かたる:カタルは、良く「仕掛け人」の重要性を説きます。僕らの業界用語で、この事を「手が入る」と言います。「あの銘柄は手が入っているね」…と仲間同士で話したりします。一般的には分かりませんが…このような株安の局面になると分かりますね。それは全般の株と違う動きをするからですね。
例えばケネディクスがそうですし…。グリーなんかも、その口でしょう。ただその筋がどの程度、株を買うか分かりません。更に、その仕掛けが、市場から容認されるかどうかも分かりません。仕掛け筋が、空振りに終わる事も良くあります。だからヘッジファンド同士で連携してやることも多いですね。仲間が決算期を迎え困っている時に…しこった銘柄をある程度、値戻しして…仲間のファンドの体裁を整えることもあります。
それは特殊なケースですが…基本的には、多くのファンドが同じことを考えている訳です。「日本株は、チャンスが来ている。」彼らは優秀ですからね。銘柄の華が開くときに…そのチャンスに相乗りするわけです。
本日の日経新聞に、「人手不足」が語られています。カタルは前から述べていますね。人口の構成上、団塊の世代が、続々と退職期を迎え、企業の人件費比率は減ります。だって…再雇用しても今までの給料を払わなくていいのです。多少、年を取り生産性は劣りますが、もともと、この団塊の世代で一所懸命に働く奴は、すでに役員でしょう。後はぶら下がり組ですからね。
企業基盤が弱いシャープや東芝などは希望退職ですが…財務基盤が、どうにか持っていた日立やパナソニックなどは、この世代は多いのでしょう。重工の低迷は技術伝承の問題とも言えますが…昔のように、人材を一から鍛えるユトリが、企業にもありませんからね。
楽天の三木谷氏は、興銀に入り、会社の金で米国留学です。まぁ、もとから優秀だったのでしょう。だから米国に留学をさせて貰ったのでしょう。民間企業は、通常、官僚組織の真似をしています。官僚もそうですね。そうやって人材を育てて来ました。何も米国の大学で学ぶのは、勉強の為だけではありません。人脈づくりですね。
でも今の時代は、大きく変わりました。日本企業でもM&Aで収益を伸ばそうとしている企業が、多く出て来ました。先日、紹介したクロスマーケティングなどもそうですし…ユビキタスもそうですね。M&Aを活用して時間を節約しています。つい最近、インテルがイスラエルのMobileyeを153億ドルで買収しました。世界のスピードは、こんな感じで進んでいます。
世界景気の好調さは…しばらく続きます。特に日本の昭和30年代を迎えるアセアン諸国の伸びは、大きなものがあります。しかもヨーロッパと違い、人口が比較的に多いのです。インドネシアは、米国と同じくらいですからね。米国の人口は3億2千万で、インドネシアは2億6千万程度でしょう。インドネシアの経済成長は5%ほどです。米国は2%ソコソコです。タイにベトナムなどは、1億人に届きませんが、多くの人口を抱えています。更に期待されるのが、これから始まるインドです。基本構造は世界人口の6割を抱えるアジア圏の需要は、大きいものがあります。だからダメ産業と思われていた鉄鋼なども好調なのでしょう。
日本は、ある意味で…人手不足なので、チャンスを迎えます。他国より人口構成上、いち早くIoT投資を加速できるのですね。生産革命の浸透を、社会が受け入れやすいのです。スマートコミュニティーは、どんどん進化しています。薬の開発にスパコンを応用し10年も掛かった基礎研究を、僅かな時間でやり遂げることが出来ます。AIのワトソンの活用も広がっていますが…人材不足の為に、世界でいち早く、スマート社会の構築に動けるのです。
何故、カタルが「クラウドワークス」に拘っているか? 先が見えないと…この会社の良さが見えませんね。今は4ケタを割れています。カタルは、本日も僅か400株ですが、寄り付きの910円で買いました。何故、読者の皆さんは高値を買うのに…安値を買わないのでしょう。不思議ですね。
世の中は人手不足で…人材をクラウド環境で、いくらでも集められるのですね。こんな高成長を可能にする企業の株価が4ケタ以下などの評価は…おかしな話です。
みんな、値動きで「一喜一憂」し過ぎですね。そりゃ人間だから、カタルだって、株価に心が揺れます。でもね。よく考えて下さい。基本は一つでしょう。世界中の中央銀行がお金をばら撒き…ようやく、世界景気が軌道に乗り始めた所です。しかも…インフレですか? 原油価格を維持するために、現状は減産をしているのです。
何故、地政学的リスクで、一喜一憂するのでしょう。北朝鮮がどう動こうが…世界全体に勝てる訳がありません。中国だって…米国の言いなりに、なりつつあります。まぁ、中国は共産党大会を控えているから…慎重なのでしょうが、スマートコミュニティーの時代は宇宙ですよ。地球連邦の構築から、宇宙に旅立つのです。基本構想を、しっかり持ってないと…相場は見えないでしょう。
イーロン・マスクは、アップルのジョブズ以上に素晴らしい功績を残すかもしれませんね。テスラの株価がGMの時価総額を抜くなんて…凄い事なのです。テスラは、ステップ・アップの駒に過ぎないのでしょう。スペースXの時代がやって来ます。
早くしないと…駄目なのです。クラウドワークスの株価を2100円以上にして、資金を提供するのです。良い素質を秘めている会社の株価を上げてあげて…市場は経営者にチャンスを与えねばなりません。それを活かすかどうか…。そういう関係を、市場で構築出来れば、「眠れる獅子」などは存在しませんね。お金さえあれば…時間を早めることが出来ます。投資家は、経営者と夢を共有して…市場と共に儲けるのです。それが理想的な投資です。そんな環境を日本にも創りたいものです。
本日のクラウドワークスは、ようやく乖離問題も消え…75日の移動平均線が200日線を下から上に抜くゴールデンクロスを実現しました。いよいよ新しい段階を迎えるのでしょう。先日、カタルが変化日の目安とした基準の一つです。実は、この変化日は重要です。先日クロスマーケティングが急騰した切っ掛けは、このゴールデンクロス(GC)がポイントになりました。その様子を、二つのチャートを比べてご覧ください。
前回の第一波は昨年2月の330円から10月の1490円(4.5倍)になりました。今回は既に第二波が始まっているのでしょう。この基点が、今年の2月の656円ですね。第一波と同じ上昇率なら目標株価は2961円ですね。おそらく…年末までに1490円の奪回は当たり前ですが…2100円越えが実現できるかどうか。時代の流れは「人手不足」がキーワードになります。頑張れ!クラウドワークス。
ケネディクスも、順調に育つのでしょう。今は序盤ですから…動きは、まだまだなのです。段々、加速しますよ。何しろ…時代は、実質から名目を目指しています。
ポイントを押さえれば…後は自分自身の力量問題です。無理をせずに…自分の力量範囲で行動をすれば、いいのです。何も…カタルに同調する事はありませんよ。カタルは自分自身の相場観に、自信を持って臨んでいるだけです。現実はどうなるか…何時も、どうにかなるさぁ~なのです。それでは…また明日。