昨日は「過度の警戒感」を持ったように感じました。でも…それほどの「疑念」を抱くほどではないのでしょう。しかし、依然「乖離」は高く…カタル自身は、あまり株を買いたいと思ってないのです。
ただ「野村証券」(8604)の動きをみると…「25日線」を維持しており、やはり…と思っています。この乖離ですから、本来なら「乖離調整」をするところです。今の形は、高値を維持しながら…「一段高」を目指す…動きに見えます。この1000円を割れたところを、丹念に拾っている印象をもっています。
全体株も、半導体をリードしてきた「レーザーテック」(6920)は、久しぶりに1000円を超える値下がりでしたが…チャート上は、まだまだ強い値動きを示しています。再び75日線を割れると形は崩れますが…今のところは大きな懸念はなく、順調に利食いを消化しているイメージです。
その中で「ソシオネクスト」(6526)は、昨日もTICK回数1位の人気を保っています。年初から、たびたび取り上げて来た株です。自分は利用をしなかったけれど…昨日は読者の方からメールをいただき…その方は「ソシオネクスト」を買っていたようで、お役に立てて嬉しいです。
しかし…TICK回数の推移をみると、明らかに人気は陰っており…調整段階に見えます。故に…カタル自身は、昨日は「NPC」(6225)、500株を買っただけです。一応、前から「決算期のトラウマ」を抱えていましたから…基本的に信用の枠に「ゆとり」を持っています。いつもなら…30%ぎりぎりの「目一杯」で…相場に臨んでいるのですが、今は40%近いのです。
しかし…本日、主力の「ジェイドG」(3558)は決算を受けて…昨日までの「11日間、連続安」の理由がわかる決算内容でした。
まだ「場」は始まっていませんが…たぶん素人が多い市場ですから「決算書」を見る人はおらず、単に「最終利益」しか見ないから、失望をされているのでしょう。
まぁ「税金等調整金」という会計上の損益は、一般の人には分かりづらい項目です。カタル自身、よく理解しているかどうか…疑わしいのです。でも確かに最終利益で、株価を判断するケースが多いのですが…基本は営業利益でみるべきです。あるいは…金利などの損益を加えた「経常利益」で株価を判断すべきです。経常利益段階では75.9%の増益ですから…立派なものです。
しかし、この税効果会計でみると…最終利益は20%近い減益になりますから、多分…本日の相場は「売り気配」かもしれません。
この理由は「急激な変貌」を遂げている会社に、よく見られるのでしょう。何しろ小さな会社が大きく成長をしているところです。四季報の記者も、これを見逃していたのでしょう。先日も、四季報の最終一株利益は、新春号では130円でしたが、春号は111円に変更されていましたが、その時は、あまり株価に影響を与えていません。
昔ほど…「四季報」というものを見なくなったのでしょう。しかし今回の前期の最終利益はさらに減り、111円から91円ですから…やはり株価は、過去の数字に引きずられるのでしょう。しかし現実は75%増益なのです。市場の反応が気になるところです。
ヘッジファンドが関心を持っているなら、買い場でしょう。果たして、こんな小さな会社まで「目を配っている」かどうか。…基本的に今の日本株市場は「一流株の物色」に留まっています。「脇への広がり」を期待しましたが、まだ市場が、そこまで暖まっていないのでしょう。
「野村証券」(8604)を見るとわかります。資産投資の「雄」ですが…今年に入ってから、初めて…本格的な海外投資家の買いが入ったように思っています。だからこそ…25日線ラインを維持しているのでしょう。
カタルは「三菱UFJ」(8306)の事例を、昨日は掲げました。リーマンショックを受けて下がり出したときに、800円から買い始めて…500円台の時は、「本気モード」になっています。しかし…現実は、そこから数年間、10年以上かな。その時間を待たされています。正解の買い場は2022年の年末です。ここから今回の相場はスタートしています。「野村証券」は、約1年以上の遅れで…動き始めました。
「お船の相場」でも…そうでした。カタルの感覚が正しいはずですが…実際に機関投資家が動いたのは、1年以上も遅れて来ています。カタルの課題である…最後の「時間軸の壁」これはとっても高くそびえ立つ壁に見えます。
「ジィエドG」は、間違いなく4180円の上場来高値を抜きます。もうこのことは「マガシーク」のM&Aが決まった段階で…未来の株価は決まっています。
株主への手紙を見ると…カタルと同じ利益を狙っている田中君です。利益も倍増を狙っています。
しかし…その「途中経過」では…どの段階で、「新規のファンドの参入」があるか…分かりませんからね。カタルに力があるなら100万株程度を買っても良いのですが、今なら、あと2万株程度しか買い増しはできませんからね。貧乏人は「辛い」のです。結果は分かっているが…相場に、逆らうことはできません。
この形も、お船の相場に似ているようです。本格的な株価上昇は、この下げの後でしょう。どの辺りが「下値」か…わかりませんが、カタルは「買い続けよう」と思っています。問題は「追証」なのです。相場観より優先される「力量問題」です。みなさんも…己の力量は自分だけにしか分かりませんから…無理をせずに、相場に取り組むべきです。
さて…カタルの視点は、いくつかの「他の姿」を見ています。
まずは二つほどリンクを張りましょう。一つは、「澤上さんの視点」です。彼の相場観は兎も角、この記事の中で述べられている70兆ドルの低金利資金が金利だけどうなるか…という部分をカタルも前から気にしています。
「世界の政府や民間企業の債務残高を国際金融協会(金融システム安定のために主要金融機関が加盟)が集計している。その額は2023年末で310兆ドル。10年前から70兆ドルほど増えた。なお直近の世界GDPは約100兆ドルだ。
70兆ドルはこれまでの低金利をベースに契約された借金と言い換えられる。その金利が上がってくる。借り換えの際にデフォルト(債務不履行)が起きてもおかしくない。しかし暴落はまともな経済へと戻るきっかけになると思う。」と述べていた部分です。
カタルは「商業不動産」が焦げ付きますから…その債務問題を前から懸念しています。
そうしてもう一つなのですが…このような意見もあります。普通なら…カタルは気にしないのですが…リーマンショックの頃、最初はサブプライムローンだけでした。しかし…その1年後かな? ゴタゴタが続き…リーマンの破綻です。例の「影の銀行システム」という天文学的な負債で、世界は動揺しました。金融当局は、完ぺきに管理をしているとは言えません。だから…気になる報道です。
さて相場は始まりました。
やはり新興株中心に株価は崩れています。肝心の「ジェイドG」は1800円の寄り付きです。思ったより安いのですね。カタルは2000円程度かな?…と思っていました。信用買い残があるために、「投げ物」が重なっているのでしょう。無理をしていた短期口座は追証ラインです。さすがに…高値から1000円安ですから…「追証」にもなります。仕方がないから、他も物を売り…「担保率」を上げました。本日は、かなり損をしたのでしょう。
カタルはこの口座では、株を買えませんから、ほかの口座で…1800円から買っており、本日は、合計で7000株を…新たに買いました。でも何度も1760円を買っていますが、売り物は継続して出てきます。
やはり…出来高36万株では「消化できない」のでしょう。50万株以上は、欲しいところです。まぁ内容が、内容ですから…目先の売り物が切れるなら、2000円台で株価は落ち着くのでしょう。今の株価は既に200日線を割れています。1882円が200日線です。みんなが「損をする株価」水準です。
もう1万程度の買い余力はあるのですが…どうしようかな?
すでに7000株を買ったからなぁ…。時間を置きますか…。きっと決算書を、ちゃんと読める人は市場に多く存在するでしょう。キャッシュフローを見てもわかりますが…棚卸資産が拡大をしており「急拡大」している様子は分かります。
基本的にこのような成長過程では、あり得る話です。まぁ見ていてください。そんなに下がらず…株価は反発するでしょう。余裕のある人は買い場ですが、無理をせず…のんびり構えましょう。逆に「追証」の人は、無理をせずに、じゃんじゃん投げましょう。カタル自身、もう「維持率」が怪しいのです。
間違いなく…市場にちゃんと決算書を読める人が、居るなら買い場です。だって70%も増益なのです。馬鹿だね。それでも今回、カタルは7000株を増やしました。野村を売って、もう少し買おうか…、どうしようか…迷っています。
さて「Jトラスト」(8508)が昨日は高かったです。基本的に3点セットの株ですから、株価は上がり続けます。ここから2年ほど「株価の上昇」が続く…と思っています。でもみなさんは、まずは損が消えたら「安全策」をとっても良いのでしょう。イスラエルの問題がなければ、警戒は高めませんが…米国の小売りも強く「利下げ」はどんどん遠退いています。最近では11月説まで登場し…場合のよると利下げが消えるという読みまで…出ています。この中東情勢が、やはり…気になります。
この動きと…今回の「ジェイドG」のストップ安も、これで「雨降って…地固まる」動きになるなら凄いけれどね。まだ寄りません。ストップ安のまま…ですね。本日も野村証券を5000株だけ売り…前の55000株に戻しました。この口座でジェイドGを5000株買ったのです。あと1万株は買えると思いますが…自重します。こんなところで本日はお終いです。また…明日。
早く「売り物」が消化されると良いのですが…こんな小さな会社を買う奴はあまり居ません。みんな「最終利益」を見ますからね。仕方がない…面もあります。これが「小型現物株」の値動きなのです。貸借株と違って…「カラ売り」がないのです。「小型株」の怖さでもあります。