11/1

カタル:この所の相場は「活況」と言う雰囲気に感じるのですが…カタルの認識が間違っているのかどうか…。たまたま、カタルが指摘している銘柄だけが、上がっているのかも知れません。目立ちませんが、カタルが安すぎると考えていた地味な高橋カーテンウォール(1994)なども、昨日は大幅高していました。本日はJVCKWが、再び人気になりそうな展開です。パイオニアも確りしています。

この所、半導体株の動きが良く、昨日は大御所のエレクトロンが買われていましたね。もともと…前工程の会社が良いのは、当たり前なのです。業績に緩みがないのです。常にメーカー側も競争があり、最新技術を、一緒に共同開発しているのです。だから最新技術は、常に更新されています。半導体は代表的な装置産業で、設備投資負担が非常に重いのです。ステッパーの価格を見れば分かります。露光装置ですね。だから減価償却費負担が実情に合ってない日本のメーカーは、労働改革と共に…仕組み上、衰退したのです。エルピーダの坂本さんは、その事を長く訴えていました。ドックイヤーに合ってない税制の問題で、人災ですね。

カタルが半導体株について、「見えない」と述べているのは、今の市況高が継続的に続くか?あるいは、一時的な動きなのかどうか…と言う点です。一時的な市況の読み違いで、需要観測を間違ったために、市況がクリスマス商戦などで、押し上げられている可能性を否定できないのです。しかし…カタルは、実際は違うと考えています。IoT時代の幕開けが膨大な需要を世界的に生むと考えており、ITバブル時代を超える「息の長い相場展開」になる可能性を考えています。これは現時点では分かりません。もう少し様子を観察しないと…この答えは出ないのです。

もともとIoTは、もっと早くに進展すると思われていました。故にユビキタスに、ずっと注目している訳ですね。でもなかなか世の中は動きません。皆が…IoT、IoTと叫んでいますが、なかなか…実際の業績推移に影響を与えている様に、見えなかったのです。ユビキタスを見れば分かります。先日は加賀電子とHEMSの材料が出ていました。電力をクラウド上で個別管理するアイディアですね。

エナリスと言う会社が、新興御三家相場の時に、アドウェイズと共に急騰して話題になりました。カタルは当初から注目していた会社です。でも不正会計により前経営陣は総退陣し、KDDI傘下で現在は再建をしています。電力の効率化運営は、画期的なのです。クラウド上で電力を適正管理する事で、無駄な投資が省けます。だからKDDIは、敢えて火中の栗拾いをしたわけです。

様々なIoT時代が、幕開けを迎えていることは事実ですが、その波が一挙に訪れるかどうか…もう少し観察が必要なのです。でもAIの活用は広がっており、「秒読み」との認識ですね。故にカタルは半導体相場の今後のシナリオとして、昨年のVテクの相場をイメージしていると述べています。カタルは3000円前後の時から、ワイワイ言っていました。覚えているでしょうか? しかし実際に大きく上がったのは1年後ですね。今年5月の初めは4000円台前半でしたが…3か月後の7月には、株価の前に棒が付き14730円の高値を付けました。現在は調整波動ですが…、もう一度、高値を抜ける可能性が高い…と、先日述べました。そうならないと半導体との相場がマッチしないのです。そもそも液晶と半導体は兄弟の関係です。

半導体関連銘柄は幅広く存在します。何故なら、昔は日本が世界でトップだった為に、多くの関連企業が育っているのです。シリコンウェハーの市場占有率を見れば分かります。信越半導体(信越化学)が世界トップです。エレクトロンとアプライド・マテリアルズの統合は拒絶されましたが、ここ数年間は半導体の低迷期でした。故に前工程の優良企業を除き、総じて半導体株の株価位置は低いままです。これは相場になる為の絶対条件の一つです。どんなに良い会社でも…株価が高い時に買うのは、お薦めできません。皆が駄目だと…述べて、株価が叩かれている株ほど、良いのですね。東芝やシャープを見れば分かります。

カタルは東芝が日立の株価を抜く時が来ると宣言しました。でもその後、日立も再び、再編成を始めていますが、基本的には、おそらく1年以内に株価が逆転すると考えています。それほど…東芝の周りの環境は、大きく改善します。何も半導体だけでなくCOP21があります。東芝の二大事業が、逆風から追い風に変わるのですから…上場来高値を狙っても不思議ではありません。東芝の経営者が優れているなら、バブル期の1500円の達成は不可能とは言えないと…それほど、カタルは現在の相場環境を、大きく評価しています。

シャープもそうですね。この株価位置は、売り物が被ります。だから、なかなか直ぐに抜けないかもしれませんが…、既に300円から500円の相場は、ホンハイが資本を入れた時から決定されています。あとは今、仕掛けている連中の腕次第です。ただ貸借銘柄から外されている様で…此処が難点ですね。

他には材料株が賑わっています。先ほど述べたJVCKWなど、パイオニアもそうですが…信用買い残のある人気株が、再評価されています。ただカタルは手垢が付き過ぎているからあまり高評価はしていませんが、この動きは充分に理解できます。ケネディクスもその範疇ですね。この後は、サラ金株も浮上するかもしれません。

カタルは…高橋さんが馬鹿でなく、当初の130円だったかな? シャープ株のホンハイへの割当価格が、その株価なら…もっと大量にシャープ株を買うつもりでした。でも発行済み株数が増え、一株利益を計算すると、夢が実現しない限り、普通の上昇ですね。4ケタ目標を掲げることが出来ません。

でも先日話したように…シャープのアップル化の可能性が、消えた訳ではありません。喋るスマフォ時代が、来ますからね。まるでロボットのスマフォ版です。この可能性は世界でシャープだけが、持っているものです。だから…この180円台でも200円台に入っても買いたいカタルの気持ちは継続しています。つい先日も、買おうと思い、注文を出したら…証券会社が受け付けず、現物投資だけでした。もう一つの証券会社は金利が高く…躊躇しましたね。

アララ…今日は、ケネディクスが上がっています。450円を付けています。先日の戻り高値446円を更新しました。実はカタル君は、クロスを振るつもりで…先日、先に買い増ししています。430円でしたかね。この期日分は11月10日なのですが、買い値は470円なのです。ところが下旬にも期日が来ますが、今度は、この買値は430円なのです。僅か20日ほどの違いで、この変化です。信用買い残も5000万株近く減り、多くは…まともな投資家に沈みました。

今度、人気になると…多くの人は利食いを敢行し、更に株価の上昇スピードが速いと空売りを実行するでしょう。SUMCOのようなものです。仮に800円近くになると大変な仕手相場になると思っています。何しろ、この3年間の時間が、良い「肥やし」になっています。ここに相場の芽があります。

だってケネディクス本体は、不動産を大きく持っている訳ではなく…カタルは受託資産に価値があると述べている訳です。此処に、火種が存在します。名目時代を多く人が忘れています。ケネディクスの株価が2000円、3000円になると、そんなバカな…と多くの人が思うのです。でもカタル君は、この段階で…コンセッションへの夢が広がると…株価は1万円相場に、走ると述べています。ハハハ…夢を語る「未来かたる」ですね。

名目時代とは…「馬鹿になった奴」が、勝つのです。今までは、慎重に、慎重に、事を運んでも…行動した奴が負けた時代でした。これが実質経済の時代です。しかし、これからは違います。

最後に此方の資料を読んでください。これと併せてヤフーの週休3日制導入の記事が、ネット上で溢れています。同時に読まれると良いでしょう。何故、カタルが赤字のクラウドワークスに惹かれているか? その原点が書かれています。ネット時代は個人が活躍できるのです。輝けるのですね。その核を突く「ワイミー」と言う新サービスは、上手く運営すれば、化けるかもしれませんね。このレポートを書いたニッセイの櫨(はじ)浩一さんは、なかなか良い着眼点を持っていますね。カタルが何故、オランダで実験が始まるベーシックインカムの実験に、興味を抱いているか? スマートコミュニティーが進展する社会構造になると…労働の目的が食べるための所得から、変化すると思っているからです。

世の中は、何もお金だけが全てはなく…社会貢献度に趣きを置く人は、大勢、存在します。クラウドワークスを育てることは…そのステップの第一歩だと、考えているから、カタルはきっと惹かれているのでしょう。市場はスマート企業を応援して資金提供をすべきなのです。それでは…また明日。あっ、そうだ…半導体株で狙っている株は、後工程で赤字が長く続き、黒字予想になっている会社です。昨日の株価は12円高だけでした。まもなく…離陸する筈です。板が薄く…無理して高値を追う事はありませんからね。株と言うのは…アイドリングの時間も必要なのです。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2022.02.07

    2/7
  2. 2021.06.10

    6/10
  3. 2021.08.16

    8/16
  4. 2016.01.08

    1/8
  5. 2023.10.03

    10/3
2024年3月
« 2月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
株式投資関連の本