先ずは昨日の「奇妙な大引け」の話題から、行きますか…。

解説によれば…昨日の奇妙な大引けの動きは「月末のリバランス対応」だと言います。カタルは「エーザイ」（4523）を手掛けていますから、おかしな動きに、直ぐに気付き…少し調べました。その結果、「ソフトバンク」（9984）の値動きに、先日の「トヨタ」（7203）の大引け同様に…「売られた奇妙な現象」と、同じ動きが見られました。

そのソフトバンクの一分足を掲載して置き…そうしてカタルが実際に観察している日経225採用の観察銘柄の動向を表にまとめました。カタルが観察している株はもっと多いのですが日経225では…この程度です。

面白いことが分かりますね。先ず、一般の人は、昨日の値動きが「おかしい」とは…先ずは気づきません。更に、実際におかしいな…と気づいたとしても、その背景を理解しようとカタルのように、他の銘柄を含めて調べようとはしません。

でも異質な動きです。僅か…最後の一本の株価の決定に、こんなに大きな力が動くのが、「リバランスの仕組み上の問題」です。カタルは最近の値動きの変化は、「アルゴ」による「目先売買の動向」が強すぎると考えています。

どうしても…アルゴリズムを利用した鞘抜きは、株価の板が厚ければ問題ありませんが、まだ株高現象になっていると言ってもICUから一般病棟に移った場面と言う印象で、名目時代の確立まで行っていません。その為に「本末転倒」な…このような現象が散見されます。まぁ「失われた時代」の「後遺症」と言うか…回復過程の避けられない現象なのかもしれません。

そもそも「金融教育」が、確り…なされていません。このリバランスの表で「ルネサスエレク」（6723）とソフトバンクの違いから、カタルは未来の株価予想通りの現象かもしれないと考えています。ソフトバンクの関与率や大引けの株価の弱さは分かりますが、一般的な日経225は、「成り行きの売り」が多く…それに対応した動きですが、ルネサスエレクだけが高いという事は、みんながこの銘柄に関心を持っているのでしょう。車のCPUは時代革新に欠かせません。

ルネサスエレクの「覇権」は、無理でも…なんとか「一流域」で…生存できるかどうか？　

その試練の最中です。だからファンドに組み込んでない連中は、必ずルネサスエレクを主軸に据えないと…駄目なのでしょう。ソフトバンクは出来ることなら、ファンドから外したい銘柄なのかもしれません。あるいは…まだ「新興株の未来」が確実でないために、板が異常に薄いのでしょう。米国でも…ARKKのETF価格の戻りは鈍いのです。新興株の流れはまだ「ほんの兆し」程度です。

エヌビディアは、ゲームからAI中心のデータセンタ需要に上手く舵を切ったのでしょうね。故に、こちらのレポートに掲載されている通りでしょう。そうしてロイターのような1兆円クラブの定着は無理…と言う空売り派の意見も、よく分かります。

市場には様々な意見が存在し、自分がそのレポートを読んで、どう感じ…何を思うかが大切なのでしょう。昨日の大引けの株価の値動きを発見できないレベルに、自分がいるのか？　それとも「漠然」と…奇妙な動きを感じたのか？　更に一歩踏み込んで…自分でその背景を理解しようと研究したか？　3つの行動が考えられます。

この3つの行動の積み重ねが未来の自分のキャリアを育てます。常に頑張る奴と、ノホホンと生きている奴の違いは、普段からの生活の「心掛け」でしょう。

カタルはかなり時間を使って、日々…研鑽を積んでいるつもりですが、市場に流れている潮流を見極めるのがイマイチだから…この程度の成果なのです。完璧さを求めていますが、なかなか…神様ではありません。株価の行方など分かりませんね。だから常に試行錯誤を続け実験を繰り返して藻掻いています。

昨日はエーザイの配当金が9万円ほど入ったので、失敗した目先狙いで博打を張って敗れた「KPPG」（9274）を6000株切りました。50万弱の損失でした。トホホ…ですよ。全く、お船の「下がっている姿」と同じに見えます。あの「川船」（9107）が下がり続け…2000円割れを覚悟して、意地になって…最後まで買おうと決めていた末期現象に似ています。こんな「バカな事」が現実に起こるのです。全く奇妙な話です。「Jトラスト」（8508）も同様の謎に包まれています。

でも昨日の大引けの値動きは、まだまだ…日経平均株価はバブル期まで戻り始めていますが、実態は、まだまだ…で、相当…悪いのでしょう。だから多くの銘柄が「一人旅」なのです。

この言葉の解説は、提灯や、他の投資家の連動（参加）がないという事です。自分が良いと思って株を買ったら…自分だけが味方で「追随をする応援団」は「居ない」という事です。だから「一人ぼっちの戦い」なので…「一人旅」と名付けました。

JトラやKPPGなどが相場になって、的確な水準まで株価が訂正されるべきですが…まだ市場は暖まっていないのです。儲かっている投資家が少ないのですね。

例えば…「大阪チタン」（5726）を観れば分かります。

カタルは昨年の秋かな？　冬に近かったのでしょうか？…あの業績を観て、野村証券の軍門に下りました。でも最初は「やり過ぎだ」と思っていました。結局、今の状態を観るとやはり…野村は、もっとしっかり「下準備をして」相場に臨むべきだったのでしょう。下手糞です。

良い資質を持っている銘柄ですが、未だに低迷を続けている理由は、早く…仕掛けても「一人旅」なのです。今の相場環境を物語っています。

ただ、ようやく…日経新聞にも書いてあるように…日本株に関心を持つファンドが多くなっています。指数中心なのは否めませんが…追い風は、追い風です。ここで注意を要するのは裁定買い残が膨らみ…「実需」に繋がらない事ですね。観て居れば…分かります。

一般的なメディアは現物株投資の話しばかりですが…外人買いでも、その多くは資金を有効に活用する為、証拠金で済む「先物」を利用します。その先物を利用する「裁定業者」が存在して「鞘抜き」をしていますから、3つの動向を合わせて考える必要があります。その動向をまとめたグラフを提示しておきましょう。

相場を何処まで丁寧に解説をするか…それとも一般受けをする日経新聞の程度にするのか？　難しいですね。読者の「知識レベル」の問題になります。「逆イールド」の話もそうですが…丁寧に、解説をすると膨大な量になります。いちいち解説するのは大変ですから、カタルレポートは、証券マン向けの原稿と思ってください。少し「ハイクラスの知識層」向けに照準を合わせて、日々…原稿を綴っています。

カタルは読者から教えてもらうことも、良くあります。例えば…こちらのNHKの放送も読者から教えてもらいました。カタルはその時は見逃しましたが、今は、NHKのネットで再放送が見ることが出来ますから、昨日の深夜に30分ほどですが、エーザイの基礎知識を仕入れました。この番組は好意的に描かれていますね。実際の学会では、いろんな意見があります。

もともと…日本人は「画一化教育」を受けていますから、意見が割れる展開に慣れていません。でも株価判断と言うのは、未来の見方は、人ぞれぞれで…違います。カタルは事前に今日か明日か…と5月31日にエーザイの株価の話をしています。通常は2日間か…3日間の休みで株価は「再上昇する」筈だと思って、31日に100株、そうして昨日も100株の合計200株を増やしました。

この理由は、期日が近い玉を入れ替える為です。9150円が損益分岐点のようです。先日は計算を間違えて損を計上しています。まだ証券会社の仮計算も上手く利用できないのです。何処にあるのか…サッパリポンです。「いい加減な」人間ですからね。細部に拘りません。

皆さんはカタルのいい加減さを熟知して…原稿を読まねばなりません。書き手の心情を理解しないと…レポートの意図は分からないものです。読む方も、カタル以上の知識レベルがないと駄目だし…それなりの基礎知識がないと…「相場の面白さ」が分かりません。相場と言うのは意見対立が、当たり前、だからこそ…面白いのです。未来の見方は、人それぞれで違います。当たり前なのですね。良く、ヤフーの掲示板で馬鹿みたいなやり取りがあります。

他人を中傷する意見ですね。意見対立が当たり前なのに…その前提になる「ディベート」（討論）の経験がないからです。画一化している学校教育の弊害です。だから不幸にも長野の事件が発生します。自分の悪口を言われていると…カチンと来て、殺人まで及びます。これは偏に…「学校教育の弊害」でしょう。日本の教育制度が歪んでいるから、このような事件が起こり、振り込め詐欺を始め、犯罪の加担である「闇バイト」問題になっています。全て教育問題です。悲しい現実ですよ。

NHKのネット予算の在り方で叩かれていました。首相の秘書問題で息子が叩かれます。カタルには、この程度の事が…なんで問題なのか？　サッパリ理解できないのです。

もっと大らかな社会と言うか…「寛容な」多様性のある社会を実現したいですね。結局、相場と同じで…まだ…先着一名様なのです。みんなが豊かでないから…寛容さが失われて、他人を叩きます。隣の芝生が青いか…赤いか…どうでも良いと思うのですが…アレレ、ソフトバンクの昨日の大引けは「演出」ですか？　大幅高してきました。5810円台ですね。エーザイも9000円台です。

カタルレポートの時間軸の精度も、向上しているのかもしれません。事前告知していますからね。そうして「率先垂範」をしています。あくまでも…本物を目指しているだけの話です。昨日の大引けは「ロコンド」（3558）ではないですね。本日から「ジェイドG」に社名変更のようですが…1566円で500株だけ追加で買いました。本日は1551円を観た後で、1555円で買い物を用いています。カタルは常に有言実行、あくまで本物を目指して日々努力です。そんな事で…本日はこの辺で、また明日。