本日の相場つきを観ると…やはり日銀の新総裁に絡む「軌道修正」期待が先行しているようです。「三菱UFJ」(8306)は、未だに高値を抜けていませんが、「みずほHD」(8411)は既に高値を奪回していますから、基本的に三菱UFJも4桁を目指していると考えるのが妥当な感覚でしょう。
この総裁人事が今までの黒田路線と違うとすれば…「物価高」に対する認識の違いでしょう。最近の事例から観ると…日本企業の多くは、既に「グローバル化」に舵を切っているのでしょう。故に諸外国よりデフレだった為に対応が遅れています。企業間物価上昇が、時間の経過で…徐々に引き上がっています。
この要因の一つは、三菱UFJです。保有する傘下の「MUFGユニオンバンク」の全株式を、資産規模で全米第5位のUSバンコープに売却することで合意したが昨年です。全米で26位の規模の銀行を保有するより、アジア圏への成長に賭ける姿が、その後のインドネシアでの展開から分かります。何しろ大企業ですから「方針転換」も大変です。最近ではあの本社も建て替えるとか…。カタルは、昔…この「IRNET」設立の時に会社訪問をしています。何も建て替えなくても使えるのに…と思いますが、日本人的な「三菱村」の発想です。
この基本は、アセアンの方が、米国より経済成長が高いので…基本的に「利ザヤ」は拡大をします。至極、当然の経営認識です。基本的に三菱UFJの純資産価値は1369円もありますから、まだ「自社株買い」をすべき…株価位置です。この差額は、利益の認識になります。あくまでも基本構造の話です。ただ三菱UFJは、株式の持ち合い株を全て売ったわけではありません。この辺りは日本人的な発想です。
一方、もう一つの興味ある事例としては、お船の株価が、まだ戻っています。
本日、「川崎汽船」(9107)が付けた3225円は「戻り高値」を更新しています。いくら自社株買いが原動力だと言っても、強い動きです。既に、多くの読者は株を利食いしたか…損切りをしたのでしょうが、やはり「低PERの謎」は、こんな訳の分からない形で…市場で評価されるのですね。
どう考えても…不自然だったのです。既に、コンテナ市況はかなり悪化しており、コロナ前の水準に戻ると言われています。いくら定期分が多いと言っても…流石に、この段階での株価上昇には不自然さを感じます。だから当然のことですが…株を「空売りする人たち」がこの相場を支えているのでしょう。
返す返す…も、残念です。あのまま…強気を貫いても良かったのでしょう。まさか…市況が悪化する中で…これほどの株価上昇は予期していませんでした。あるとすれば…今年後半かも知れないとは思ってもいたのですが、株って…やはり、分からないものです。
一方、「大阪チタン」(5726)のように…ここから更に「増産をする」と言っているのに…株価は高値の4850円から36%も下がるのです。その報道は此方です。
このように…常識的な頭で、物事を考えても…「謎」に包まれています。この二つの現象を観ると、現実の好悪材料より、株価は、やはり移動平均線が重要な要素を占めていること言うことが分かります。この投資家の意識の逆を、株価は行きます。
故に「人の行く裏に道あり花の山」と言う逆説的な株価の動きになります。基本は安値で株を買う事なのでしょう。大阪チタンの場合…たぶん「空売りの踏み」が4850円を付ける過程で入ったのでしょう。
半導体も分かり辛いですね。市況は大幅に悪化しているのに…何故、製造装置だけが買われるのでしょう。まぁ半導体と言っても色々ですが、不可解な現象は多々あります。まぁ全体の相場を観ると…あまり強い展開とは言えないようです。この理由は、好業績でも上値を追い続ける株が少ない事や…やはり株は「高い時に」売らないと駄目かな?…と思っています。
そうですね。一例を掲げるなら、「メルカリ」(4385)かな…?この株は、結局、行って来いです。チャート論から言えば…もう一度200日線を割れる可能性もあります。
そうですね。似ているケースでは、カタルが本日も買っている「ロコンド」(3558)のチャートなんか…似ているのかも知れません。カタルはITバブルのケースから様々な底入れのパターンを検証した結果、この200日線を基準にして…十分な期間を経ての200日線回復後の「落ち込み」を買うのがベストではないか…と思っています。
まぁ、株投資は、なかなか…一筋縄では行きません。色んなパターンがあるし…色んなケースがあります。全体相場の状況にも、個別株は影響を受けます。でも可能性としてロコンドは興味を抱いて観ていることは事実です。
なにも…高値を追い続けなくても、色んなパターンがあります。自分が気に入った株を仕掛けて…カタルのような単純ではなく、「しぶとく」やれば…その内、「日の目を観る」ことが出来るのでしょう。
やはり「野村証券」(8604)などは、思わぬ形で…時間調整を強いられましたが、今年はチャンスなのでしょう。でも下値のボックスを抜けたと言っても、なかなか力強い展開ではありませんからね。
基本的に…カタルレポートで採り上げている株は、かなりの確率で復活してきます。問題は気持ちを維持できるか…どうかなのでしょう。別に、野村証券だけではなく、最近は「京都銀行」(8369)なども「任天堂」(7974)などの持ち合い株の動向から見て割安銘柄として紹介をしていました。やはり三菱UFJと同じようなタイミングで株価は復活しています。
こう考えると…このカタルレポートは間違いもあります。完ぺきではありません。ですが…ソコソコの内容でしょう。
仮に目先を失敗しても…必ずフォローをしています。このロコンドは、その対応です。ここから再び買えば良いのでしょう。何しろ4桁割れです。しかも…ヒカル君たちの相場の時から内容を観ても、かなり改善をしています。これは事実です。だから田中君は一流とは言えませんが、合格点でしょう。所詮、時間の経過で頑張る奴を、市場は必ず…評価するのでしょう。それが「市場経済」です。
「日産自動車」(7201)や「東芝」(6502)のような「後出しジャンケン」はしません。村社会論理は、男(武士?)の「風上にも置けません」卑怯なやり方です。こんなやり方はカタルの生き方と合いません。もう腐った集団ですよ。贈収賄と似たような卑劣な論理です。
やはり嫌いだなぁ~。今回の件で、東芝は一旦、市場から消えるのでしょう。それなら何故、あの時に「増資」を引き受けないのでしょう。日産も、そうです。誰も手を挙げなかったのです。それを後になって…官僚と言う種族は、その「倫理観」を疑われも仕方ないのでしょう。
カタルは、世の中はもっとフェアなものだと思ってきました。だから早くキャシュレス社会を望んでいます。そうすれば、多くの不正は消えるのでしょう。本当に情けない種族ですよ。株式投資でもそうです。会社のブランドで、色分けをされますが、本当に有名企業の連中が優秀なのかどうか…カタルは末端の歩合生活を歩んできたから、よく実態が分かります。ブランドが消えた奴は、所詮…多くが偽物です。
まぁ、カタルも偉そうに言えませんが…。でも本物を目指す為に、頑張っているつもりです。今年のお年玉銘柄として紹介した過小資本の「ナ・デックス」(7435)は、もう直ぐ…離陸をするのでしょう。高値を前に…この高値圏で足踏みをしています。なかなか下値が買えませんから、手持ちの持ち株数を揃えるために300株だけ…先ほど860円で買ってみました。株価が下がったら買おうと…思っていますが、なかなか下がらずに、強い展開です。
本日は三菱UFJと「日本製鉄」(5401)も高いですね。このナ・デックスも割安株、つまり名目時代投資の仲間です。同じことなのです。自分が「相場の潮流」をどう判断するか? この選択です。銀行と鉄鋼などは一見すると繋がっていませんが…「見えない糸」で市場の流れは形成されています。皆さんには、様々なケースを紹介していますから、自分の性格に合う銘柄を手掛け…無理をしない投資を実現しましょう。
「スミダコーポ」(6817)も、残りが1000株だから、売らずに…残して、本日は1650円から1630円まで僅かな株数ですが買っています。 1600円以下から買う株数を100株から200株に増やす予定です。まぁどの流れから…相場がやって来るか分かりませんが、「なんでもOK」と言う姿勢で取り組んでいます。そんな訳で…本日はこの辺で、また明日。