新春を迎え…2

「デフレだとワクワクしない。今年より来年が良くなっていく中で、ワクワクしていく日本をつくっていくことが、今年の新たなテーマだ」と1日放送のニッポン放送で安倍首相はコメントしたと言います。彼はやはり…カタル達と同様の認識を共有していると思います。船長自身が方向性を間違えなければ…日本は大丈夫でしょう。希望を感じられる日本が軌道に乗るかどうか…今年は試されます。故に株は「ケネディクス」だけを観ていても良い訳です。

さて日経新聞の冒頭には、アジア通貨防衛の事が、話題にのぼっています。あまり大きく報じられていませんが、現状は…世界のドルは、米国へ還流しており、ドル不足が指摘されています。昨年、6月かな? 金融規制強化の為、MMFからの資金流用が難しくなり、日本もドル調達が難しくなり、問題になったことがありました。中国は貿易黒字国ですが…外部借入など、ドルが多額に投資されており、この返済が大変と言う指摘もありますから、注意が必要のようです。加えて金持ちの中国人は、共産党政権を信じていません。

滝田さんは、かなりの年でカタルと同年代だろうと思いますが…、景気指標面に「7の年は市場が荒れた」とネガティブな清貧思想を振り撒いています。希望が感じられるワクワク感が生まれる市場になるかどうか…。このようなメディアの清貧思想を打ち破らないと「流動性の罠」からの脱出が困難なわけです。ケネディクスの株価が3年以上も沈み4年目になる理由の一つですね。安倍さんの政策指標の一つでしょう。

さて昨日の続いですね。キャッシュフローの考え方は重要なのですが、損益計算書や貸借対照表に比べ、財務上は軽視されがちです。でもお金が入って来るかどうかは…帳簿上だけの論理ではなく、重要な動向が分かりますね。ここで少し解説が必要かな?

投資キャッシュフローがマイナス圏と言う事は…お金が出て行き、設備投資が盛んな状態ですね。その資金を財務キャッシュフローで補う訳です。借り入れなどで資金を得て、投資をするので、財務CFがプラスになり、投資CFがマイナスになる訳です。この差額がマイナスかどうか…日々のキャッシュが入るのが、営業CFですね。これがプラスなら良いのですが…

アークの株価推移

アークのケースでは、二つの理由で、この営業CFが予定より少なくなり、折角の投資活動が収益に結びつきませんでした。この当時は、金融機関が赤字企業に資金を融資しないので…政府系の金融機関しか頼めるところがなく…おかしくなったのです。故に1万円台の株価が、ドンドン沈んだのです。チャート上の高値は2006年1月の5225円ですが、その後1:2の株式分割をしていますから、実際の高値は10450円です。

アークのキャッシュフローの推移

カタルが問題にするのは…清貧思想下での再建ですね。その後、投資CFはプラス圏に上がり、財務CFは、逆にマイナス圏になります。つまり工場などを安値で売却して、損を計上して資金を作り、借金を返済していったのです。まるで清貧思想のデフレ論理です。

マネタリーベースの前年比の伸び率推移

この時期の日本は、間違った選択をしています。日銀総裁は福井さんの時代ですね。福井さんは、上昇する東京の地価に驚き…引き締め政策を実施してマネタリベースを減らします。バブル期の資産インフレの反省が、強く働いたのでしょう。その様子をご覧ください。マネタリベースの前年比推移です。(日銀の検索サイトが変わりましたね。)

この福井さんのミスリードと、リーマンショックが重なり、日本は、折角立ち上がった経済を、再び奈落の底に叩きつけたのです。この背景には、検察庁のライブドア事件(粉飾決算)や、ダビンチの減損会計を強要した金融庁などの政策指針が、経済に大きな影響を与えています。様々な政策が影響し…多くの企業が沈んできました。カタルも、この時期、もう大丈夫と思い浮かれていましたが…ベンチャーリンクで、討ち死にです。

だからアークの積極投資を、批判できません。詳しくデータを掲げながら、解説していくと大変な作業になりますから…これでも簡単に原稿を進めています。さて、こんな所で手間取っていると…終わりませんからね。飛ばした部分は、自身で調べ、自身の知識を補って下さい。

カタルが言いたいのは、2003年から日本は立ち直ったのですが…(この時期の三菱UFJの株価は1950円を付けています)、検察を含め、金融庁などを始め、日銀も、みんな政策方針を誤ったので…再び沈んで行き、経済会に不満が蓄積します。その後の80円を割れる過剰な円高は、世界はインフレの道を歩んでいるのに、日本だけが清貧思想を貫き、デフレ政策を堅持したためです。このような過程があるから…豊富な現預金を貯めこむ、現在の企業の姿があるのです。みんな懲りているのです。

官僚諸君は株式投資をして、カタルのように追証になり、サラ金に走る経験をしてみると…自分達の政策の影響が、どのような形で、市場に影響を及ぼしているか…分かると言うものです。日本の官僚も、みんな小粒になりました。昔は豪傑な奴もいたのです。

 

シャープのCF推移

さて次は、シャープのCF残高推移のグラフを提示しましょう。亀山工場は2002年の着工でした。故に、あの時期の投資なので、成功したのですね。しかし問題となった堺工場は2009年ですからね。リーマンショック直後に工場が完成します。この過大投資が命取りになりました。亀山から堺への移転を考えていたのでしょうが…エコ減税効果を経営者が過信していたのでしょう。この時期の多額の借金が、尾を引き経営危機に繋がりました。

でも根底にある間違いは、清貧思想の政策方針です。カタルが1300兆円の逆襲を株式市場のテーマに掲げているのは…此処が日本経済の病巣だからです。電通事件などのブラック企業問題も、全てデフレを選択する…実質経済目標にあるのです。故に安倍首相は600兆円の名目GDPを目標にして、政策運営をしている訳です。ワクワクする社会の創造です。

アークもシャープも、何故、この時期に、株価が浮上して来たか? こんな共通の課題があった事を、皆さんは…念頭にあったでしょうか?

失業率と消費者物価の推移

さて最後に…何故、今年は期待できるか? あの馬場レポートが背景にあります。失業率の3%割れが期待され…そうすると、消費者物価が上昇しやすくなると言うシナリオです。金融危機克服論から、原油価格の上昇が見込まれ、更にトランプ政権誕生により、ドルの還流が起り、円安になっていますから、物価は上がりますね。労働賃金が人手不足で上がりやすくなっている所に、原油価格の上昇に加え、円安の為に輸入物価が上がりますから、消費者物価は上がるので…550兆円にのぼる待機資金が、動きやすくなっています。現預金の最大の敵は…物価の上昇です。だから「1300兆円の逆襲」シナリオが生きてきます。

この発想は、間違っていない筈です。今年、もしケネディクスの株価が上昇しなければ…カタルは諦めようと思っています。問題は、宮島さんが年末に報道された電線などの地中化計画に、コンセッション分野で応募するかどうか…。このコンセッションは、政府も民間資金での財政出動になりますから、税制優遇などの支援を実施する筈です。

簡単ですよ。地中化リートを発売して、資金を集めるのですね。政府は、そのリートの配当課税20%を減税すれば…一気にお金が集まりますね。お金が必要なく、財政出動が実施出来ます。商業ビルなどリートの他に、多様な運用が出来るので、ケネディクスの株式価値はドンドン増し、PERは高評価に繋がります。

問題は宮島さんが、政治家などを動かし、減税を獲得して、業界を新たに立ち上げることができるかどうかです。国土交通省や建設省の役人の天下り機関の創設を、餌にすれば官僚も動くでしょう。日本にとっても、国民にとっても…皆がハッピーです。東電などとも組んで…汗を流せばいいのです。

でも現時点では…空想に過ぎませんからね。しかし物価高は、確実に起きます。そうして550兆円にのぼる待機資金が動き出しますね。故に、今年は「流動性の罠」から抜け出せるはずです。

さて長くなりました。かなり端を折り、急いだ原稿ですが…皆さんはカタルの考え方を理解して頂いたでしょうか? でも現実のシナリオになるか、どうかは別の話ですからね。馬鹿が大勢いて、誤解を生んでいますから困ります。株式投資の真髄は、自分がどんな世界をめざし、共感するかどうか…なのだろうと思っています。

日本が正しい政策を実行するなら、株価はバブル時の38915円を簡単に超える筈です。カタルは証券界に入った頃は、NYと日本の株価は10倍の差があったのです。日本株は1万円頃、NYダウは1000ドルだったのですね。それが…今や30年間で逆転しています。10倍の差が消えたのです。

政策が、如何に大切か…。キャッシュフローなどの企業戦略と、時代性の大切さ、更に今年は物価の上昇が、一つのテーマになると考えています。その背景を若干ですが…解説した次第です。ただ明日から始まるトランプ相場は、彼のこれから選択が、どの方向性になるかにより、銘柄の選別も、大きく変わります。

簡単に…新春のお年玉銘柄などを打ち出せる環境ではないと思っています。様々な選択肢の中から…自分がどう考え、何を、選択するか? 読者の皆さんは、大人の対応をして下さいね。カタルも、精いっぱい努力し、読者の皆さんと共に儲けられるように…頑張りたいと思っております。互いに…今年、一年を良い年にしましょうね。それでは…また明日。



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  1. 2015.12.27

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