かたる:株は基本的に「リスクとリターン」の関係だろうと思っています。決して…上手い話はありません。買ったら…直ぐに儲かる株を多くの人は求めますが、そのような株は株価位置が高く、乖離(平均移動線と株価の開き)が大きく開いており、人気が沸騰しているから、値動きが良く、更に騰がるように見えるのです。この人気の度合いは、いつまで続くか分かりません。つまり「ババ抜きゲーム」です。最後にババを引いた人が負け。今回の「ブランジスタ」のようなものですね。通常は…これで上場人気は一巡し…2年か3年程度はお休みでしょう。逆に…そのような状況にも拘わらず、仮に新高値更新したら、大変なことですね。滅多に…あり得ません。一般的には終わりです。
現在、このような状況に、株価が位置しているのが…昨年、カタルが推奨したVテク(7717)です。実はカタル君、昨日、この高値で実験の為に…引けで買ってみました。理由は最近の相場状況を観ると…大きく伸びる可能性があるからです。完全に博打です。しかしシャープを観ても分かるように、有機EL投資など…これからさらに続きそうですね。アップルが頭打ちと言っても、格安スマフォは売れ続けています。とくに中国、これからはインドでしょう。設備投資は、常に怠れません。加えてこの株はブランジスタとは違い…貸借銘柄です。多くの急騰株、「そーせい」や「Gペプタイド」などは現物銘柄で、一般の人は空売りをしたくても…売ることが出来ません。しかし「小野薬」や「新日本科学」などは貸借銘柄で、空売りをする事が出来ます。
通常の大相場は「仕手戦」と言い、空売り(売り方)が高値での買い手となるので…仕掛け人達も、逃げることが出来ます。通常は仕掛け人たちが、自作自演で売り手になるケースが…殆どです。しかし中には空売りが、「純空」の場合があります。ITバブル期の光通信やソフトバンクなどは、想定外の上げが続き、「純空」でした。その為に売り方は痛い目に遭いました。売りに天井はありませんから…。100回挑戦して、99回成功しても…たった1回の失敗で大変な損失を抱えます。中にはストップ高だけの気配値が続くだけで…商いが付かないケースも、過去…宮地鉄工の場合にありました。何が起こるか分からないのが…株の世界です。まさか、魔坂の世界です。空売りの恐怖は、買いの追証などと言うものでは、ありません。買いはゼロになればお終いですが、売りは無限です。
如何にリスクを減らしリターンを増やすか? 基本的に長く下げが続いており、駄目株を狙うと良いですね。シャープのケースはこのケースです。最大損失は140円です。すでに債務超過で…太陽電池部門の損失をこれから計上し今期も赤字でしょう。どう考えてもこれほど、悪い状況はありません。こんな株が高くなることはない筈…と、通常は考えます。しかしカタルは違います。もともとシャープの凋落は、経営者の「無能」が原因です。世界一流域の経営者が、ホンハイから派遣され…初めての完全な外資による再建です。実際には過去、日産のケースがありますが…。カタルはシャープが完全復活すると思っています。でも過去最高利益を考えても…株価は300円から500円程度しか読めないから…あまり触手は動きませんが、ソコソコですね。
同じようなケースでは、最近レーティングを引き下げられ、底値圏の大阪チタン、此方は陳腐化した設備の減損会計ですね。チタンはマズマズですが…。シャープ程、V字回復になるか?要するに…上昇角度の問題ですね。この角度が高いと思われるのは、どうしても小型株になります。小型株は少し改善すれば…売り上げが10億程度のものが多く…変化が大きくなります。例えば…クラウドワークス(3900)。今回の四季報予想では8億が10億ですが…カタルの予測では通期12億の予想です。まだ赤字継続ですね。しかし来期、(この会社は9月決算です。)仮に売り上げが四季報の14億では駄目ですが…16億から18億程度に膨らんだら…一気に、黒字化の芽が出てきて、株価は500円割れから4ケタに飛びます。
株は、良い会社を買うのではありません。「変化率の高い」会社を買うのですね。この感覚が、多くの証券マンも身に付いていませんね。一番、株価が変動するのは、赤字から黒字への転換期です。シャープや大阪チタンが、このケースですね。大阪チタン方がまともですね。シャープの方が倒産危機だったわけで…市場の注目度は高いのです。それに台湾の傘下ですからね。日本が変わったとの…印象を世界に与えます。でもまだまだ紆余曲折です。カタルは折角、買った下値の玉を、また今回の追証騒ぎで売る羽目になりました。他に狙っていた下値の株で、少し儲かるものすべて売りましたからね。本当にケネディクスには手を焼いており、苦労しています。トホホ…です。
さて昨日見ていたら…アイレップ(2132)と言う株が、リストアップされていました。このケースは教科書通りの値動きです。最後の叩きを観てくださいね。そうして仕掛けが入ります。売り上げの伸びと、利益は、共に増収増益です。何故、チャートを紹介したかと言えば…、大阪チタンと…チャートが似ている様に見えたからですね。両社を比べてください。でも…ね。通常は、株価位置の低い株は…時間がかかります。安全を求めれば…時間を代償として払わねばなりません。クラウドワークスもその口です。株価位置は低いですからね。しかし売り上げは伸びており…そのうち何とかなります。ただし…あんまり赤字状態が続くと…時間切れになります。でも売り上げが伸びているなら、誰かがまた出資します。アマゾンドットコムなどは、赤字継続のまま大きく成長しました。市場が育てた…会社ですね。
意外に…ユニチカと言う低位株の選択も…ありかも知れません。ただ人気が…ね。それにこの株はマジックが存在しており、優先株を発行しています。その売り物が出ます。でもおそらく上がると思いますね。選択次第ですが…併合してから、復配かも知れません。アララ・・・新日本科学の560円が、今、買えましたね。下がってきたようです。小野薬は…5081円ですね。そうか…Gペプタイドなんかが安いのですね。だから連想のようです。まぁ、下がっても400円だろうと思っていますが…大変なものです。4日間も連続でストップ高したのに…人気は魔物ですね。これは目先ですからね。どうでも良い実験を、いろいろ続けています。
カタルの証券マンの経験を、売買に…どう活かすか? 色んな試行錯誤が続いています。皆さんも、失敗の原因を考え…その失敗を活かせばいいのです。基本的に、最近の小型株ブームの反省がありますね。行き過ぎた反省です。クオンツファンド系の自動売買が多くなり、値動きが激しくなっています。でも基本は企業業績です。最近、カタル君も目先投資を増やしたために、その話題が増えているので…読者は戸惑っているかもしれませんね。
カタルは基本的に、市場変化に対応しようと努力を続けています。今までのレポートは、証券マン的な運用が主体でしたが、結果は全体が上がれば…マズマズですが、横ばいだと駄目ですね。故に試行錯誤を続けています。でもケネディクスは政策が的確なら、必ず、4ケタ以上になります。現状でも…カタルは4桁から2000円程度の評価に見えます。
実はレポートで触れませんでしたが…5月16日の日経新聞のトップ記事ですね。「インフラ 民間資金21兆円」の見出しで…カタルが前から触れている「コンセッション」が解説されています。本当は、もっとスピードアップし…規模を拡大させるべきですね。ケネディクスは経営者次第で、異次元の成長期を迎えることが出来ます。それなのに…宮島さんも能力がありませんね。早く成長分野のコンセッションに目を向けるべきです。1000兆円市場なのです。日経では21兆円となっていますが…。税制優遇や若干の補助金で、大幅に資金効率が改善されます。この分野では…関空のオリックスが第一人者です。
実験を続ける新日本科学…、おそらく、本日の安値が切り返しのポイントになりそうです。これは博打で目先ですからね。しかもカタルの銘柄評価は偽物です。故に切り返すと…カラ売りが、ジャンジャン入ります。「純空」ですね。抜けるかどうか分かりませんが…もし抜けると…バイオ相場の第二段ロケットが、点火するかもしれません。今の所の確率は非常に低いですね。560円と…カタルが本日、買った株価位置なら、きっと儲かるでしょうが…上手く高値を抜けるとは限りません。さて今日は、アイレップから大坂チタンを比較して「リスクとリターンの関係」をレポートしました。三菱UFJは、きっと自社株買いかな?本日は高いですね。これに不動産などの流れが…金融相場の流れです。相場の季節感も、確り…把握しなくてはなりません。
NY市場は変化を迎えており、解説したかったけれど長くなるので…またね。それじゃ、また明日。各人が、それぞれ自分の力量把握に努めましょうね。無理をする事はありません。