昨日は「厚生労働省」から毎月の「勤労統計調査」が発表され…「名目賃金」と「実質賃金」の発表がありました。
基本的には…実質賃金がプラス圏になりませんから、物価の上昇に賃金が追い付いてなくて…「可処分所得」が減りますから、GDPの消費は伸びません。でも…肝心な点は、名目賃金の伸び率です。やはり…3%以上の伸びが欠かせないのでしょう。これでも…昔から観れば高くなりました。しかし1.8%ですからね。これでは、なかなか「マインド」が変わりません。
この報道にあるように…既に実質賃金もプラス圏になると言われています。その時期は、早くて…この報道は4―6月となっていますが、一般的には8月頃と言われています。でも一番肝心な事は、常に「名目値」が「実質値」を「上回る状態」を維持することです。もう少し…長い統計があると分かりますが、過去の日本は実質が名目を超えていました。今度、暇な時に、長いデータを集めて作成して見ますね。
よって…日本のブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、今年に入り…約25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し8日に1.418%に達したそうです。このBEIは物価上昇を示しています。
つまり…この金利が上がって来た2020年から、基本的な方向性は「株高」を示しています。これももう少し長いと分かると思いますが…ありました。此方の資料の方が良いですね。この二つのグラフを観ると違いが分かるでしょう。縦軸と横軸の比率を変えるだけで観る側の印象度は大きく変わります。僕らは知らず、知らずのうちに洗脳されているのです。
ようやく…アベノミクスの「期待」のラインに、戻って…来たのです。2013年のラインです。だから…「野村証券」(8604)が980円を奪回したとも言えます。
このような経済学の基礎知識がある人と、ない人では「生涯を通じて」…お金の増え方は劇的に違います。株や土地などの資産は、インフレに強く…デフレには弱いのです。日本はバブル期の反省が強すぎて…「清貧思想」の道を歩みました。この思想に未来はありません。
「贅沢は敵」などと言う「キャッチコピー」は間違った教育でしょう。共産党政権のようなチクリの世界です。やはりみんなで「切磋琢磨」して、より「高いステージ」に挑む…マインドが大切だと思っています。そのような環境になると…周りの失敗にも寛容になれます。誰にでも、失敗はあります。それを温かく「見守れるか」どうか…だと思っています。
「ジェイドG」(3558)の田中君は、まだ43歳です。希望にあふれる年代です。だから果敢にチャレンジが出来るのでしょう。その冒険が成功する過程で、本人は色んな経験を積んで…更にステップ・アップするのです。僕らは、2年や3年は、じっと…彼の成長を陰で支える「黒子の存在」であれば、それで良いです。
この程度の株価の上昇では、世間の評価は、まだまだ…得られません。マガシークを得たことで、「新しいステージ」を歩めるのでしょう。昨日は、あの後も、カタルは株を買って…合計で2800株かな?…を買いました。本日も2390円、2380円…更に下値に買い物が入っています。
なかなか…成長株が株価上昇をする時間を待つのも大変でしょう。
カタルは証券マンに成ったばかりの頃…「任天堂」(7974)を、自分のお金で2000株だけ持っていたのです。たぶん…その買値は1500円~1800円前後でしょう。当時は、まだゲームは存在せずに…その「ハシリ」の段階の「ゲーム&ウォッチ」と言うカードのような…時計と簡単なゲームが出来る小さな端末の段階です。
そこから…2年から3年ほどかな? 例の「ドンキーコング」と言うゲームが遊べる「ファミコン」を発売したのです。仮に…あのまま株を売らずに、今まで持っているなら「天文学的なお金」になっていました。まぁ40年間以上でしょうが…。でもどんなに頑張って働いても、その「資産効果」には勝てません。
「ジェイドG」は、「任天堂」と同じような「成長株ライン」に位置する会社です。彼が山内さんのような「強い意志」と「リーダーシップ」を発揮できるかどうか…楽しみです。だから株価の成長が続く限り…「売らない株」の話しをしています。
市場は良く観ているものです。「頑張る」経営者は、必ず…市場から高い評価を受けます。まだ、ちっぽけな小さな会社ですからね。末永く…応援しようと思っています。彼が「頑張り」続けるなら…の「条件」です。
やはり半導体の人気は高いのですね。「ソシオネクスト」(6526)は5000円台に入り…5666円の高値の奪回を目指しているようです。たぶん…抜くのでしょう。
そうして「ルネサスエレク」(6723)は、とうとう2800円台になって来ました。2899.5円の高値更新まで…あと僅かです。両者とも、カタルの推奨株です。「ルネサスエレク」のタイミグは予期せぬ…「売り需要」に押され、遅れましたが、1万円を目指す可能性があります。両者とも…その可能性がある株でしょう。
でも…ね。「ジェイドG」と同じで、直ぐに、その株高を期待するのは無理ですからね。まぁ、あり得るかもしれませんが、通常は時間が掛かります。
この「乖離調整」は、どんな成長株も「避けられない試練」です。200日線が一般的に基準と考えて置くと良いでしょう。今、野村証券は、その「利食い」をする人達を、待っている時間です。
ジェイドGも同じです。
2000円以下で…株を買っている人は大勢います。でも既にその水準より2割ほど上の株価です。今年後半から…更に、「劇的な株価上昇」が期待できるのは、来年なのでしょう。その頃は「レーザーテック」(6920)の存在を超えるような「息の長い」株価上昇になる可能性があります。最近では、この成長株を逃したのは「痛恨の極み」でしょう。まさにコンチクショウですね。
銘柄なんか…たった一銘柄でも充分なのです。
連日、自社株買いと思われる「買い」が続く…「クックパッド」(2193)も、昨日はあの日の185円を抜いてきました。昨日は193円まであります。あの時に、カタルは早いかもしれないが…どうしても株を買いたくなって、その衝動を抑えることが出来ませんでした。
その株価は155円です。そこから確かに…株価は下がりました。105円まで下落するのですからね。ある意味でビックリしましたが、想定通り…赤字から黒字になって、予期せぬ自社株買いの効果で、もう直ぐ200円台の回復です。
低位株の値幅効果を味わってもらえましたか?
カタルは残り1万株しか持っていませんが、これは全て…タダ(無料)の株です。このような売買を楽しみながら、「タダの株」を増やせるのが「雪だるま投資」でしょう。今、野村証券で、その実践をしています。今回は55000株から1万株を増やして65000株にする予定でいます。あと5000株を買うと65000株になります。今週のSQ(4月12日)を目安にしています。
でも、やはり…未だに「見通し」は、すっきり…晴れません。
確かに、先週末、ポジションを落とす必要はなかったかもしれませんが、やはり気になるのです。でもブラックロックは、初めて…「不動産投資」に、やや大きな資金を入れ始めました。しかしこれは住宅の賃貸なのでしょう。カタルが、気にしているのは「商業不動産」の方です。イスラエルがラファに強行突入したなら…一気に原油価格は上昇して、株価が調整を強いられる可能性もあります。やはり…今は、まだ無理をするような段階ではないように見えます。
でも貧乏人は「時間を待つ」のが苦手ですからね。まもなく…「ジャムコ」(7408)に見処がやって来ます。あの「業績悪」発表の時は1290円の始まりでした。3月25日です。この日がポイントになります。ただボーイング社の動向も「2点底の形成」(W底)に見えますが…分かりません。
「大阪チタン」(5726)も、はっきりしません。
2388円が下値なのかどうか…これが確かめられるのは、先ずは2725円を抜いて、更に2940円を超えないと…チャート上は明確な反転とは言えません。前の「二つの山」を越えないと駄目なのです。まだ2725円も超えていません。故に、「下降波動」がチャート上は続いていることになります。
でも円安効果もあり…業績は前から述べているように…一株利益は200円前後でしょう。この航空機関連は、年末の「スター株」と思っていますから、まだ買ってない人は打診買いをして…丁寧に「様子見」をするのが今の戦略です。
カタルは、いくつかの選択肢を、常に用意しています。NISA向けには「C君」の200円以下を買って置けと述べており、何れ、株価は2倍以上になりますから、その時に半分を売り残りを「タダの株」にして…10年程度「ほったらかし」です。
更に博打性の強い「K君」は非常に板が薄く…株集めに苦労をしています。誰かが売るなら10万株程度を買うつもりですが、今はノンビリ構えています。400円以下なら何処でも良いのですが…、カタルは380円以下で買いたいと思っています。でも難しいかもしれません。
「BASE」(4477)は一旦、半分以上を外しました。でもやはり堅そうです。200日線を割れそうに見えません。自社株買いを始めた「Jトラスト」(8508)なども候補株です。あの1万株以外に…まだ買っていません。今は、まさかの下げに対処していますから、あまり買う訳に行かないのです。
貧乏人は、気軽に実験も出来ません。困った問題です。早く実験程度は気軽に…実施したいものですね。他にも色んな銘柄があるのです。不動産株なんかもそうです。一部の銘柄は水準訂正が進んでいますが、まだまだ…「脇」に、物色範囲が広がっていません。
TOPIX指数は2886.5を抜けてないのです。既に名目時代の確立の段階です。TOPIX指数の高値奪回の時期が、いつになるのか…「秒読み」のようなものでしょう。一応、依然、まさかの事態を考えているカタルです。こんなところで…本日はお終いです。また…明日。