昨晩のNY市場は「意味不明の株価上昇」に感じていますが…決算を観ていると米国の設備投資は旺盛のようです。概ね…建設機械なども良く売れています。謎だった9月からの金利上昇ですが…この仮説もあり得ます。米国の潜在成長率の話です。
「クボタ」(6326)の数字は出てきませんが、解説によれば…米国の「建機部門」が好調だと言います。不思議な事に…既に決算を発表した「竹内製作所」(6432)は、何故、買われないのでしょう。過去最高利益を更新し、しかも…これからも米国は絶好調でしょう。それなのに…この内容でPERは10倍以下です。おかしいですね。
この辺りの現象を、どう解釈すべきでしょう。別に異常な株価の動きは「ジェイドG」(6432)だけではないのです。この回答は、おそらく…「お船の決算」です。2年前に感じた…のと同じ感覚です。結局、株価は「正しい価値観」に、時間軸で修正されますが、時間が掛かります。
「ニデック」(6594)も絶対に「この株価評価」は間違っていますが…今の市場環境を思うと仕方ない…と思うしか、ありません。
「野村証券」(8604)もそうです。正しい株価評価を下せる人が、証券界に育ってないのでしょう。機関投資家も同じだと思っています。
やはり34年間の空白は「至る所」での「劣化現象」を生んでいます。政策官僚が意図的に今の日本を創ったとすると…もう完全に狂った人間です。「名目経済」と「実質経済」の違いも理解してないのです。
そもそも…馬鹿官僚が、競争に負けてから「政治家」や「大学教授」などに転向しますが、その馬鹿が、学生に間違った講義をしているのでしょう。もう完全に日本は劣った世界ですが、どうにか「土俵際」で踏ん張れるかどうか…。最後の戦いになります。
此処で日経平均株価が10万円を超えないと…何れ、トルコやアルゼンチンのような道を歩むことになります。何しろ…人口面で劣っているドイツのGDPに日本が抜かれるなんて言われて…恥ずかしくないのでしょうか? 馬鹿メディアの筆頭は日経新聞とNHKでしょう。
リスクがあるのが…「当たり前」なのです。本日は、その「ニデック」を解説しましょう。メールを読んでいると、カタルが最初に紹介した所から…買っている人が、かなり居るようなのです。早過ぎました。
カタル自身は、ご存じのように「最近」株を買い始め…現在は800株の保持です。その平均買値は6178円です。ここで、一旦打ち止めにして…株価が更に下がれば買うし、上がってもまた「買う体制」を構築しました。この株価は…10月24日の寄り付きより、安い株価位置です。あの日以下の買いなら時間軸の経過で儲かるのでしょう。
基本的に、此処から「下値」を「丹念」に買うなら…儲かると思っています。その理由は此方の報道が先ずあります。基本的に、日本企業は村社会で系列重視ですが…この報道が示すように…既に世界の覇者は「テスラ」ではなく「BYD」です。この業績数字は素晴らしい数字なのです。しかも…アジア圏へ輸出が始まっています。日本もそうですね。タイもそうなのです。
そうして…先日EV市場のランキングを観たように、中国はEVメーカーが淘汰されている世界です。「激しい競争」下にあるのです。既に価格競争です。でも日本はトヨタを観れば分かりますが…ほんとうに競争に勝てる商品を作れるのでしょうか?
大昔…日本の衣料は「馬鹿」高値で…洋服の価格は10万円程度したものも多くありました。ファンションブランドの中で今は世界で通用するのはユニクロ程度のものです。しかし、オンワード樫山もワールドもみんな駄目です。カタルは東京に来て…上京したての頃メーカーのバーゲンに、何度か…足を運びました。百貨店価格の「7割引き」なんか…当たり前なのです。この価格を観た時は、流石に…衝撃的でした。だからセールの「はがき」が来て…よく家族そろって…バーゲンの買い物に出かけたものです。
でも今ではZOZOの創業者の前澤友作さんが言うように…利益率がバカ高いのです。原価率なんか…非常に安いのでしょう。たぶん2割ほどかな?
この矛盾にユニクロが挑んだわけです。だからユニクロの株価は成長株評価で…このデフレ下でも「高成長」を続けてきました。たいしたものですね。広島の洋品屋の倅なのですね。一代で世界的なブランドの構築です。基本的に…この意味を考えないと駄目ですよ。
「社会変革」を起こす企業の株価は、成長力が全然違うのです。最初は馬鹿にされたものです。カタルのかみさんは、今でもユニクロに抵抗感があるようです。10万円程度するブランドを好みます。「見栄」? 虚栄心かな…その心も理解できます。他人より…「心の中で」有利な地位に、自己満足する気持ちです。
要するに…人間の心なんか、「比較感」なのでしょう。
でもどんなにお金持ちに成っても…その「心」は、満たされません。昨日、「下北カレッジ」を紹介する番組を観ていたら…驚きました。日本も捨てたものではありません。確実に「次世代のリーダー」が育っている…印象を受けました。経済学者の成田悠輔がレポートしていた番組ですが…若者、一人、一人の答弁がなかなか…でした。若い人の集まりなのに…よく社会を観ていると言うか、知っていると言うか…お金って、こんな連中を育てるために使うべきなのでしょう。此方のサイトです。
今回、会員の更新時期を迎え…多くの会員からメールを頂き、その中で…こんな一文がありました。
「私は76歳の高齢なので、株式もそろそろ終活を始めています。当初視覚障害者の図書館への寄付を考えていましたが、公からの援助で個人会員からの寄付は受け付けられなくなりました。年間の運営費用が4000万程度と聞いていましたので、数年分はと考えていたのですが、それが不要になりましたので、別個になにかをと考えています。」
先日の成功者の方も「社会還元」を考えています。
カタルの読者はみんな優秀です。「情報の意味」を理解しているのかもしれません。でも今回も、こんな相場が影響しているのでしょうが…カタルは「及第点」に届かない評価でした。これで2期連続の会員の減少です。もう少し形を変えたレポートを作らないと駄目ですね。失敗しても良いから…読者が「納得のできる」内容を届けたいと思っています。
カタルは非常にオープンな人間ですから、会員も、一般のレポートも大差はありません。
多少の価格の違い程度の演出はします。そんなものです。だから公開レポートで充分でしょう。本日だって、分かる人には分かる「肝」を既に紹介しています。ニデックを始め…キヤノン、富士通、日立など…みんな、それぞれの魅力を持っています。
冒頭に、訳の「分かない株価上昇」と米国株の批判をしましたが…ソフトランディングの可能性も高いのです。ただようやく判明したのが「テスラ」の話です。株価が200ドルを割れて来ました。やはり…間違いなく「金利の上昇」が響いています。
一方、BYDの好調さは、テスラとの競争に勝ち…共産党はアップルより「ファーウェイ」の国内産を奨励しています。強制力のある指導です。これじゃ…公正な競争とは言えませんが、米国も「五十歩百歩」です。この安全保障問題が絡み…経済の見通しは、不透明さがあります。
世界銀行がイスラエルの「ガザ侵攻」を念頭に…原油価格75%上昇の試算を示し…市況を悪化させましたが、実際の相場は、逆に下げていました。だから昨日は、安心感から株価が上昇した可能性もあります。しかし…この4Qの数字が、これから「急速に悪化する」懸念を、株価は、既に織り込み始めています。テスラの株価は、その代表事例でしょう。オートローンの金利も上昇しています。
カタルはイエレンの「ソフトランディング」説なら…「エヌビディア」の株価が、もっとしっかり…する筈です。「アップル」も200日線を割れて来ました。
故に仮に…この仮説が正しいなら、既に、株を買う行動がみられるはずです。逆に、カタルは「景気後退が来る」と…思っていますが、インフラ法案などが働いており、アップルは「新高値」を更新してからの…「下げ」なのです。日立のようなものです。
故に、両者の間を、歩むのではないか?…と推察しています。仮に景気後退になっても…非常に軽いものでしょう。でも日本は別格ですよ。
35年ぶりになりますが…来年は「名目時代」が加速するのでしょう。日銀は本日、会合を開いていますが…「YCCの修正」をするのでしょう。金利は1%を超える可能性もあります。
ここで面白いのが、今回の「 三井住友トラスト・ホールディングス 」の決算です。今は、その損失は広がっていません。逆にプラスに働いている筈ですが…「損切り」をした可能性もあります。あの5月の指数の上昇は、たぶん…このようポジションの積み上がりでしょう。
本日は、その指数の「アドバン」と「ルネサス」が大幅安しています。
ここからが「本番の買い場」になるか…。それとも…一段安の「下げ」が加速するのか?
その分岐点です。どっちに転ぶか…微妙です。やはり…アップルが割れたように「ルネサス」も200日線を割れたのです。あの時、証券各社はレーティングを盛んに引き上げていました。でももう直ぐカタルが買った株価ですから、此処からの下値は、かなり「固い岩盤」でしょう。
やはり「ニデック」の株価が注目されます。もし…5000円を割れ始めたら、また買ってみます。その理由が、此方の報道です。
2024年に販売をしますから、今が「買い場」の可能性があります。7in1の話です。利益率に拘るか…、市場シェア確保に動くか…の戦略は、難しいのです。しかし中国での競争に勝てるなら、世界を制覇出来ます。カタルはアイシンを売り、ニデックを買う戦略が正しいと思っています。二つの点で、ニデックの永守氏を支持しています。その一つが、果敢に…「新分野に挑戦する姿」のEVアクセルへの挑戦です。既に、ルネサスと組んでおり…注目されます。
もう一つが「敵対的買収」です。同じTOBでも、日本では初めての現象ではないかな?
しかも…適正株価の評価です。永守と言う人は「ラッセル」を厭わない…本物人間の一人でしょう。だから「調和を重んじる」日本人から毛嫌いされる可能性はあります。でもこのような基本評価が、株価を上げるのです。
本日の株価は下げていますが…カタルの読みは、「演出」のような気がしています。大きなファンドの場合、仕掛ける前に、先ずは「売り」から入るのです。そうして下値の堅さを観るのです。そこから一気に買い上げます。
もともと…EVアクセルは、まだ始まったばかりで…未開拓の分野です。ただ…今の株価評価はPERが15倍前後ですから…割安ではありません。むしろ「未来の希望」が見えないと…10倍程度になるのです。
しかし業績は米国経済が好調で、産業用のモーターも多く…売れるでしょう。だから落ち込みはないから…PERは20倍が妥当株価で「EVアクセル」などが軌道に乗るなら、PERは30倍から50倍に跳ね上がります。
つまり…株価は1万円台復帰もあり得ます。先ずは「打診買い」に留め…カタルの買いが利食いになる辺りから、買い増しのスタイルが正しいのでしょう。先ずは「打診の買い」です。お金があるなら、話は別ですが、無理をするような市場環境ではありませんよ。
ジェイドGも含め、キャノンもラッセル組ですから、株価は騰がる筈です。富士通は上がっていますが…「ROE経営」を実践している会社だからです。黒字でも…利益率の低いものを削り…「高い分野」を伸ばすのです。野村証券は、営業収益と利益の関係を観てください。それを「時間軸」で追ってください。確実に潜在的に改善をしており…株価は間違いなく上がります。
ここで報道されている「リストラ効果」が出てきます。この会社も遅ればせながら…ようやく着手なのでしょう。あの日本橋の本社を売っても…「自社株買い」をするような姿が正しいのです。でも奥田に期待をしても…無駄でしょう。アルケゴスの責任も取らない馬鹿です。よく株主が納得しますね。
株式投資の王道は「ラッセル企業」(未知への挑戦)を応援することです。また明日。
会員の方へ…「先週までに」手続きを完了された方に、新しいパスワードを送りました。まだ届いてないと言う方は、畏れ入りますが…メールでお知らせください。