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カタル:これから始まる名目時代とは、一体、どんな時代なのか? たぶん…多くの人が、その名目時代を忘れていると思います。カタルは今年61歳になりました。昭和30年生まれです。カタルの年少時代は、暮らしが、日増しに豊かになって行く事が、実感できる時代でした。家庭にテレビが普及し始める時代で…電話線も引かれる時代です。その為にNTT、昔の電信電話公社は設備投資資金として、電話を引くにあたり、強制的に債券を買わせました。勿論、債券なので、その債券には相場があり、直ぐに売る事が出来ます。

洗濯機や冷蔵庫など…どんどん、豊かさが目に見えるように改善をしていき、頑張って働けば…多くの人が、やがて豊かになれる…と、明日の生活は「希望が溢れる」時代だったのです。家が欲しいと思えば…手に入る。車が欲しいと願えば…手に入る。そんな名目時代が、長く続きました。カタルの証券界への入社は1979年ですね。第二次オイルショックの時代で…原油価格が高騰し、インフレになります。日本石油が歴史的な高値を付ける時代でした。

株は売る必要がないのです。持っていれば…たとえ、高値を買っても、いつかは…また買い値に戻ります。兎に角、在庫を貯めた奴が勝ちですね。その為に、預かり資産が重要になります。株と言えば…買いばかりです。なかには証券マンでも、変人は居るもので、空売りをする人も居ましたが、ほとんど…皆無でした。やがて…プラザ合意から過剰流動性相場が訪れます。最初のスタートは、万年動かなかった銀行株が…軒並みストップ高を交え、大きく上昇して行きます。それまでの銀行株は、動きが全くないのです。上下1割もあれば良かったのでしょう。それが…ある日、突然、ストップ高するのです。支店長は学がないですから…「勘」ですね。「これは、おかしい。何かあるから…買い向かえ!」と叫んでしました。それがバブルのスタートでした。

それから永遠と…5年程度は、相場が続いたのでしょう。途中でNTT株の売り出しがあり、相場が加速して行きました。最後は、みんなが狂っているのでしょう。銀行の支店長が来て、誰か融資先を紹介して欲しいと言うのです。NTTの抽選に当たった人への融資も実行しました。カタル自身、当時は年収が500万ほどのサラリーマンですが…、株式担保で2000万円のお金を借りて、株式投資をしていたのです。皆が狂っていたのでしょう。銀行などから資金を借り、それを元手に、特金運用が当たり前の時代でした。

PERの尺度は合わず、こんな株が上がる道理がない…と、カタルは、このバブル相場に乗れずにいたのです。でも結局、バカになって踊った奴の勝ちでした。名目時代とは、如何に、馬鹿になれるか? 兎に角、猪突猛進したものが、勝つ時代です。ITバブル期の相場にある意味で、似ていますね。あの時も…ソフトバンクや光通信は異常な値上がりが続き、ソニーなどの大型株が、連続のストップ高を交え…年末に急伸しました。

今回は、スケールの大きな大相場が、これから始まると思っています。その理由は非常に長かった、実質成長の「失われた時代」が、在ったためです。充分な肥やしが撒かれており、肥沃な大地として市場が存在しています。これだけの条件が揃うのは…一生に一度のチャンスですね。もう二度と…生きている内に、お目に掛かれない大相場になるでしょう。

カタルはバブル期の話をしたことが、これまでに何度かあります。あるお客さんが、第一中央汽船を、最初10万株、100円で買ったのです。それが…最後は100万株の持ち株になり、株価は1000円を超えます。 つまり資産が100倍になりました。1000万が10億円です。このような事例が、どんどん生まれる時代ですね。名目時代は、まさに証券マンの輝く時代です。

如何に…馬鹿に、なり切れるか? それが、勝敗を分けるのでしょう。

まぁ、夢のような話をするのは、まだ早いですが…カタルには、ヒシヒシと伝わってくる相場の強さです。常に、買いあるのみです。売る事を考えず、兎に角、どうしたら持ち株が増やせるか? 在庫を増やしたものが…勝つ相場でしょう。おそらく…多くの人が忘れた感覚です。カタルがこの年ですから…現役の証券マンで、バブル期を経験している人は、ほとんど消えていますね。

だから…まだ早いけれど、カタルはケネディクスの買い増しを続けるつもりです。売ることなど…サラサラ考えていません。本当は、銀行も証券も買いたいけれど…お金がないですからね。今でさえ、クラウドワークスを買うために、泣く泣く上がる株を売っている始末です。SUMCOは今日も高いですね。カタルが薦めているアドバンテストンも上がっています。1500円台に入りましたね。何処かのファンドが買っていますね。先日の1430円の10万株買いなど…明らかに、手が入ってきたイメージです。

SUMCOが上がってきたのは、シリコンウェハーの値上げが材料だとか…。この話はカタルが手掛ける前から言われており、来春の予定でした。でも半導体市況が好調で、既に5月の価格のほぼ2倍になって来ました。おそらく、すんなり…価格交渉も決着するでしょう。こんな事は、事前に分かっていたのです。土曜日の日経新聞には年内一杯との報道でしたが、クリスマス商戦向けなら、11月に入れば市況は緩む筈で…本当に、年内で市況が緩むのでしょうか? この解説ですと…中国の新興勢力のOPPOやVIVOの需要拡大となっていますが…。いよいよコネクティッドーカー時代に入りますからね。日本ではテレビは4K~8K時代になります。上場企業、全ての経営者はIoTに踊っています。

このような背景があるから…業績面で難があるけれど…ユビキタスは下がらないだろうと考えているのです。名目時代は、一度、付けた株価が、下値になります。大概、チャート上では、前の山が買い場になります。覚えておくと良いですね。強い調整を続けているクラウドワークスのケースで説明すれば、前の山は1174円ですね。でもこのケースは非常に強いですね。これだけ上げて…尚且つ、調整局面になっても1300円割れが買い場になっています。25日線にタッチせずに、再び上昇相場を開始するような動きに見えます。本日の25日線は1166円です。通常、このような調整の形は非常に重要です。通常は株価が下げて25日線を割り込んでから、新たな上昇相場になります。前回のクラウドワークスはその事例でした。

SUMCOの日足推移

SUMCOの日足推移

例えば…SUMCOもそうです。このケースは株価波動が基本的に変わる局面で200日線が今までの下値の支持線でした。カタルはこの段階で推奨をしており900円から買い下がり、800円割れも何度か買っていました。そうして、次の上昇を観て下さい。この場合は25日線にタッチせずに…上昇を開始しました。カタルは、この900円処を何度か買いましたね。でもこの大幅上昇の前に、利食いをしてクラウドワークスを買ったわけですから…トホホの口です。基本的に相場が強ければ…25日線が基準なのですが、その前に、再び上昇相場が開始される事は、良くあります。今回のSUMCOは、およそ2週間の横這い調整です。

カタルが、最初にSUMCOを800円前後で勝った時は、株価を下げての調整でした。基本的にだんだん調整幅が小さくなって行き、上昇波動は、前回より大きく…尚、激しくなっていくのが、基本的なセオリーです。でもそんな上昇局面は、人気は集中しますが…上手くその後も大きく育つケースと、最後の売り場になるケースと…その後の展開は分かれます。その辺りは、なかなか見えません。周りの相場状況も大きく影響します。だから誠備の加藤さんは、よく神社にお参りして…必勝祈願をしていたのです。

相場が上手く育つかどうか…。周りの環境に大きな影響を受けます。

カタルは半導体の相場は、来年が本番になると述べています。この理由はIoTと言う時代の幕が上がり、半導体相場を後押しすると考えている為です。そう考えないと…全体の相場の動きが、チグハグに見えるのです。だから日経新聞の年内一杯と言う観測報道は、間違っていると思っています。アドバンテストなどの本格的な相場は来年ですね。

ここではVテクの相場を、念頭に置かれ行動されると良いのでしょう。カタルは3000円台の往来を何度かやっており、実際は1万円を大きく超えていますね。こんなイメージを半導体相場には持っています。だから今週後半か…来週にも銘柄を公開する半導体の後工程の700円割れの株も、きっと良いものになると思っています。

もしこの仮説が正しいなら…相場は人気になったら休みますから、何度も利用できます。仮に高値を買って捕まっても…丹念に下値を買っておけば、報われると考えています。

今はそれより…調整波動が2週目に入るクラウドワークスに関心が向かっています。そろそろ1300円割れの売り物が枯れる筈です。既にカタルが推奨してから、株価位置は、かなり高くなっています。よって騙されたと思って…などと言う表現で、買えとは言いません。でもおそらく熱狂的な相場が、これから待っている筈だと踏んでいます。何しろ…2100円の転換売りを消化せるのが、市場経済のセオリーですからね。

馬鹿は、馬鹿なりに…馬鹿になって、株の在庫を揃えます。カタルは人気を追うようなことは…しませんからね。此処でじっくりと仕込み…段階的に売り上がる予定です。だから本日も500株だけ買っています。

正直に言えば…こんなに買って大丈夫かな?…とも考えていますが、最大の在庫を保持しているケネディクスは、既に浮上していますからね。だから一緒に下げることはないでしょう。何しろ、貧乏人だから…常に、追証と背中合わせの投資が続きます。早くお金や追証を気にしないで…買いたい時に、株が買える身分になりたいものです。それでは…また明日。



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