アーカイブ:2016年2月

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かたる:いやはや…カタルは、てっきりイエレン時間が訪れ、それからダリオ時間の到来か…と思ったけれど、いきなりダリオ様が市場に降臨されるとは…本当に驚きました。1937年問題は…此処から、どうしようもなくなり…第二次世界大戦に発展します。今日で危ないのは中東からロシア、更に中国と…「窮鼠猫を噛む」と言う諺があります。1937年問題は…、もともとは、第一次世界大戦のドイツへの過大な賠償請求を、米国のモルガンが求めた為に起った問題なのです。強欲モルガンの為に、多く人が命を失いました。ドイツ銀行のおひざ元のドイツは、原則論を主張する厳格派の国民性です。ドイツ銀行の救済問題まで…話は進展しているようですね。

今年は…厄介なのです。イギリスのEU離脱問題も抱え、様々な問題が噴出しています。市場は早めに、これ等の懸念を売っていると思われます。基本はゴールドマンサックスなどの米国金融が、バーナンキのテーパリング発言から、2年半の時間を経て準備完了になり、利上げを実施しました。これは準備が整ったとの…合図なのです。このイエレン氏の判断は、正しいとも言えるし…間違っているとも言えます。ゾンビが市場に存在しており、一度、市場経済下では…叩かねば、なりませんでした。現在、中国で起っている現象も、同じ発想です。ぶら下がっている輩を、叩くのは市場原理で…弱肉強食の世界の価値観ですからね。ところが…厄介なことに、イエレン氏はゾンビ懸念が薄れた…と正常性を主張し始めましたが、市場は、慣性の法則で加速しますからね。

カタルが恐れているのは…、日銀のマイナス金利も効かずに、これを間違った判断だとしてメディアが報道していることです。諸悪の根源は、米国のボルガールールなどの金融規制に、源がありますが…全てのメディアは、未だに利上げ説などの金融政策を話題にしていますが、原点は金融規制ですね。これではECBの金融緩和も、今度は米国が、再び量的緩和に戻っても…市場は下げ続ける可能性があることです。元である過剰な金融規制の緩和が必要なのですね。オバマ大統領の清貧思想では改善は難しく…ましてやサンダース次期民主党候補が大統領になれば、もっと市場は混乱しますね。それなら強硬派のトランプ氏の方が良いとも言えますが…こちらは一気に、戦争に入る可能性もあります。一番いい選択は…無所属でのNY前市長のブルームバーグ氏の登場のような気がしています。

こんな事は、あまり語りたくなかったけれど…、カタルが1937年問題を取り上げた時から危惧していたことが、現実になりそうな気配なのですね。この激震ぶりでは、スイスのグレンコア辺りが飛ばないと…駄目かもしれません。黒田さんの日銀批判やアベノミクス崩壊論まで噴き出ていますが…メディアは、何もわかっていませんね。問題は金融機関の自己資本比率規制強化で…金融デリバティブの機能停止が世界経済の足かせになっているのです。原油安も中国問題もドイツ銀行も…全ての源は「金融規制」なのです。だからいち早く気づき、改善すればいいのですが…色んな思惑が絡んでいます。CTAなどは儲け放題で、この利権を手放すとは思えません。AIGも…今年、ヘッジファンドへの資金を断ち始めています。まだ縮小は続いています。

円ドル相場の為替の推移

円ドル相場の為替の推移

さて暗い全体論の話はマクロの話ですが…1937年問題を語り始めていた頃から、カタルは。この形も頭の片隅にありました。しかしイエレン時間到来の…自説に固執し過ぎました。この下げは明らかに追証の投げで…おそらく今日が目先のピークで…2週間ほど激震が続くのでしょう。CTAは為替と組み合わせている様で…この動向が注目されます。休み前だったか…、珍しく、カタルは為替に言及していました。3点底に見えると…。あの位置は115円を割れた114円台です。しかし一段の円安です。ただ今の所は…今度は、右肩上がりの底入れパターンに見えますが…果たしてどうなのでしょう。為替が落ち着かないと…株価の戻りも限定されるようです。先物と絡めての仕掛けのようです。

日銀様が円を売り、株式先物を1000億円単位でガンガン買えば…彼らは撤退します。更にマイナス金利導入で、一度、円安・株高のポジションを組んだ連中の投げも加速しているようですね。論理的にはこの円安、株高が正しいけれど…、市場全体の力の読み方を間違えた為、失敗したのでしょう。株は、理論通りに動きませんからね。どんな好業績銘柄も全体安には…敵いません。あらら…高橋カーテンウォールはストップ安です。過小資本銘柄は、こうなりますからね。良い悪い…の理屈ではないのです。ケネディクスも…良い決算でした。これで今期も、また増額修正を積み重ねる形ですね。いつになったら、一株利益100円台を計上するのかどうか…。簡単ですね。グループ内で不動産を動かせばいいのです。しかし一度、リーマンショック前に懲りた為に…保守的な会計見通しなのです。

シャープは150円を割れていますね。買い場なのでしょう。今度は300円攻防が狙えますね。JTECも…マズマズですね。ダリオ様の登場は、ディフェンシブ・ストックなのです。カタルは現物を残し…信用分は何れ利食いを強いられました。そう言えば…まだ、今朝の日経新聞を…読んでいませんでした。日経は、所詮、お飾り新聞です。メディアは、みんなそうですが…例えば、海外のメディア発信の流用など…。あるいは記者クラブなどの公式発表を記事にしているだけです。でも現実は違い、カタルが解説したグロース時間やサマーズ時間、更にイエレンやダリオに、レビーと…最近はソロスもレビー派ですね。それぞれ、未来の観測ですから…意見が割れるわけです。現実は、そのいずれかを選択して、市場で試されながら、事態が進展して行きます。政策と市場との対話なのです。

例えば日銀はマイナス金利導入に踏み切りましたが…狙いは効きませんでした。おそらく市場に混乱が、ある為だろうと思います。日銀は説明責任を果たせばいいのです。武士道精神を捨て、丁寧な説明を繰り返すと…バーナンキ議長のテーパリング発言のように準備期間があり、実際の政策効果が大きくなるのではないかと考えています。黒田さんは事前準備も、市場のリーダー達にもさせないから…効果が限られるのでしょう。仕掛け筋も…準備が出来ませんね。市場との対話とは…、市場をラッセルする連中を、味方にする事ですね。此処が下手糞なのです。折角、安倍さんはブラックロックなどと対話しているのに…。

あれれ? そのブラックロックの設備投資株のTHKが全面安の中で高いですね。異彩を放っています。現在は70円高の1809円ですね。ブラックロックが買っているのでしょう。きっと…ね。みずほの出来高は、現在10:39ですが21250万株です。株価は154.2円ですね。休み前は、4億を超えました。かなり出来高が多くなっているので、流石に、強弱感が対立し始めているようです。でもカタルは追証で、本日、損切りをしています。コンチクショウなのです。

三菱UFJは…此方は、まだ1億に乗っていません。只今、9974万株の447.3円です。基本的に、誰も下値は分かりませんから、出来高が、このような下げの場合は、目安になります。思い切って出来高が膨らむなら…そこが下値圏です。場が落ち着けば…フュートレック(2468)は、大きく浮上すると考えています。もし買うつもりなら、早めに打診を入れると良いのでしょう。現在の株価は41円安の570円で、出来高は40万株です。楽しみな株ですね。それでは…また明日。無理はしないように…。金持ちは元気に、買いましょうね。ダリオ様だって…時々、雲隠れなさいます。またね。



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