アーカイブ:2016年1月12日

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かたる:NY市場は反発したけれど…日本株は相変わらずに安さです。三菱UFJは、とうとう700円を割れ、今の株価は690円です。今の出来高は1850万株で…昨日は7700万。今回の下げでは、まだ一度も億単位の出来高が出来ていませんね。みずほは225円ですね。配当利回りから見て…買い方に分があるのは必定です。カタルは、今年は参議院選辺りが、日経平均株価のピークかも知れないと考えています。ただし、政策首脳部がアクセルを踏み込めば…この予想は変わります。

今の時間は9時半になろうとしていますが、また「さくら」は、ストップ高を付けました。面白いでしょう。もし中国懸念などが再来してなければ…、きっと、ここまで大きくなっていませんね。過度に人気が集中しているのは、明らかですが…他に流れを向ける余裕がないと思われます。本来はパイオニア辺りが妥当だと思っていましたが…、昨日述べたように、カタルとは仕掛け方が違い、少し違和感を抱いている次第です。よって…余り過度の株数を保持する事は、止めようと考えています。かなり自信があったのだけれど…此処まで下げることは、想定外ですからね。

もともと昨年、カタルは三菱UFJの動きを見て、相場の強さを確かめる為に、新規上場株の「かんぽ生命」、そうして「ベルシステム24」を買いました。僅かですが、少し儲けたり、損をしたり…。その理由は、相場の強さを体験するためでした。しかし、その後の株価は何れも駄目ですね。つまり今日の下げは、あの時点で決まっていたのでしょう。なかなか証券マン気質は、抜けません。買いだけしか…しませんからね。空売りなら簡単に儲かるのに…。何故か、証券マンを辞めた今でも抵抗感があります。もともと、買いが日本を育てると言う信念が強い為でしょう。ケネディクスも、最近は日経平均株価に連動していますね。まぁ、景気動向に左右される形態だから、当たり前ですが…。昨日も話したように…「さくら」だけでは、相場は持ちませんね。こんなオモチャのような事をやっていたら、市場が駄目になります。もっと浮動株のある株を、仕掛けねばなりません。簡単に株価が飛ぶような株は、市場のリーダーに相応しくありません。

そんなに…市場は弱くはないでしょう。少し個別株の話をしますね。例えば液晶投資ですが、あの日経新聞の3兆円の投資は、事実のようです。中国は大規模な設備投資をしている様で…報道によればニコンまで、ステッパー需要があるとか…。もともとニコンの製品もオランダのASMLと比較し、性能面では遜色がないと言われていましたが、製品の保守管理面で差があるようで、世界企業はASMLの製品を使い続けてきました。きっと大きな差があるのでしょう。そのニコンまで大型受注が来ていると言う話です。そうなると…カタルが狙ったVテクも、好業績が続くのでしょうが…。やる連中が居ないと駄目ですね。一部の人達だけのようです。株って面白いですね。狙いは良くても、有力筋が参入するかどうかなのです。

さてもう一つは、ソニーに続きパナソニックのテレビ事業が、黒字転換になったようですね。薄型テレビの買い替え需要が、これから生まれ…しばらく続きそうです。故にシャープの再建は、きっと容易ですね。カタルは民間論理に、官がしゃしゃり出て来るな!…と言う立場です。日本は…なんでもかんでも、官主導で物事が決まります。この村社会構造は、未だに健在ですね。官僚が関連団体に天下る組織を必要としている為でしょう。産業革新機構が、幅を利かしています。この組織は竹中平蔵時代の遺物ですね。スマートコミュニティー時代になり、誰でも世界で一番の製品が、手に入る時代です。桃太郎じゃなかった「モノタロウ」が、時代の雄の時代ですからね。トヨタ的な自前主義より、ファナックのようなベンチャーと組む経営の時代が正しいのでしょう。

こんな所に、しゃしゃり出る余裕があるなら、官は自分達のすべき仕事を、しっかりこなすべきでしょう。官が音頭を取りクラウド環境の規格基準作りをした方が良いですね。日本だけでなく、アジア地域を巻き込めばいいのです。米国の参加が望ましいが…米国人は自己主張が強すぎます。先ずは、アジア基準を設ければ…良いと思いますが、それが日本の新しい時代を築く筈です。例えば、医療分野の電子カルテの様式を統一させるような基準を作り、人口増のアジア地域に採用して貰えばいいのです。シャープのようなケースに、官がしゃしゃり出てくるから、こんがらがると思っています。悪戯に時間だけが過ぎるのは…考え物です。もう2年ですからね。本来は、首になるべき高橋さんが使われるのは…きっと扱いやすいからなのでしょう。銀行だって、官主導になれば…、最後は従わざる得ません。これが日本的と言えば…日本的ですが。カタルは小さな政府を目指すべきだと思っています。

既に三菱UFJもそうですが…多くの銘柄が、昨年の8月、9月の安値を割れています。ソニーは2713円で今は2715円ですね。パナソニックは既に割れ、昨年は1177円ですが本日は1132円です。基本的に…仮に世界経済が一段を冷え込むようだと…不景気に、需要が関係ないディフェンシブストックと呼ばれる医薬絡みの株が主導権を握ります。JTECなどが活躍する事になります。でも小野薬品は明らかに疲れていますね。一度、下げ…整理すればいいのですが、今回は野村が参加しただけに整理が長引くかもしれません。他はジェネリック関係ですね。沢井…辺りかも知れません。色々ありますね。

調整を続けているアコムに関心が向かっていますが…少し重い感じがします。難しいですね。テーマ株が良いと思いますが…パイオニアの出来はどうなのでしょう。今は、まるっきり駄目株の動きですね。こんな相場だから、一度は…自己主張をしないとなりません。テクノスジャパンじゃ…市場をリードする事は無理です。やはりパイオニアなのですが…仕掛け人に、その意思がなければ駄目ですね。

あらら…とうとう。ケネディクスは割れましたね。今399円を付けました。この株の昨年9月は356円ですね。基本的に昨年の夏は、一発目が8月24、25日、そうして二発目が、ケネディクスの安値を付けた9月8日です。そうして予想外の9月29日に安値を更新したグループは、既に、今回は安値を更新していますね。面白いでしょう。 追証懸念がなければ…そろそろケネディクスを買ってみたいのですが…何しろ、貧乏人です。

8月24日安値のパイオニアも押されていますが、まだ上で…次は9月初めの安値組、そうして今、安値を更新しているのは、9月の下旬組です。このように…チャート論も、色んな意味があります。強い株を狙うのが、目先筋のセオリーです。同じ自走車関連でも…最も強いのが、テクノスジャパンで二番目はJVCKWですね。パイオニアは残念ながら…しんがりです。此処に来て、意外に頑張っているのが、007やJTEC達ですね。クラウドワークスも下値圏の為か…あまり下げませんね。ドンドン下げる展開ではなさそうです。この分じゃ…追証懸念を、再び心配する可能性が出てきますね。あの時、もっと外せばよかったのかも知れません。でも…ね。カタル君は、本来は強気なのです。

何しろ…「失われた時代」の後で…、初めて誕生したまともな政権なのです。良い感じですからね。何と言ってもTPP、コーポレート・ガバナンスなど…好材料は、数え上げるとキリがありません。ROE15%時代に向け、経営者がそれぞれ努力する環境になっており、これが日本株を引っ張る原動力になりますね。

東芝が何故、不正会計から構造改革に追い込まれ…、有望な医療分野を売却するか? すべてはROEを根底にした考え方です。東芝は長年、経団連トップを輩出した企業です。その東芝が追い込まれ、革新的に変化します。故に、ようやく東芝株も狙い目になっています。大体、シャープも早かったですからね。東芝も200円を割れれば…注目したいけれど、今は、まだ封印です。

そんな訳で、このような駄目相場でも…いろんな点で、見所は存在するのです。あまり弱気にならず、そろそろ、新しい銘柄群に注目し…打診を始める所なのでしょう。感覚的には、さくらの相場が…潮目の変わる時だと思っています。幾ら、なんでもやり過ぎです。それでは…また明日。



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