かたる:相も変わらず…の展開に戻った印象です。主体性のない日本株は、強烈なリーダーが居ないと「弱気の虫」が騒ぎ出します。これは国民性なのでしょう。そもそも日本人の多くは従順な付和雷同組です。自分で決めることができない国民性のような気がしています。誰もが責任を取らない主体性のない国民か…。
自分自身に自信がないから…駄目なのでしょう。だから団結力とか…集団性の強要を過剰の求めるのでしょう。自ら道を切り拓いたことがない人間ばかりが…組織内の立ち回りの処世術で上に行く。リーダー不在の司令塔です。
ここで東芝が変化を見せれば…日本国全体に自信が芽生えます。嘗て、日本は「奇跡の復興」と言われ、戦後の荒廃から立ち上がったのです。既に統計上、ようやく日本には「期待感」が生まれ始めています。これは3年連続で官主導の賃上げの成果だと思われます。経営者の中には、このような政策主導の要求を理不尽に感じる人も居るのでしょうが、日本人は兎に角…駄目なのです。でも一度、軌道に乗せれば…後は、自然に走り出します。今の日本はそんなイメージです。既に名目時代は確立の段階に来ました。
カタルはこの休みに、有料会員向けにレポートを書いていて…久しぶりに統計数字を観ていたら、その事に気付きました。おそらく…多くの日本人は、まだその事実に気付いてないのでしょう。故に、なかなか「22750円のデフレの関門」を、確実に…上回る位置で株価が推移せずに、少し揺れると簡単に22000円を割れるような展開になっています。
日経新聞など19000円のオプションの話を持ち出す始末です。まるっきり実態が見えていません。自分で株を買ってデータを拾ってみれば、日本中、至る所で名目時代の足音は聞こえるのです。
本日も、カタルはレポート通りの行動を取っています。東邦チタンを買い、東芝を買いました。カタルは、いつも有言実行型です。自分でできないことは…他人に押し付けません。自分でできないなら仕方ありませんが、やると言った以上、必ず実行します。
先ずは、その様子をご覧ください。このグラフは、長年、「謎」とされていたものです。通常、空室率が3%を割れると…賃料は急激に上昇を始めます。しかし…今回ばかりは、なかなか上昇しませんでした。非常に緩い上昇に留まって来ました。
しかしここ数か月間、ようやく…今までの上昇トレンドから賃料は離脱を始め、期待値が芽生えています。このデータを裏付ける現象は、至る所で散見されます。例えば長年動かなかった都市銀行です。今、日本の邦銀は店舗の見直しをして遊休地の着手に入りました。おそらく数年以内に東陽町の三菱銀行と…おそらくあれはUFJだと思いますが、統合され駐車場になっている跡地も、商業ビルの建設が始まるのでしょう。
この背景は…数字が見えるようになってきており、動いた方が儲かるからです。このような現象が日本中に一斉に広がっています。設備投資もそうです。これまでの基本は日本から脱出して海外で生産するものでした。空洞化現象とされ、生産設備は中国に移動していましたが、近年は人件費が上昇し中国国内からベトナムなどに労働集約型の工場が移転していました。此処に米中貿易戦争ですから、中国国内は輸出拠点と言うより、中国国内の内需需要を賄う生産に移行しています。
これで一覧のサイクルが、完全に終了しました。この現象も都市銀行の資産の再構築も、みんな同じ並びに時代が流れています。だから…ケネディクスも、ようやく「あく抜け」をすると考えています。本日は、何故か大幅安しています。カタルには理解し辛い現象です。企業業績の進捗率など、業績は順調な伸びをしているのに、何故、下げたのでしょう。
それとも…また自社株買いの期待感が、背景にあったのでしょうか? 何れ、また宮島さんは自社株買いを実施するのでしょう。何故なら、企業価値は、日々、向上しているのに株価だけが下げる道理はありません。あるとすれば…需給バランスだけの話です。仮に株価を安値で放置すれば…またヘッジファンドの買収の対象になります。何しろ、実質的な支配不動産が1兆4359億円もあるのです。いくらでも利益を作れます。
試しに…いつもの口座は、もう手一杯なので、別口座で有言実行だから2000株だけ買ってみましょう。あれれ…先程まで553円でしたが、今、買ったら560円で2000株のお買い上げです。まぁ、良いでしょう。それにしても…本当に数字を見ることができる機関投資家と言うのは、日本に存在するのでしょうか? 不思議です。
まぁ、出来高が膨らんでいますから、ある程度は存在するのでしょう。GPIFなどは…こんなチャンスを見逃すのでしょうか? それとも…やはり偽物国家かな? 馬鹿な…機関投資家です。
さて…全体の株式は、先ほどまで安かったのですが、プラス圏に浮上してきました。今は16円高の22266円です。しかし…この賃料と空室率の関係は面白いものです。昔の日本経済は期待値が、常に存在しました。未来は明るいという希望です。
それは地価であり、株価は常に上昇するというものです。だから自分達の給料も毎年上がるから、多少の冒険が出来ると…行動が大胆に成れるのです。名目時代の確立と言うのは常に、今日よりは明日、明日よりは明後日が、より明るい社会になるというものです。
段々、このような積み重ねが自信に繋がり、日本人も失われた時代で培われた清貧思想のデフレ感覚は薄れて行くのでしょう。先ずは東芝の株価と東邦チタンに注目して下さい。東芝は7000億円も…自社株買いをするのです。株価が下がる道理がありません。
車谷さんは自社株買いを実行する事で、自らの退路を断ち再建の決意表明をしたのです。この事が非常に大きい事です。日本の多くの経営者は、自ら保身の壁を創りチャレンジをしません。
市場は、常に果敢に未来へチャレンジする経営者を応援するのです。それが市場経済です。果たして、新しい夜明けは訪れるのでしょうか? あとは神様の裁量次第です。それでは…また明日。
頑張れ日本人! 早くの名目時代の確立に、気付いた人だけが先行できるのでしょう。他は負け組人生に転落です。自らの力でラッセルを!