03/18

かたるしかし世の中は分からないことだらけ…。カタルの認識と世間のズレを感じることは、儘あります。カタルが中学生の時に、市ヶ谷の自衛隊の駐屯地で、三島由紀夫が割腹自殺をしました。彼が自衛隊に向かい、演説をしていた光景は、今でも眼に焼き付いています。その後、楯の会の存在を知った次第です。当時、中学生だったカタルは、カッコイイなぁ~と思ったのですね。自分の主義主張に敗れ、その意思を示すために、自ら腹を切り、意思を世間に示すなんて…。カタルは、彼に魅了され、彼の書いた本を読むようになります。三島の行動は、任侠の世界の考え方に似ています。

この任侠ものを書く作家で、最近、少し下品ですが、花村満月を知りました。彼の書いた「ワルツ」は、なかなか良い作品だと思います。ダイエーの中内さんが激戦地から九死に一生を得て帰還しますが、彼は小さな薬局の店主からスーパー、ダイエーを興しました。この戦後の「どさくさ」模様が、描かれている作品が満月の「ワルツ」です。主人公は特攻崩れだったかな…。彼の作品もいくつか読みましたが、自伝ものを含め、任侠の世界を感じさせます。ヤクザにもやくざの道理があるのです。政府が進駐軍の存在に備え、国民を騙し、慰安婦を募集していたくだりを、この小説で知りました。この慰安婦募集は、真実だったようです。

しかし…最近の振り込め詐欺は、弱者から搾取する精神構造です。許せませんね。同じサギでも、どうせやるなら大銀行相手とか…社会で成功している大金持ちを狙った詐欺をすればいいのです。卑劣ですね。時代物の泥棒も世間的な弱者には味方です。この任侠の考え方は弱者救済です。生き方の美学からすれば…最近の政治家は、三島の足元に及ばない輩が大勢いますね。貧乏をしても、自らの生き方の美学はあると思うのですが…。

昨日、カタルは現役時代のお客様から電話を頂きました。どうも未だにカタルのブログを読み、持っている銘柄も現在のカタル3兄弟のようです。その為に007が下がり、追証だと言います。カタルは何時もの口調でつれなく、株の世界はお金持ちが勝つのです。下がれば買えば良いし、お金がないなら切るしかありません。所詮、株の世界はお金持ちのゲームです。…とつれない返事をしました。人間は、目先に動く動物です。しかしカタルは、一度、決めたら最後までトコトンやります。倒産か、成功かですね。ただ完全に自分の見込み違いの場合は、別ですよ、グリーのように途中で諦めましたね。

そのゲーム業界で大きなニュースが出てきました。DENAと任天堂がスマフォで手を組むと言います。南場さんは新潟県出身で、彼女は自らのコールセンターを新潟に作りました。世間の批判にさらされ、カタルの道理からすれば、自己責任で仕組みを提供するDENAは悪くはないのですが…それでも上場企業らしく、世間の批判に応えます。任天堂はドンキーコング時代からのカタルお気に入りの銘柄です。しかし山内さんは亡くなり、現在は娘婿の岩田さんの時代になりました。負け組同士の提携ですが興味はありますね。今日は007も、任天堂関連?と言う事で、賑わっているようですね。一時、ストップ高しました。これで増資の対応が進めばいいのですが…。

株って不思議なもので…、自分の認識が間違って、買ってしまっても、時々、馬鹿儲けする事があります。今では007は任天堂との関係は希薄で、パイプはないようなものだと思いますが、JVCKWと007は組んでおり、JVCKWとZMPは関係があると言う話です。画像処理のソニーとZMPは、共同でIVI向けソフトを開発していると言います。ルネサスと007は繋がりがありますからね。今は眉唾でも、何が切っ掛けで本物に変わるかもしれませんね。この007も10億の増資がZMPの出資金に化ける可能性がないとは言えません。これは期待感を込めたカタルの希望的な推測ですからね。いろんな想像は出来るのです。小さな会社は、一旦、市場から見放されると、3Dマトリックスのようなリスクはありますが、当たれば大きいですからね。まさにカタル好みのハイリスク銘柄です。

そのハイリスク銘柄で、昔、取り組んだ記憶がある「ジャムコ」って、やはり株価は大きく上がりましたね。カタルがブログで紹介した頃は、500円以下だったように思うのだけれど…ボーイングの好調さは決まっており、世界で2社しかない内装品のジャムコが上がらない訳がないと思っていましたが、現在の株価は3555円だそうです。昨日、大きく上がっていたようです。やはり円安効果ですね。好調でしたが、なかなか利幅がなかったのです。あの会社が、今は3000円台になりましたね。きっと古い読者には記憶があるのでしょう。

現在のシャープは、過去カタルが取り上げ成功した日揮や日産自動車のようなイメージですね。でも昨日のお客様もそうですが…相談に来るときは、大概は、困った時です。確かカタルが辞める時に、彼は大和証券を持っていたはずです。当時の大和は安く、300円を割れていました。カタルの記憶が間違いなければ…280円台の買いだったと思うのです。多くの証券マンは利食いを薦め、買い増しは薦めませんね。でもカタルは自分の感覚を大切にします。その為に失敗もしました。ベンチャリは、確かに失敗をしました。でも最初の切っ掛けは、100円台で…たしか割れていたように思うのです。一度は、お客様からの注文を断ったのですね。こんなボロ株、カタルもやりません。…と、でもその後、株価が堅調で調べたら、魅了され500円台になっても高値買いをしていました。確か自分でも1万株、給料が多い時に、買ったのを記憶しています。最後は5万程度、自分で持っていましたね。本当に1万円になると思っていたのです。それが消えるわけですね。株って、分かりませんね。

シャープが成功するかどうかは、今の所、分かりません。しかし筋は良いですね。シャープは、独特の感覚を持った会社です。日本の宝です。三洋電機より、質は上だと思っています。ただ世間の流れが、どう変わるのか? 何しろ、日本の産業基盤を創った興銀が消えるほどの激戦時代です。でも良い素質を持っていますね。カタルは、昔からシャープが好きです。故に今回も応援をしています。所詮、企業は「人」です。人材に金を掛けねばなりません。だから楽天の三木谷のような裏切り行為は、好きではないのですね。大儲けしても西武鉄道のようなマジックを多用して、税金逃れするような輩です。

まぁ、人それぞれ、いろんな考え方があります。だからカタルの意見が正しい訳じゃないのです。カタルはケネディクスに魅了されていますが、理由はこの時価総額で、これだけのAUMを抱える企業が、他にないからです。そりゃ、3流ですよ。1流ではありません。しかし異次元緩和の…行先の最後は決まっていますね。株価は日経平均株価で2倍になりました。単純平均でも200円程度だったので5割は上がりましたね。土地だけが上がらない道理がありません。

それも…貴重な収益性のある土地ですよ。利回り採算に合う土地の話です。既に5割程度は株と同じで上がっているのでしょう。カタルはダヴィンチが消える時に、盛んに金融庁批判をしました。行き過ぎていると…銀行もOK、借金も順調に利息を含め返せているのに…何故、一部の取引価格の投げ売り価格が基準になり、その投げ売りの最安値まで、減損会計を強要するのか? 此処に大きな現実と株価のギャップが存在すると考えている訳です。あとは経営者次第ですね。いくらでも利益を出せるし、操作は可能です。でも何れ隠す事も出来なくなります。

株主総会の案内をみると…5月21日だそうですね。本当に汚いな。でもこれが資本市場でしょう。頭の悪い金持ち弱者から、搾取するのが市場原理ですからね。どうせ、人間は目先に溺れるのです。カタルが100円台のラオックスを取り上げた時に見向きもしない連中が、300円台になると大騒ぎをします。人間なんて…そんなものですね。でもブツブツは述べていました。株価の最大の好材料は、材料ではなく株価が下がることだと…何故か、皆は株価が下がると売りたがりますが、どんどん現実とのギャップは開く訳です。

シャープは228円まで入ったのですね。どうなるのでしょう。007はストップ高まであり現在は1009円ですね。昨日、相談のあった昔のお客様は、どうしたかな…。カタルは、つれなく、お金がないなら切れば良いし、あるなら買えば良いなどと…いい加減とも、捉えられる返事をしましたからね。ケネディクスは公示価格の発表を控えているのに安いですね。まぁハローウィンの期日明けを睨んだ対応を、せねばなりませんね。全部は現引きできる道理はありませんし…困ったことですね。だから貧乏は嫌いです。正しいやり方は、全部現引きして、さらにドル平均法で粛々と買う事ですね。それが金持ちの対応です。金持ちは絶対に儲かるようになっています。負けるのは、弱者のみなのでしょう。 それでは、また明日。



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