07/27

かたるカタルは最近の相場を、素人の機関投資家相場だと…位置づけていますが、それは仕方ない面がありますね。既に本物と言うか…相場心の分かる運用担当者は現場を引退しており、バブル期でも自分達の買いが、相場にどういう影響を与え、動いたのか…を、実感している人は少なかったですからね。カタルにNTT株、1000株を発注した山形共済のS課長はその後東京に出てこられ、結局、共済をやめて、他に転職されたそうですが…カタルより若干、年は上ですから、既に退職されていますね。年金運用などの機関投資家も、所詮は運用ノウハウの蓄積が伝承されておらず、素人です。故に失敗しても責められない、一般的に言い訳が出来る運用姿勢になりますね。その代表格がパッシブ運用と言う指数に連動する運用方法ですね。故に今年に入ってからの相場は、なかなか個人好みの人気株が誕生しませんね。

カタルは、この所の強い相場展開を見て、かなりの浮動株が、日銀やGPIFなどにより吸い上がったと考えています。その動向は、先日、野村証券などにも表れています。この株は増資で浮動株が増え、値動きが鈍くなっていましたが、最近高値を更新しましたね。この環境下で…の出来事ですよ。三菱UFJなどに続く、もう少し需給が悪化している野村までも…値動きが軽くなっています。これは安倍政権の官主導による市場経済化が加速している為ですね。JA改革など…不十分ですが、労働環境もそうですが、パイオニアの指名解雇事件からみると…世間の風も、大きく変化しましたね。結局、改革を受け入れるのには、世論が容認しないと駄目なので…変化に時間を要するのですね。

「花燃ゆ」などのドラマを、NHKで放送していますが、攘夷派が開国派に傾く時代の流れは、実に面白いですね。井伊直弼の判断は、正しかったのでしょうが…その時は世論が認めなかったのでしょう。つまり時間が経過して、ベストタイミングで行動を起こさないと…事を成す事が出来ないのでしょうね。この時代観は、まさに相場と一緒です。相場の見通しは正しくても…途中で時間切れを迎えたり、担保不足から投げさせられることは、良くある話ですね。ヘッジファンドなどは…ギリギリのタイミングで相場を張ったりするので…、僅か1日や2日の違いで、相場が反転する事があります。しかし、それが分かっていても…仕組み上、絶対期限を迎えたりすることが、あるのが相場ですね。この辺りのイメージは「銭の戦争」と言う長編小説を読むと、良く描かれています。

この小説、読者からのお薦めで…カタルは読み始めましたが、なかなか優れており…歴史背景も、確り描かれています。カタルの読書歴の中でも、名作の部類ですね。時間が在ったら、皆さんも読まれると良いですね。調べたら…この作家は現役時代、ファンドの運用担当者だったそうです。現場で相場を学んだ人なので…その辺りの呼吸が、うまく描かれているのでしょう。どうも歴史も、かなり分析してあり、日本の近代史を学ぶ上からも…知識としても面白いですね。カタルが苦しんでいる「時間の壁」の話しも、この小説を読むことで、皆さんの理解も進むかもしれません。

先日来、実験を続けている空売りのアコム、今日から買戻しのドテン買いに転じましたが…下値は今の所、542円までで…余り多く買えていませんね。最近は空売りも交え、実験を繰り返しています。結局、狙いを定め、上下する相場を上手く活用すれば、良いのではないかと言う発想なのですが…そんなにうまくいくかどうか…。スゥインズ運用と言う名前を付けました。株の動きなど…所詮、神様でなければ分かりませんからね。それなら、どっちの転んでも良いように…自分なりに投資方法を変化させないとなりません。実は、空売りは、久しぶりなのですね。

自分の事は…どうでも良いですが、土曜日(7/25)の日経夕刊2面の「ラウンドアップ」に株式投資の原則と言うか…核心が述べられていますから、読まれると良いと思います。このコラムには、アップルとアマゾンの企業業績の発表と株価の動きの違いがどうして起ったか? 記者の視点で書かれています。岩切さんと言う人が、書いたようですね。株式市場は、常に変化を探しています。企業業績が良いから買われる訳ではないのですね。…変化率が大きいかどうか?…の賭けなのですね。この記事の中で、アップルが好業績の発表でも売られた原因が、アップルウォッチの動向にあり、あまり、いい業績でもありませんでしたが、クラウドサービスが大きく伸びたアマゾンは、株価が堅調に推移していると述べられています。

カタルが正しい訳ではありませんが…、カタル投資は常に時代の変化を捉え、その流れに乗ろうとしています。今の所、動きが芳しくありませんが、おそらく中国経済のシャオミの動きを懸念しているのでしょうが…、Vテクの動きは芳しくありません。でもカタルは実験を続けていますが…このVテクは3Qまで赤字で、4Qのたった四半期で、この赤字分を埋め、一株利益113円を叩き出しました。もしこの流れが続くなら…この変化率ですから、株価は上値を追う訳ですね。みずほ証券だったかな? あのアナリスト予想が正しいかどうか…分かりませんが、間もなく発表される数字に関心が向かいますね。カタルは3000円を割れたところから始め、上値を買い続け、いったん売りましたが、再び追い始めました。でも株価の動きをみると…おそらく、アナリスト予想は外れ…駄目そうな気配ですね。でも…この分野は変化の激しい競争社会ですからね。どうなるか…見ものです。

このように…株式投資は、自分の予想(市場)と、実際の動き(実態)のギャップを埋める作業なのですね。だから先ほどのアップルとアマゾンのように「変化率の将来」を読む為に、株価は反応するわけです。決して企業業績のタガを反映させている訳ではありません。でも業績に、株価は左右されます。禅問答の様ですが…この辺りの感覚に敏感になって欲しいと願っています。背景に流れている原因を、確り、自分で把握し…自分の相場観を、市場を見ながら…反映させる作業なのですね。カタルは、全体の上昇相場は、始まったばかりと述べています。

失われた時代から、大きな政策転換を図り、今回は、米国も沈んでからのスタートです。TPP交渉は、皆さんが考えているより、非常に大きなインパクトを株価に与える材料ですね。ユーロとドイツの関係を考えましょうね。ドイツは卑怯です。バーナンキ前FRB議長などが、ドイツを批判するわけです。金融が動けば…沈むものも助かるのですね。カタルはシャープも、助かるのでは…と思っています。ただ高橋さんの技量が、今ひとつの印象なのですね。派閥抗争があるから、内部情報が漏れるのですね。明らかに内部分裂をしている現象ですね。官僚が政策を行う上でメディアを使う作業過程に似ています。1Qの赤字は、読みの範疇の筈です。…だからこそ、あそこで仕掛けると、カタルは思っていたのですが…どうも、その後の展開はカタルのイメージとは、少し違いますね。だから無理をしない。

それに引き換え、アコムはカタルのイメージ通りの展開ですね。でも今日は530円程度まで売った方が、良いとも思っています。そうして今後の展開ですね。おそらく、あの買いは欧州筋の外人買いだと思っています。この連中が何処までやるか…見ものですね。だからアイフルとオリコ、Jトラも含め、企業業績と株価の推移を勉強しておく必要がありますね。企業業績改善の背景は、一緒の流れなのですね。地所や三井不動だけが上がり、ケネディクスが下がることはないのです。背景は、みんな一緒なのですね。名目成長の話と実質成長の話は、みんな繋がっているのです。原理原則をしっかり把握して置けば、ぶれませんね。自分の勉強不足だから、株価が少し下がると…アタフタするのです。だからあとは、力量の問題だとカタルは述べています。

今週は、ファナックの業績発表があるそうで…、設備投資の動向が改善しているだけに注目されます。でもファナックを買っても、あまり儲かりませんね。先日、カタルが打診買いをした新規上場株、今日は珍しく買い気配スタートでした。この筋は、必ず株価操作をしますね。いつやるか?など…分かる訳もないので、馬鹿な質問をしないでくださいね。株価の動きなど…誰にでも、わからないのです。知っているのは、神様だけですね。その流れの中で…如何に、儲かるような仕組みを構築するかどうか…に、掛かっている訳です。ソフトバンクは、先日の反発地点に、再び接近していますね。通常、このような動きは、駄目な動きです。実はケネディクスも、同じような仲間なのですね。だから最近の変化には注目していますが、どう転ぶのか…。

早稲田実業が甲子園への出場を決め、これで清宮君をテレビ観戦できますね。郷里の新潟では、長岡の中越高校が甲子園にコマを進めました。今年は、甲子園を楽しめると良いですね。黒田がカープに復帰し、マー君だけだと…興味が薄れますからね。株もそうですが…無理しない程度に、少し参加し、自分なりに売り買いを繰り返していれば、興味は増し、勉強をするようになります。簡単にお金が稼げる道理はありませんね。やはり、どんな世界も自分なりの努力を続ける必要があるのでしょう。「銭の戦争」と言うタイトルは下品だけれど、なかなか優れた小説ですよ。もう直ぐ、カタルも全部、読み終えます。読者の人で、お薦めの小説があったら、カタルにも教えてくださいね。なかなか良い作家に出会うチャンスが少ないのですね。それでは…また明日。



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