戦後70年談話

戦後70年を迎え、安倍首相の「戦後70年談話」が発表され、カタルは良い内容だと思いました。戦争に突入する前後の在り方や、戦後生まれの僕らの感情も上手く捉えています。あの文章を理解するためには、歴史的なバックボーンがないと駄目ですね。

まだ全部読んでないのですが…先頃、世の中を騒がした張本人の百田尚樹氏の「海賊とよばれた男」と言う本屋大賞の受賞作を読んでいます。まもなく上巻が終りますが、良い本ですね。なかなか優れた内容で、この時代のどさくさ模様が描かれています。「銭の戦争」といい、最近は、良い本に巡り合っています。この「銭の戦争」、一般的にはパクイングォン氏が書かれた韓国のサラ金業の小説が、映像化されていますが、カタルの述べているのは、波多野聖氏の作品の方ですね。井深享介が主人公の物語の方です。どちらも、なかなかでした。花村満月の「ワルツ」もある意味で、戦後のゴタゴタ模様を描写しています。

一昨日のWBSでは、スーパーマーケットのライフ創業者の清水さんがテレビに出演し、最近の若者は、「権利」を主張するが、「義務」や「責任」を大切にしないとの内容を述べられていました。知らなかったのですが、彼も、ダイエーの中内さんのように、悲惨な戦争体験を持っているのですね。この戦後の荒廃から、彼らのような人間が新しい日本の礎を築いてきました。特攻…言えば戦闘機を思い浮かべますが、彼の場合は爆弾を抱え、陸上戦に備えた戦車への特攻だったようです。人間魚雷の回天など、特攻と言っても桜花だけでなく様々な形が存在していたようです。

喰えなくなると…自暴自虐になり、様々な犯罪が起こります。この戦争前夜の世情はまさにそんな中で、仕方なく、追い込まれていったのが実情なのでしょう。だからこそ、正しい政策選択をしないとならないのですね。ところが政治家の多くは、自分が株式投資をしたことがないから、追証の痛みを知りません。日本経済の未来に賭け、少ない選択肢の中から、無理やりに銘柄を選択する証券マンの気持ちなど…理解しないのでしょう。世間にブラック企業問題が生まれても、知らぬ…顔ですからね。カタルは失敗を通じ、何故、失敗したのかな?…と、よく考えます。一番は、自分の時代認識が間違っており、選択の問題ですが、その背景には、やはり時代の選択が間違っていたのだろうと思っています。その元凶は資産価格の下落です。株や土地を下げては…駄目なのですね。基本的に実質成長などと言うマジックを使ってはいけません。

我々は、実質の世界で生きているのではないのです。毎日の喜怒哀楽は、名目の話ですね。毎日スーパーで買い物をするのに…実質価格など誰も考えません。ハムや油などの価格が上がると、1000円のお金の価値が劣化します。所得が増えないと生活が苦しく感じられます。でも同時に給料が上がり続ければ、明日は、もっと稼ごうと努力をするのです。この生命の基本的なバイタリティーを奪うデフレは、悪夢の政策ですね。積極的に行動する輩が排除される政策です。

実は、こんな簡単な理屈が優秀な政策官僚に、分からない筈がありません。おそらく…この失われた時代は、人々が古い体質からの脱却に、必要な為の構造改革を成し遂げられる時間推移だったのでしょう。この構造改革が失われた時代なのです。パイオニアの指名解雇などは入り口ですね。そうしてようやく労働改革です。

今回の経済白書には、デフレ脱却が第二章に於いて書かれています。基本的にいろんな点で緩やかにデフレから脱却し始めているが…、未だに軌道に乗ってないことが述べられています。消費者物価だけではないですね。基本的に、マネタリーベースの伸びが、マネーストックに影響を与え、貨幣乗数の低下が止まり、上昇に転じなくてはなりません。更に金利が上昇し始める筈ですね。この中で銀行のポートフォリオに付いて触れられており、リスク資産への転換を促している記述がありました。

いろんな指標を、ここで解説しても良いのですが…面倒なので、デフレ脱却の基本は、名目成長率が、実質成長率を上回るかどうかなのです。その様子を、この経済白書の長期統計からグラフ化しましたので、その様子を見てください。その差がプラスに転換すれば、経済成長は正常化しているのです。残念ながら…2013年現在では、未だにマイナス状態ですね。これはケネディクスの株価にも、影響を与える問題なのです。

中国が元安誘導した要因の一つに、ドル建て資産の引き上げ問題があるようですね。中国としては、自国からの資金引上げをさせない為の方策の一つと考えているようです。これが1937年問題の一つの現象なのですね。カタルが、オバマの清貧思想を批判している理由の一つです。FRBが利上げを急ぐ必要はないのです。何故なら、原油価格は下がっていますからね。物価上昇圧力はないのです。金融危機で失った資金量を補ったのが量的緩和などの中央銀行の政策ですが、未だに金融規制が厳しく、HSBCなどがリストラをしています。つまり中央銀行の引き上げ分を、リカバリー出来てないのですね。

貨幣乗数効果や金利などの結果が出るまで、ガンガンと不退転の決意で、臨まないとなりません。ところが、この日本化現象は未来技術の進展と関係があり、直ぐに移行できるものとは違います。おそらく30年、50年と言う時間が必要なのかもしれません。ペッパー君などのロボットが一般化するのですね。テレビのように…やがてロボットが一家に一台から二台、三台の時代になります。スマートコミュニティーへ移行が、どのスピードで転換するか? そこが市場の見所ですね。今回の決算では残念ながら、JTECも007も、今一つの進展具合ですね。このようなカタルの仮説が、正しいかも疑わしいのでしょうが、カタルは、その様に市場を見ている訳です。だからこそ…デフレ脱却を急ぎ、信用創造機能を復活させ、新時代に向けた博打を促進させるのですね。その中で、アタリが増え始めると、一気に、日本は新しい世界の扉を開けることに成ります。

その様子が、此方もグラフなのです。この名目値と実質値の伸び率推移を良く観て、相場を一緒に観察しましょうね。ついでながら…、2014年1―3月期に於いては名目値と実質値は、同じ変化率プラス3%まで…来ました。つまり分岐点に、ようやく差し掛かったのです。このまま…維持するだけでも、徐々にプラス転換しますね。昨日のオフィスビルの賃貸料の推移にも、影響を与えます。詳しく知りたい方は…此方のページです。それではまた明日。

名目GDPと実質の伸び率推移
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名目GDPと実質の伸び率推移



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