アーカイブ:2017年8月

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かたる:市場の認識として…「実質成長」時代の考え方と「名目成長」時代の考え方とは、大きな違いがあります。既に「失われた時代」が長く…日本人の意識は、完全に負け組心理に変わっています。戦後の荒廃から「奇跡の復興」を成し遂げた自信の欠片も消え去りました。故に、自分達の未来が信じられず、いつも消極的な選択をします。

しかし…カタルは世界の中央銀行が量的緩和を実施し、インフレにならない疑問を、ずっと考えて来ました。それは…これまでは、全てのグローバル銀行が、自己資本比率を引き上げる為に、総資産の圧縮に動いたためです。日本はバブル崩壊で…最後の最後まで追い込まれました。そうして、とうとう小泉・竹中改革でUFJが消えて…初めてその恐怖に慄き、やらないでも良い範疇の整理を敢行しました。そうです。鐘紡などが消えた強引な整理です。カタルは必要かもしれないが…竹中改革は、やり過ぎていると感じて来ました。これが小説のネタになり、倍返しの半沢直樹のドラマに繋がりました。

作者の池井戸潤は、三菱銀行の脱落組です。彼らは折角、希望に燃えて社会に出たのに、不良債権処理と言う…後ろ向きの整理に矛盾を感じ、失われた時代の逆風をもろに受けました。町工場は、あの政策の為に、自殺に追い込まれた経営者も多かったことでしょう。その理不尽な現実に呆れ、作家の道を歩んだ者…日本が嫌になり希望溢れる名目世界の中国に出かける者と、様々な選択肢がありました。

実はカタルは、バブルの最中で2年から3年程で金を稼いで…その金を元手に、中国でビジネスをしようと、下準備をして歩合の世界に入りました。バブル期の中国は、まだまだ…だったのです。でもこの30年で…えらい違いが生まれましたね。

失われた時代で、屈辱を味わった優秀な若者は、大勢、居る事でしょう。理不尽な規制を強いられ…仕事も出来ないのです。株屋に株を薦めるな…と言われているのも、同じ規制です。未来の夢が買えない…お客様に株を薦められない政策なんか…馬鹿政策です。失意の中で…カタルは国会図書館に通い、昔の新聞を読み…データを調べる毎日です。今のようにネットはなく、手作業でデータをノートに写して、グラフを作るのです。真剣に仕事をしないから、日本の選択の馬鹿さ加減が、見えないのです。

ようやく…安倍政権下で、政策が転換したのです。あと、一歩なのです。しかし、もう既に新しい時代は始まっていると思っています。皆さんは、気付かないでしょうが…本日の日経新聞一面にも、名目時代を象徴する記事が掲載されています。

そうです。第一生命が海外不動産投資で「リスク」を取るのです。カタルは、今、「設備投資」の話をしています。ようやく日本企業の経営者は、前向きな第4次生産革命と言うか…スマートコミュニティー投資を始めましたね。物流のダイフクが、何故、新高値を更新するか?

空売り比率の推移〈東証)

全ての事象が、カタルが語っている「名目時代の現象」を示しています。此処でデータを示しましょう。東証の空売り比率のデータです。このデータは月次のものですが、分かりますね。多くの人が実質成長時代に染まっている姿が、映し出されています。

ケネディクスのサイトを見ると、大株主に変化が見られたそうですね。それで…このボックスを抜け始めるのでしょう。実はカタルが、ケネディクスを選択したのには…裏に隠された訳があります。皆さん、何故、カタルが「1300兆円の逆襲」と言うテーマで、ケネディクスを選択したか分かりますか? 一晩ぐらい自分の頭で考えなさい。ヒントは「仕掛け人」です。

まぁ、この話は兎も角…ムトー精工(7927)が、新高値ですね。800円台に突入しました。カタルは皆さんに…事前に銘柄を紹介しています。最近は…日経225採用のSUMCOやDeNAの話をしています。カタルは、リクルートが何れ…1万円になると、上場の時から述べています。この会社が株式分割をしており、現在の株価を3倍にしなくてはなりませんから、今は2147円なので3倍だから6441円です。上場時は、だいたい1050円の株価ですね。既に2倍以上になりました。このクラスですよ。だから機関投資家向けでも、カタルは真価を発揮しています。

時代を考えれば…事前に上がる銘柄が、上がる前に見えるのです。ただ…ピッタリと時間を合わせることは出来ません。カタルの課題は此処ですが…昔より、かなり改善しています。名目成長になると…最後は、邦銀株が上昇します。必ず…なのです。ただフィンティックの関連が見えないのです。リスクがあるとすれば…この金融技術の大変化ですね。

でも金融庁は、早く規制を撤廃しないとなりませんね。自由に行動させないと…競争にどんどん遅れます。政策官僚様は、学校時代に頭が良かったと褒められ続けた為に、自分達が創造力に於いて…劣化している人種だと気付かないのです。問題は此処です。時代は新しいスマートコミュニティーなのですが…過去ばかり見ています。

話しが飛んでいますが…実質成長時代と名目成長時代の違いは「なんぴん買い」が生きてくるのです。市場には「下手なナンピン、休むに似たり」…とか「下手なナンピン、スッカンピン」とか言われ、ナンピンするより損切りを推奨するケースが多いですが…カタルは違います。

名目時代に於いては…基本的に買い続ければ、必ず…勝てます。実質の時代は基本的に全体のパイが縮小しますから、チャレンジしても、やられる確率が高いのです。しかし名目時代は、全体のパイが拡大しますから、多少のヤラレが、幸いするケースが多く在ります。

カタルは基本的に…複利利回り投資を、推奨しています。皆さんに公開していますね。カタルはケネディクスが4ケタに乗るまで、買い増しを続けると述べています。実際、その通りに行動しています。株の基本は、買い増しです。売りではありません。先日、現物に直したクロスマーケティング、結果は4ケタの所を売って、今買えば…もっとも良かったのでしょうが…、たった2000株です。肥やしですよ。

先ほど…ネットを見ていたら、やはり良いですね。こんなサイトを見つけました。クロスマーケティングと言うのは…やっぱり、モノになるかも知れませんね。本日は、先日、買った595円を下回り584円までありましたが、また買おうかな?…とも考えています。理由は、このサイトを見て、統計とは…面白いなぁ~と思ったのです。やはりビックデータ関連は、投資対象になり得ます。もっと下がると面白いですね。どうせ暫く駄目です。何故なら、信用買い残が多いですからね。小野薬品と同じ構造です。1年程度、時間がかかるかも知れません。

まだスペースがありますね。カタルは1Q時の数字など気にするな…と先日述べました。実はこの1Qの発表で、レーサムかなり悪く見える数字を発表して大きく株価が下げました。ホンマかいな…。でも通期目標は、変えませんでしたね。不動産と言うのは売却時期により、収益の変動があるのです。四半期決算に合わせて仕事をしているのでしょうが…多少の期ズレがあるものです。ケネディクスにも同じ事が言えます。でもケネディクスの在庫であるAUMは大きく、数字は、いくらでも創れるのです。

しかしレーサムの在庫は、殆どなく、内情は自転車操業のようなものです。でも…名目時代を象徴する決算数字ですね。サンフロンティアに、レーサム、トーセイは…。時代の変化がはっきりすれば…PER10倍未満の評価が20倍、30倍に変わるから…面白いのです。最後のバブル期は、投資尺度がPERからQレシオなる新基準が出てくるのです。このレーサムも、カタルは最近500株だけ買いました。また買おうかな?…とも考えています。

アレレ…先日、買ったユビキタス、今日は高いですね。900円台に入っています。もともと、この会社の4ケタ以下は、買い場なのです。でも信用買い残が重いから、最近は…あまり見ていません。さて…そろそろ終わりですね。ケネディクスはこれからですからね。まだ始まっても居ません。何処を買っても…名目時代の確立なら、間違いありません。

さて…第3回目の有料株式教室にお申し込みを頂いた読者の方へ、全ての応募者の方に、既に…返信のメールを差し上げました。まだ届いてない方は…メールにて、お知らせください。残念ながら、今回も多くの方に、お断りメールを書かざる得ませんでした。ごめんなさい。

次回、機会があるかどうか分かりませんが…来年の3月頃、チャンスがあるかどうか…。本当は、僅かなお金で面倒なので…やめたいと思っています。しかしIRNETも若干の経費が掛かっています。税理士など…いろんな人の手伝いで成り立っています。故にカタルがもっと金持ちになれば…やめるかも知れません。何しろ、貧乏人ですから、皆さんに経費の負担をお願いしています。でもあまり多く貰っても…税金を払うだけになるのです。

一般の読者に対しても、いつもカタルは正直に、相場を語っています。有料会員とそんなに内容は変わっていませんから、毎日、読んでいれば、読者の皆さんにも、ヒントになる情報がたくさんあると思っています。でも所詮、貧乏人の戯言ですから、過信してはなりません。

投資と言うのは…いつも、自分が、どう考えるかなのです。最終的に自分で決断するのですね。故に、当たり前の事ですが、全ての投資は自己責任なのです。自分で決めて失敗したら結果を見て、他人を批判するような卑劣な人間にはなりたくありませんね。

前川のようなアホを、どうしてメディアが話題にするのか…メディアは反省すべきです。官僚なら官僚らしく、現役の時に政権に楯突けばいいのです。それを…情けないレベルです。あの程度の人間が、事務次官とは…日本も落ちぶれるわけです。愚痴を言っても仕方ありません。それでは…また明日。時代は、既に名目の領域だ!!

最後に…後場寄りで「DeNA」(2432)を、もう500株だけ買ってみますね。カタルは頑張る奴を応援します。多少の「やんちゃ」が、許される…寛容な社会形成の実現を願っています。



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