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驚くことに…米国株はPPIの数字が原油高(9月)の影響を受け、予想値よりインフレ率が上がったにも拘わらず…米国金利は下がっていました。カタルが、問題にしているのは…9月の「市場の解釈」です。不思議な事に、FRBは9月の利上げは「見送った」のですが…実際の10年債金利は9月1日の4.06%から10月6日まで、4.887%にも上がっています。

米国10年債利回り推移

本来、カタルは最悪でも「a」の横ばいの可能性しか…考えてなかったのです。昨年、10月21日の4.333%を超えるとは…思っていませんでした。この読みが外れたのです。特に今年9月の0.827%、約1%もの金利上昇は予期していませんでした。

確かに、米国のインフラ政策、半導体を中心とするEV投資など含めた「国内回帰」論、この源は「米中対立」の安全保障問題なのです。

基本的に、米国は中国の「台湾問題」は時間の問題で…香港のような形になると思っているのでしょう。その為に、世界は「台湾に頼らない」戦略を講じています。このパワーバランスの読みが外れ…楽観的過ぎたからこの9月の金利の動向、イレギュラーな動きを見逃したとも言えます。

少し…難しいでしょうか? そう言えば、読者のメールの中で…カタル同様に「名目経済」の事を、よく理解している「武者さん」の談話があり…この映像を観るとカタルの「言わんとしている」方向性の理解がより一層、深まるのでしょう。此方です。情報の紹介を賜り…誠にありがとうございます。

しかし…武者さんも、カタル同様に時代に翻弄された…「失われた時代」の犠牲者です。彼のレポートを読むまでも…ありません。まるで…「カタル」バージョンの話しを聞いているようなものです。

世の中には、「色んな人」の考え方があり…失われた時代は、武者さんやカタルのような考え方が、排除された時代です。どれが正しく…どれが間違っていると言う…話ではないのですよ。皆さんの見方は、あまりに短絡的な「目先しか」見ていません。時代は、色んな巡り合わせで、色んな選択をします。それも…神様が決めた試練で、運命のようなものです。どんな時代でも、腐らずに…人生を楽しんで、生きればいいのでしょう。

カタルがベンチャリで40億円を飛ばしたのも「運命」です。時代の選択が違うなら、カタルは成功者になって…今頃は「左団扇」の可能性もあったのでしょう。しかし…こんな事は良くある話です。

それぞれの時代を楽しむ「ユトリ」が大切です。心にユトリのある奴と、いつも自分は不幸だ…と世間の風を嘆き、他人に責任を転嫁する人生と…全然、違います。安倍首相を殺害した山上徹也被告は、親の財産なのに、曲がった解釈をして犯罪に及びます。42歳と言いますから、彼も「失われた時代」の…たぶん「就職氷河期」世代なのでしょう。

カタルが述べているのは、このように…「時代の選択」の違いによって、振り込め詐欺など…色んな荒廃する社会現象は、「間違った政策」によって、生まれたのだろうと思っているのです。

逆に、みんなが失敗を許せる「寛容な社会」なら、もっと頑張る人が増えて…「楽しい時代」になったのだろう…と思っています。全ては、目先の視聴率稼ぎのメディアの悪影響でしょう。NHKが言葉使いの乱暴な「チコちゃん」?…NHKの吉本喜劇化なんか…荒廃する日本人を産み出しているように思います。受信料は、国民の税金のようなものですからね。呆れる倫理観です。

やはり最後は「教育論」になります。

もっと税金を、教育に…お金を回すべきだと思います。消費税をどんどん…上げて、その社会負担を有効に活用すべきです。こんな「ゴタク」を書いているとスペースがなくなります。

「Truist Financial Corp」(TFC)の 週足推移

気になるのが…この1%近い金利上昇で、「長期債の暴落」が、この後どんな形で登場するか? だから…先日「Truist Financial Corp」(TFC)の話を…登場させました。多くのファンドが主な株主になっており、世界の指折りのファンドが、株を買っている会社です。でもその裏を完璧に理解するのは、難しいのです。彼らが、何故、危なそうな銀行株を買っているのか? 

ここに来ての「謎の金利低下」は…この長期債のリスクを軽減させます。減損会計の話です。中東情勢が絡んでいる可能性もあります。

昨日、株価が上がった半導体株は、サムソン電子の「底打ち感」ですが…カタルは、「期待通り」に、行かないと思っています。だって…これだけ半導体の生産が増えるのです。此方の記事は、カタルの認識を変えました。

このレポートを読んで、「近年は、次世代パワー半導体の材料として期待されるSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)を原料とする小口径の化合物ウェハーに対応した機種が販売台数を押し上げている。」この表現の重要性を、理解する人は、読者の中で何人いるのでしょう。余程の予備知識がないと…レポートの中身の見方も変わります。

ステッパーのシェア推移

そうして…こちらのグラフを観て、また驚きます。世界はてっきりEUVに支配されており、ASMLが「独占」と思っていましたが…現実は違います。「レーザーテック」(6920)の価値が、過大評価されていますが…実際は「キヤノン」(7751)なんかも…結構、頑張っています。むかし…「ニコン」(7731)は「ASML」を凌駕していたのですが、このEUVで、すっかり地位は大昔に…逆転しました。過去を知っているか? どうか…ですね。

まぁカタルレポートは、様々な…「ヒント」に溢れています。

しかし読者の理解力により、その価値は大きく変わります。会員の中には、既に使い切れないお金を持っている識者の方も居られ…皆さん、メールを読んでいると…流石、みんな「優秀だなぁ~」と思います。馬鹿カタルのような、真似をせずに「他山の石」にして、自分を知っているのでしょう。流石です。

そう言えば…メールの中で…カタルの郷里、新潟の長岡に遊びに行ったとのメールがありました。

カタルの故郷は、新潟の長岡市です。長岡の大名は牧野と言い、三河の出身で…徳川家の譜代大名なのです。幕末、河合継之助の為に長岡は戦火になって、山本五十六元帥の為に、太平洋戦争では「空爆の焼土」となっています。2度の戦火に焼かれた経験からか…粘り強い精神力はあるのでしょうが…流石、34年から、まもなく35年になる「失われた時代」の時間軸は、いい加減に…嫌になります。まさに「トホホ」なのです。

その郷里の話題を一つ…此方です。

実は長岡は工業都市でもあり…工作機械メーカーなどが多く存在します。2001年に倒産した南極探検隊の雪上車を作っていた「新潟鉄工」に、「日本精機」(7287)もその一つです。ホンダ系のディスプレーを生産している永井さんの会社だったのですが、今の社長は、佐藤になっていますね。一族と違うのかな? カタルの妻の実家が昔、宝町にあり彼の家が近くにありました。長岡技術大学があり…あの当時、ELの工場見学をした記憶があります。

その近くに「オーエム製作所」があったのですが、古びた倒産企業のようなイメージしか残っていませんが、この北園は、宝町の近くです。ゴルフの練習場を経営していました。このような報道は嬉しいです。

これが…「国内回帰」の具体事例の一つです。なにも…九州や北海道の千歳の半導体工場だけでなく…実際にお金が動き始めている現象の一つです。その「貨幣乗数」効果の…もう一つの現実の報道が此方です。

たぶん…郷里、新潟の妙高は、新幹線で乗り換えて…行けます。これは湯沢ではなく北陸新幹線かな? でもこのようなリゾート開発は「インバウンド需要」があり、投資として「ニセコ」のように…成功する可能性を秘めています。この名目成長時代は…このように「貨幣乗数効果」がどんどん…生まれて来ます。先ほどの武者さんの映像の「具体事例」の話です。これが「市場の整合性」の考え方です。


「ラッセル2000」 (^RUT)の日足推移

良いですか…カタルは目先の板上のバランスの「鞘取り」商いが…株式投資だとは思っていません。だから本物の投資家を目指しているから、米国の経済状況の話しから…米国金利高の話をしており…今は、これから米国金利は下がりますから…こちらの報道のように「ラッセル2000」の話もしています。この話は、先日のキャシーウッドさんの談話と「同じ内容」を「WSJ」が伝えています。

だから…昨日は大型株の範疇に近い「メルカリ」(4385)や「ソフトバンクG」(9984)の株価が高かったのですが、肝心の「ジェイドG」(3558)は、目先の売り物に押され、引け値は1570円でした。

この指値は最初から出していたのは買えましたが、後口で出した1570円は買えませんでした。昨日は3000株ほど1595円から下を買っています。本日は1580円を1000株の買いが入っていますが…果たして、どうでしょう。

カタルは「市場の論点」を説明しており、その背景を語っています。

「グッドウィル」(3475) の日足推移

でも理屈は分かっていても…肝心の「時間軸」は見えません。「BASE」(4477)の300円割れは、何れ、「もの」になると思っています。本日は少し下がっていますが、昨日は1106円だった「グッドウィル」(3475)は、確か…800円台からの…カタルの会員レポート銘柄です。

この発想は…名目時代を迎え、「不動産株」と「地銀株」の上昇を考えています。

だから…その手の株も、会員の皆様に先行して伝えています。しかし…仕手性のある「グッドウィル」でも…この上昇スピードです。最近、仕手化し始めた「川船」(9107)のような時間軸でも、成功と思わないと…駄目な「時間軸」です。

このチンタラ感覚は、カタルのような「貧乏人」には、なかなか…耐えられません。我慢強い雪国育ちのカタルでも…嫌になる時間軸です。でも…これが「現実の相場」の時間軸だから仕方ありません。

本日のレポートは、「米国金利」の話しから…名目時代への移行の具体的な事例を故郷の話題から抜粋しました。皆様の理解が、進むことを願っております。また…明日。

最後にストップ高している「エヌピーシー」(6145)の関連記事は此方です。日本って遅れていますね。



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