7月上旬に下げで、かなり…「裁定買い残」が減り、先物主導から現物株への置き換えが進んでいるのでしょう。裁定買い残は3139億円減り、1兆1347億円になって来ました。あと2000億円ほど減少すれば、3月からの調整過程に届きます。3月は「三菱UFJ」(8306)を主導にして…今回ほどではありませんが、先物誘導が始まりました。その調整に、約2か月かけています。つまり今回も前回と同様なら8月一杯は、基本的に調整波動なのでしょう。
本日は米国のCPI報道を受け…株は高いので「売り場」でしょう。この後、昨日伝えたようにナスダックの強制的なリバランスが起こります。7月24日までですから、米国も指数がドンドン上がるとは考え辛く…高値圏にありますから、指数は調整が必要なのでしょう。しかし…出遅れていた「ARKK」などは「利下げ停止を受け」上がる可能性があります。日本の新興株も「ソフトバンク」(9984)や「メルカリ」(4385)は新高値です。
ただ本日も256円で買った「BASE」(4477)などは、米国のARKKのようにも戻っていません。むしろ下値を「切り下げている」印象です。僅かな期日の売り物が消化できないようです。実際は横ばいですが…「底這い」と言う印象です。同じく「大阪チタン」(5726)も同様の動きです。
ただ四季報の報道にあったように…一目均衡表は、既に調整を「完了」している様子を示しています。問題は「エーザイ」(4523)同様に、「仕掛け筋」の力の欠如です。昨日はボーイングの報道がありました。6月は60機を製造して納入したと言います。心配されていた下請けメーカーの供給も、大きな問題ではないのでしょう。ただ米国でもBA(ボーイング)の株価は高値保ち合いから、未だに抜け出せていません。
前は、この2800円台から…「仕掛け」が入りました。果たして、仕掛け筋がまた株を買うかどうか…それともこのまま決算まで流すのかどうか…。基本的に航空機市場も受注残をこなせない状態で…どうしたら生産を高められるか…と言う状態です。潜水艦の需要も潜在的に大きく、チタンの需要はそんなに落ちるとは考え辛いのです。
ただエーザイを観ても分かりますが、アクティブな「仕掛け筋」が必要です。所詮、仕掛け筋が、確り…株を買わないようでは、今の日本株はマインドが高まっているとはいえ…割安株や配当利回り株止まりの物色です。その割安株も、第一弾の水準訂正は完了しており、次回に向けた調整段階です。
此処では…「日本製鉄」(5401)の値動きが指標になるでしょう。どうしても…いくら割安株でも、株価が200日線から離れると…乖離調整は避けられません。日本製鉄の200日線は、まだ2646円です。依然10%以上の乖離があります。基本的に株価を下げなければ…時間軸を待つしかありません。たぶん…今回は、この形で全体の株価も調整すると思っています。アドバンもルネサスエレクも大きく下がるとは思っていませんが、どっちにしても、そんなに簡単に、乖離調整が終わるとは思えません。
材料が出たソフトバンクやチャート的に強いメルカリは、相場が「下値圏からの離脱」です。カタルは材料が豊富なソフトバンクより、メルカリの成長力を買っています。これは2000円割れの時から、同じことを繰り返しています。
おぉ…エーザイは、初めて「反発」しています。やはり75日線で止まるのかな?
本日は8400円、8350円、8300円でそれぞれ200株ずつの買いを入れました。この水準が200日線です。簡単に割れるようでは、既に相場は諦めるしかありませんが、出来高次第ではまだ可能性は残っています。ただ担保に余裕がなければ…半分は諦めるのが一般的な対応でしょう。カタル自身も、最大の持ち株は2500株程度だったかな? 今はたった1000株です。この平均買値は9845円ですから…故に株価が落ち着いたら、何処かで買わねばなりません。
まぁ、今回の下げが「演出」なら…お見事です。
この可能性もまだあるのです。それは出来高です。かなり出来高が出来ています。この状態を続けられるならパチパチ…1万円を超えた段階で、どんどん「空売り」は増えます。だから面白い相場になりますが、ですが、今までの印象は、「弱い仕掛け筋」の印象しか残っていません。しかし大阪チタンと比較すると分かりますが…業績のいい大阪チタンは、「東邦チタン」(5727)の減益報道を受けて…ヘナヘナしています。全く頼りがいのない連中です。僅かな売り物なのです。やはり、上が…実際に本当の営業活動をしたことがないのでしょう。
やはり「失われた時代」と言うバカな実験をやったものです。日本中すべてが「焼け野原」の印象です。また一から構築するのは骨が折れます。本日の「日経新聞の社説」をご覧になりましたか? あからさまに…トヨタ批判は避けていますが…JPXプレミアム150かな? この選に漏れるほど、劣化させた章夫社長です。彼は、きっと優しい人なのでしょう。回りに気を配り過ぎです。ドライに「下請け企業」を切らないと生き残れません。自動車は「構造改革」の真っ盛りです。
此処では…カタルは「ニデック」(7774)に注目しています。既に株価はかなり水準訂正をして今は調整波動に入った所です。お馴染みの…2度目の200日線割れです。ずいぶん前にメルカリでも、同じことを指摘しています。
そのチャートも一緒に掲げておきましょう。こんな風に、調整波動から株価は本格的な上昇波動に向かいます。ニデックの現在の業績は悪く…永守批判が溢れていますかが、彼ほどの経営者でないとトヨタの章夫社長では、乗り切れない構造改革の嵐です。何故、日産自動車の社長を一時、招聘して…切ったか? この辺りは相場のヒントになります。
多くの読者、皆さんに共通している考えですが…皆、目先しか見ていません。
先日まで名立たるアナリスト様は、150円の「円安になる」と騒いでいました。たくさんその手の報道を観た事でしょう。今度は円高です。もう狂ったメディアです。もともと…6月はQTの実施を控えていました。急激にM2は減少するのです。
こんな理屈は小学生でもわかりますが、東大卒のエリートは何を勉強したのでしょう。少し株価が下がると、その相場に追随する報道ばかりです。昨日も伝えたように…市場には違った見解が沢山あるのです。エーザイもその一つです。
もともと痴呆症と言うか認知症の事なんか…よく分かっていません。それを知ったかぶりをして…ワイワイガヤガヤ…何処の学者は分かりませんが、自分でやったこともないのに…たぶん、もう一度、エーザイは「下に振る」と思っています。今日は無理でも…近々200日線を割れるかもしれません。その水準は8350円かな? その程度ですからね。 目先は…。
今は兎に角、来たる8月の本格的な調整場面に向けた準備をした方が良いのでしょう。持ち高が大きければ…外す必要があります。
まぁ、カタルは馬鹿だから常に目一杯ですが…その為に、昨日もまた40万円ほどの損をしました。昨日は広範囲に売らないつもりの玉も外しています。仕方ありません。相場の読みが外れれば…損失は仕方ありません。果たして…何とか、踏ん張れるかどうか…正念場です。本日の日経平均株価は高いですが…日本株の調整波動は始まったばかりでしょう。カタルは3月のケースを参考にしています。あの三菱UFJの調整過程ですね。ここで、もう一度、そのチャートを掲げておきましょう。
基本的にエーザイも、このケースを想定しています。この下値圏の揉み合いが「右肩上がり」になるならば…明らかに玉を拾っているのでしょう。今回の下げは、その為の「演出」の可能性も視野に入れています。故に1000株だけ残っており、担保が厳しいから売りたくもなかったけれど昨日も大引けで、買ったばかりの500株を投げたのです。仕方ありません。貧乏人は保険料を納めるのが…当然です。ですが…金持ちなら買い続ければ儲かります。ブツブツ投資の意味はそういう事です。
たぶん…年末年始は「野村証券」(8604)でしょう。下値を拾って置けば良いのでしょう。でも貧乏人は話が別です。本日は担保の関係で、折角、買った野村を5000株だけ売りました。仕方がない。維持率がギリギリです。
ほぉ~下がって来たエーザイです。果たして200日線のラインの買いが買えるかどうか…今の出来高は115万ですから、株価を下げないと出来高は膨らみません。今日の高値は今のところは8698円です。やはり8700円台には入らないんだね。もう一度下げて…後場寄り辺りまで、演出があるなら面白いのですが…
ジェイドGは、先ほど15000株ほど「自社株買い」の買いでしょう。そこに誰かが玉をぶつけました。まぁ決算を観てから決めれば良いのですね。良くても、そんなに上がらないでしょう。だって…チャートはそんなに強くはありません。辛うじて株価を保っている程度です。
しかしソフトバンクやメルカリより、同じグループにしては先行して数字を出していますから、年末には「面白くなる」と思っています。そんなに心配はしていません。通常、あのような買い物に、誰かが玉をぶつけると…相場は下がるものです。しかし確りしています。
つまり「潜在的な売り」は、自社株枠の5億程度で…既に吸収したのでしょう。ただやはりこの株も「乖離」が高いので…どうしてもこのような値動きになります。まぁ高くなってから買っても良いし…別に無理をして、今は動くときでもないでしょう。カタルは皆さんにはノンビリ投資を推奨しています。
基本的に日銀がYCCの政策を変えるという事は、いい方向性に向かっています。でもメディアが言うように、簡単に…カタルは政策変更をしないと思っています。年内は現状維持でしょう。来春の賃上げを確認してから、動けば良いのでしょう。メディアは節操がないバカ報道ばかりです。あいつらは視聴率だけを気にしている阿保です。そんな報道に踊らされ…政策が歪みました。ここはジックリ…観察をすれば良いのでしょう。無理をして動く段階でもありません。だってFRBは利上げをしますが…肝心のM2の調整は簡単に終わりませんね。
故に景気はかなり良いのでしょう。カタルの事前予想を超えています。この見方が違ったため、ルネサスエレクなどに、乗れなかったのでしょう。でも国内回帰だけでなく…単純に中国から日本に資金が流れただけかもしれません。中国は債務の期限を延長したのです。地方経済は大変でしょう。たぶん…夕張のように破綻している地方は、たくさんあるのでしょう。それが何れ…表面化します。あまり単純ではありません。やはり一度調整を入れると言うのが…8月の正しい観方でしょう。
その中で…エーザイが出て来るなら「大仕手株」になります。今回の下げが演出でありますように…。もう直ぐ、分かります。
肝心な事は、出来高が極端に落ちずに、人気を保てるかどうか…この演出に掛かります。お船のようなものです。お船は過去の利益ですが、エーザイはまだ見ぬ「未来の利益」です。割安株評価ではなく…未来を買うから、買いにくいのです。本日は売ったばかりだから上値は買いません。下値には3本の買いが入っています。8450円から50円刻みで合計600株です。
やはりジェイドGは、あれから…下げませんね。もう売り物がないようです。決算を観てからですね。たぶん相当、いいですが…でも株価が買われたことろは売り場かな? 今回は続かないと思っています。むしろ年末年始に向け…3000円台に入るのでしょう。やはり気になるのは、軽くなっていますが「BASE」の存在です。断続的に買っているようにも見えますが…あまり先行きに「確信」が持てないのでしょう。やはり田中君の方が優れていますね。大阪チタンは前回、手が入った株価になって来たので…また買うかどうか。これを観ないと何とも言えません。
やることは既に決まっていますが、いつ、やるのかが分かりません。時間軸の壁ですね。メルカリが、やはり最有力かな? 本日は3380円で買い物が入っていますが、川船の時は4本目が買えましたが、メルカリは下値が堅いですね。だんだん良くなる「法華の太鼓」でしょう。こんなところで、本日はお終いです。また明日。