今の日本人は、長い…「失われた時代」からの「立ち上がり局面」です。既に名目経済に移行していると思われますが、市場の反応を観ると、植田新総裁は「悪手」(利上げ=間違った政策の実行)を打ったようです。だから…カタルは「冒険をすべきではない」と述べていたのです。
この約一か月間の株価動向をみると、カタルの「分析」が正しいことが分かります。
日本株は、ようやく…34年ぶりに「過去最高株価」を奪回しました。これを「バブル」と呼ぶ奴は、「清貧思想に染まっている」馬鹿ですから、無視をして構いません。実態を知りません。自分の足でTSMCの工場が建つ「半導体村」の…九州の「熊本県菊陽町」に足を運べば分かるでしょう。これが名目経済です。あるいは「ニセコ」に行って、自分の目で確かめましょう。いずれも…世界のお金が日本に流れており、実体経済が潤った「名目成長経済」が表面化した…所です。
日本を代表するGPIFも、素人集団です。
日本生命も東京海上も…みんな34年も経過すると「誰も」名目経済を知らないのです。現場で知っている人間は、食えない評論家業を続けている杉村さんのような人です。まだ…あの写真を使っているのです。バブル期から、ずっと同じ写真じゃ…ないかな?
彼は明治大学の卒業でしょう。そうして野村人脈を持って居り、カタルとも面識があり、外務員協会に招かれて…2週間に一度かな? あるいは月に一度、僕ら10人から20人程度の集まりに招かれて…安い講演料で市場動向を伝えてくれていました。当時の兜町周辺は、こんな私的な組織の「集まり」が、良く…在ったのです。彼の最近のレポートが此方です。先ほど…発見をしました。会員の方は、何故、カタルがリンクを張ったか? その意図が分かります。
流石です。「相場心を知る」評論家の部類です。カタルより6歳上です。でも…食えないで未だに「評論家業」をやっているのですから、その精度は、カタルと「五十歩百歩」なのでしょう。それでは…約束ですから、市場の動きに動揺する「GPIF」や、機関投資家の皆さんを対象にレポートを綴りましょう。先ずは「現状認識」です。ざっと米国の4つの代表的な指数と3つの日本のチャートを並べます。
如何ですか? 今の株価位置が分かります。その下落率の表も作成しました。米国はまだ株価が下がってもいません。調整波動が此処から「始まるかどうか」…の段階です。事実、200日線を割れずに、何れの指数も、まだ「乖離」状態です。しかし…日本株はどうでしょう。過去200日間に、株を買った人は全滅です。ここ10日間程度の「激変」相場です。
植田さんは利上げをしたのが31日です。その日は「材料出尽くし」で、一旦は株が上がったのですが…直ぐに「半導体」を中心とする…「先物指数」から崩されて…抵抗感なく、株価が下落しています。
誰も「ファンダメンタル分析」を出来ず…「テクニカル面」だけの…目先の流れに動揺しています。僅か2日間だけで、39101円から35909円です。2日間連続の大幅安です。その比率は8.1%の下落率ですよ。植田さんは「結果責任」を感じないと駄目です。たぶん財務省の馬鹿とメディアの馬鹿が、植田さんを煽ったのです。学者先生は、黒田さんのような性格ではありません。「従順」なのでしょう。
しかし…カタルも理解できます。「金利のある世界」が正常なのです。
でもやはり「実質賃金」の上昇を観て、国民の認識が変わるまで…冒険をすべきではないのでしょう。専門家と言われるGPIFを始めとする機関投資家にも「人が居ない」ことが分かります。しかし…こちらのデータを観てください。
このグラフはTICK回数の上位30位の合計回数です。過去最高の数字を2日間連続で更新しています。これまでの最高は3月19日1023083回です。しかし8月1日は1132683回、8月2日は1216763回です。あの決算期前に海外投資家が持ち高を外し…先物に繋ぐ時、以来なのです。
ようやく相場の流れが、変わる場面かも知れません。
この資料を含め…カタルが独自に開発した指数も多くあります。でもカタルは非常にオープンな人間ですから、皆さんが使ってもらって構いません。日経新聞のようにケチな「著作権」などを、主張しません。
日本の為に…市場経済を理解してもらう為の「ボランティアの気持ち」が込められています。カタルは人生の大半の34年間を「無駄に」費やしました。ようやく名目経済に変化をして来たのです。正しい「政策」の実行を…求めます。自分達の村社会の利益を優先するより、日本国民の為に「政策」は実行すべきです。
バブル崩壊の引き金を引いた…馬鹿な政策官僚を「のさばらして」おくのは、反対です。本当の実力を持った…金融庁の「新発田参事官」のような方が、上に行くべきでしょう。だから安倍さんは、「地検改革」をやりたかったのでしょう。仮に時代が「逆戻り」するようなら…草葉の陰で、彼は悲しむのでしょう。
たぶんTICK回数から観て、「大丈夫だ」と思いますが、月曜日も大幅下落が続くようなら…植田さんは、「禁じ手」であっても、「ETF」の買いを入れると良いですね。最後の手段ですが、たぶん…大丈夫だろうと思っています。
「買いたい…弱気の演出」を、海外勢はしているから「先物から」下げています。彼らにとって、ネックだった…「為替」が円高方向に変わります。でも彼らも、ここまで…日本人が「軟弱」だとは思ってないでしょう。あっという間の200日線割れです。
今の日本人の姿が相場にも、色濃く反映されています。これが「34年間の悲哀」の結果に生まれた「弊害」です。米国と比較すると分かると思います。その表をもう一度、掲載します。
良いですか…データは嘘をつきませんが、自分の気持ちは相場環境に流されます。特に株式相場の面白い所は…このような「動揺を誘う」演出が、起こるからです。相場に「魔坂」と言う…「魔物の世界」が、生まれることがよく分かります。
しかし逆説的には「チャンス」なのです。
過去のデータは嘘をつきません。植田さんは、自分達が持っている「アナウンス効果」を使い方が、全く分かっていませんね。きっと彼は株の取引で…「追証」になったことがないのでしょう。
人生は、何事も…机上論ではなく、自分が「実践をしない」と分からないのです。末端セールス活動を、長く経験したカタルは「現場の苦しみ」を「嫌」と言うほど…知っています。サラ金を渡り歩き…、月末に「返済」と「借り入れ」を繰り返す生活を、何年も続けてきたのです。最後はサラ金の兄ちゃんに「ノルマの依頼」を頼まれる関係です。みんな実話です。34年間の悲哀の鬱憤は、これからスタートするのです。まだ始まったばかりですよ。
自分自身が、確りとした「知識」と分析が出来ないから、「目先の株価」に動揺します。
良いですか…今、この程度の下げで「動揺している」読者がいたとしたら…「分不相応な投資」ではなく、「博打」をしているのでしょう。楽しいな…月曜日は、どう反応をするのかな?と言う気持ちで…「場」が、明けるのを待つ…「ワクワク感」を持てるように…ノンビリ構えましょう。
カタルは「半導体株に反対」の立場でしたが、それでも、木曜日から買い場だろうと思っています。何処かで株価が急激に戻す場面もあるのでしょうが、会員の方にも述べましたが、このような場面が来たら…無理をせずに、最低2週間は「場が落ち着く」のを待ちましょう。この2週間で「新安値」を更に更新しなければ…、その時点から時間軸の分散投資です。株価ではありませんよ。
先日、皆さんと一緒に1700円台を買った「ジェイドG」のように…株価が下がったら、100株、2日間連続なら200株、3日間連続なら300株を買うような…「慎重なやり方」が正しいのでしょう。たぶん…大丈夫だろうと思います。
所詮「ない株」を売れません。演出なんか…長く続きません。ようやく…オオカミ少年のように言い続けた…「新興株の相場」がやって来ます。そのデータが、米国の「イールドスプレッド」です。まだ2年債が10年債を上回る逆ザヤですが、僅か…この差は9ベーシスです。
そうして…米国の個別株の株価動向を付けて置きましょう。先ずは消費関連の「ウェルマート」(WMT)や「アメックス」(AXP)の動向、そうして日経新聞が煽っていた商業不動産のNew York Community Bancorp, Inc(NTCB)の相場は、金曜日は全体が大幅安ですが…金利安を受けて、あの中で「株価が高かった」のです。
つまり不安を抱えていた商業不動産が、いよいよ…この金利安を受けて動き出します。それでも…まだ2年程度の歳月が必要なのでしょう。完全に…借金に頼っていた「弱小の債権主」から、強靭な正常な持ち主への移転作業です。
そうして最後は「a」プランの「AI革命」は死んでいませんよ。「エヌビディア」(NVDA)の株価は200日線を割れていません。まだ乖離が大きくあるのです。
何故、米国株は「単なる調整か」? たぶん…これから出てくる「経済指標」は大きく悪化して行きます。それはFRBが「間違った政策」の為だろうと思っています。やはり7月のFOMでも0.25%の利下げをすべきだったのでしょう。カタルは、そもそも…「パウエル」FRB議長を認めていません。たぶん…9月は慌てて0.5%の引き下げの実施でしょう。
故に最大9月中旬まで…今の軟弱の展開が続く可能性も考えて、「ゲリラ戦」か、「次世代の新興株相場」か…日本の名目時代の「野村証券」を買うだけでも良いのです。野村証券は、ようやく…200日線に届きました。最後に、その候補株を並べておきます。「タイミー」(215A)は新規上場ですから、相場の「シコリ」がありません。よって…これだけ5分足にしました。また明日。
「案ずるより、産むが易し」と言います。ノンビリ…相場を楽しみましょう