アーカイブ:2016年2月

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かたる:いやはや…全く。見通しを…また誤ったらしい…。未だにイエレン時間への心残りはあるけれど…相場の動きを解説するには…、完全に相場はダリオ時間の到来を告げているようです。カタルは一度、「イエレン」に流れた後に、「ダリオ」の登場か…とのイメージを膨らましていました。しかし年末の税制対策の売り説、SWFなどの産油国のキャッシュ仮説…など、どれも現状の市場現象を、説明するには無理があります。カタルは、レビーやソロスが指摘している中国の崩壊説には傾いていません。ダリオ説の1937年問題、所謂、大恐慌の後、大丈夫だと考えて…利上げに踏み切り、再び経済失速した現象を昔から懸念していました。日本銀行も過去2回、同様の間違いを犯しています。

折角、マネーストックが伸びたのに…昔のバブルの反省が強く、バブルなど起ってないのに…過去の失敗のバブル崩壊を恐れ、早めに金融引き締めに移った失敗ですね。同じことをFRBが犯すのだろうと思っていました。これが1937年問題であり、ダリオ説ですね。ダリオは利上げなどの引き締めを主眼に掲げていますが、カタルは、同じ金融引き締めでも…金融規制の方が問題だと考えています。金利水準より仕組みの問題ですね。FRBが主張するリーマンショックを前提にした過度の自己資本比率規制が問題なのです。ダリオ説に近いけれど、カタル説は少し意味合いが違います。どちらも…金融機関を痛めると駄目だと言う事に違いはありません。

ここに来ての金融機関の株価下落は…欧州から始まっているようです。もともと欧州は一番遅れているのです。故に金融規制の強化で自己資本比率の積み増しを求められており、総資産の圧縮をしています。カタルが昨年、弱気に傾いた6月10日だったかな?日経新聞の「HSBCのリストラ記事」ですね。同様の現象は広がっており…日本も外資系金融機関がリストラを実施しています。でも日本はもともと、バブルの崩壊に先に遭っており、金融庁の清貧思想を見ても分かりますが、世界でも一番、健全です。米国よりも…ですね。もともと日本はリスクに対し、異常な毛嫌いをします。安全、安心が最優先で…効率を度外視します。

昨日の市場の動きは、まさに、その事例ですね。国債のマイナス金利に株の大幅安、これは理屈に合いませんが…日本と言う国は、御上の指導がないと駄目なのですね。日本は過去においては、官僚組織が正常に機能していましたが、パラダイムショック、所謂、グローバル化なのですが…プラザ合意から東西冷戦の崩壊のような…世界的な枠組みの崩壊に対し、なかなか構造改革が、進まない国です。故にカタルは江戸時代から明治の時間概念を用いて解説していました。黒船来航に、日本は激震します。そうして西南戦争で…一つの体制が出来上がり、富国強兵により…立ち上がりました。同じ現象が、今日も進行しています。グローバル化からスマートコミュニティーと言う流れですね。

シャープの事例は、まさに江戸時代と明治の戦いのようなものです。村論理とグローバル化の戦いです。残念ながら…カタルも予測が外れ、持ち株を維持できませんでした。追証懸念があり、儲かる玉は…殆ど売りました。昨日の「スゴロク」ゲームの話ですね。どうも相場は、イエレンよりダリオにスタンスを移した戦略が望ましいように感じています。だって…みんな駄目ですからね。もともとパイオニアなどのテーマ株も相場にならない訳です。いい狙いだと思っていましたが、駄目なのでしたね。フィンテックの「さくら」だけが、最近では成功事例です。しかしこのクラスでは、直ぐに株価だけが動き…商売になりません。せめて、もう少し大きくないと…と考えていました。

本日は久しぶりに…、良い株が見つかったと思います。先日、ストップ高したようですが…偶然、昨日、日証金のデータの中から、発見しました。スマートコミュニティー関連で株価は600円台の株です。本日、カタルも…試しに打診買いをしてみました。実は昨日原稿を書いている時に、有言実行を謳っているので…どうしても…みずほを買うためにシャープを利食いした次第です。後場寄りに、新たに買ったので171円弱だったと思います。これで合計3発、みずほを買いました。でも少しだけ…シャープも残しました。また買うつもりです。

あらら…日経平均株価は16000円を割れましたね。昨年8月から9月にかけての底入れと…同じパターンのように見えますね。きっと追証なのでしょう。困ったことです。理屈通りに動きませんからね。如何に日本人が、アホか分かります。そんな事を言っているカタルの方がアホですね。みずほは、恐くないと買い下がり、やられている訳ですから…やはり、もっとアホなのでしょう。本来、金利が下がるので、理屈上は不動産や消費者金融など…つまりケネディクスやアコムの株価は上がるのが道理です。しかし現実は下げ続けています。トホホ…。

日銀批判が生まれて来ましたね。カタルは、やはり…量も一緒にセットですべきでしたね。つまり、リートやETFの買い入れ枠を、もっと増やすべきでした。そうしてガンガン買えばいいのです。もともと国債のマイナス金利は…行き過ぎです。日銀は量的緩和を謳っていますが…理屈に合わない国債買入れは…行わないと宣言をすればいいのです。そうして…代わりに株式投資ならETFの総花的な買入れと共に…PBRや配当り利回り、更に低PER投資を宣言すれば、アナウンス効果だけで…株式市場は正常化に向かいますね。だって、おかしな株価はたくさんあります。マイナス国債を買って、4%を超える利回り採算のみずほ株を売るのは、どう考えても…理屈上は、おかしいですね。

地銀などは預貸率が低く、運用先に困っています。上部団体に委託しますが、上部団体も国債が中心ですからね。外債投資をするノウハウもありません。だから為替リスクを抑えた外債投信を、証券会社は販売すればいいのです。リートと共に外債投信ですね。きっとバカ売れします。証券会社役員は、確りと自分の役割を考えないとなりません。仕事をしない奴が、みんな…上にいるから、日本はおかしくなりました。村論理ですね。ケネディクスに対しTOBを持ち込むような役員は、居ないのでしょうか? 中国人は…喉から手が出るほど…欲しい筈です。少し前はオイルマネーと言っていましたが、今は、間違いなく元安に怯えていますから…中国の投資家ですね。東芝へのTOBなど…沢山あると思います。シャープの先例は…その様な国際論理を切り拓く訳です。

カタルは株安になっている今でも、日銀のマイナス金利は効くと思っています。残念ながら…市場は先ず、警戒感の懸念を優先しリスクオフの動きですが、やがて…変化する筈ですね。だってアジア圏の経済は、みんな5%以上の成長途上です。さらにドル資金は引き上げられていますから、円を供給すれば良いですね。問題はこのスピードです。早くて、今年後半から…だろうと考えています。実際は動きが出て…成功の先駆者が存在し、それから、みんなで渡れば怖くない…が始まりますから、2年後ぐらいでしょうが、息の長いグローバル化が続き、本格的な日本株上昇シナリオの後押しになる筈だと考えています。

しかし…困ったもんですね。この相場は…。水浸し相場です。どんな好業績銘柄も、買ったところが高値で…売りに押されているように見えます。本来、高橋カーテンウォールなど、おかしいですよね。先日、友達が田舎から上京してきたので、日本橋をプラプラしていました。「はいばら」さんも、出店していましたね。更に高島屋の隣も再開発が始まりました。一度、東京駅周辺を歩いて下さい。鉄鋼ビルから…みんな建設ラッシュですね。まぁ、大林など高値圏で確りしていますが…なかなか上昇相場には、なりません。リニアの工事も始まり…確実に、日本はステップ・アップしています。

やはりダリオ時間が流れていても、一度は参議院選に向かい、日本株は上昇するのでしょう。今は買い場のように見えますが…どんな形になるのかどうか…。本日、高くならないと、何か出さないと…持ちませんね。本当にガラガラと…音を立て、崩れる可能性が出てきています。此処で怯んでは駄目だけれど…。とてもじゃないが、持たないようになって来ました。トホホ…。為替は114円36銭ですね。でも短期のチャートは3点底のイメージです。此処で一気に116円台に向かうなら反発しそうですね。株価は現在406円安の15679円です。アジャパー…、一体、何をやっているんじゃい。

折角、無理をして買ったスマート関連も…既に買値から50円安じゃい。でも、これは大物に…育つと考えています。もう一発、買うかな…何処で入れるかどうか。でも追証も心配です。トホホ…。それでは…下手糞なカタル君の解説も、終わりです。またね。皆さんは…無理をしないように、ノンビリと、時間を掛ければいいのです。下がったものはまた上がります。金持ちだけが…儲かる相場は続きます。



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