かたる流石に…本日は一服するのでしょうか? 昨日まで日経平均株価は、なんと7連騰だと言いますからね。でも、ほとんどの銘柄は、過熱感がありませんね。基本的に26週線乖離が10%程度で抑えられており、25日線は、なかなか過熱しないのです。これは、どの株にも言える現象ですね。個人投資は慎重になり、高値を追う人が、なかなか居ないようです。個人もかなり儲かっていると思うのですが…。前半は指数の上昇で、指数採用銘柄の値嵩株が主体の株価上昇で、個人投資家は蚊帳の外でした。ただ最近は、カタル銘柄の上昇に見られるように、個人が持っている株も上昇を始めています。出遅れの双日なんかもそうですものね。
今日はファナックの話を、少し、しましょうか…。ファナックの稲葉社長によれば…サードポイントの株主還元要求がなくても、現預金が1兆円に迫り、これ以上の内部留保は必要ないので、株主還元を含め、その方策を前から、考えていたと言います。此処に金融庁が導入を進めているスチュワードシップコードの概念が、機関投資家に生まれたのですね。企業統治の話ですね。最近、日本生命などは、ROE5%未満の会社には、株主として拒否権を発動すると述べています。元来、成長が見込めない企業が、内部留保を過度に蓄えることは、経済論理に反します。ファナックのような超優良企業が、自己資金だけで運営されていること自体が、経営効率の点から見ておかしいのです。
だって、そうですね。ファナックの売り上げは7297億円に対し、営業利益は2978億円で、税金を払った最終利益は2075億円です。最終利益で見てもリターン率が28.4%ですから、ファナックにお金を預けると年率で28%も稼いでくれるのです。常識的に、信用力のある投資家は借り入れを起こし、今の国債金利は0.4%ですね。借り入れでも2%を下回りますから、銀行からお金を借りて、ファナックに投資をすれば…鞘が20%以上も抜けます。だれも苦労して、働く必要がない訳ですね。銀行に眠っているお金をファナックに投じるだけで、何億円も稼ぎ出せるのですね。馬鹿らしくて働く人が居ませんね。問題は、企業が株主にきちんと利益を還元するかどうかです。
稲葉さんは、既に1兆円も内部留保があるので、これ以上は必要ないから毎年稼ぎ出した利益の中から2割を内部留保に蓄積し、あとは株主に還元すると述べています。今後5年で、なんと80%も株主還元すると言うのです。つまり20%の80%なので、16%に回る訳ですね。銀行借り入れを起こし、ファナック株をドル平均法で買い集めましょうね。そうしてジックリと、5年間の投資をすればいいのです。1億の投資なら1600万円が毎年の所得になり、20%の税金を払っても1280万円が、懐に転がり込む計算です。何故、皆さんはファナックを買わないのでしょう。不思議ですね。今は26120円ですが、何れ、ドンドンと、もっと株価は上がりますね。(此処まで書いて矛盾に気づきました。売上高利益率ではなく、ROEで産出すべきでしたね。いや厳密には、時価総額に対する利益で計算すべきかな? でも考え方は似ているから良しにします。本文の狙いは、内部留保の話ですからね。別に狙いがありますから…。)
少し古い資料ですが…。何しろ、財務省が発表している資料はリアルタイムではありません。法人企業統計の2012年度によれば、企業の内部留保は304.5兆円と言います。1998年度は131.1兆円しかなかったのです。企業はドンドン内部留保を貯めこんでいますが、このお金が有効に使われていませんね。ここにROE経営と言う概念が導入され、企業はお金のコストを真剣に考えるようになって来ました。ようやく日本もグローバル論理に目覚めROEを高めますね。本当はファナックも自己資金ではなく、外部借り入れを増やし資金を活用すべきです。
三菱商事や三菱UFJが1000億円の自社株買い発表をしていますね。三菱グループは明治維新以来、日本の先導グループ企業ですね。つまり安倍政権の意向もあるのでしょうが、企業は資本論理に目覚めた訳です。だからセルインメイと言う5月に株を売れと言う諺は、幻に終わると…述べたのですね。本来買うべき、年金投資家も株を売っていましたね。馬鹿な連中です。ただ…ね。投資基準に合う銘柄が、だんだん減っていることも事実です。ヤクルトの株高批判をしましたが、明らかに高い株価も、散見されます。気を付けるべきですね。論理的に合わない株価は、何れ株価が修正されます。
カタルは今日も、ケネディクスを買い増ししました。なかなか下値で買えそうもないからですね。Vテクもそんなイメージで昨日は買いました。此方は…流石に、毎日買っていませんからね。このチャートも強いのですね。だって凄いですね。考えてみれば分かりますよ。今年2月9日に発表された3Qまでの数字は、売り上げが64億33百万円で、営業は8億5百万円の赤字で、最終も3億17百万円の赤字の企業が、僅か四半期で激変するのです。通期の結果は164億56百万円の売り上げに対し、8億62百万円の営業黒字で最終は5億33百万円の黒字ですね。赤字から、いきなり一株利益が113円ですね。この変化率は流石に魅力的ですね。 Vテクの決算短信は此方から
株と言うのは変化率を、買うのですね。良い会社を買うのと違いますよ。良い会社など腐るほどあります。しかし内容が激変する会社は、少ないのです。これからの受注動向次第ですが、株価が1万円になっても、何ら、不思議はありませんね。あまり理由を詳細に述べると、株価が高騰すると悪いから、この程度にしますね。また今度、詳細に述べますからね。良いですが、証券マンの人は、良く覚えておいてくださいね。この時期、期末決算が済んでから、来月に発売される四季報までの期間が、稼ぎどころですよ。数字がVテクのように激変する会社が、狙い目になります。
むかし、大山さんは四季報を丹念に読み、過去の四季報と数字を比較していたと言います。そうして、新たな投資指針で相場に臨んでいたそうです。かれは歩合外務員でも、非常に優秀で何十億円もお金を残し、投資の神様と言われた人ですね。何しろ、証券会社から経営指導料として、当時としては、破格の給料1億円を貰っており、大蔵監査で、なんで1億も払うのだ…と文句を言われ、社長が渋々、大山さんに大蔵省の意向を伝えると…、じゃ、辞めます。…と言い、会社の顧問を辞めました。四季報にも、多くの銘柄で自身の名義を出していた人なので…、記憶にある読者の人も、中に入るかもしれません。実話です。
この事は…何を物語っているか? 企業業績が大きく改善される株は、買いだと言う事です。本日の日本通信が賑わっている理由の一つ、東証1部昇格などの材料なんか、株価に効きません。だから株価は、また下がります。でも数字の増額修正は、必ず株価を押し上げます。007がそうですね。あっという間に、5割高ですか? 4月13日に、赤字ながら赤字幅が減ると増額修正を発表しましたね。4月13日の株価は930円で、発表を受けた翌日の寄り付きは970円ですね。どうでしょう。今の株価は1473円ですね。このチャートも非常に強いですね。右肩上がりのトレンドが継続しています。何処かで…上昇角度が大きく変わることが、あり得ますね。目先は爆発するまで買い増しかも知れません。株価は、企業業績に沿った動きをするものです。
あらら…、好調な企業業績を発表したケネディクスですが、540円で買ったら、今は535円ですね。一気に、570円の関門を抜けるか、どうか…。株を上がるのは、簡単なんですね。後場の2時半過ぎから、毎日、買い集めればいいのです。何も午前中に買う必要はありません。ディラーなどは、オバーナイトが基本的に出来ませんから…ね。でも個人投資家は、日を跨ぐ投資はできます。あらら、折角、買ったJTEC…此方は安いようですね。でもチャートは完全に転換をしており、既に上昇波動に移っています。だから下げたら買えば良いのですね。簡単ですね。上がったら売り、下げたら買う。これを繰り返せば、億万長者、問題はどの銘柄を選択するか?
昨日は、双日が人気になっていましたね。基本的に、双日も合同鉄鋼も業績から見て株価は安く、株価は上がりますが、カタルは割安株が好きではなく、常に、割高を好みます。小野薬品は、先日、ここからドル平均法で買い下がれ!…と、述べましたが、どうも下値を入れたかもしれませんね。でも、まだ分かりませんからね。チャート波動の確認は、時間が掛かります。先日、ケネディクスは私募債を発表していましたね。海外富裕層に対する私募債です。16億15百万と僅かな金額ですが、海外勢の日本への不動産投資は、ブラックロックなどの動向を見ても、盛んです。昨日は空室率と賃貸料のグラフを見ましたが、いよいよ2005年の再来になるかどうか…。
日銀がマネタリベースを増やしており、当座預金に眠るお金に、火がつくかどうか…。サバイバルの時の火おこしの場合、薪集めを先ず思いつきます。ここで火種作りも大切ですが、肝心の「火口」の確保が怠りがちです。鳥の巣などの…火種を着火させる「火口」の確保が欠かせませんね。そうしないと、いきなり小枝に、火は燃え広がりませんからね。薪をいくら用意しても、無駄です。物事には順番があり、自然の原理の手順を踏むことが求められます。株も一緒ですね。なにか…株式相場は、この火おこしに、似ていますね。カタル銘柄が、早過ぎるのは…株が上がる条件ばかりに、目を向け過ぎる帰来があるのかもしれません。くだらないゴタクを、読む方も大変ですからね。今日は、この辺にしましょう。のんびり構えれば、いいのでしょう。