奇妙な米国市場と機関投資家動向が、今の相場の見処かな?
米国の政府機関の閉鎖問題は、いつもの「パフォーマンス」のようなものだと思っています。株の場合、いつも事前に「考えられる懸念材料」を消化します。
問題は突発的な出来事です。ロシアのウクライナ侵攻やコロナです。これは事前対処が出来ませんから、その改善処理に時間を要します。日経新聞では、世界の株式の時価総額が減ったとなっています。日経の記者は半導体の「ASML」の時価総額の減少を取り上げていましたが…カタルは「LVMH」や「ディオール」などの高級ブランドの値下がりが、時代を良く表していると思っています。
最近の金利高は、「仮想通貨」の低迷に繋がっており、香港では「投資家から15億香港ドル(約286億円)をだまし取ったとされる無認可の暗号資産(仮想通貨)プラットフォーム「JPEX」を巡り、香港警察が着手した徹底的な捜査」と伝わっています。このような一見すると…「高級ブランド」と「仮想通貨」は、全く別物ですが、この現象は金利高が引き金になって起きている現象だろうと思っています。まぁ新興株も似たようなものです。
ソフトバンクが「格付け会社」に噛みついていた報道がありましたが、そもそも「格付け会社」と言うのは、保守的で、判断が遅れ…いつも「後追い」です。
もともと「格付け会社」は、「リーマンショックの切っ掛け」に加担した犯罪者なのですよ。あの時に「3A」を闇雲に発行し、馴れ合いを演じました。本日の日経新聞に、保険屋さんの談合が載っていますが、何処も…同じです。
一見すると、この繋がりが、皆さんには見えないかもしれませんが、普段から「考える記事の読み方」をしてないと…このような連想ゲームの成り立ちが理解できません。
今の米国市場のチグハグな現象は、基本的に「需給問題」です。基本的に「株を買うために」売るのです。
昨日と本日の2日間に分かれて買ったC君の140円を5000株のようなものです。これで…合計で1万株になったので、後はまた機会を観て買おうかな? まだ株価は「底入れ」をしてないようです。このチャートを観ると…株は買うために、まず「売ること」が分かります。
素人だけが、目先の株価動向で騒ぐのです。株価を観て判断をするのは間違っており、財務指標や企業業績、そうして…何より「時代性」を考えます。カタルは、前からこの「時代性」を、常に訴えています。苦節、「34年間の悲哀」から…何故、日本が脱出するのか?
この意味が理解できない人は、「三菱UFJ」(8306)を4桁に乗るときに、株を売ります。逆にそこでも…「買い続ける」人は時代を知っています。株式投資の「イロハ」は、比較的簡単です。「景気循環」を良く理解していると、その流れが分かります。
やはり原油価格が、前回の高値を取って来ました。このチャートは「4時間足」を用いています。変化を理解しやすいために…そうしました。今回の下げから、あまり時間を置かず、移動平均線までの「下落を待たず」に反騰していますから、天井は近いのでしょうが、やはり一度は、100ドル台に乗ると考えています。
つまり米国金利は、まだ天井ではないのでしょう。故に相場を理解する上では、「アップル」が170ドルを割れた意味も、考えなくてはなりません。このラインは関門の一つです。ただまもなく…関門の200日線ラインになります。いちいち…相場を解説するのは面倒です。まぁ自分でカタルレポートをヒントに、皆さんが発想を膨らましてください。
しかし日本株は「眠れる獅子」が「目覚めた所」ですから、此処から1100兆円の「逆襲相場」になります。この1100兆円は、我が国がバブル崩壊から失った「土地資本」の金額です。これだけ資産価格を下げ続ける政策を実行するなら、清貧思想に陥ります。
なかなか…動かない個人の現預金額は「1117兆円」にもなります。最初は「浮動株式」の吸い上げと同じですが、何れ…大衆が加担します。バフェットは、やはり賢いのです。割安株の「配当利回り投資」ですからね。彼の行動のタイミングが絶妙です。
しかし…あれから円安ですからね。たぶん、「外貨預金」の話が出てきたので…円はまもなくピークアウトで、何れ…また円高でしょう。170円前後まで行くかどうか…。このラインは、あの時の関門ですね。カタルが間違った選択に、挙げた「プラザ合意」前の為替です。
世の中は、面白いですね。識者は使い切れないお金を残し…馬鹿は物価高と言って騒ぎます。時代を観察して…その「変化に投資」をするのです。
この意味が理解できるようになるまで…カタルは50年近い歳月を費やしました。もう「トホホの世界」を通り越します。まもなく…「棺桶」がやって来ます。せめて…若い読者はカタルを踏み台にして、その「無駄な時間」を避けましょう。カタルはここまで来るまで「試行錯誤」の連続で、今も…実験に「右往左往」しています。「上がる銘柄」は分かりますが、その「時間軸」が読めません。この課題に既に何年かな? もういい加減に諦める時間かもしれません。
果たして、今回の野村証券が「お船」のような展開になるのかどうか…。あの時に失敗をした2021年9月の「川船」(9107)のチャートを掲載しておきます。
このチャートを観ると10月半ばではなく…11月の初旬です。でも「野村証券」(8604)は、あの時ほど「乖離問題」は発生しておらず、しかも…日経225の採用で、今回は「配当の税金分」の可能性もあります。故に「ルネサスエレク」(6723)とも関連しています。散々、嘆いた「低PERの謎」は、このチンタラした時間軸で解消しました。このような「ギャップ」を探して…それを埋める作業が、株式投資とも言えます。
でもこのチンタラ時間は、カタル向きではありません。この時間軸が「まだろっこしい」のです。でもいつもカタル時間で、時は流れませんから、「時代に合わせる」しか…ありません。この辛抱が出来る人が、勝者なのでしょう。 故に、買おうと思っている「野村証券」ですが、自重をして本日は610円から600円までの指値が入っています。
円安が続き…好業績が期待される「ジャムコ」(7408)も「大阪チタン」(5726)も上がっていますが、「整合性」から観て、今回は、相場なるとは思いません。まだ早い可能性があります。何しろ「ボーイング」(BA)は200ドルを割れています。ただ昨日、一昨日の1564円は、「買い場」だったのかもしれません。まぁノンビリやろうと思っています。
まだ上がっていますね。「グッドウィル」(3475)の話です。通常、初の4ケタ乗せから…一度は、割れるのが普通ですが、「その割れ」がなく…買われています。あの業績発表後の目先筋の投げ場面が買い場でした。800円台に入った時ですね。この株は次の時代の株です。
この株も「野村証券」と同じ理屈です。「Jトラスト」(8508)の500円台が定着しそうですね。前回一度、跳ね返されていますから…今回はこのまま上昇を続ける可能性があります。この3つは、それぞれ「異業種」ですが…全て同じ時間の流れにあります。
このような理屈が、株価を観て…比べられるようにならないと証券マンは失格ですよ。常に顧客に儲けさせ、「一流の世界」に入る為には、「自己研鑽」が欠かせません。同じセクターですが、それぞれリスク度合いが違います。顧客の性格に合わせて、勧めねば…なりません。
やる前から、必ず「リスク」を説明して、相場に臨まないと、信頼を裏切ることになります。時には、顧客の要望を止める行動も必要です。株価を観て、顧客は騒ぎますから…その解説をしないとなりません。「三菱UFJ」の株価が「野村」と比較して、比較的しっかりしているのは、「浮動株式」、その吸い上げ効果の違いです。
野村証券はこの作業が始まったばかりですが、三菱UFJは約1年間、浮動株式の吸い上げが先行しています。ここではお船の相場と比較すると分かります。ブラックロックだったかな? 彼らは、ずいぶん時間をかけて…玉を集めていました。カタルが「嫌になる」時間です。でも結局、その成果が実っています。同じことです。
まぁ「野村証券」の場合、カタルはあまり余裕がないから10月半ばまで「様子見」ですが…買いたくて「ウズウズ」しています。それぞれ…個人の「力量」は違いますから、自分が判断をする問題です。
しかし…本日の610.2円は、良い株価水準です。それが分かるのが「板状のバランス」です。昨日の展開と大きく違っています。この違いは、機関投資の「配当付きの売り物」だったのでしょう。つまり…既に下値は限られていると考えています。
住宅ローン金利の話ですが…7.41%だそうです。このグラフを観て、色んなことが分かります。あの時の借り入れ具合と今の水準の違いとか…。まだ米国債は、リーマン時の金利水準に、到来してないのです。しかし既に住宅ローンは超えています。
確か…リーマンの時の10年債の金利水準は、5%台に乗っていました。この違いが、先日、話した「大型株」有利になっていた理由の一つにも繋がっています。まぁ難しい「整合性の話し」なので、分からない人はパスをしましょう。あまり、あれこれ…考えないことです。
カタル程度の「パッパラパー」が、丁度、良いのでしょう。何しろ…「34年間の悲哀」の人生でも狂っていません。通常の人間は、カタルのような「試練の連続」だと狂います。仲間の中では、「鬱」になったり…みんな精神的に追い込まれました。もう直ぐ…その鬱憤も晴らされます。来年は「ウハウハ」展開でしょう。
ちょっと難しい「整合性の話」を主題にしましたが、分からない人は、わかった振りをして流しましょう。それでは本日は、この辺で…また明日。忘れていました。最後に…このリンクも張っておきましょう。