アーカイブ:2016年1月13日

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かたる:残念でした。実は…本日も安ければ、少しお金を投じて、買ってみるつもりでした。昨日は自走車関連で、一番強いZMP絡みのテクノスジャパンを少し買いましたが…、夜に市況を見ると、ずいぶんと「投げ」商いが出ている様子でした。カタル君も、本日30%割れの水準を埋める為に…銀行から入金する始末です。きっと…確実に追証ラインですね。

8月、9月時の評価損は、カタルの場合、昨年は600万を超えていましたが、今回は400万を超える水準です。つまり…後200万程度の下げは、覚悟していたわけです。何故、戦後、初の下げになっているのか? 実は…サッパリポンです。故に怖いのかも…。市場で言われている悪材料は、みんな偽物です。原油安は日本にとってプラス以外、何物でもありません。一部で産油国の需要が減り、世界景気の足を引っ張ると言うバカな解説がありますが…。そりゃ、日揮などは影響を受けるでしょう。でもそんなものは、原材料安のプラス効果に比べれば…比較になりません。

中国懸念も、確かにあの産経新聞の資料通りなら、過剰債務状態にあると思いますが、中国の成長率は依然高く、借入金利との鞘は大きいので…全体の減速感が、急速に3%前後になるなら…焦げ付き、不良債権化になるでしょうが…。現状では、とてもとてもあり得ません。対外債務もありますが、外貨準備高は大きく減っているとは言え、世界一の債権大国に変わりませんね。まるっきり…下げている意味が分かりません。あり得る材料は、過剰なヘッジファンドの警戒感と、サウジの実弾売りですね。実は後者の可能性が高いと思っています。こんな事は、後にならないと分からないし。現場で実際に注文を受けている本人しか分かりません。

ファストリ(9983)の日足推移
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            ファストリ(9983)の日足推移

実はパイオニアの下げている相場の理由の一つに、このサウジ問題があります。だからパイオニアの株価動向を見ていれば…推察が、つくかもしれません。流れが変わる兆候としてファストリのチャートがあります。前日に続き、昨日の環境下で…「包の陽線」でした。完全に目先需要は、転換し始めている様子です。カタルは、このファストリの動きを見て反転するかもしれない…と考えています。実は、さくらの空売りを考え、実際に注文を行ったところ、使っている証券会社は、既に「売り禁」でした。まぁ、この程度の下げで収まれば…可愛いものです。

カタルは、米国の利上げで「スッキリポン相場」と考えていましたが、想定外に売り需要があり、おそらくサウジの玉、その為にサマーズ時間やら、ダリオ時間、はたまたレビー時間が…市場に流れる始末です。カタルは金融規制の為に…、利上げではないのですよ。FRBの利上げは、行き過ぎている可能性があると考えており、ダリオ時間の支持派です。しかし…同時に、イエレン時間も可能性が高いと思っています。何故なら、世界から米国に資金が回帰している訳ですからね。米国内の資金はジャブジャブで…企業業績は落ちっこないでしょう。ただグローバル企業が多く、アップルのような低迷予想もあるのでしょう。でも少なくとも日本同様に、米国も悪くない筈ですね。

だからこそ…、此処での下げは、不可解で…本当の下げがあるなら、今回のテーパリング成果が見える、夏以降の筈で、今年後半の方が実は心配です。日本経済は消費増税や選挙を控えており、賃上げ運動は、欠かせません。此処に来ての企業心理は弱気に傾き、テコ入れが…必要です。例年、春闘は2月ですから…、1月、2月の日銀の金融政策決定会合で利上げの可能性があります。カタルは、今までは追加緩和はないと思っていました。しかし、ここにきて円高に振れ…完全に日銀はフリーハンドを手に入れました。此処でしなくては…もう追加の緩和は、あり得ないでしょう。果たしてアクセルを踏むかどうか…。この賃上げは、非常に重要なのです。1月の日程は28日、29日です。次は、昨年は2月にありましたが、今年の日程を見ると…3月14日。15日になっていますね。これで春闘に間に合うのかどうか…。タイミング的には、2月なのですが…。カタルが総裁なら1月に実施ですね。

付利金利の撤廃、ETF、リートの買い入れ枠の拡大、国債は期間の長いものを買う程度かな? 必要以上の当座預金に対し…マイナス金利の適用なら、インパクトは大きいように思います。この株高効果は夏まで続きますから、余程の事がない限り…、選挙は勝てるのでしょう。これが読み筋ですが…。この読み筋は、読者の皆さんが良くご承知のように、よく外れています。いつも強気の対処が、失敗の素ですね。読者の中で…仮に、さくらなどフィンテック関連を持っているとすれば、峠は近いと思っています。しばらくは、相場になりませんから、いったん撤退だろうと思います。此処で…さくらを利食いすれば、男が上がっていました。トホホ…下げマンは聞いたことがあるけれど、下げチンと言うのはあるのかな?

12月の下げは、想定外だったのです。トホホ…。果たしてサウジの売りが原因かどうか…何れ分かるでしょう。さて分からないことを、いくら予想しても仕方ありません。経験則では、通常、下落が止まり、株価が一度上げてから、通常は2週間は、様子見が必要です。この間、ユトリの無い人は、当然、相場観に拘わらず、持ち高の整理をせねばなりませんが…。ユトリのある人も…、その懐具合によりますね。でもどの株も、良い水準ですね。

銀行も配当利回りで、買える水準です。アジア地域の人口激増を考えると…、エアコン需要は多く、ダイキンや富士通ゼネラルなども、一般株としては面白いですね。ダイキンは高いので、タイに工場を持っている富士通ゼネラル(6755)は、なかなかでしょうね。このような株は、カタル向きではありませんが、きっと…一般の投資家は、こう言う内容の株を買った方が良いですね。

昔の富士通ゼネラルは、毎年、低収益で…駄目企業だったのです。いつも500円台を超えて人気になると…売りでした。しかし完全に内容が変わりましたね。このような日本企業が実は、増えてきましたね。失われた時代の為に、グローバル企業になったのです。所謂、カタルが、前から述べている「ピジョン化現象」です。本日の日経新聞の報道では表彰を受けるとか…。少子化なのに…何故、赤ちゃん用品のピジョンが上がるの?…と疑問を抱き調べたら…米国と中国に活路を求めていたのでしたね。中国では過剰在庫の整理損を計上したこともありました。このような企業は増えているのです。

年末は日水が人気になりびっくりして、空売りを考えたら…ここも構造改革ですね。何も東芝だけが象徴的な現象ではありません。帝人も米国子会社問題を抱えていますが…構造的な変化が見られます。ROE経営の意味を、考えてくださいね。何故、カタルが今回は本物の上昇で、非常に息の長い本格的な上昇相場と述べているか…。この辺りにもヒントがあります。日本人は村意識が高い国民です。故に、赤信号の口なのですね。その象徴的な変化が、東芝でしょう。今年後半から、来年は相場になる可能性があります。

まぁ、ケネディクスは500円を割れたところから推奨を続け…、言い続けて3年目ですから、読者は呆れているでしょうが…。所詮、企業業績で判断している限り、経営者の意向もありますからね。利益を隠す保身に走る経営者が、一般的なのです。孫氏のように、敢えて危険を選択し、チャレンジを続ける人は少ないですからね。でも誰も開拓しない分野をラッセルするのが、真の経営者ですね。

もしサウジが…下げの売りの要因で…売り物が切れたなら、一気に上がる筈ですね。パイオニアの話です。全体も言えます。もともと中国懸念や原油安などの不安材料の根拠は、希薄です。カタルには、サッパリポンなのです。それぞれの読者…この3連休で考えた原稿を元に、自分なりの結論を出し、行動すればいいのでしょう。所詮、未来は誰も分らないのです。自分で決めるしかありませんね。

結局、鉄骨の川岸工業は、全く下がっていませんね。一般的には横河(5911)ですが…。やはり高橋カーテンウォールの芽も、ありそうですね。切ったけれど…やはり気になる存在です。内需は…何しろ、相場らしい相場がないですからね。サウジ説が正しいなら、パイオニアが、復活する可能性もあります。

むろん、ケネディクスは消えていませんね。問題は利益の出し方ですね。こんなのは作為的なのです。しかし自社株買いをして、現状は100円も下だから…株主が経営者の行動を怒るのが…普通です。株主総会で、きっと揉めます。悪戯に自社株買いをした意味を、問われますね。だから利益を想定上に上げ、ハードルを自ら上げる必要性があります。株主総会と決算発表の数字で、株価が動くからです。もう…面白くない段階です。だから確実に利益を積み上げ、富士通ゼネラルのような形に…変化ですね。故に…時間がかかります。その代り、株価の心配は、もうないのです。あるのは…政策動向だけです。

007やJTECは、確実に業績は改善しています。何度も相場になるので…安い所を拾って置けば、良いのでしょう。銀行株は、もち合いの売りが予想され伸びませんが、安全パイです。当面の見所は…、為替水準と1月の日銀の金融政策決定会合でしょう。フィンテック関連は、気を付けましょう。それでは…また明日。



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