かたる:昨日の日経夕刊は、実に良い記事が並んでいました。「ウォール街 ラウンドアップ」の山下さんの記事は、普通の政治不安を書いた記事で…マズマズのイメージです。これが標準でしょう。興味深かったのが「十字路」です。野村アセットの榊さんのレポートですね。カタルの宿題として…重商主義の考え方を、後で調べないとなりません。此処では、先日紹介した「リカードの比較優位説」の自由貿易論と重商主義の比較が載っていました。
もう一つ…極めつけが「マネー底流潮流」です。編集委員の鈴木さんが書いたレポートです。先日、カタルはイールドカーブのスティープ化の話をしました。それに対し日銀の行動ですね。
これはカタルの仮説ですが、ようやく日銀の量的緩和が効き始めている現象と捉えています。昨年1月だったか…日銀、財務省、金融庁の3者会談の場が設置され、金融庁の検査姿勢が大きく変わりました。これまでは日銀が笛を吹いていたのに、金融庁が踊り手の手足を縛っていましたからね。この為に「流動性の罠」の状態が、長引いたのです。ところが昨年、確か3月7日だったかな? 今、確認しました。そうですね。日経新聞の朝刊に3面に載っていますね。
この方針転換で、赤字の企業でも…成長資金を融資できることになりました。クラウドワークスは、三菱UFJから3億だったかな? 融資を受けていますね。この通達の変化の影響でしょう。実は…ベンチャリの失敗は、銀行に見捨てられたからです。今の基準なら間違いなく生き延びており、成長出来ていたと思います。何しろ、カーブスは順調で、新規事業の保険屋さんも、その後の展開を見れば…なんとか、なりましたからね。この事例は如何に、政策が大切かと言う事です。
さて…話を戻しますね。自然に起る現象が、一番強いのですね。意識的に政策で誘導しようとしても、なかなか実体経済がその方向性に向かうまでに時間が掛かります。特に今回は、長い「失われた時代」からの転換だから、「流動性の罠」の状態が、3年以上も続いたわけです。この昨日の日経夕刊のマネー底流潮流の鈴木さんのレポートは、為替政策に重点が置かれ書かれていますが、自然に金利が上がる動きを押さえた訳です。つまり…ようやく泥沼から離脱できることを示していますね。分かるかな?
今年で4年目になりますが…政府主導で賃上げ誘導をしてきました。官制春闘…と揶揄されますが、失業率は、まもなく3%を割れますね。カタルは、今度は自然に給料が上がる「名目時代」に移行出来る…と述べています。人手不足の業界は賃金が上げるわけです。今度は、電通事件など…通用しなくなりますね。何れ、常態化したサービス残業も無くなるでしょう。
この名目時代の定着は、つまり純資産価値以下の株式が、無くなることを示しています。純資産割れをしている銀行株の動きとも一致します。社会現象と相場の流れに整合性がありますね。何れ…ケネディクスの出番が、やって来ますよ。今年の夏で4年です。トホホ…昨日もクラウドワークスを買うために、5000株を泣く泣く損切りをしたのです。まさにコンチクショウでありあんす。
そのクラウドワークスは、本日で、3日連続の変化が生まれています。ようやく…ですね。6日は725円で寄った後…698円でした。昨日の7日の寄りは5万の売りで…下に、そうして今日は、再び買い気配スタートでした。明らかに…動きに変化が出て来ました。ただ決算数字は、当然…悪いのでしょう。仮に数字が悪くても…、サプライズでなければ…底打ちでしょう。
逆に横ばい程度なら…800円台回復でしょうね。数字が良ければ…4桁を目指す事になります。でも当面は、そこまででしょう。やはり新高値を切るためには、此処まで下げたので…1年程度の時間を覚悟する必要がありそうです。この程度で、良いですかね?この話は…。サプライズの度合い次第です。カタルはキュレーション問題は、一過性の現象と思っていますから、先日、フュートレックと比較したような展開だと考えています。また新高値を目指すと思っています。
さて事前に…株価を観察していれば、色んなことが分かります。でも残念ながら川岸工業は分かりませんでした。この会社の特徴です。余裕があれば…事前に買っていましたが、あいにく、折角、増やしたケネディクスの損切りまで…追い込まれていましたからね。誰が考えても…ビル建設は好調ですから、企業業績は良いのでしょう。同じ仲間の高橋カーテンウォールは、果たして…どうでしょう。でも、この手の株は、市場の人気度が低いですからね。新種族には通用しません。
カタルは昨日、ユビキタスの株価を観て…カタルの注目株が、みんな下がっているから、誰かの投げかな?…と思ったら減額修正なのですね。内容をざっと読みましたが、期ズレのようですね。でもルネサスが、競争に勝てるかどうかは…危うい状態です。
兎に角、自動車は、動く半導体のようなものです。今日の新聞にも、市況面にIoT時代の半導体利用の話が登場しています。ただ現状の株価は、おそらく高値だろうと…Vテク型と考えている為にカタルは様子見をしています。でも半導体に関しての予測は外れています。
そもそも、昨年早くの注目していたわけで…ケネディクスに捕まってなければ、ユトリがあり、電通事件に引っ掛かってなければ…今頃は、1500万円の違いです。あの時に、カタルは電通事件の心を打たれ、クラウドワークスの転換を促進させようと応援していたのです。でも結果は、大ヤラレですからね。本当に…世の中は上手くいきません。
株式市場の先が見えるなら、こんなレポートも止めて、のんびり山登りをしています。自然は良いですよね。追証などで、やられたら…山登りが、お勧めです。槍から富士を望めば…、金など…どうでもよくなります。所詮、「あせくす」する事はないのです。
最近、よく昔、家族でキャンプに行き、たき火をしたことを想い出します。火を見ながら酒を飲むのは…良いですよね。マスを焼いて…こんがり焼いた骨を食べながら、ノンビリするのは良いものです。まぁ、こんな話はどうでも良いですね。
先日来から…相場は見えてないようです。サッパリポンですね。故に最近は、損切りが多く…ヤラレ気味です。貧乏人だから仕方ありません。金持ちなら、下がれば喜んでいますが…貧乏人は、いつも目一杯、張っていますからね。僅かな糊代しかないから…急ブレーキを、かけざる得ません。その為に、この所は…儲かるものは、更に上がると思っていても、みんな利食いを急ぎ損切りまでしています。トホホのカタルから、相変わらず、抜け出せません。
まぁでも、気分はルンルンルンです。先ほどの昨日の日経夕刊を、読んでおくと良いですね。イールドカーブのスティープ化が、自然発生するなら…「流動性の罠」から抜け出し、本格的な株価上昇になります。そうして単純平均株価で2006年に付けた579円の壁を破ることになります。これは一里塚ですよ。相場は38915円の奪回に向け、何れ、歩むことになります。ようやく、ケネディクスも上がりますね。何でも…良いのですよ。
「みずほ」なら、安心して…持っていられますよ。何しろ、銀行預金より金利が良いのです。ただフィンテックの動きには注意を要しますが…基本は大相場でしょう。4ケタ奪回もあり得るのです。今年は、気分が、ルンルンルン…なのです。失業率も3%を割れるでしょう。名目時代の開始ですからね。株も土地も上がります。それでは…また明日。