アーカイブ:2016年1月

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かたる:株屋も勉強が大変です。技術進化は日進月歩、それを理解して成長の可能性をどう考えるか? 様々な知識のバックボーンがないと…銘柄選別に影響を与えるからです。多くの人は、簡単に銘柄を選んでいると言いますが、それは違いますね。先ずは…時代の背景把握が欠かせません。しかし仮に時代背景が良く理解できていても…実際に仕掛け人たちが参加しないと…折角、素質があっても、銘柄が開花しません。しかも仕掛け筋の力量把握も大切です。

今回、失敗したパイオニアは、大きな組織か…と思いましたが、実際は違ったようです。たかが500万株程度のサウジの現物売りに脅え…株価を支えられないとは驚きですね。通常、仕掛ける場合、色んなケースを想像して、準備をしてから仕掛けますからね。場合によれば、会社を丸ごと買収する算段をするほどです。一旦、株価を下げると…必要以上に売り物を買わなくてはなりません。故に、短期の株価上昇をやる連中は…所詮は、力がないのです。さくらインターを見れば分かります。本来は…フィンテックは良いテーマなので…もっと大切に育てなくてはなりません。

小野薬は現在休みに入っていますが…今回は野村が参加しており、一般化しましたので、少し調整に時間を要するでしょう。暫くは…駄目ですね。時間を掛けるとは…このようなイメージです。アイフルも仕掛け筋が入っており…何度も上げては、下げを繰り返しています。この理由はおそらく…なかなか過払い請求が切れない為ですね。でも時間的に見てソロソロの筈です。故に、今回の下値は注目されます。勿論、主役はアコムですが…。

ケネディクスも、そうですね。確かにカタルの当初の見込みは、外れています。理由は二つですね。一つは会社経営者の資質、もう一つが政策発動の見込み違いです。何れも…仕掛けた後にならないと分からない事象です。つまり相場の出来は…、やっている最中の環境に左右されます。要するに…、大相場と言うのは、色んな要素がマッチしないと形成されません。ITバブル期の光通信や、ソフトバンクなどの相場を見れば分かります。

さて本題に戻しますが…証券マンの基礎知識に重要なことは、次のようなニュースですね。本日、カタルが関心を持って読んだニュースが此方です。津田さんが書いたレポートですね。今までの常識と…少し違いますね。如何に、末端の小売りの力が強いか? 関連する記事が日経新聞で紹介され、囲碁のプロとの試合で…グーグルのAIが勝利した記事です。この二つの記事は結びつきます。更に関連するのは、アマゾンも同じように研究している訳です。此方です。このような知識のバックボーンが、銘柄選別に必要なのです。直ぐに関連しませんが…いつかしら、役立つ基礎知識です。証券マンは、このような下準備を重ね…常に銘柄との関連を探り株価動向をチェックします。

数日前、カタルは「ダリオ時間」が流れると、JTECが注目されるかもしれないとレポートしました。事実、このレポートの時にカタルも打診買いをしています。僅かな株数ですが…。本日は材料が出ており、株価が跳ねていますね。でも本格的なら…こんなもんじゃないですね。大台が二つも…三つも変わります。その方向性にある銘柄です。直ぐにそうなるとは言っていませんからね。方向性の話をしています。再生医療は素晴らしい成長分野で、JTECは人工臓器製造の夢があるのです。故に1万円も相場なのですね。

ほら…ね。この所…連日、カタルが取り上げているシャープの株価も上昇してきました。そもそも…この株価がおかしいのです。時価総額以上の資産を保有している会社が、目先の損失の為に沈む現象が…。カタルは165円かな?…で1000株だけ買って、先日、121円で損切りのクロスをしました。その後、ホンハイのTOB説報道を見て、買い増しに動きました。WSJが「シャープの争奪戦」と報じたのです。つまり日経新聞ではなくWSJが報じたことで…、日本政府は「村論理」を単純に優先させることが出来なくなりましたね。此処に焦点が集まり、安倍政権の真価が問われます。安倍政権は世界から投資資金を誘致しています。自らがブラックロック関係者と会談をするほどなのです。

更に甘利さんの実績で、TPP交渉も纏まりました。この意味をよく考えないとなりませんね。空売りは非常に危ないですね。報道によれば…ホンハイのテリー・ゴウ(郭台銘)董事長自らが、経産省に出向き説明していると言います。更に銀行団とも面談していると言いますね。この本気度はかなりのものでしょう。株価が上がるとTOBの可能性は消えますが…、現時点では空売りは危険です。少なくとも公募増資の株価を上回れば、問題はないでしょうが…現時点では恐ろしい筈です。公募の株価は279円です。この程度が…妥当な株価とも言えます。単純に値動きだけで…行動しない方が良いですね。

意外に…カタルの観測も当たっているでしょう? サウジなどのSWF売却説が本当なら、ピジョンは注目されると…事前にカタルは書いています。本日、全体が下げている中、株価が上げていますね。まぁ、カタル向きではないのですが…。こんな事は、事前に分かる訳です。失敗も数多くありますが…このような実績もあります。読者が、それぞれレポートをどう活用するか、判断すれば良いだけの話です。

FRBがコメントをしています。カタルの見方は、ワン・ツー・パンチの空振りにはなりませんが、クリーンヒットではないですね。本当は利上げ継続表明で、株高が望ましい展開です。しかし市場は利上げ観測が継続されている為に、株価が下げて反応しています。これは景気減速で、企業業績悪化を読んでいるのでしょう。FRBは再び量的緩和に追い込まれると言う…見方が多いのでしょう。でも不自然なのです。一度はイエレン時間が訪れた方が…自然な株価と環境なのです。故に…この材料だけでは、判断できませんね。このままさらに下落する可能性もあるし…逆にここで踏ん張り、保ち合いに持ち込める可能性も存在します。実に難しい判断です。依然、カタルはイエレン時間が訪れた後…金融規制の緩和に動くのが、正しいと思っています。利上げではなく…規制の方が影響を与えているのです。この考えに変化はありません。市場と言うかメディアの読みが間違っていると思っています。

読者に皆さんには…難しいかな? まぁカタル自身が、暗中模索ですからね。それよりも日銀ですね。日経新聞が馬鹿な論理を書いていました。日銀が損をする事はあり得ません。日銀は無限のお金を刷れるからです。故に株価を上げることは簡単ですね。問題は常識的な範囲で政策を実行しないとなりません。企業業績を上げながら…株価を上げるのですね。此処で…日本電産が自社株買いを終了したと発表していました。この株は金庫株になり、ルネサスの代わりに発行されるのかどうか…分かりませんが、ROE経営とは、こういう事です。この3月決算はROE経営の浸透度合いが、再び試されます。米国並みの15%水準に向け…日本は改善余地が高いのです。

昨日、ダイハツの完全子会社化が伝わっていましたが…きっと、トヨタの金庫株を当てるのでしょうね。シャープの今回の争奪戦は、色んな意味で非常に興味深い案件なのです。昨日、尊王攘夷から開国論を持ち出しましたが…同じ時代構造なのです。日本がグローバル化になると…ケネディクスの1兆円を超える資産が…市場から、正当に評価されますね。何も、追加量的緩和期待だけで…株価が堅調なのではないのです。この辺りの感覚が皆さんに理解できるかどうか…。カタルは、何度も資産増加マジックの重要性を説いています。1300兆円の逆襲が、これから始まると…日本株の38915円の新高値奪回が始まると…昨年末から、ずっと言い続けています。この根幹を掌るシナリオの重要なパーツですね。

だからシャープの行方は、株屋なら、自分自らが1000株で良いから買って置き、自分の知識の肥やしにするのです。読者は信用で買ってはなりません。必ず現物で買った方が良いですね。信用の場合、最悪、売りたい時に売れない可能性があります。それくらい危ない案件にカタルには見えますね。故にカタルも現引きを始めました。信用の方が逆日々を貰える可能性があるのですが…そんな目先の話しより、危ない案件です。

過去、実際に信用で買ったのに…売りたい時に、売れないことがありました。宮地鉄工のケースですね。その後、日証金は制度を変えていますが…今回は危ないですね。最後は、株主の投票により決まるのです。どちらを選ぶか…決めるのは株主です。銀行でも経産省でもありません。余りに…既存株主の存在が軽視されていますね。「いい加減に…せい。村論理」カタルは、ホンハイに買収された方が良いと思っています。そうなれば…株価が1000円の夢も出てきます。産業革新企業では…アークのような形の処理の仕方です。存続はするけれど…死に体ですからね。ルネサスエレのように…死に体で、再び買収されます。

果たして、春闘の意識改革の為に、黒田さんは追加緩和を選ぶかどうか…。ワン・ツー・パンチを、カウンターで決めて欲しいけれど…その器かどうか。参議院選前にも、追加緩和の選択はあり得ますが…、大切な賃上げに影響を与える春闘を逃し、政策効果は希薄になります。まぁ、カタルの考えが正しい訳じゃないけれど…決める時は決めないと…。市場から、馬鹿にされ続けます。日経新聞の日銀のETF損失論のような…馬鹿な記事が掲載され、最後は三重野総裁のように…、あるいは宮澤さんのように…、死ぬまで後悔を続けるのです。幾らでも…日銀は、「期待インフレ率」を高めることが出来るのです。ケネディクスの株価を見ていれば…日本の未来が見えますね。それでは…また明日。



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