認識が違う報道…市場の整合性

奇妙な事に、カタルの「基本認識と違う」記事を発見しました。此方です。この記事は半導体に関するものですが…同時にドル高の対応の話です。しかし…韓国と台湾は対象になっていますが、日本が主流ではありません。たぶん半導体を中心に、記事が構成されているから、韓国と台湾なのでしょう。でも基本認識がカタルとは…違うのです。

半導体業界は、稀に見る「好環境の為」に、爆利益が誕生して…各社は一斉に設備投資に動いています。だから半導体の設備投資関連は2年ほど、かなりの高収益のバカバカ…ですが、これだけ一斉に「先食い」をしたので…生産量も、設備投資もピークアウトが予想される来年前半頃から、非常に「苦しい展開」を迎えると思っています。

ただ最先端の分野は、なかなか落ちません。やはり一流どころの株価は強いのです。問題は「2流」、「3流」です。この2流、3流の爆利益の「おこぼれ組」は、あっという間に転落する筈です。

この報道で意見が分かれるのが、中国の観方です。

中国は落ち込む経済を支える為に大変です。でも通常の景気後退ではなく…安全保障が「市場の課題」になっていますから、新規の設備投資は、余程でないと起こらずに…むしろ逃げ出す企業が、流入するお金より多いと思っています。日本に回帰できるところは、強い産業でしょうが、仕組み上、コストに合わないところは、ベトナムなどの選択肢があります。

ロシア制裁で…多額の損失を計上した現場を観ている経営者は、果たして中国の依存度が高いまま…放置できるかどうか…。日本企業の多くは、空洞化の時代に多額の投資を中国でしています。この為に中国からの輸入が、常に日本の「貿易赤字」になっています。基本は日系企業の逆輸入が主体でしょう。ですが…ダイキン等、強い企業は国内回帰を始めています。

日本の景気を盛り上げるのは、いくつかの選択肢があります。例えば…海外にある利益の国内還流を促進させる「リバランスの優遇政策」です。今の情勢では国内回帰を考えている企業も多く、円安ですから、この政策は「爆発的な効果」を生むはずです。

リクルート(6098)の日足推移

そうすると…日本は「人材不足」が常駐化し…常にある状態ですね。「人材の獲得合戦」が始まります。既に九州地区では始まっていると思っています。台湾のTSMCなど続々大型投資です。だからカタルは「リクルート」(6098)を、「参考銘柄」に掲げて観察しています。株価は下値圏ですから…時間が掛かりますが、リスクは少ない銘柄です。

デンソーなどは、今回、サプライチェーン問題を抱え…半導体の在庫の積み増しをしています。どのメーカーもそうです。これは一過性の特需です。

既にパソコンなどのコロナ関連特需が終わり…携帯電話需要も頭打ちで…末端の製品の販売を手掛ける半導体業界は「青色吐息」です。とてもとても…予定していた設備投資は中止でしょう。だから半導体の設備投資で潤っていた2流、3流銘柄は「空売り」の対象になります。

今ある受注など…は、「キャンセル」の可能性が高いのです。カタルはレーザーテックのような頂点の企業でも「疑心暗鬼」なのです。米国の半導体投資がこれから起こりますが…同時に中国などは「先細り」です。日本は中国の依存度が高いのです。だから冒頭の「ロイターの記事」を観て…おかしな記事だなぁ~と疑問が湧きました。

これが市場の株価動向に、どう影響を与えるか?を観るのが…「市場の整合性」の考え方です。世の中の動きは、みんな連鎖しています。互いに干渉し合って一定の方向性を模索して動いているのです。

もう一つ…今回の「会員レポート」で触れた…基本認識の概念を伝えるレポートを、今朝、発見しました。この記事の事を会員レポートで述べています。先ずは、その記事を読んでください。

何故、お金の活動が活発化するか?

「貨幣乗数効果」が、日本でも、ようやく…上がるようになります。物価高が人間の行動を後押しして…行動を促すのです。だから年金族は生活が苦しくなり…働く若者に、所得への移転が進みます。問題はこの移行速度の話しなのです。

例えば…本日の日経新聞の一面にも、掲載されているノジマのベアを「前倒しての物価対応」を急いでいます。日本人と言うのは、誰かが動くと、その行動を観て…「右に倣え!」なのですよ。「みんなで…渡れば、怖くない」たとえ赤信号でも…集団行動になります。

法人企業統計から

しかも内部留保は、使えきれない金額です。513兆円ですからね。現預金が246兆円もあるのです。設備投資や自社株買いが増える理由の一端です。みんなが、始めたから…「我が社も」しなくては…世間から「批判をされる」だから…「横並び」の対応です。

この日銀と物価のレポートは非常に重要です。日本は33年間も…眠っていました。企業物価上昇を消費者に転嫁すると…そっぽを向かれます。だから、恐くて「先頭を走りだす」企業は、いませんでしたが…社会の認識が変わっています。

金持ちは敏感ですよ。やはりお金持ちは、みんな「賢い」のです。 カタルのような馬鹿ではありません。物価が上がるなら「資産インフレ」が起きますから、手持ちのお金を「資産投資」の配分をします。銀行から借り入れを起こしても…採算に合う「金利裁定の株価」水準なのです。配当利回り投資という事はそういう事です。

10億円単位でお金が動き出します。だって自己資金が3億円程度あれば…あとは銀行が低利で融資してくれます。配当金を貰えば、金利分を引いても手元に残ります。あとは株価変動のリスクだけです。でもその企業の株価も、「純資産割れ」ですから…この純資産を株価が上回るまで、株価の上昇は続くのでしょう。

よって…日本株は38915円を超えて、ウハウハ…です。海外投資家もバフェットだけでなく…皆が日本株を買うようになります。だから「野村証券」(8604)も経営者の資質はイマイチですが、世間の風で潤います。

みずほ(8411)の日足推移

何故、みずほ株が買い場か? もう既に始まっています。だから株価は「高値圏」なのですよ。この米国株安のなかでも…日本株は強いでしょう。識者は、世界にたくさんいます。金持ちは肉体労働などせずに…賢くお金を貯めます。働いて得たお金で、金持ちになったケースなど…世界に何処にもありません。みんな「資産投資」で、お金を作ります。先ずは「種銭」です。最初は100万円を貯めて、投資をしましょう。

ミライノベート(3528)の日足

カタルは「ミライノベート」(3528)の現物株を買うことを皆様に推奨します。信用取引ではありません。Jトラスト株になることを前提にして…現物で、株を買うのです。だからお金が必要です。

でも最低5000株です。この5000株の理由はJトラスト株の単位株100株の「最小公倍数」だっけ? 要するに…単位株が、もらえる株数です。単位株以外でも処分できますが…面倒だから、市場単位に合わせて、配分される最小の持ち株が5000株です。 昨日のミライノベートの株価が218円です。だから…だいたい110万円の投資です。

何故なら…いくら何でも「260円」程度が「妥当株価」でしょう。

Jトラストとの合併が決まり、信用取引で買っていた…お金のない輩が「処分売り」を急いで…株価が下がっています。ですが…よく考えてみれば分かります。ミライノベートの会社には現金が130億円もあるのです。ですが…今の時価評価は109億円です。おかしな事例です。みんなで、株を買って…「JトラストからのTOB」を阻止しても良いのです。0.42株しか…配分がないのは…明らかに、おかしな理屈です。

ミライノベート(3528)の業績推移

株価は流動的ですが、最低「ミライノベート」の株価は260円以上が妥当な評価でしょう。しかも…通常なら300円でもTOBをしても採算に合う内容です。この300円ならJトラ株は714円にならないと一緒になりません。だから何処かで…株価修正は、確実に起こるのでしょう。金持ちになる為に…自分の頭で考えて…賢い選択をしましょう。

カタルも月曜日から、現物でミナイノベ―トの株を買って…Jトラスト株に変えようと思っています。だって…Jトラスト株は529円です。だから222円のミライノベートの株価が妥当株でしょう。でも今は、Jトラストは12月決算で配当付きなので、10円分を割り引きます。だから519円です。よって218円ミライノベートの株価は、概ね…妥当株価です。でも…現金分で130億円の評価は「当然の帰結」に思えますから…ミライノベートの株を現物株で買います。上場廃止になって、Jトラスト株に変わります。だから5000株単位で買わねばなりません。

カタルはJトラストを買っていましたが…現物株のミライノベートも買おうと思っています。事前公約です。ただし株価が上がるなら…止めます。あくまでも株価次第です。

来年は「ウハウハ」の相場展開になり…久しぶりに活気のある市場展開が予想されます。この基本認識が出来ている人と…出来てない人の違いが、未来のお金を、得られるかどうか…の違いでしょう。金持ちは「賢い投資」をして、お金を貯めます。でも貧乏人は株式投資をする種銭を貯める…努力もしません。先ずは100万円です。そのお金でミライノベートを5000株買うなら…たぶん来年は100万円が200万円に変わっています。お金って…増える時は面白いように…簡単に増えるのです。

労働による所得を、賢い投資で…資産投資をして、最後は10億円単位でマンションのオーナーになりましょう。最初は、駅近くの鉛筆ビルで良いのでしょう。稼動率重視のワンルーム投資から始めて良いですね。

そうして金が溜まれば…銀座中央通りのブランド投資です。最低、数百億円が必要でしょう。資産価値と言うのは、最後はブランドに行きます。株式投資も同じで…3流はいつまでも3流です。だから…景気変動の波に沈みます。でも一流は、最後まで強いのです。カタルが毛嫌いをする仮想通貨でも同じ理屈です。

カタルも3流の証券マンあがりではなく…常に「一流」(本物人間)を目指しています。事前公約をして株を売り買いしています。

明日から「ミライノベ―ト」(3528)を賛同されてくださる皆様と共に…取り敢えず、215円で5000株の「買い指値」を入れようと思っています。「言って聞かせてさせてみせ、褒めてやらねば、人は育たじ」…評論家様は実践をしませんが、カタルはいつも真剣に考えて、事前公約をして…行動をし、「目一杯」の生き方を選択します。それでは…また明日。

会員の方は、新しい原稿をアップしましたから…お読みください。



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