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明日は又、左に続き、右目の白内障の手術日ですから…原稿を書いている暇がなく前半部分を前日の木曜日に原稿を書いています。たぶん今晩遅く…米国では朝ですがCPI(消費者物価)の発表があり、相場が動くのでしょう。基本的に予想がどんなものであろうとも…CPIはピークアウトしています。だから「利上げ観測」は2月1日の0.25%だと思っており、既に10年債の利回りは下げていますから、株価も「ある程度」は戻ると思っています。

6月の高値、または8月の高値を抜くことが出来るかどうか…が、次の焦点でしょう。ここではNYダウではなく…ナスダックの指数を採用しておきます。

ナスダック指数の日足推移

基本的にNYダウは非常に強く…ナスダックは弱いのです。この理由はバリュー株の選別が進み…グロース株は低調だという事なのでしょう。あまりに…株価は「時代を先取り」し過ぎた反省に暮れているのでしょう。

ただ意見が分かれるのが「半導体」です。車を観ても分かりますが…あらゆる機器がネットと融合し…AI化しています。つまり…半導体と言う産業は「新しい飛躍期」に入っています。問題は、この増産スピードが「行き過ぎている」と言う主張がカタルです。レーザーテックと言う会社は非常に良い会社ですよ。でも業績と株価の関係を、カタルは疑っている訳です。この時期に…今期PERが61倍、来期のPERが39倍の評価が正しいのでしょうか?

本日のニュースでは、既に…半導体の設備投資はピークアウトしています。ニュースは此方です。「日本半導体製造装置協会(SEAJ)は12日、2023年度の日本製半導体製造装置の販売高が前年度比(推定)5%減の3兆4998億円になるとの予測を発表した。昨年7月時点の見通し(4兆2297億円)を下方修正したもので、4年ぶりの前年割れとなる。」となっています。

TSMCの株価推移

此処で世界水準を観てみましょう。それでは世界トップのTSMCの株価は此方です。こんなイメージで動いています。そうして…その株価水準はPER13.82倍で、配当利回りは1.71%です。市況産業の株で…PERは13倍台ですよ。舟や鉄鋼と比較すると…この違いの大きさが分かります。通常の安定した収益の製造業なら…PER10倍台なら分かります。でも半導体は「市況もの」と考えるべき…部類の産業です。

そうして今はこれから…世界景気は後退期に突入しています。

だいたい20%近くの落ち込みでしょう。このような環境下なのに…TSMCはいくら世界トップだと言っても、13倍を超える評価なのです。利益が減る見込みは、船のように激しくありませんが…安全保障面で、生産が先進国に戻り中国では、汎用品が中心ですが製品が余ります。だから市況価格は、なかなか…底入れをしないでしょう。それ以上に…EVの自動運転化やAI化が世界で加速するかどうか? いくら何でも…今のタイミングではないでしょう。

だから…半導体と言う市況品を、生産するための設備投資は、これから更に増えることは当面ないでしょう。それなのに…レーザーテックの来期観測の一株利益643円が達成されるのでしょうか? もし…何処かで減額修正になったら、来期の数字を元にしたPER39倍はあっという間に、半分以下でしょう。

つまり…24000円台の株価は1万5000円も割れるのでしょう。カタルはそう思っています。今回限りの増額修正でしょう。まもなく…発表される好業績で、株価が上がれば…絶好の「空売り」場面でしょう。でも空売りと言うのは、嫌になる…時間感覚です。カタル向きではありません。だから絶対にしません。

レーザーテックは、夏以降…「年末まで」下げ続ける株だろうと思っています。

カタルはそう考えていますが…株価は意外に強いのかも知れません。早めに時代が進化すると言う観測も出てくる可能性がないとは言えませんから…。先週はレーザーテックの話題で…今週はこれに…「TSMC」の話しを加えました。でも爆利益で…2021.12のROEは29.8%で2022年12月は37.3%です。凄い数字なのです。市況ものらしい…だから市況産業の伸び続ける利益の時は、たとえ…「目先の数字」が合わなくても、株は、買い続けなくてはなりません。「大阪チタン」(5726)の今が、その時期です。

ボーイング社の増産、此処にロシア制裁です。でもエアバスの政治力は強く…この制裁には「二の足を踏んで」います。今は在庫を早めに手当てして…確保している段階でしょう。だから価格交渉は非常に優位な条件で決まるのでしょう。今年の価格交渉は、「生産者側」に有利な展開でしょう。

基本的に外部環境から見て事前に…市場を取り巻く「環境の未来図」は読めています。

三菱UFJの週足推移

例えば本日、高値を更新している三菱UFJは、いよいよ…ここから、株価は更に加速するかもしれません。当面は17日、18日の日銀の政策会議への圧力でしょう。「債券先物」の価格動向などが注目されます。仮に、ここで見直しがなくても…物価の上昇は明らかに継続します。4月に電力料金が上がります。2月から政府支援ですが…一緒にすればいいのに…予算の関係か、何かなのでしょう。だからこの2か月間のタイムラグがあります。

たぶん…黒田さんの後任から利上げ方向でしょう。この動きは今年から来年と続きます。

だから「中長期」でも相場は有望なのです。しかし…金融株は、何処かで乖離が高いので休みますが、また株価の動きは上昇し始めます。仮に高値を買って「捕まっても」恐くないのです。この週足を観てください。2003年からの相場で、カタルが3億円の預かり資産を40億円に増やして…年収が1億円を超えるウハウハ相場の時代の動きに似た動きを、今回の日本株は再現する可能性が高いのです。

三菱UFJの株価が1500円になっても、2000円になっても…相場なのです。あの時より、今の方が、ずっと…財務内容は良いのです。だから当然に事ですが…三菱UFJは、何れ…株価は2000円を超えるのでしょう。

このようなデッサンは、事前に…描かれています。あとはタイミングの話です。もう事前に相場の流れと言うのは決まっていますが…問題は、それをどう捉えるか? そのタイミングの問題です。

カタルに力があるなら、そのシナリオに沿って、相場を演出します。無理はしませんよ。市場が納得する形で演出を加えれば、株価波動は奇麗な形で上昇を続けるようになります。早く…そんな力のある「黒子」になりたいものです。そんな幻想を抱き…本日は三菱UFJの高騰に、気分を良くして…気持ちはランラン、ランなのです。ここまでで…前半の原稿を終えてアップしておきます。

あとは明日、手術から帰って来たら…実際の相場を観て少し加筆する予定です。先週と同様です。相場は楽しいものです。だから原理原則を、確り…理解できるように、カタルは自分が苦労をして…試行錯誤を続けて、学んだことを皆さんに伝えます。この解釈が正しいかどうか…それは分かりませんが、読者が、これを読んで…判断すれば良いだけの話です。

この利益の出方などの考え方は、非常に重要です。だから2週続けての半導体産業の解説になりました。もう…あまり株価は下がらずに「底這い」を続けると言う解釈もあります。それでもレーザーテックの売買高は異常だし…未だに株価は高いと思っています。でも安川電機なんかも…その口ですからね。万年、割高銘柄もあるし…毎年、割安銘柄もあります。だから…分からないから相場は面白いとも言えます。まるで…禅問答です。また後は明日ね。

此処からは昨日からの…「追加のレポート」です。

米国のCPIの数字はマズマズなのでしょう。やはり当初、FRBが述べていた「一過性の現象」という面もあるのでしょう。問題は、中国とインドの動向です。両大国の景気動向がこれから、どう影響を与えるか? 既に銅などは価格上昇に移行しています。

米国で、言われている住宅費や人件費の「粘着性」のある指標動向は、そう直ぐに下がりません。景気動向の強さ…例えば、「失業率」などですが、この数字は、時間を追うごとに悪化するのでしょうが…当初、カタルが懸念をした「ハード路線」は消え始め…「ソフトランディングの成功」になると言う観測が、春頃から始まるのでしょう。ただインフレ率は高い水準のまま…なのだろうと思っています。もう昔の「低金利」時代には戻りません。

スズキ(7269)の週足推移

この理由は「アジアの隆盛」です。インドの自動車販売が、日本を超えたことは非常に大きな材料で…自動車の「スズキ」(7269)の動向は、常に割高株ですが…それでも注目されます。同様の感覚では…空調の「ダイキン」(6367)なども同じです。しかしあまりに大きな会社で、個人向けかどうか…。でも「保守層」には好まれます。基本的に、このような株は機関投資家向けのファンド銘柄です。

ダイキン(6367)の週足推移

でも…ね。市場に溢れる「豊富なマネー」を吸収する相場、「過剰流動性相場」に移行する可能性も残っています。そうなると…小型株では駄目です。例えば「川重」(7012)だとか…大型株も物色対象になる可能性があります。「アジアの隆盛」を取り込む企業の株価は5倍、10倍となる…成長株でしょう。故に日経平均株価は10万円です。この10万円は、まるで「標語」みたいです。

京都銀行(8369)の日足推移

このように…カタルが「何気なく掲げる」銘柄も、意外に流れが来ると一気に株価が上昇します。最近の事例では、「株式持ち合い」の解消で、可能性のある株として、紹介した「京都銀行株」(8369)は、本日も…良く上がっています。此方です。

如何ですか? カタルは昨年の8月の上旬に、自分自身でも…この株を買っています。買った株価は5330円、5450円です。嘘だと思うなら、右のカレンダーから8月上旬の原稿を読むと…たぶん書いている筈です。

基本的に、このレポートに出てくる株は、何れ…必ず、株価は上がるのです。ノンビリ…自分の好みが出てきたら、「一緒にやる」と良いのでしょう。あくまでも「自分の力量」の問題です。「三菱UFJ」(8306)の話を書きましょうか…朝の気配値は弱ったので、935円で買い直そうと思って…「買い指値」を入れましたが駄目でした。


日銀が日本国債を買っていますが、それ以上の売り物で0.5%を超えて…0.53%だとか。たぶん今回は「空振り」だろう…と思っています。つまり…政策変更はないと思っています。あるとすれば…春でしょう。故に、17日ごろまでの「期間限定の商品」の可能性が高いのでしょう。でも仮に「休んでも」直ぐに上がる可能性もあり…心配はいりません。

それ以上に、このチャートは「爆上げチャート」の可能性も高いのです。

三菱UFJ(8306)の日足推移

前回のオレンジの上昇幅か…紫の上昇幅か…意見が割れますが、同様の値幅の上昇相場がスタートしました。短期上昇型なので…ディリングの対象でしょう。大型株ですから100万株単位で売り買いが可能です。この上げ波動は2倍になるケースもあります。

自分で考えると良いですね。カタルは…このチャートは「鉄板チャート」で「爆上げ型」と昔、解説しています。この揉み合いが「右肩上がり」の点に注目です。「返す返す」(かえすがえす)も…残念でした。2日前の885円で買うチャンスを逃したのは…。もう100円も値上がりです。「ここから本番」の可能性もあります。17日から18日かな? 日銀の政策会議次第ですが…一気に1369円の純資産価値奪回もあり得ます。

本日は「日本製鉄」(5401)も、順調に株価が上昇しています。配当取りの3月まで…相場を楽しめます。「野村証券」(8604)も500円台回復です。出遅れ狙いなら、むしろ此方でしょう。

同じことですが「ナ・デックス」(7435)も、一気に「4桁」に入る可能性もあります。要するに…「バリュー株」投資の潮流です。ここにカタルは「エーザイ」(4523)を、本日も再び8000円で…昨日に続き「買い増し」を実行しています。たぶん…この辺りを起点にして、株価は次第に、上昇を続け…1万円台に復帰でしょう。そこから、更に本格的な相場です。こんな事は、もう決まった路線です。

先ごろ、掲げた新興株の同じです。「メルカリ」(4385)は3000円台に復帰ですか? 仕方がないからカタルは「BASE」(4477)を238円で、また買いました。そうして235円でも買い指値を入れてあります。

どれが本流になるか…今は、「小さな波」が金融中心の「バリュー」株に来ています。小さな波です。本当の波は「ストップ高」です。1983年から1984年の相場をイメージしています。こんなところで…本日の「追加の原稿」はお終いです。それでは…また明日。自分の力量に配慮して、そろそろ…「儲かる相場」を堪能しましょう。またね。

名目成長時代は、「早く強気で」…行動した者が勝利者です。互い頑張りましょう。



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