最近は「主要銘柄」の堅調さが、目立つような気がします。逆に「個人好み」の小型株の動きは相変わらず…悪いように感じます。しかし…一部で、人気株などが育ち始めています。でも、カタルは、あまりよく知りません。
何しろ、一時は「空売り」をしてみたい誘惑に駆られたほどです。「GNIGR」(2160)なのですが…何故、これほど買われるのか?…背景を良く知らないのです。既に株価が大きく上がっており、「調べる気」にもなりません。
同時に感じるのは…一連の好評価の銘柄群の株価が「堅調」です。
「日立」(6501)などは1万円を付けた後でセオリー通り…株価は調整を経て、再び1万円台の復帰です。「キャノン」(7751)も、あの時に買った株価を上回り、「富士通」(6702)もある意味で…堅調な値動きです。どの株もそうなのです。一般的に指摘される好業績銘柄はどれも目立ちませんが、株価は回復しています。
一方、カタルが考えている未来図の銘柄は、未だに株価は下値圏を「這って」います。「這いつくばる」と言うような表現が、ピッタリに思うのです。
なかなか…この底値圏から「浮上」しません。代表事例は「BASE」(4477)であり、「メルカリ」(4385)などもそうです。BASEなどは1年前から同じことを述べています。呆れる…ハズレ銘柄の時間軸です。
この間に「まともな」と言うか…。一般的な銘柄ですが、カタル銘柄の「リクルート」(6098)は目先を観ると、日足では高値圏ですが、少し引いて「遠い視線」で、株価チャートを観ると「底値圏からの離脱相場」に見えます。
そこで…「週足」表示にした株価チャートを掲載しておきましょう。基本的に…こんな事は常識なのですが…客観評価をする場合、時間軸を延ばすのです。目先に拘る人は5分足などを観ます。あるいは5日の移動平均線などを重視します。
しかし…証券マンの営業感覚では、顧客に説明をする時間が必要ですから、営業活動を考えると…中長期の移動平均線が、どちらを向いているか? やはり「200日線の傾き」は重要だと思っています。このリクルートも、今では、日足では高値圏に見えていますが、カタルが会員レポートで採り上げて…取引を始めたのは今年の2月から3月の時です。しかし200日線の「傾き」は、ようやく右肩上がりの上昇波動になったばかりです。
つまり株価を「安く買う」事が正しい…とも限らないという事です。カタルは多くの銘柄を実験の為に「売り買い」をしています。足跡を残しておくと…あとで振り返ることが出来ます。だから大概、レポートで登場する株は、たとえワンタッチでも、「売り買い」をしているのです。実践は、貴重な経験です。机上論は、どんなに優れていても…やはり実戦には劣ります。無謀な挑戦は、駄目ですが…確りした仮説の下での行動は「未来の糧」になるのでしょう。
別に株を「上手に買おう」とは…思ってないのです。
自分の仮説を信じて、その実験を繰り返しているだけです。その過程で、利益を蓄積できるなら「それで良し」、失敗しても悔しいけれど…「仕方ないかなぁ~」と思います。仮にバフェットのような「長生き」が出来るなら、ここからが「勝負の時代」になります。株式投資は体力勝負ではなく、知的勝負ですから…認知症にならない限り大きな体力は必要ありません。
あの爺さんに出来て、カタルにできない事はないと言う精神力です。この「不撓不屈」の精神は母親譲りなのでしょう。「負けてなるものか」…と思うのです。だからBASEにしてもたかが1年や2年です。「ジェイドG」(3558)は、ヒカル効果を過大視して、成長株と思って失敗をしましたが…今は2度目の挑戦です。
基本は「経営者の器」の問題でしょう。野村の奥田より、田中君の方が上だと思います。あるいはトヨタの章男さんより…も、人間の器は大きいのでしょう。でも章男は好きです。ラリーが面白くて、時々…その番組を観ます。当時の社長自ら応援に来る人物です。余程の車好きです。嫌いではないのです。でもトヨタの社風はあまり好きではなく…名古屋人のイメージは、なかなか…払拭されません。
「リクルート」の解説で述べましたが、同じような時間軸を歩んでいる銘柄は、非常に多いのです。目先の「派手さ」はありませんが…遅々とした「亀のような歩み」の銘柄です。
最近の「Jトラスト」(8508)は、その流れの銘柄でしょう。時間軸は全く読めませんが、もう下値は限られており、安くは買えず、高くも売れず…いつもフラストレーションを抱えている銘柄です。本日は、滅多にない500円台の株価を示現しています。でも上を買う奴は居ないようですが…チャートを観れば…分かります。この銘柄も日足ではなく週足ですね。
チャートを観ると「煮詰まっている」様子が分かります。「三角保ち合い」とか…の表現は株価のステージが、まもなく…変わることを意味しています。時間軸は分かりませんが、此処から下値を丹念に買うチャンスでもあるでしょう。
例の訴訟問題の話がIRに載っていました。通常、純資産価格を株価が割っていますから、経営者は、「自社株買」いを迫られます。でも最近の藤澤さんは、金持ちに成ったためか…本人の性格も変わったのかな? 昔はもっと株価に、「責任を持っていた」と思うのですが…違うのかな?
ほほ…やはりね。
「ルネサスエレク」(6723)が復活してきました。株価は2600円台です。もう高値奪回は「指呼の間」です。カタルは「循環買い物色」は「名目時代の証し」だと述べていました。一度、高値を更新した人気株は、余程の事がない限り…時間調整、つまり乖離調整を終えれば…再び高値を奪回すると言う「循環買い」物色です。
「三菱UFJ」(8306)もそうでしたね。この「日立」もそうです。だから…「野村証券」(8604)も、まもなく…高値(661.7円)を奪回して700円台でしょう。
「名目時代の確立」は…人々の気持ちに「ユトリ」を与えます。この気持ちに「ユトリ」がないから…メディアの「宮根誠司」のような…「他人批判」を餌にする番組は続くのでしょう。古くは「みのもんた」なども…そうです。カタルは嫌いです。赤の他人が苦しんでいるときに…他人がそれを餌にして、人気を集める番組です。「他人の不幸は蜜より甘い」と言います。文春なども、その口です。
この背景は「自分自身が不幸」なのです。だから他人の不幸を観て、自分の気持ちを救済するのです。あの人より、マシな生活だと…他人と自分を比較します。
このような「清貧思想」を、カタルは卑下しており…もっと「社会に寛容さ」を求めています。振り込め詐欺の原因を探ると…「就職氷河期」などの社会背景があります。どんなに頑張っても、無駄になる社会です。カタルはその最先端の人生を歩んできました。サラ金などは可愛いものです。あまり親しくもない友達まで…借金を申し込む「どん底」の人生です。挙句の果てに一人暮らしの母が住む田舎の家を、サラ金の担保に入れます。如何に、「銀行が理不尽か」…分かりますよ。ガチガチの金融政策です。
現場を実体験しているから…分かる現実があります。自分が経験もしてないのに…小説を読んだ程度で、語っているのではありません。全て本当の…実体験です。食えない人生は悲惨です。犯罪にも走ります。好きで…犯罪の片棒を担ぐ奴は居ないでしょう。みんな仕方なく…追い込まれます。ここまで清貧思想にする必要あるのでしょうか?
「実質経済」など、糞くらえ…「名目成長」が正しい道です。
メディアの馬鹿は、自分が経験してないから、その実態が分からないのでしょう。机上論なんか…実践の1/100以下の評価でしょう。やはり、たとえ…実験でもやるとやらないでは大違いでしょう。
その名目時代を代表する不動産株の「グッドウィル」(3475)は、再び4桁の奪回です。ここでも…「循環買い」物色を感じることが出来ます。「クックパッド」(2193)も低位株ですから、「投資効果」が大きくなります。100円台の株価は、人気になると…あっという間に…300円台の株価になります。
昔の顧客で…低位株を専門にする学校の先生が居ました。もう亡くなったかな? 彼の投資手法も優れていました。絶対に損をしないから、毎日10銘柄以上の注文を出し続けたのでしょう。毎日ですからね。彼の投資法もブツブツ投資なのですが「分散型」でした。どの銘柄も、しぶとく…下値を買い続ければ、そのうち花が開くのでしょう。
ノンビリやれば良いのでしょう。また…明日。「明日は、今日より良くなる」名目時代の到来です。