カテゴリー:コラム

ロコンドを見る

株価の値動きだけを見てワイワイガヤガヤ言うのは、素人のバカ集団の話です。カタルは読者と共に歩み、互いに切磋琢磨して「賢い投資家」を目指しています。

ただやはり貧乏人だけあって欠陥を抱えており、今一の人間です。もっと優秀なら…とっくにあちら側の人間になっています。こんなレポートを書き、勉強なんかしなくても、あっちの世界にいる人間はたくさん居ます。まぁこれも人生です。様々なチャンスはあったのですが、ものに出来ていません。「幸運の女神は前髪しかない」と言います。

さてお約束のロコンドですね。ざっと見た限り…やはり間違いないように感じています。カタルがこの株を初めて知ったのは、昨年の初めの話です。1月19日の会員レポートで972円の時に紹介し…月曜日の寄り値は高く1014円だったようです。つまりコロナ禍以前に発見しており、600円を割れる575円まで付き合っています。

その当時はIIJ(3774)、フェローテック(6890)、ソフトバンク(9984)にユビキタス(3858)と様々な選択肢があり…やはり迷っていたようです。今と同じですね。

色んな市場の流れが見えるのですが、問題はどれを選択するのが正しいか? 昨年末、カタルの推奨株の検証をしましたが、大きく外れたのは、「Jトラスト」(8508)ぐらいのものでした。昨年末の時点では「AGC」(5201)も成績が悪かったのですが、先週は新高値です。結局、見ていると時間の問題なのでしょう。

一応、読者の皆さんより経験は豊富です。何しろ、顧客のお金を使って様々な実験をしてきました。営業社員時代、毎週、株式キャンペーンがあり、手数料が必要で1週間単位の勝負に挑みました。顧客は損をしなければ…なんでもOKです。

しかし流石に、7連続負けとなると…「いい加減にしろ!」と怒られました。若手社員の指導にあたり、ノルマを消化するために…寄り値での「花買い」をして、はめ込み営業をしたこともあります。運よく、買値より大引けが上がっていれば、社員は直ぐに消化できますが、下がっていた場合、カタルが被ります。今では違法でしょうが…昔は何でもありです。

上京して…営業力はあると思っていましたが、下げ続ける株式相場で、儲けられないのは勉強不足と思い、証券アナリストの試験を受け、何とか合格しました。かなり…カタルのレベルの頭では、難しかったのです。微積分など分からないし…確率などの数学も得意ではありません。英語もできない、数学も駄目…すべてが駄目な欠陥商品が、一流舞台で敵うはずがありません。

でも…株式市場はノーベル賞学者が「負け組」に転落する世界ですからね。ロングターム・キャピタル・マネージメント(LTCM)はアジア危機が切っ掛けになったロシア国債で…やられました。この確率が100万年に3回しか起こらない確率だそうです。ホンマかいな…と思います。

さてこんな与太話より…本題です。

カタルはロコンドの決算短信を見た瞬間に、大丈夫だと…ほっと胸を撫で下ろしました。しかし…2Q時もそんなに下がらないだろうと思っていましたが、約1000円ほど下げています。実にいい加減ですが…でも、やはり悪くないですね。

株価を決める要素は、色々あります。ですが…最後は数字です。あとは人気が必要になります。ロコンドの田中君は、もう少し、営業と共に「ヘッジファンド回り」もしても良いですね。幹事証券は人気を高めるために…様々な努力を、僕らの頃はしていました。

カタルは一度、ジャスコ(イオン)の株主づくりをしたことがあります。丁度、うちの会社の専務とジャスコの岡田さんは同級生だったのです。その関係でジャスコの株主づくりの為、証券会社を挙げて手伝いました。ジャスコの取引先にジャスコ株を市場から買ってもらうわけです。この時にジャスコの社員も同行して…もらったこともあります。かなりの確率で商売になります。ただ上場をすれば…安定株主が出来ると思っていたら…大間違いです。

社長はこの他に、運用サイドの機関投資家を回り、自社の成長性をアピールして株主になってもらうわけです。ソフトバンククラスになると…メディアがあれこれ書いてくれますが、ロコンドのような小さな会社は、それなりに…努力をしないと駄目です。

この成績を、ぶら下げて…ファンド回りをすれば…100万株や200万株など…あっという間に市場から消化されます。今は営業数字より、株式の「需給バランス」の問題で、株価が弱含んでいるだけの話でしょう。何しろ、もうすぐに高値期日の到来ですからね。ここから1か月程度が、一番苦しい場面なのでしょう。

カタルに力があれば…100万株なんか…大きな金額でないから買いますが、現在のカタルが買っても1万株や2万株程度のものです。今現在の持ち株は3万株を再び超えました。あと買えると言っても…僅かです。

自分で数字を確認すれば、簡単にわかる話です。田中君は、マズマズの合格ラインです。決して超一流と言うわけではないでしょうが…なかなかいいセンスを持っていると確信しています。でも…株価は低迷していますがカタルは、これからも応援しています。今回も株主優待を使って、人気のリザードのスニーカーを買ったしね。

ただこの売り上げの伸び率が2四半期続いていますが、未だに「フロック」だという見方もあります。要するにインフルエンサーなんか…、一過性の売り上げ計上に過ぎないと思っている連中です。

さらに3Qはファッション・ウォーカーのM&Aもあったので…その効果もあったからでしょうが…これも一時的と言う見方もあるのでしょう。しかし、一過性なら…この数年に及ぶ成長を成し遂げることは出来ません。

やはり田中君はインフルエンサーの活用を思いつき、実行できる経営力をカタルは評価するのです。M&Aの能力も三鈴商事買収、そうしてDeNAと千趣会が作ったモバコレの買収など…の実績があり、別に、オンワード樫山のファッション・ウォーカーだけ特別な訳ではありません。この能力は時代変革で「必要不可欠」な資質です。

このような実績をみれば…ヘッジファンドの運用者は、必ず、心を動かされます。株価が3000円から4000円、5000円と上がるにつれ…社名の知名度も上がり、日々の営業にもプラスになります。ぜひ、田中社長には株価対策の為に時間を作り、安定株主づくりと、ヘッジファンドの事務所を回りをして決算アピールをしましょう。カタルがファンドマネージャーなら…最低5%程度をファンドに組み入れます。

たぶん彼は英語も得意でしょうから…海外発の方が効果はあります。米国の日本小型株ファンドの事務所を回りましょう。幹事証券は何処かな? 証券会社に協力してもらうと良いですね。

そうして高値で公募を実施して…お金を手にして、更なるM&Aなどの実績を作ると飛躍できます。アジア圏にも目を向けてください。インドネシアは人口が2億人、ベトナムも大きいですよ。日本だけでなく海外にも…このアセアンは、ものの購買意欲が高い国なのです。競争が激しい中国より…アセアンの方がチャンスはあるように考えます。自社ではなく…提携をすればいいですね。本当は自社が良いのですがコストが掛かりすぎます。その内、力が付いたら買収をすればいいのです。

この決算のデータシートの見方ですが…利益の基本は売り上げの伸び率です。そうしてある程度売り上げが上がると今度は売上高営業利益率が問題になります。両方共に30%を達成できるなら株価は1万円でしょう。株価が上がるという事は、金融力が増します。より一層飛躍できますから…田中君以外に専門家を招聘しましょう。

ソフトバンクの孫さんは野村の北尾さんは活用しました。その後はドイツ銀行です。お金って…いくらでもつくれるものです。今は、ジャブジャブの環境ですから飛躍するチャンスです。このまま…田中君には、頑張って欲しいものです。

ロコンドの取扱高推移2015年から2020年3Qまで…

本当は返品後の実際の売り上げ数字を連結で追うべきですが、誕生まもなく…データが少ないので、比較的長い期間を観察ができる単体の返品前の取扱高をグラフ化しました。これを見れば、明らかで…株価に不安はありません。あとは需給バランスだけの話です。心配はないですね。資料はこちらです。これからやることが多く残っており、本日は簡単ですが…ロコンドの解説をしました。それでは…また明日。



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