アーカイブ:2015年7月14日

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かたる株価対策だけならまだしも…、売買停止を知り動揺した日本市場(先週木曜日)、もともとギリシャなどより、中国の方が格段に影響力は大きく、上海総合株価指数は3日間の上昇で、5日間の連続陽線となり、落ち着きを取り戻し、売買停止をしていた銘柄も、徐々に売買を再開すると言います。ただ4200ポイント辺りには…壁があるようで、当面は下値の確認作業をするのが普通ですね。ギリシャは時間を置き、緊縮策の国民への不満が爆発しなければいいのですが…。同時にEUの仕組みの欠点が、再度、浮き彫りになっています。

日本でも地方創生で、2007年に353億円の赤字を抱え、財政再生団体に転落した夕張市を支援するとか…。日本の縮図のような事例であり、日本人の財政問題に対する危機意識は、非常に希薄ですね。米国では共和党が反対しますが、日本は…美濃部都政のような精神構造が広がっています。何故、老人保健の3割負担が実現しないのか…不思議です。払える人は払うべきですね。歪められた現役世代の社会保障負担は重く、年金生活者が海外旅行をして遊んで暮らしているのは、どうかしています。一部には生活の苦しい人もいるので…新幹線での焼身自殺事件などが生まれるのでしょが…、きっと生活保護の審査基準が厳しいのでしょう。狡賢い奴がいるから…本来受けられるべき人が排除されるのでしょう。はやく公明正大に、公平な基準を設けるべきです。マイナンバー制度を切っ掛けに、はやくキャッシュレス社会に移行すれば…誤魔化しが効かなくなります。

すでに財政ファイナンスに突入しており、残された時間は余りないですからね。ただ日本の場合、全てが自前の資金で賄われており…外部借入があるギリシャとは違います。故に個人から、国に富を移管すれば済みますね。更に国などが過大な資産を持つ必要はありませんね。だから売るべき財産は、たんまりある訳です。それに円安にすれば、海外展開している企業が、国内生産に切り替え、貿易収支が黒字化しますからね。先頃、経団連はアジア地域のFTAの連携強化を主張していました。カタルの前からの構想である、アジア地域の自由化ですね。その意味でTPP交渉は、非常に注目されます。既にピジョン化現象は広がっており、失敗も多いですが、成功事例も多くなって来ましたね。良品計画は、その意味でファストリに続く存在になるか…注目されます。

コンセッションで注目しているオリックスが200日線ラインまで追い込まれるとは…、結局、カタルが掲げるコンセッション構想は、一般化してない訳です。逆に、日本郵政支援銘柄は75日線割れで止まり…、今日の相場は25日線のプラス乖離ですから…たいしたものです。丁度いい、あく抜けが実現したような格好ですね。今度は「ぶら下がり組」は降りますからね。

シャープのような2段下げは、理想的な形なのですね。カタルは、しばらくは横這いと…前から述べており、個別材料株のゲリラ戦相場と考えており、今回はラオックスにシャープを掲げていますが…前者については批判的です。ソニーが4000億円もの資金を調達したとか…。驚きますね。ソニークラスが、増資をするわけです。懐が深いですね。

このようにお金があるなら、多少、経営に難があっても救われる訳です。つまり名目成長が実質成長を、常に上回る経済構造を実現させれば…みんながハッピーなのですね。ただ年金受給者は、徐々に生活が苦しくなります。しかし働く現役世代は生活感が改善されますね。やがて日本の債務問題も消えてなくなります。問題は、どの程度のスピードで実行するかが…腕の見せ所です。頭のいい人は、孫正義さんのように…、彼が借入かどうか…分かりませんが、借り入れを起こし、不動産投資をします。故に不動産向け融資は伸びますね。だんだん不動産の価値が上がってきます。逆にデフレ下では借り入れが「負担」になりますが、インフレ下では「財産」になるのですね。カタルの息子が借金をして中古のマンションを買ったのは、正解と言うことに成ります。しかしカタルが上京した頃に…借金をしてマンションを買った人は、仮に借金返済を出来ても…経済的な損失は計り知れません。

この時期に立花証券の石井久は、自宅まで売却して賃貸住宅に入ったと言いますから…凄いですね。通常は…自宅は売却しませんね。1992年だったと思いますが…、カタルは当時、和光不動産の小川さんに挨拶に行きましたが…、「カタル君、残念だったね。今回は証券不況なんてもんではなく…金融界全般がやられているから、当面、株は駄目だから、田舎に帰りなさい。よくなったら、いくらでも、お客さんを紹介するが、今は迷惑が掛かるから駄目だよ。」…と諭されました。その時の光景が、今でも忘れられません。

その時、カタルは「この糞親父…俺が食えないから、証券会社がつぶれるわ」…と、心の中で毒づいたのです。彼は証券不況の時に、山一證券が特融を受けると聞き…自分の所(当時は大井証券)もお願いしに、田中角栄に直談判したほどの人物で、金融界には顔の広い人だったのです。だからカタルの勤めていた会社の元社長が、カタルを彼に紹介してくれたのですが…。本当に…あれから20年以上ですからね。ようやく、りそながICUから退院です。実際に、証券界は未曽有の不景気で、山一、三洋は倒産しました。年収120万円の生活が、2年も続く訳です。このブログは、カタルも証券界を去り、転職を決意し、準備を始めた時にスタートしました。インターネットしかない…と思っていましたからね。でもその後ITバブルなどで…転職を思い止まる訳です。

何故、こんな話をしたか? 政策と言うのは、非常に重要なのですね。今でもブラック企業問題が、話題になっていますね。ABCマートのような状態なのです。東芝のように無理をして利益を計上していたのですね。分かりますか? 本当にギリギリの状態だったのです。だから皆さんは、絶対に選挙に足を運ばねばなりません。ブツブツは、わざわざ、白紙投票をする為に投票所に足を運んでいたと言います。白紙投票ですよ。彼は、だから…この不況下でも、空売りをして、儲け続けていました。故に旧軽井沢に別荘を持つほどになったのです。この手の証券マンが、何人、日本にいるかどうか…。自分で相場を張れば分かりますね。

偉そうに原稿を書いているカタル君、高い保険料を先日は払わされ、自分の力量把握が出来ないのですね。株なんか、お金さえあれば、絶対に負けません。買い続ければ良いだけの話ですね。ドル平均法で粛々と買えば…必ず儲かります。ただし政策方向や選択により多少、成果は違います。でも必ず儲かるのです。自分の気持ちはぶれるから…損をするのですね。ぶれずに買い続ければ、いいだけの話ですね。簡単な話です。自分の力量の余力がないなら、今日のような相場で、ポジションを軽くするために、建玉を外す事です。またブレますね。その時に再び買えば良いですね。同じ銘柄を買えば良いのです。

日銀がETFとリートを買い続けている現実を、忘れてはいけませんね。三菱UFJは確かに短期間で、5割高しました。しかし…未だに純資産価値以下の評価なのですね。こんなバカな事が起こる道理が、ありませんね。未だに流動性の罠に、たっぷり浸かっているからですね。本来の景気回復なら、世界貿易は活発化し…海運株は儲かる筈です。しかも海運運賃は「ドル建て」ですね。ところが…日本郵船や商船三井の株価も、純資産を割れたままですね。おかしいでしょう。偽りの…見せかけの景気回復なのですね。だから1937年問題なのですね。

カタルは馬鹿な為に…カタルが理解できる範囲の事しか書いていません。この程度の知識がなければ、運用なんか…とても無理ですね。20年も30年も失われた時代を過ごし…ようやく、待ちに待った政策転換なのですね。これから本番が始まるのですね。先日のマネーストックの伸び率推移を見てくださいね。もう一度、掲げましょか…これからが本番ですね。

マネーストック推移と前年比伸び率推移
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マネーストック推移と前年比伸び率推移

まだ流動性の罠の領域から脱出していませんね。マネタリーベースを増やせば、必ず、日銀券は劣化します。そうすると賢い人から借り入れを起こし、投資を始めますね。その輪が徐々に広がるのです。自分の知識を、もっと磨きましょうね。株価が下がった、上がったなどは些細な事なのです。基本を、確り把握しておれば…恐いものはありません。後の問題は自分自身の力量把握ですね。これが非常に難しいのです。自分の欲望を制御する事は、なかなか出来ることではないのですね。故に貧乏人は、ポジションを減らすために、空売りをしてみました。これまで…ほんの数回しかしたことがないのですが…今までの実績は負けがありません。カタルは、当面は「ボックス相場」だと…思っています。それではまた明日。



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