続々と誕生する成長企業

カタルは、まもなく名目時代の幕開けと考えています。まぁ、直ぐに移行するわけではありませんが、株式市場は、既に、その兆候を示し始めています。目先は米国大統領選を控え、ブレクジットの事例もあり混沌としています。でも増額修正を受け、復配見通しが高まったアコムに、市場は反応しており、そんなに弱くはないでしょう。基本路線として、来年は名目時代が、いよいよ始まると思っています。

スマートコミュニティーの進展と相まって、飛躍的な成長期をこれから迎えます。iPhone7は、実質的に日本仕様だと言われています。スイカなどのキャッシュレス化に対応した端末です。ブロックチェーンと呼ばれる仕組みが開発され、クラウドインフラが整備されており、人類は画期的な成長期を迎えています。その為に…想像もできない時代が加速するのです。

一例を掲げると、ドローンの利用促進でしょうか? 例えば、これまでの建設現場では測量の為に、1か月程度も要していたものが、ドローンで測量して翌日には詳細な図面が出来上がるそうですね。 つまりこのケースだけでも効率は30倍です。

今は自走車の開発が進み、トラック運転手も足りないと言われており、高速道路のインターチェンジ周辺に、大規模な物流センターを構え効率配送が進んでいますが、各営業店を結ぶ自走車利用が進むと、どうなるのでしょう。IoT時代を迎え、交通量の増減に合わせた信号機の効率的な運営がされると、どんどん渋滞はなくなっていきます。そうすると、一体、どれだけの効率化が進み、生産性が上がるのでしょう。

スマフォが誕生して2007年にiPhoneが初めて発売され、グーグルのアンドロイド端末は2008年に販売されています。まだ10年も経ってないのです。この時代変化のスピードを、まずは実感して下さい。

故に、今の時代は、とんでもない「成長企業」が生まれる可能性があります。過去、トヨタもパナソニックも、成長株と呼ばれる時代がありました。この成長企業の定義は、どんなものでしょう。

株式市場のPER評価は面白いもので…PER100倍以上のものがある一方で、PER8倍とか言う企業も存在します。その違いは成長力の違いですね。基本的に増収増益が続く企業はPERが高く評価され、高収益会社だけれど、成長性は見込めない企業は、今の時代評価では、どんなに頑張ってもPER10倍程度です。

カタルは基礎株価と言う、自分なりの尺度を持っています。BPS+PERの10倍=現在株価と言うものです。だから配当をしているような企業の株価が、純資産を割れていること自体が異常なのです。だってTOBを掛けて、会社を解散し清算しても計算が合うのです。毎年、毎年、黒字で配当をしていても、配当性向が100%以上の企業はありませんから、内部留保は、溜まり続けます。だから論理的に純資産を割れることが…異常なのですね。しかし現在の日本株は、このような状態です。銀行株の水準を観ると分かりますね。都市銀行の簿価は、確かでしょう。日立などの田舎に工場を持っている、売れない土地の評価とは違います。

これから迎える成長株時代に備え…我々は「成長株の意味」を、事前に考えておかねばなりません。アマゾンは長く赤字を続け、先行投資を優先してきました。赤字にも拘らず、米国の市場では高評価を受けてきました。その理由は潜在成長率です。サスティナブル成長率が高いかどうか…この見極めが株式市場では、非常に重要な役割になります。

グーグルの株価推移

グーグル(アルフレッド)の株価推移

だから成長力の高い企業は、配当をしないことも良くありました。グーグルやアップルなどは代表的な高成長株でした。2004年8月19日グーグルは49.81ドルで上場されましたが現在は768ドルです。だいたい15.4倍ですから、年率26%近い複利終価です。グラフは年率30%を元に作成されています。30%だったら12年で23倍でしたね。

複利終価の推移

複利終価の推移

基本的に年率30%程度の成長企業は、たとえ赤字でも…市場で大きな評価を受けるのです。これからスマートコミュニティーが進展すると…思わぬビジネスが、どんどん生まれ、小さな成長企業が、筍のように誕生してきます。この成長率は時間の経過で、必ず劣るものですが…如何に長く高成長を保てるか? この見極めが株式投資には欠かせません。

新規上場して3年程度も、高成長が継続できるなら凄い事です。通常は上場する時に、無理をして売り上げ(利益)を膨らませて、見せかけの決算をしているケースが多いものです。通常は上場して、直ぐ減額修正をする企業は多いですからね。一時、あまりにひどいので問題になりました。「gumi」などのIPOを切っ掛けに、東証や幹事証券(野村)の姿勢が問われました。

カタルは1000円を割れた時から…クラウドワークスに注目し、下がるたびに買い増しをしてきました。2014年12月12日に上場され初値は1316円でした。17日には2040円を付けましたが、その後、昨年8月に1000円を割れてから下げるのは早く、全体市況の低迷もありましたが、今年の2月には330円まで、叩かれての反騰です。しかし企業業績は順調に伸びています。

まだ採算ラインに届いてはいませんが、この伸び率は、なかなかのものです。0.5億→4億→8億→12億の予想です。年間4億ずつの増加でも、次は16億→20億ですからね。仮にヤフーのような爆発地点が途中で起れば…、市場評価は一変します。現状の4億ずつの増加でも、たいした数字なのです。損益分岐点ラインは売り上げ(営業収益)20億円を、欠ける辺りなのでしょう。

日本は、村論理を維持するため、長い終身雇用、年功序列の制度を、無理して続けてきました。総資産経営はその弊害です。パイオニア事件などは…今からみれば、まさに悲劇です。その為に、高収益企業だったパイオニアは、低株価企業に追い込まれました。NECなどの半導体は分離されましたが、最後にエルピーダは身売りの始末です。この構造改革の源は、労働の在り方ですね。だから働き方改革が問われ、成果主義に動いている訳です。

電通の過労死問題が、何故、起こったか? その背景を考えて行くと、日本人の意識改革が、未だに出来てない悲劇なのですね。本来、あるべき本当の姿を、ウヤムヤにしている村論理が、構造改革を遅らせ、失われた時代を長引かせたのです。

問題点は、既に明らかなのです。能力のない人間は低収入に甘んじるしかありません。逆に仕事ができる人は、10億でも20億でも貰えばいいのです。日本ハムの大谷君などは、既に20億円プライヤーとの評価が、正しい認識でしょう。村論理を押し付けるべきではありません。

働き方改革とは…何か? よく時代認識をすべきなのです。だからオランダで「ベーシックインカム」が話題になっているのです。日本人として生まれたら、社会の責任として、その程度の最低保証制度を設けるべきだと言う論理ですね。日本でも生活保護制度があり、実質的に多くの人が救われています。

時間の使い方が問われ、優秀な奴の…成長の芽を、村論理を押し付けて、ワザワザ摘む必要はありません。副業の禁止など、ナンセンスです。能力のある人は、2つも3つも仕事を抱えてもこなせるのです。出来る人は、時間を束縛されずに効率的に使おうとします。だからヤフーは、週休3日制を導入するのでしょう。優秀な奴を囲い込みたい訳です。どんどん団塊の世代が消えて行き、優秀な人間の争奪戦になります。

株屋の世界を見れば分かります。カタルはたまたま仕事が出来た時は、月に数千万の水揚げを挙げていました。でも同じ環境ですが200万300万の低水準の株式手数料で甘んじている人間は、大勢存在します。でも歩合給ですから、本人達の自由ですね。でも社員なら…出来る奴は、出来ない奴の分を被る訳です。他人のノルマを消化する身になれば、気持ちが分かる筈です。何故、カタルが10年の資格期限が来たら、直ぐに社員を辞めて、歩合給の世界に飛び込んだか?

カタルは、今回のドタバタで多くを学びました。どんなに頑張っても1億程度しか稼げないのです。そんな世界に、魅力は全くありません。故に株屋を辞め、投資家の道をこころざしたら、この有様です。まさにドタン・バタン・キューの人生ですが、それでも、心の中は豊かです。働くって…一体、どんな意味があるのでしょう。多くの人は生活の為なのでしょうが…そんなお金など我慢すれば、そんな必要ないですね。田舎なら自給自足の生活が出来ます。現金など、そんなに要りません。

あらら…働き改革の話をしていたら、変な方向に飛びました。電通の過労死問題を観て…カタルは思ったのです。クラウドワークスは、社会から求められている会社だと…。最初はこんなに肩入れするつもりは、なかったのです。4ケタに復帰したし…日経新聞のおかげで人気になったので、そろそろ離れようと思っていたのですが…。母子家庭の御嬢さんが東大を卒業し、折角、電通に入ったのに…何故、此処まで追い込まれるのか? 社会が、何処か歪んでいる様に見えます。 東芝の不正会計、三菱自動車の不正など…ブラック企業と言われているドンキホーテや、すき家など…AMCマートもそうですね。

やはり社会構造が、何処か、おかしいのですよ。だから社会は、クラウドワークスを求めており、この会社を育てることが…昔のCSKの大川さんを育てたように、証券マンの責務だとも…考えています。現役の証券マンで、少し仕事ができるなら…こんな小さな会社は一人で、育てることが出来ます。その資金を活かし、クラウドワークスは、設備投資をして社会に育てば…日本人の働き方改革が、進むと考えませんか? こんな事を考えているから、毎日、買う羽目になっています。

でも株式投資の原点は、社会に必要な会社の株を、買う事ですね。正常な経営者なら、このような好環境を活かし、どんどん成長できるはずです。だから4億ずつの増額ではなく、やがて5億から8億、10億…と、この伸び率が維持できるかもしれません。この伸び率が維持できるなら、あっという間に…1万円を超える値嵩株の誕生になります。2100円超えは、目先の目標に過ぎません。時代の流れは、そう語っている様に思えてならないのです。カタルは、きっと週末も、来週も…買い続けることでしょう。

だから…こんな「ていたらく」の人生なんですね。カタルは、儲けると言うより、本来ある姿を追うところがあります。しかし時代変化は、なかなか…遅々として進みません。「流動性の罠」にどっぷり嵌り、ケネディクスなどは、3年も鳴かず飛ばず…です。でも求める姿は、既に決まっており、いつかは必ず、カタルの考える理想社会は訪れます。トホホのカタルだけれど…、きっと懐の深い市場は、クラウドワークスを応援すると考えています。



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