株高の理由

まだ分かりませんが…市場には「警戒感」が根強く…渦巻いているように感じています。カタルの場合は、決算期に対するトラウマです。

2021年9月の段階では、お船の相場で「ウハウハ状態」になっており…年初に1300万でスタートした運用額が、この時の実現利益と含み利益を合わせると…5000万円を超えていたのです。この時は、流石に「卒業式は近く」…行けるんじゃ、ないかと思っていました。

2021年9月のカタルの短期運用の様子

その時の信用の建玉は…川船を11000株、商船三井3000株、保持しており、他に三菱UFJは1万株、野村証券じゃ2万株とジェイドGは1000株が建玉でした。今から考えても…この現物株なら、そのまま持って置けばよかったのです。

野村証券の買値は559.7円で三菱UFJも664.1円です。この買値の後で船株は1:3の株主分割ですからすごいね。これだけ見るなら…2021年9月から2024年3月の2年半ですが、凄いなぁ~と思いますね。まさに神様領域の運用です。あのまま株を「持ち続ける」だけ…の話です。

しかし現実は、この年こそ…700万円の利益になりましたが…2022年も2023年も「鳴かず飛ばず」…で、損をしないだけの運用成績なのです。

なにも嘘を言っているんじゃ…ないのです。会員の方はその途中経過をご存じでしょう。カタルの選択肢は、あまり大きく変わりません。なかなか…「順番」が来ないだけの話です。この相場の風を、カタルは「時間軸の謎」として最後の課題にしています。

考え方の「事前告知」をして…「率先垂範」と言う困難な事を、実際にやっているのです。これでビックリするような成績を残せるなら、もうレポート屋は卒業です。故に今回は過去の失敗を顧みて…事前に3月、9月の二つの話題を提供しています。

GPIFなどの機関投資家のリバランスの動き…などを事前に伝えています。更に配当額が膨らんでおり、配当課税を受けるのです。面倒だから…現物株を持っているより、先物に移行する海外勢の動きなどもあるのかもしれません。この二つの懸念が過去のケースでは決算期に見られました。

昔のGPIFなどは、日本国債が中心の「債券」運用でした。しかし近年は、株と債券の二つの運用です。更に国内と海外での運用です。しかも近年は、この株式の割合を大きく高めました。昔は、株式の運用は少なかったのです。この配分を変えたのは安倍政権の功績です。基本的に「村社会論の甘えの構造」の基になった…「持ち合い株制度」を止めたのは、安倍さんが、その道筋を作ったのです。

「スチュワードシップ」(Stewardship)とは、直訳すると「受託者責任」で、コード(Code)は「行動規範」という意味です。委託者から運用資産を預かった者が、しっかりと…その責任を果たすために定められた行動規範です。この常識が、「村社会論」では、無視されていました。

この考え方を金融庁が、最初に導入したのは2014年2月の話です。安倍政権の功績です。だから今回のビックモータから発展した金融庁の生損保へ持ち合い株への行政指導は「10年の年月」を経ています。ゆっくり…その考え方を浸透させ続けたのです。

村社会らしく…「成田闘争」の時間軸です。しかし…本来は2013年の春の時点から日経平均株価の「新高値更新」は決まっていました。でも実際の時間は10年なのです。

この事は非常に大切な基礎概念ですがメディアの話題を観ると、「今一つ」の報道の仕方です。如何に、メディア人の資質が劣っているか? 東大法科卒が正しいのでしょうか? 

画一化された教育制度を、見直す必要があるのでしょう。そもそも…日本の構造問題を紐解くと…教育制度に行き着くのです。だから教育にお金を使わねばなりませんが、今の学校制度は疲弊をしています。文科省には、馬鹿な事務次官が誕生する程です。前川喜平などは本当に、その器だったのか? 疑問を覚えます。

話によれば…「非常勤」職員で、現在は回っている世界だそうです。ただでさえ…安い給料なのに…正社員ではないのです。やはり予算を、もっと「潤沢」に付けねばなりません。そうして「真の教育」をする名物先生がドンドン誕生して…世界から注目されるような制度にならないと…ダメなのでしょう。日本の大学ランキングを観ると…いつも寂しい気持ちになります。まぁ批判をしてもしょうがありません。

株式投資も基本概念が、如何に大切か…その道理を綴っているのが、カタルレポートでしょう。しかしカタルも人間ですから、やはり自分の「銘柄の好み」があります。貧乏人の根性が「丸出し」です。しかし割安株投資などの金持ち運用も語っていますから…まぁ、バランスが取れているんじゃ、ないかな?…と勝手に自分では思っています。

今の相場の主軸は、「素人相場」の印象です。

「相場のイロハ」の「スタート」ラインなのでしょう。歴史的に観ても、非常に、長~い低迷期を、ようやく抜け出すところです。

「三菱UFJ」(8306)が一株あたりの純資産価値を、ようやく奪回した所です。しかし…「三井住友フィナンシャルグループ」(8316)の株価は9116円で、純資産価値は10265円ですからPBRは1倍を割れており…まだ0.96倍なのです。「みずほ銀行」(8411)に至っては株価が3150円で新高値ですが、一株あたりの純資産価値は3778円で、PBRは0.87倍に過ぎません。この意味が分かりますか?

一つは株価を観ると「雁行型」経済の論理通りです。

もう一つはバブル期の清算は2003年に終わったのでしょうが…世界競争の舞台に立つ準備が、ようやく…整ったところなのでしょう。カタルはそう考えています。

ここで…興味深い戦略として「三菱UFJ」は、米国の地銀株を売って、インドネシアやタイかな? アセアンに力を入れました。あとは、これから…インドなどでしょう。カタルは前から、日本のお金を「成長力の高い地域」で、運用すべきと言う概念を持っています。だから「Jトラスト」(8508)に注目をしたのです。

「Jトラスト」(8508) の日足推移

今も低迷するJトラストですが、まもなく…またカタルは「買い増し」をするでしょう。皆さんは、何故、自分が高値で買ったのに…折角、株価が安くなった時に、同じ株を下値で株を買わないのでしょう。

今の野村証券のヤフーの掲示板などを観ると…4000円台で買った株の塩漬け株の話しをしています。野村証券は、その後200円台の株価だった時期があります。そうです。株価は223円を付けたのです。4000円で1000株を買ったなら、同じお金で野村証券の株を250円で1万6000株を買えます。仮にそうすると…平均買値は470円です。今の株価なら約2倍です。半分を売って「元金を回収して」あとの半分を、そのまま…残せます。人生は意外に長いのです。

たぶん…多くの読者が買ったJトラストは、前の高値ではなく…今回の755円でしょう。仮に、ここで1万株を買ったとして…もし400円を割れたなら…本当は半値まで下がると良いのでしょうが…今の状況から見て難しいでしょう。

だから、この辺りから下値になるなら…また株を買えば良いのです。Jトラストは基本的に銀行、証券、不動産の金融3点セットが揃った内容です。これで株価が低迷を続けるなら…「藤澤さん」は、完全に経営者として失格です。株価は経営者の鏡です。

カタルは、前に800円台の株価で…「自社株」を買った経営者なので…「骨のある」人間と思っています。気骨です。だから少し時間軸を置いて…長い目で観てあげると良いのだろうと思っています。

別に、この程度の時間軸のズレは良くある話です。2022年8月18日です。まだ2年も経過してないのです。目先に拘るなら…TICK回数上位の人気株を手掛けて…失敗を覚悟して「短期投資」に徹すれば…良いのです。別に、カタルはそんな投資を目指しているのではありません。小手川君には、彼の才能があるのでしょう。だから…不動産の世界に行ったのでしょう。流石です。

でもカタルは「目先も楽しめ」…ある程度の成績を、残せる投資を目指しています。

「ニデック」(6594) の日足推移

絶対に損をしない投資も紹介しています。最近では「ニデック」(6594)や「ファナック」(6954)は一般的な領域の銘柄でしょう。株価位置が低い所で注目をして…話題にしています。しかし「200日線の傾きが大切だ」とも…同時に述べています。

「ファナック」(6954)

ニデックに至っては、未だに200日線を回復しておらず…この傾きは「右肩下がり」です。同じ右肩下がりでも200日線を超えて…株価が顔を出しているファナックは、順番が早いのでしょう。

「クックパッド」(2193) の日足推移

しかしこんな大型株では面白さが欠けていますから…カタルは大化け狙いで、もう少しリスク度合いが高いのですが…上手く行けば株価が直ぐ2倍、3倍ラインが狙える小型資本の「クックパッド」(2193)も、同時に…皆さんに紹介をしています。

このラインから100万株程度の「株集め」をします。100万株と言っても、低位株ですから、金額にすれば1億円程度の話です。参加者が10人揃うなら1000万株になります。まぁ、その辺りがこの株も限度です。何しろ…発行済み株式総数は1億株程度です。5%~10%程度で留めるべきでしょう。

今は、「ジェイドG」(3558)を、皆さんと供に…株を買っていますが、あと一週間です。この株は1000万株ほどですから…50万株から100万株を、皆で…買えば良いのです。田中君を2020年から観察していますが…なかなかの器です。カタルには、かなり良い経営者に見えます。何しろ、「自社株買いのおかわり」には驚かされました。それも株価を観て…株主の気持ちになった上での対応です。

少なくとも…上場企業の経営者で、こんな経営者に出逢ったことは、初めての経験です。よくヤフーの掲示板なんか観ると…「目先の株価」に「一喜一憂」している姿が見えます。そもそも…株式投資の原点が、分かってないように思います。本当に株でお金儲けをするなら…ノンビリが一番です。

まだ観察して2020年からですから、カタル自身は、4年と少しです。もう信用の建玉を公約通り5000株だけ「現引き」をしました。前から買ってある2000株がありますから…合計7000株になりました。あと3000株をこのラインを維持できるなら…現引きします。

更に5000株ほど…現物株を増やすかもしれません。これはまだ分かりませんが、取り敢えず…株価が伸びるなら、カタルは田中君の気持ちに応え、末永く…株主として残るでしょう。最低…5年程度は、田中君と共に歩もうかな?…と今は、思っています。

もし…の話は、いくらでもあります。カタルが証券界に入った頃の「任天堂」(7974)を、自分で2000株買ったのですが、あのまま…株を持ち続けているなら、天文学的なお金に増えています。儲かる株を持ち続けることは難しいものです。

来週、疑問の部分も…何故、ジェイドGの株価が、1万円を目指すのか? 両方の観方を書きます。あとは読者の判断です。全体市況が弱くなると…どうしても利食いが先行しますから…来週、毎日買う1000株は、上手く「安く買える可能性」もあります。

エヌビディアの 日足推移

そうだ…エヌビディアの株価を観ると分かりますが…株と言うのは、ステップアップしながら…「株価位置」を、変えて行くのです。

「ジェイドG」(3558)の日足推移

いきなり…2倍、3倍を目指したい目先主義者は「さくらインター」(3778)のようなバカ株をやれば良いのです。ようやく…金曜日は、流石に…「警戒感」が高まったようです。馬鹿はそう存在しません。だからこんな動きは長くは続きません。やはりジェイドGのような業績の「裏付け」が必要なのです。PERの指標は…古い概念ですが、常識論が背景に存在します。あとは「総還元性向」の話です。

この内部留保と総還元性向の関連が「スチュワードシップコード」の高まりにより、日本の経営者にも、ようやく…目覚めたのです。だから川船は一番、株価が高いのですよ。それが日本郵船より、高い現実の理由でしょう。

金融庁が生損保に対し…持ち合い株の行政指導をしたから、「野村証券」の株価は、高値を更新しているのです。馬鹿はその「株高の背景」を、なにも理解していません。メディアに出ている人間なんて…所詮は、3流域なのでしょう。

本物は、なかなか…表に出て来ません。ドラゴンボールの鳥山明さんが亡くなったそうですが、彼は68歳なのだ…そうです。カタルと同じ年です。カタルより、1か月ほど先に…彼は生まれました。彼も「メディア嫌い」だったとか…。カタルも早く本物になって…「卒業式」を迎えたいものです。また…明日。



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