先ずは…訂正です。金曜日の相場を観て…日経平均の先物は常に50円ほど現物株より割安に…推移しているから、「裁定買い残」は解消に向かっていると述べましたが…流石、カタルの読者は、皆さん識者で…「配当落ち分」ではないか?…との指摘を受けました。
そこでカタルは自分で、独自に計算をしてみました。日経225採用の6月決算はありませんが、12月決算銘柄は31銘柄あり…その中間配当金を四季報の予想値の大きな方を足すと合計で1392.5円でした。 日経平均株価の「除数」の現在値はいくらか…分かりませんでしたが、ネット上に2021年9月10日の時点で「27.769」だそうです。この数字を発見したので、計算をすると…ほぼピッタリの50.1458円でした。つまり…それ程、割安に推移している訳ではないようです。
カタルの「下衆の勘ぐり」だったようですね。ただ「現物買い」の動きもみられ…先物を売って現物を買う置き換えもあるんじゃ…ないかと推察しています。裁定買い残だけの解消なら現物売りの先物買いになりますが…。まぁテクニカルは、オプションも絡み、どのようなポジションが多いのか…分かりませんが。基本は、日本株を海外投資家が買い始めていることは事実です。先週みられたように…先物を売って現物を買う行動は明らかに変化しているのでしょう。
それより…JIC(産業革新投資機構)のJSRの買収にはカタルは反対です。
そもそもの…「成り立ち」は、不良債権処理を加速させるために設けられた古い組織ですよね。調べました。根拠法である「産業競争力強化法」の改正法の施行に伴い、2009年(平成11年)に設立された株式会社産業革新機構から改組され、2018年(平成30年)9月に設立された企業だそうです。
カタルが問題にするのは、役目を終えたら…「解散する」のが筋なのです。ところが形態を変えて存続して、どんどん増殖をする官僚組織です。何処も、彼処も同じなのです。アメーバーのように…増殖する官僚組織なのです。
この構図に観られるように、我が国の形態は、やはり市場原理で動いているのではなく、共産党の組織のように官が主導して…国が運営されている部分が多いのです。だから最高裁の「東京機械」のような判決になるのでしょう。コスモ石油のような株主を区別するのが許されるなんて…これが民主主義ですか? お金の価値は使う人で変わりますか?
日産のゴーン逮捕は、国家権力の乱用のようなイメージです。表面上は報酬を抑え…国民の反感を買わないように1億円程度を基準にしようとしています。もともとは…ゴーンが日本の村社会論に対して、忖度した結果、生じた犯罪でしょう。高級官僚の年収が2000万円台だと思えば…納得です。全てがそうです。民主主義、自由な国…なんて表面上の…「まやかし」の様な気がしています。
この年になるまで、なかなか…気づかない日本の村社会論は、共産党組織のようなものを感じています。だから安倍さんは「地検」改革の為に、黒川さんをトップに据えようとして反撃に遭ったと推察しています。
基本的に、日本には、カタルのような改革派の考え方があり…日経新聞のような総資産経営の村社会論を推進しようとする考え方が、水面下で「ぶつかり合って」います。このJICなどは役目を終えたので…本来なら解散をして予算を手放すべきでしょう。
このような無駄使いと言うか…。JICはシャープかな? そうして、ジャパンディスプレイなど…失敗のようなことしかしていませんが、ルネサスエレクは成功事例でしょう。これはコロナと言う「神風のお陰」で立ち直りました。トヨタの村社会論理が、現実に敗れたのでしょう。
章夫社長の退任は、改革派閥の力を認識したものだと思っています。カタルは34年間も新高値を更新できない「謎」を、色々考えてきた結果、現在のような考え方に到りました。
所詮、株価なんか…関係ないと放言した、元三重野日銀総裁の言葉が、全てを物語っています。東証のPBR改革が支持されるかどうか…。内部留保の使い方を巡り…動き始めています。海外投資家が株を買い始めたのは、日本が「変化」を見せているからでしょう。いろんな面で「失われた時代」の失敗を、反省し始めているのです。ようやく…ね。
しかし、その実質経済の実験により、日本国民の劣化は明らかです。何処も彼処…もです。昨日、出来たばかりの東陽町駅前の「たい焼き」屋さんで、並んで買ったのですが、そのアルバイトの「手際の悪さ」と言ったら…話になりません。カタルが指導するなら、並ぶ行列も解消でき、販売量も上がると思うのですが…。銀行の窓口も同じで…混みあいます。
兎に角、至る所で「簡単な作業」に時間をかけて…非効率になっている現実を悲しんでいます。全てが「改悪になった実質経済」と言う印象です。早くキャッシュレス社会にすれば…多く犯罪も脱税も解決します。振り込め詐欺などの不正も、大元の検挙に繋がり…犯罪は割に合わなくなります。
医療改革は急務です。膨大に膨れ上がる医療費は、どんどん…うなぎ登りでしょう。マイナンバーカードの活用などは、当たり前です。多少のバタバタ…は、仕方ありません。所詮、「転ばぬ先の杖」などはないのです。
間違っても良いから、先ずは正しいと考え方ことを「実行する事」でしょう。失敗も成功もみんな…自分の実力になります。日本人の多くは、あれこれ…考えてグチャグチャ…言い訳と言うか、文句を言います。
カタルは、先ずは「行動」だと思っています。
考えたことは、時間を置かずに試すことです。失敗を前提にして行動をすれば良いのでしょう。やる前から、あれこれ…ありもしない空想をするから駄目なのでしょう。多くの仕事が出来る人を見て来た実感からすれば…やれることは時間を置かずに、先ず、実行です。行動をしてからまた考えれば良いのです。
失敗をしても、その失敗をまた「活かせば」良いだけの話でしょう。成功ばかりの常勝将軍を目指しますが…株式投資はなかなか難しいですね。カタルは時間を置きますが…時間をおいても、考えが変わらないのです。
野村証券の発想は前から存続しています。あのクラブは、何かな? ブツブツが…参加していたグループがあったのですが、カタルも一度だけ参加をしました。企業訪問などをグループで視察をする勉強会でした。その参加者の多くは、野村証券の元役員です。その席で、元OBは野村証券の凋落ぶりを嘆いていました。最低限のPBR1倍割れのノルマも達成できずに、何が「投資のアドバイス」だ…と思います。
これは実話ですが…ある金持ちの所に…野村の支店長が理路整然と相場を解説したのだそうです。そうしたら、最後に、その金持ちは、それで「君はいくらお金を持っているの?」と問われ…退散したそうです。
日本中、偽物ばかりなり…だからカタルは本物を目指して…今も四苦八苦しています。このレポートは、その履歴です。冒頭に訂正したように…カタルの読者層は、皆さん社会の成功者で…知識層です。有意義なメールも多く頂きます。そうしてカタルは指摘をされて…考え直すわけです。
共に…より良い日本の構築を目指して、株式相場を楽しみながら…「儲ける」なら、それで良いのでしょう。カタルレポートは、自身の試行錯誤の結果です。また明日。最後に、謎の「リバースレポ」の指摘が、此方のレポートにも載っていましたので紹介しておきましょう。