから金利高=株高になった時に、今の現象が終わりになります。

ここ2日間は、ウクライナ侵攻も絡み…過度に市場は揺れています。しかし待機資金は豊富にあり…既に至る所で…新しい動きが見られます。

例えば此方なんかもそうですね。先日、ソフトバンクの株価を大きく押し上げたアリババ株の上昇は中国政府系のファンドが中国上場の中国株(アリババなど)を買ったからですね。この滴滴グローバルの株をテンセントが買った動きも新しい動きです。分かりますか?

皆さんの認識は後追いをします。株は「知ったらお終い」なのです。市場に利上げ懸念が広がり、市場参加者がその事態を認識したら…既に次の展開が始まっています。問題はそのタイミングです。時間軸の話です。冒頭の指摘した田中化学もタイミングの問題です。

今の焦点は、新しい動きが鮮明になるのはいつか?

マザーズ指数の日足推移

今なのか…それとも3月なのか? カタルは1月のCPIの発表を受けて2日間連続で大きく株価が下がり、二番底を確かめに行っている今だろうと考えている訳です。だから大きく売り込まれたマザーズ指数が値戻しするだろうと思っています。その筆頭は何か? 

ソフトバンク(9984)の日足推移
メルカリ(4385)の日足推移

カタルが正しいわけではありませんが、4つの選択肢として「ソフトバンク」(9984)を筆頭に規模で「メルカリ」(4385)も掲げ始め、「BASE」(4477)と「サイバーダイン」(7779)を取り上げています。それぞれの日足チャートを付けておきます。他にも選択肢はあります。

BASE(4477)の日足推移
サイバーダイン(7779)の日足推移

当然のことですが…金利高でインフレ型の経済環境は続きますから、本流はあくまでも金融・証券・不動産の3点セットで、具体的には「三菱UFJ」(8306)や「野村証券」(8604)、「レーサム」(8890)などでしょう。

さらに資源関連では「INPEX」(1605)、「石油資源開発」(1662)なども範疇に加わります。最近では中国の鉄鋼生産復活を視野にして「大平洋金属」(5541)を買う動きもあります。この中には「日本製鉄」(5401)も含まれますね。何も…高利回りだけでないのです。電磁鋼板やタイの電炉買収など未来図も揃っています。

勿論、ここでは…船株は今の時代にピッタリです。だから…必ず、見直されると思っています。

メルカリの業績推移

自分の好みを取り上げよう…と述べています。本日は昨日の続きを書きますね。例えばメルカリです。こんな感じですよ。昨日のアマゾンの事例の事前知識がありますから…カタルが説明をしなくても読者の皆さんなら分かりますね。凄いでしょう。

BASE(4477)の業績推移

でももっとすごいのはBASEです。BASEは若い会社だから…4期分ですが75.9%の平均増収率です。メルカリは確定分の4期分は48.27%ですね。見えている分の確定分では…5期分では54.62%です。

カタルはハイリスク人間ですから「際」(きわ)を狙います。

昨日紹介した終価係数で計算すると…あら、大変です。

BASEに100万円を投じて…10年後は2億8356万円です。20年後は天文学的な数字になります。804億1124万円ですよ。一方、公正にメルカリの直近4期分として10年後は5134万円です。更に20年後は26億3673万円ですね。

何故、BASEが馬鹿高値の3448円の5倍の17240円の馬鹿高値を付けたのか? その理由が分かると思います。カタルはあの馬鹿高値を批判していましたが…最近は観察しており…600円で恐いので最初は200株だけ買って、買い下がりました。そうして500円が基準だと述べています。そこから2000株単位で株を買い始めて…金曜日は5000株単位に引き上げました。でも恐いから余分に買った1万株は損をして投げました。

でも…明日は、更に買う予定でいます。もっとガンガン下がれば良いのです。でも奇妙な事に気づきましたか?

ソフトバンクは木曜日に大きく反発をして…4584円から、なんと1155円も高い…5739円を付けました。(25.1%上昇)サイバーダインはどうでしょう。これは先行しており1月20日が安値で307円を付けて、揉み合いを経て金曜日に386円と一段高しています。(こちらも25.7%の上昇)

一方、業績悪で売られたメルカリはまだ底入れしているか分かりませんが…3485円~金曜日は3930円の高値でこちらは陽線ですね。(12.7%上昇)ソフトバンクは陰線ですが、サイバーダインとメルカリは陽線でした。

一方、カタルが期待したBASEは寄り直後に481円まで買われていますが、引け際には大きく売られ…408円を付けて412円の窓を埋めていました。カタルには「最後の抱き」の「大陰線」に見えます。しかも出来高も1837万株です。(しかし安値を更新中…なのです。)

素晴らしい…形です。

教科書に相応しい「出来栄え」にみえます。これで株価が反発をするなら…月曜日は格好の外部環境の「お膳立て」が整いました。米国株の2日間連続安です。更に金利高にウクライナ侵攻も重なっています。大きく下がると面白いですね。350円ほどまで売られれば…完璧ですが、393円に壁があります。もう…恐くはありません。たぶん…テンセントなどと同じように…藤田さん達が買うのでしょう。カタルはそう考えています。

ただ…ね。この話は相場観から来る分析にとどまっています。詳しく会社の中身を精査したものではなく…カタルは判断を下すために詳しい分析はしていません。四季報数字に…チャートのみ、の簡単な分析です。詳しく見るのは…大変な労力です。僅か5万株を買ったとしても2000万だから手間を考えたら…この程度の金額で時間を掛けて…更なる精査などはしません。

だから…カタルの「勘」止まりのレポートだと考えてください。(卑怯かな?逃げを打っているように聞こえるかな?)

このレポートを書く為に、先週の会員レポートに続く続報ですから…それでも、結構、時間を掛けて考え方ながら…原稿を綴っています。たぶん…この選択は正しい筈ですが…カタルの「時間軸の読み」は、完璧ではありません。所詮、無料のレポートなのです。大きな期待をかけてもらっても無駄ですね。でもカタルの信条として…この時間を使った「精一杯の限界」に挑みました。

酒田五法には、時代を超えた「英知」が眠っています。一見すると強そうな形に見えますが、最後の抱きのイメージで、しかも…大陰線です。もっとも肝心な事は出来高が伴っていることです。馬鹿は株価を観て未来を判断しますが…肝心な出来高はごまかせません。

カタルはBASEが高値を付けてみんながワイワイ言っていた時に…なんと言っていましたか? こんなバカ株価を批判していたはずです。時間軸は外れましたが同じサイバーエージェントの参加の「マクアケ」も大批判をしていました。

でもあまりに下げ続けるマザーズ指数を観て…BASEの株価に関心を持ち始め…ロコンドと比較していました。2社の比較チャートも掲載をしました。その批判をしていたカタルが…600円~僅か200株ですが打診買いを始めたのです。そうして500円前後から2000株単位で買い始め、金曜日は、そろそろ…と判断をして、ついに熱くなりました。420円の5000株の買いは、残したままです。

そうして月曜日も買い続けます。事前宣言です。

ただ貧乏人のカタルは担保がないから…どうするか? 貧乏人はいつも選択に困ります。困った問題ですよ。ほんとうに…早くこの貧乏な極貧生活から脱出をしないと、かみさんの気持ちが持ちません。

既にコロナの疑似陽性を為に、濃厚接触者になり行動が制約されて、精神的に追い込まれているようです。馬鹿な岸田の判断の為に…末端の国民は苦労をするのです。馬鹿総理に見えます。欧米では濃厚接触者の行動制限などないのです。やはり狂っている日本人の感覚です。おばあちゃんは元気でピンピン、僅かな微熱で疑似陽性の認定など、もう決断が出来ない総理に見えます。

それに引き換え、選挙を控え…前菅総理は75歳以上の医療の負担分を1割から2割に引き上げて…メディアにやさしくない原発の汚染水の海洋投棄を決定しています。やはり素晴らしい決断です。

何故、日本のメディアは官僚寄りの報道姿勢なのでしょう。あなた方のメディアの中でも、いろんな意見がある筈です。NHKもそうですね。もっと真剣に日本の未来を考えた報道をすべきでしょう。

カナダのストライキは、フランスに派生し…時代の変遷を感じています。この変わり目にコロナが発生して、様々な問題が発生しています。面白いですね。時代の選択と言うのは…カタルはソフトバンクの孫さんを…ARKKのキャシ―・ウッドさんを支持した選択を…この時期に下します。ですが…冒頭の田中化学の時間選択も間違っているカタルです。

いつも事前に未来図を語り、その通り行動をして、成果を挙げられるなら本物人間になれます。果たしてカタルの挑戦は終わりを迎えることが出来るのかどうか…。そろそろ…かみさんも疲れたようです。神様…そろそろ光をお願いします。また…明日。



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