カテゴリー:株式教室

旗印…

いやはや…「薄利多売買戦略」の「旗印を降ろしたい」と思っており…実際に、その通り行動をしていたら…手痛い打撃を受けたようです。

BASEの一分足推移

まさか…この期に及んで、「BASE」(4477)の「仕掛け売り」が入るとは思ってもいませんでした。彼らも、相当…「苦戦をしているんだなぁ~」と思いました。必死です。明らかに決算を観ての「仕掛け」でしょう。カタルは既に、この話は決着済で…世の中の流れは「新しいステージ」を模索していると思っています。インフレから景気動向へ…インフレから新しい時代の模索です。

しかし…世の中はままならぬもので、色々な時代の流れが「ゴチャ」って、方言ですか? 

混ざり合って…到来しているイメージです。そもそも「時代の流れ」と言うのは、色んな人の考えが水面下で戦い、その勝者が時代の流れを制します。政策動向は、安倍派の名目成長時代を目指す人間や、官僚派閥の実質経済成長の村社会を目指す人間の戦いです。東京地検も最高裁も…内部にはいろんな考え方があります。だから…その組織のトップの思考が組織の決定になります。基本は此処でしょう。

日本は「戦後の荒廃」から「奇跡の復興」を成し遂げました。イラクやアフガニスタンの事例を観れば…その違いは明らかです。ベトナムも共産圏ですが…意外に確り…回復しています。中国も毛沢東の評価は兎も角…。その後の鄧小平の頑張りで…「豊かな国」になりました。共産党の一党独裁は、ある意味で指導者が優れているなら…民主主義より優れた制度なのでしょう。日本も似た面を持っています。村社会論は、ある意味で「共産主義」のようなものです。「出る杭は打たれる」と言うのは…最終ランナーに進化の速度を合わせます。村論理は…そういう事ですね。

だから「みんなが納得するまで」時間を費やします。その結果が「失われた時代」です。この清貧思想の「押し付け」は、成田闘争に似ています。

成田空港の開港に反対した極一部の百姓に…ハッキリ言って個人の我儘です。それを強制収容せず、百姓の考えが変わるまで、何千億円のお金を無駄にして一部の人間の考えの変化を待つのです。ここに学生運動の連中が、その百姓を「焚きつけて」…混乱を煽ります。

今の「メディア」みたいですね。コロナの誤った情報を国民に植え付け…PCR検査の強要をして、厳格な「入国審査」をしています。これは馬鹿制度です。コロナの菌が日本に入ってないなら、分からないでもありませんが…狂った制度を改善できない政府は、「無能の集まり」でしょう。岸田総理の資質は、相当、悪いですね。何もしない、何もできない期間が永過ぎます。建設現場の作業員を観ているようです。

政策投資銀行の調査、大企業の設備投資計画の推移

このような馬鹿が、上に行くのが村社会論です。たぶん…安倍さんは「操れる」と思ったのでしょう。都合の良いダミーだったのでしょうね。ようやく…日本のいろんな面が変わり始めていますが…まだ駄目なようにも感じています。金曜日の相場は、名目成長時代の「市場の片鱗」を感じています。あの設備投資計画の推移は、素晴らしいのです。ようやく内部留保のお金が「動き出している」ことを示しています。

この「失われた時代」と言う時間空間には、技術革新が生まれており一気にDX化…と言うか、AI化…と言うか…5Gを駆使して情報網を整備し…インフレを整えねばなりませんが、肝心の政策官僚や政府がどう反応するか? 

中国の台湾併合で…半導体の供給が見込めなくなる心配があるから…安全保障に格上げされ…国家支援です。今の半導体はこのような環境です。爆上げ環境の…これ以上にない恵まれた外部環境です。

でも既に…現状の環境では、製品は余っています。販売機会損失を受けた自動車のサプライチェーンの見直しの一環で、過度の在庫補充も…もう直ぐ完了です。そうすると一気に過剰観になるのでしょう。今の米国消費と同じです。だからウォルマートやターゲットの株価が大きく売られました。既に資産インフレ効果は消えており…消費は、徐々に減速します。

一方、雇用統計値は良く…確かにイエレンが述べているように…2四半期連続のマイナスだから、これを持って景気後退、リセッションとは言わないという解説も頷けます。

今は、まだ「雇用に焦点」を充てるなら、そうです。でも雇用は景気循環の末端の指標です。ここに政策のスポットを充てるのは…明らかに間違っています。これで…まだCPIの指数は大きく改善しませんから、過度にFRBが金利を0.75%引き上げをするなら、完全にオーバーキルになるのでしょう。ここから…本格的な「下げ相場」も、あり得るのです。このリバウンドが本格的な回復に向かうか?…どっちにしても今後の政策動向の手腕にかかります。

アップルの日足推移

アップルなど…一例を掲げれば…既に通常の調整過程の「ガス抜き」程度の調整幅です。このガス抜き作業は、相場に活力を与えます。そのチャートを付けておきますか…。如何でしょう。通常の「下げ相場」が終わった形ですが…直ぐに高値を取れるようにも見えません。時間の推移を待つのでしょう。

この空白の1か月ほどの期間は、過度に「売り過ぎた反省」も生まれます。過度の「叩き」は咎めを受ける順番です。

でも…ものが良ければ、アップルのように…株価は通常の調整幅に戻りますが…ものが悪ければ、株価はなかなか…戻りません。つまり全体がムードで上がった株価、コロナ後の新興企業のバブルが淘汰されるのです。銘柄の「選別」作業になります。

生き残る企業とムードだけの…沈む企業の淘汰です。でも…「売り仕掛け」をかけるタイミングではないですね。だからBASEの売り仕掛けは、カタルにとって意外でした。まるでロシアのウクライナ侵攻のような「悪手」に見えます。でも…ね。BASEと言う素材の吟味も必要です。正直…こんなに脆いとは、考えていませんでした。たぶんアルゴリズムの自動売買の関与です。

こいつらは、その日限りの…株価の動きを「増長」させます。逆に「大阪チタン」(5726)は上手く決まりました。仕掛け筋が…黒字転換を起爆剤として使って演出です。此方は…最近の関与の動向です。

ハッキリ言って野村証券の「救済銘柄」として使われたのです。上手く在庫を処分できればいいのですが…ダメなら投資信託に処理できない玉を在庫として抱えさせます。自己で相場を創っています。株価誘導なんか…演出は、そんなに難しくはありません。少し資金があれば簡単に出来ますが…成功する素材が必要です。

でも…大阪チタンは「良い素材」です。仮に間違っても、2年ほど寝かせるなら…たぶん数字が合うような利益が生まれます。今回はパスをして…2年後の辺りに急変化する業績を観て再度、挑戦したほうが無難です。仕掛け人の関与とは、こう言うことを言います。

「Jトラスト」(8508)にも、明らかに「仕掛け筋」が存在しています。アルゴの連中を利用できるかどうか…コンピュータのよる自動売買システムは、既に度を越えていると思っています。だから「規制」をすべきだろうと考えています。

ですが…日本の場合はやりたい放題です。そうして相場は素人化しており…知識の伝承は途切れています。小手川君の成功により、多くの若者が、目先売買が正しい投資法と言う認識です。困ったものです。まぁカタルも目先の手数料に追われた口ですから…踊ります。だから他人非難は出来ません。

でも知っているかどうか…は大きな違いですね。自分で考えましょう。

大阪チタンのカタルの推察が正しいかどうか分かりませんが…バブルの頃は、もっと野村証券は「露骨」でした。組織力を使い、全国をブロックに分けて、玉の玩具にして回して…株価の作為的な形成です。だから「誠備」の加藤さんは、立ち上がったのです。でも度を越しました。「内容のない会社」を、需給だけの銘柄を取り上げたのです。

でも今のお船などは…PERが2倍以下です。誰でもやれます。

場合によれば買収して良いのです。そう考えていたら…早速、ONEは米アトラスに対してTOBだそうです。良い投資なのでしょう。世界の船株評価は、コロナ特需の「一過性の現象の評価」ですが…その根底にある考え方が「覆る」可能性もあります。この判断は難しい。でも今なら買収しても…投下資本を回収できる環境が続くようにも思います。

カタルはハッキリ言って…郵船が、商船三井も…川船も…買収するのが一番だと思っています。そうすると、スッキリして…正しい評価を市場が下すと思っています。市場原理主義の本質は、必要な産業(未来)に資金を回すことです。ROE経営とはそういう事ですね。資本の効率化です。

ある意味で、これは「村社会の否定」です。雇用を守る考え方より「効率重視」です。この改革スピードを上げるなら…プライマリバランスが問題になっている財政問題も片付きます。資産インフレを加速させて…時代変化を加速させるのです。このアトラスのTOB提案を受けるのかどうか…。俄然、船株は面白くなってきました。

でも、今のカタルは、「糸の切れた凧」のような状態です。

まるっきり…見えてないようです。「欲望」を感じないのです。困ったことです。BASEの売り仕掛けが成功する環境でもなく…あまり心配はしていませんが、まさか…の「肘鉄」です。再び…戦略を修正するべきかどうか…。これから会員レポートを綴りながら…考えてみます。会員の方は、本日の原稿は夜半を過ぎるでしょうから…明日にでもお読みください。



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