「雨降って地固まる」と言う表現があるように…今回のイランの報復は、良い「買い場の提供」となる可能性もあります。昨日の原稿は、少々…オーバーだったようです。
一晩、経って…色んな報道を読んでいると、先ず、イランは報復に辺り…「事前告知」していたようです。その為に、米国などは、シリアなどからイスラエルに飛来する無人機やミサイルなどを「打ち落とす」ことが、出来たのでしょう。被害も、今のところは10歳の少女の負傷と言う話で…死者などは出てないようです。
そうして米国は「イランへ攻撃はしない」と、イスラエルに宣言しているようです。まぁ戦果としては、イスラエルの勝利のようなものです。現状では、「過大な懸念」まで、視野に入れる…必要はないのでしょう。情報を集めると「普通の下げ」に留まるのでしょう。
これでウクライナの戦況も改善しそうです。たぶん…領地はロシア側で停戦でしょう。その代わりウクライナは「NATO入り」を果たすのでしょう。
でも原油価格はしばらく…「高止まり」をしますから、6月の利下げは「遠退き」そうです。よって…商業不動産問題は、より「深刻度」を増します。先日、紹介した資料によれば…西海岸の都市は、軒並みリモートが中心で…働き方が変化をしています。同時に非効率という事で、出社を求める企業も増えているようです。
「ジェイドG」(3558)は「マガシーク効果」を完全に打ち消す…10日間連続の下げです。株価は基本的に、発表前の水準に戻り…「四季報」判断の株価になりました。
「野村証券」(8604)も高い乖離の割に、あまり下げないようです。「900円割れ」が買えるかどうか…難しい展開が続きそうです。カタルは75日線割れまで…視野に入れましたが、今のところは杞憂に終わりそうです。まぁ戦況がこの後、どう変化するか分かりませんからね。どっちにしてもイスラエルは、米国の支援なくして…イランと本格的な開戦は出来ません。
先ずは、一晩、経って…「ほっと」しています。
でも手放しで…「喜ぶ話」とは、違います。何しろ…米国も日本株も高い「乖離」を抱えていることは事実です。このイスラエルによるシリアのイラン大使館へのミサイル攻撃かな? カタルは「やらせ」の工作まで疑っています。
こうしないとウクライナは、既に大きな犠牲を払っていますから、和平交渉に応じないのでしょう。でもゼレンスキーも馬鹿ではないでしょう。米国の議会の反対に遭い支援が遅れ、戦況が不利になっている認識はあるでしょうから、「矛を収める」のでしょう。
動揺を誘い…整理を促す、いつものパターンです。
僕らは社会的な現象、つまり「材料があって、株価が動く」と一般的に考えられます。しかし…カタルの長年の経験を言うと、逆の可能性の方が、多いんじゃ…ないかな? つまり「株価が材料を選ぶ」のです。経済の局面は色んなケースがありますが、今回の米国株の上昇を観ると分かります。利下げ期待が株価を押し上げてきましたが、実際は、まるっきり…違います。
年初から一貫して金利は上がり続け、株価も上がっていました。つまりこれは経済成長の実態が強く、理想的な「高い成長」を遂げている…姿です。この狭間で株価は、あっちに行き…こっちに行き、揺れながら上昇を続けてきました。
既に多くのヘッジファンドは「利食い」を完了しており、新たな展開を模索しているように思っています。
最近の米国株の見所は「AI」関連から…不振だった「アップル」の値動きです。EVから撤退してAIに力を入れている行動を買う動きあります。「日足」と共に…「週足」を観てみましょう。如何でしょう。この現象は、長年におけるアップルの好評価で、株価は常に「乖離が高かった」のですが、ここ1年ほどは、その乖離問題も、消えていることが分かります。
つまり…「材料が株価を決める」のではなく、「株価が材料を選ぶ」面が分かると思います。
カタルが常に…口にする「乖離」「乖離」、200日線からかけ離れた株価は、どんな材料も打ち消すのです。だから…「ジェイドG」(3558)の10日連続安なんか…ようやく75日線に到達するラインですからね。そんなに「心配をする」ようなことではないのです。もともと…カタルは、この展開も事前に想定しています。
さて…相場がスタートしました。
その「ジェイドG」(3558)は2242円に寄り値です。ようやく…75日線に接近をしたところです。依然、200日線との乖離も高い状態ですから、「利食い玉」を抱えた…投資家も多いのでしょう。事実、カタル達は、年末に、毎日100株ずつ買う運動をした株価水準は2000円前後です。それから…高値圏の2600円前後を買いました。その2600円から僅か400円程度の下げです。
これだけ、株価は上がっても…です。「マガシーク効果」は利益が出ないと言う…市場の観方になっていますが、これは間違っています。田中君は、どうやって…「ドコモ」と「伊藤忠」(8001)を説得したか? かなり有利な条件で買収が決まったのです。やはり魅力を秘めた株でしょう。
カタル自身は「大きな玉」を抱えたままですが、本日から、しばらく…2200円から更に500株ずつですが、下値に買い物を入れました。
そうして「野村証券」の方は、依然、高い乖離ですから、今回、増やした1万株の建玉の内、5000株だけ「寄り値」で利食いして…逆に900円から下なら買い始めようと思っています。依然、「警戒」は怠れません。まだ中東情勢が揺れ動く…可能性もあるからです。まぁ1か月も掛からないと思っています。
今回の「野村証券」の値動きを見ていれば…海外投資家の「買い姿勢」が分かります。先ほど…米国では「アップル」株が見処になり、日本では「野村証券」株が、その核でしょう。
相場と言うのは、全部を観るのは不可能でしょう。ポイントを押さえて…株価を観察するのです。その局面を「リードする」銘柄の観察は、欠かせません。「東電」(9501)なんかでは…万民の心を癒すことは出来ません。「楽天」(4755)もそうです。所詮、欠陥を抱えたものはリーダーには、なり得ないのです。
だから「レーザーテック」(6920)と言う「逸材」を見逃したカタルは、自分自身を責めています。折角、これだけの「スター株」があったのに…「間違った」時代認識でした。でも…あの時に「米中対立」から「半導体の覇権」を争うとは思っていませんからね。
中国の習近平は、その強引な政策は頂けませんが、ある意味で優れています。最先端分野にお金を投じています。過剰生産の鉄鋼の反省から…学んだのでしょう。しかし今回のEV戦争は、そのおかげで「テスラ」を抜き…「BYD」が世界一になりました。自動運転も他国をリードしています。太陽電池も…みんなそうです。でもその弊害が、今回のEVからHVの揺り戻しでしょう。「トヨタ」(7203)に「開発時間」が新たに生まれました。このチャンスをものにできるかどうか…非常に大切な3年間でしょう。
今回の局面の「見処」は…新興株の「下値確認」、野村証券を観ることにより、「海外投資家の参加動向」の意欲が分かります。そうして…果たして相場全体が、「名目時代」に、どの程度…変わっているかを確認するのが「NPC」(6255)じゃ…ないかな? この銘柄は目先の銘柄です。2021年に付けた1212円を抜く場面が「チャンス」に繋がります。そうすると…3325円の最高値がターゲットになります。
今の相場環境にピッタリ合う…「仕手材料株」になるのです。
基本的に、実質成長時代とは異なり…名目成長時代は常に賑わう…株が存在します。実質成長時代は、株、そのものが、価値のない時代です。だからバブル期の相場のハシリは…「銀行」、「証券」、「不動産」の3点セットの資産効果で潤う業種が「スター」路線なのです。今回も、その教科書通りでしょう。
先ずは「三菱UFJ」(8306)の株価が上がって来て、そうして「野村証券」(8604)に「三井不動産」(8801)です。
それも全部、その業界をリードする一流株です。分かりますか? 当面、この流れは続きます。1年や2年で終わるものではないのです。数年間、続く流れなのでしょう。何故、カタルが「薄利多売買」から「雪だるま投資」に拘っているか?
昨年は、何度も…何度も、その売買手法のチャレンジを試みましたが、結局、早かったのでしょう。完璧に、その「時代変化」に到って…なかったのでしょう。
アララ…ストップ高の「買い気配」です。この銘柄もカタルの注目株でした。「ベイカレント・コンサルティング」(6532)です。カタルは、この「DX関連」に惹かれており…大きな「格落ち」銘柄ですが、K君を買っている理由の一つでもあります。日本は効率化投資をもっと増やさないとなりません。特に大手企業ではなく…「中小企業」です。だから…チャンスを窺っています。
相場を観ていると…金曜日の出来高の1271万株を受けて…揉み合いが続いている「NPC」や、自社株買いの「継続している」と思われる…「クックパッド」(2193)など、やはり時代は「名目時代」なんですね。もう少し…NPCを買いたいと思っています。
もう500株だけ「追加」で、上を買いますか…今の株価はこんな感じです。本日の安値は1007円です。1000円割れを拾いたいのですが…ないのかな?
カタル自身は「スタート」段階を見逃していました。ハイ、今1020円で、追撃で…もう500株のお買い上げです。まぁ遊びの範疇で…大きな儲けにはなりませんが、今は「相場を理解」するために…敢えて「追撃買い」を実施したのです。
相場と言うのは「机上論」では、意味がありません。常に「実践」あるのみです。そうしないと…自分の技量は伸びません。先ずは論理的に説明できる戦略の下で、実験をします。
その過程で、「成功」も「失敗」も…当然ありますから、何故、その考え方が市場に通用しないのか? 常に、疑問を持ちながら…その動向を追います。「三菱UFJ」(8306)の不可解な株価、この訂正が始まったのは一昨年からです。このタイミングが「正解」でした。
「割安感」だけでは…駄目なのです。
カタルは100万株以上…買ったんじゃ、ないかな? 当時は現役の証券マンでした。800円で安いと感じ…500円前後で「本気モード」になったら…実際は318円ですからね。全く…驚きです。
でも結局…みんなが行動をしたのは、黒田元日銀総裁が態度を変えた所でした。「安値」を買う事が…正しい行動とは違います。それは金持ちが採用する投資でしょう。貧乏人は、もう少し…時間軸を考えないとなりません。
もともと「懐」が、浅いからです。まぁ講釈は良いです。こんなところで本日は、お終いかな?
先ずは「ホッと」しています。これで「雨降って地固まる」相場になるかどうか…警戒感を持って…相場の観察が続くことになります。良かったね。こんな程度なら…カタルの「杞憂」に終わりそうです。
また…明日。…なのですが、実はこれから出かけます。旅先なので…更新しようと「ノートパソコン」を持って行きますが…上手く更新できなかったら、ゴメンね。
まぁ無理をしない…自分の「力量」に見合った「行動」を選択しましょう。