アーカイブ:2016年2月3日

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かたる:アイオア州の初戦は…共和党はクルーズ氏と、民主党は僅差でクリント氏の勝利に終わり、事前調査トップのトランプ氏は敗れました。ただルビオ氏の投票は注目されると言われているようです。カタルも各候補の主張はサッパリポンですが…基本的に共和党に近い考え方です。何故、これほど注目するかと言えば…現政権下での金融規制緩和は臨めずに、次期政権の大きなテーマになるからです。来年の大統領の一般教書演説で、この事に触れられるか? 否か…は、非常に大きな関心事です。もともと、今回の世界同時株安などの経済的な焦点は、利上げか否かではなく、金融規制と考えている為です。

さて本日の日経平均株価は大幅安ですね。なかなかマイナス金利適用に対する理解が進んでいないようです。カタルは週末にでも詳しく…グラフを用いて考えを述べる予定です。要するに…経済の成長はマネーの増減で決まると言うマネタリストの考え方が基本にあります。この論争は、現在でも意見が割れています。故に量的緩和をしても…無駄だと言う論調も存在します。しかし近年は…シカゴ派のマネタリストの論調で、政策が動いています。サマーズ元財務長官もそうですし、グリースパンなども…そうですね。そうしてバブルを発生させたわけです。

イエレン氏は、どちらかと言えば保守派で、オバマに近い考え方のようです。故に今回も株高への警戒感が強かった筈です。カタルは資産インフレが主張している様に…グリースパンや、サマーズに近い考え方ですね。故に、今回のマイナス金利適用は、前回のQE2で実施すべきだったのです。しかし黒田さんは…量的緩和の拡大の道を選びました。この為にマネタリーベース(ベースマネー)残高は積み上がりましたが、マネーストックの伸びは、それほど大きくなかったですね。つまりインターバンク市場でジャブジャブですが…実際の市場、市中にはお金が潤沢に出回っていませんでした。伸びては…いたのですよ。しかし4%前後では…景気は暖まっている程度でしょう。週末にグラフを用いて解説する予定です。

少し難しいですよね。イールドカーブのフラット化だとか…銀行が売られている理由の一つらしいのですが…。実際は付利金利の撤廃の恐怖が先行して、本日の観測記事ですね。三菱UFJが、企業の大口普通預金から、手数料を取ると言う記事が掲載されています。これで…動きますね。もっとも…はやく、資金移動の現象が生まれるのが、たぶん為替の水準でしょう。今日は円高方向のようですが…おそらく125円に向かうと考えています。故に日経平均株価も上がる筈です。

でも未だに、年初からのダリオ時間などが相場をリードしているように見えます。カタルは先日、J・TEC(7774)を参考銘柄に掲げています。かたるも1000株だけ、買い増しましたが、株価は、いくらだったかな? 本日も…この原稿を書くに辺り、再び株価が高くなったので、500株だけ買い増しをしました。原稿を書くときは、なるべく自分でも買うように、あるいは…売るようにしています。目先の目的で買ったケネディクスは、昨日…投げました。…と言うより、わずかに利益ですが…目先でない玉は、今日も買い下がりを…実行しています。

実は…緩和が発表された日、ケネディクスは当初大きく上がり、直ぐに下げ始め、マイナス圏まで行きました。その途中で買った株価が448円前後、430円台、更に419円でしたね。結局、戻ったのですが…、その玉を昨日464円かな?引け間際に売りました。そうして今日は…以前から続けている…実験の買い増しを実行しています。理由は、どの程度のスピードで事態が進展するか…分からないからです。必ず、起こりますが…、どのスピードで、資金移動が始まるか読めませんね。この意味が理解できる人が、読者の中にいるかな?

黒田さんは、あまり市場との対話が上手いとは…言えませんね。むしろ下手でしょう。昔の武士のようなイメージです。要するに当座預金からの資金移動が、どの程度のスピードで推移するか? これから観察を続けないと分からないのですね。故に、この影響が為替に現れるのが…最も敏感かな?…と推察して、為替は125円に向かうと、先ほど述べた訳ですね。米国債で運用するのが安全ですから、当然、為替リスクを覚悟で、円を売りドルを買って、米国債での運用が始まるだろうと思うからです。もう一つがリート市場ですが…此方も指数の推移を見ていれば、良いのでしょう。毎月、日銀は当座預金残高を発表しています。既存に積み上がっている当座預金残高を減らすのが目的なので…日銀は、この残高が減らなければ、次には間違いなく付利金利も撤廃しますね。あるいはマイナス適用を実施します。どっちにしても…当座預金に、いつまでも資金を預けるわけに行きません。

だからカタルは、付利金利の+0.1%より資金移動により、運用益が上がるから…銀行株が売られている現在の株価は、買い場だと述べています。事実、僅かですが今回は三菱UFJではなく、みずほを買いました。配当利回りが良いからですね。本来は裁定概念が働きます。「イールドスプレッド」と言う概念ですね。株式の益利回りと、金利の裁定取引の事です。この解説も難しいかな? 誰だって…金利の良い方に預金を移すと言う事です。やはり455円の買いは、高かったようですね。450円から5円刻みの方が良かったね。まぁ、良いか…。ケネディクスの話をしています。

まぁ、こんな単純な推測が当たらないから…株は、奥が深く面白い訳です。でも論理的にはカタルの解説が、正しい筈です。しかし現実は…いつも裏目ですね。コンチクショウです。「流動性の罠」の深さを知る次第です。日銀も、同じ心境でしょう。馬鹿にされているから…どんどん市場が納得するまで、手を打てばいい訳ですね。その内、市場も理解します。だって論理的に…おかしな現象は、いつまでも続きません。一時的です。株は、必ず企業業績が良くなれば…株価は最後に上がります。上がらなければ…企業の利益で、どんどん市場が納得するまで…自社株買いをすればいいのです。

そうだ…J・TECと共に強いのが…シャープですね。意外に思うかもしれませんが…論理的な価格以下で株価が放置されているから、ホンハイが買収に乗り出すのですね。ところが…日本では…正常な裁定概念が、なかなか働きません。村論理がある為です。産業革新機構を選択する経営陣の姿勢は、村社会構造そのものです。明日、4日にもシャープは正式に産業革新機構案に乗ることを発表するそうです。カタルは同時にホンハイがTOBを掛けるのではないかと思っています。ただし、危ない事に…違いありません。銀行団の支持がなければ、倒産しますからね。故に倒産しても良いような株数で…今日は久しぶりに、原稿を書くに辺り、又買い増しをしました。140円で買えたようですね。果たしてどうなるのでしょう。

常にカタルは、自分の考えが正しいと思い…実験を繰り返しています。当然、名目成長600兆円の実現を前提に動いていますから、今までの成果は良くありませんね。今年に入ってからも期日は、次々に来ており、その度にマイナスです。痛かったのがパイオニアの失敗ですね。3万株は買い過ぎました。1万程度に、留めるべきだったですね。貧乏人なので…無理は、すべきではありませんでした。まさか…年初からダリオ時間が流れるとは考えていませんでした。この読み違いが、大きな損失を生みましたね。

そうそう、先日買ったアコムですが…昨日売りました。100円以上抜けたからです。僅か2日間かな?もっと買えばよかった…と、反省していますが…、あの時は、枠がなかったのです。なんで…こんなに弱いのでしょうね。不思議ですね。サウジ論は既に峠を越している筈です。故に日経平均株は、大きく下げないと考えています。でも現在は-639円で17110円ですね。トホホ…折角のチャンスを、また棒に振ったのかどうか…。懲りない馬鹿ですね。まぁ、マイナス金利適用のこの仮説が、当たる事を願って行動している次第です。

何しろ、安倍政権の生命線は株価なのです。それでは…また明日。馬鹿は死ぬまで直らないと言いますからね。皆さんも自分の力量を弁えて投資しましょうね。無理をしてはいけません。そうすればいつか…長い失われた時代も…明けることでしょう。島崎藤村の小説には、「夜明け前が一番暗い…」と言う表現があるそうです。昔、先輩から良く聞かされました。

鬼はそと…福はうち…



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