アーカイブ:2015年3月24日

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かたる日本株は2極化と言うか…。グローバル銘柄の高値更新は目立ちますが、一方で非常に割安圏に放置されている銘柄も、数多くあります。例えば、グローバル銘柄の代表格のトヨタ自動車ですね。この2月、3月と株価は大きく跳ねています。カタルの推測ではGPIFのノルマ達成に追随した、本日の日経新聞の外人買いなど…の需要があったのでしょう。しかし、よく考えれば分かりますが、金融危機のギャップを、既にスバルやマツダの株価上昇が示すように、完全に埋めています。基本的に米国の金融危機の影響で、一時的に大きく落ち込んだ買い替え需要の特需が、今回の好調な需要の背景にあったわけですね。それが剥がれている訳で…自動車は既に、株価面では斜陽でしょう。どこで陰りが見えるか…心配するだけの産物のように見えます。まぁ、直ぐに落ち込むことはありませんが、変化率は鈍ります。株式投資は変化率を買うものなのですね。過去最高利益更新企業を買う事ではありません。未来に夢がないと、どれも霞んで見えます。

一方、大型株が大きく上がりましたが、出遅れ株は、依然多く存在します。先日の中越パルプやリリカラは、その部類なのでしょう。昨日、ある資料を眺めていたら…最近、ブルドックソースが、また上がっているのですね。今日は、この話題を取り上げようと思います。記憶力が悪いカタル君、あの当時の出来事を、なかなか想い出せないのですが…、確かスティルパートナーズが、敵対的TOBをブルドックソースに掛けたのでしたね。

ところが…対抗処置として、ブルドックソースは株主割当増資を実施し、しかもスティルパートナーズ以外に、割り当てると言うものだったと思います。等しい対価を払い、買った株券が、株主によって差別されると言うものでした。この事件も、今井功判事の判断だったと思います。彼の下す判決は、本当におかしいと思います。サラ金規制もそうだし、日本村論理そのものです。今なら、判決が変わる可能性があるんじゃないかと思っています。スチュワードシップコードのように、企業統治の考え方が変わって来ています。会社は誰のものか?…という命題ですが、カタルは基本的に株主のもので、次に社員、経営者の順番だと思うのですが…日本村論理は順番が違いますからね。

何故、このブルドックは、再び狙われたのでしょうね。四季報を見ていたら、時価総額に対し、現預金の割合が2割以上ありました。多いのかな?と思ったのですが…、そうでもありませんでした。食品と言う保守的な業界でも…非常に高い会社もありますね。SB食品なども、非常に高いですね。5割もありました。

そこで…気になったので、最近のデータを調べてみたら…、やはり時価総額上回る現預金残を抱えている企業って、あるんですね。銀行を除くと…だいたい90社ほどあったようです。先日、カタルは双日に対し自社株買いを実施すべきだと述べましたが…双日は現預金残が4200億円ほどあります。それに比較し、時価総額は2452億円ほどしかありません。ただ…ひょっとしたら、まだ優先株の残存があるのかもしれません。その償還資金の為かも知れませんね。もし残っているなら、前倒しして返済すべきですね。

でも、そんな懸念がない会社も現預金残が大きく、時価総額が小さな会社もありますね。例えば、浅沼組などは…どう考えても不自然ですね。12年、13年の損失がある為に、未だに配当もしていませんね。でも現預金残は321億円で、時価総額は120億円ほどですね。まぁ土建屋は、やくざ上がりのようなもので、会社に文句を言ったら…逆に大変かもしれません。神奈川のサン・ライフと言う冠婚葬祭の会社は、現預金が136億円あるのに、時価総額は70億円弱ですね。

此処では、カタル銘柄選抜の一環である、考え方のプロセスの流れを説明しましたね。偶然、発見したブルドックソースの株価から、原因を推測して調べてみて、その考え方を発展させると言うものです。そのなかで双日を見つけ…大株主に那須さんの名前を発見し、彼は、まだ持っているのか…と思いました。たぶん、カタルが現役当時の2003年から2004年の再建策が出る前からでしょう。彼の投資方法も面白いものです。先日、紹介した様に、あの人も常人ではないのです。普通の人は、株を10年以上も持ち続けません。しかも倒産の危機にある株を、巷で危ないと騒がれているのに…平気で100万株単位で買えませんからね。

そう言えば、カタルが紹介しているシャープの株価は、今日は、どうでしょうね。今は254円で、出来高は1425万株と続伸しています。仕手化の要素は充分にありますね。一方、昨日は、「行って来い」になったDeNAは、まだ芽は残っているようです。此処の保ち合い場面が、面白い見所ですね。空売り筋が慌てる場面があるかもしれません。この形が重要です。チャートに、水面下の動きが現れるものです。三菱UFJもそうですね。此処はセオリー通りの動きです。あとはソニーですね。カタルには空売りの対象に見えますが、逆日歩などの関係もあり、どうかな…。いまの相場は、「売り」での儲けは、難しいですからね。ファナックも高値の保ち合いですね。

アララ…カタル3兄弟は、総ヤラレ…の状態で、ウカウカしていられませんね。また追証懸念です。新規投資をしている場合では、ないかもしれません。今日は007を寄り付きで、少し買ったからね。実はカタル君、強気を打ち出していた為に、また5月に期日が来ますね。だから、その対策を迫られています。ハローウィン緩和で、良い気になって…高値で買い増しをしていたのに…この有様です。株って、やはり難しいですね。講釈を述べている場合ではありません。良い資質を秘めていても…やる仕掛け人が不可欠ですからね。まぁ相場になる前は、下がるのが通例なので…。その兆候だと思い、自己満足するしかありませんね。ブツブツの言葉を噛みしめる時間の長い事…既に1年半を過ぎました。「最大の好材料は、株価が下がる事」先輩は、名言を、いくつも述べています。

諺にも「人に行く裏に道あり花の山」とは言うけれど…、辛抱は、やはりつらいものです。トホホ…お仲間さん~。ソフトバンクはいくらかな? やはり7000円を割れています。ハローウィン緩和で、同時にストップ高したアイフルも、安いですね。やはり個人はカタル同様に苦境の最中のようです。かみさんに、また言われる、「株が上がって、良かったね。」既に、巷は10週間連続陽線なの、いつまで続く線路かな…。コンチクショウ!トヨタやソニーでも空売りしてみるか…。哀れなカタル君でありまする。



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