アーカイブ:2017年8月8日

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かたる:日経平均株価は、こう着状態を続けていますが…この時期の株価の強さは異常です。本日から甲子園が開幕しました。カタルの現役時代は、必ず、このような夏は、株価が低迷していました。しかし企業業績が好調で、内需を中心に好業績銘柄が多く在ります。

地味ですが…久しぶりの建設株の新高値ラッシュ、まぁ建設は、変化率が鈍い為に、大人気株が生まれる要素は、少ないのですが…それでも債券より、ずっと良いですね。株価の基本は、金利との裁定です。配当利回りが3%を超えるものも多く、本来なら…全体水準の株価が、もっと上がっても良いと思います。

清水建設が、先日、政策投資銀行とキャノン電子、IHIエアロスペースなどと、次世代のミニロケットを開発する…と報道され驚きました。久しぶりに清水のホームページを覗くと…「シミズ・ドリーム」と言うサイトが存在しており、「ルナリング」と言う月太陽発電の構想などが、映像で紹介されています。日本企業としては…珍しいですね。此方です。

カタルが述べている名目時代は、このように「夢が溢れる社会」の形成に繋がります。誰もが皆、未来に対し希望を抱く社会です。ところが…宮澤喜一は、年収の5倍で家が持てるように…と高騰した地価などを下げて…それを実現しようとしました。この政策は、真逆ですね。所得を上げて…家が持てるようにするべきだったのです。そもそも…「失われた時代」の基本的な発想が、間違っています。後ろ向きの政策なんか…必要ありません。

誰もが、前を向いて歩けるような…基本的な条件を確立しなくてはなりません。ところが…この清貧思想が続き、路線価なんか…ただの眉唾です。簡単なんですよ。路線価を基準に土地担保融資を、実現させればいいのです。そうすれば…全国の土地、全てが売れるようになります。今は、幾ら価格を下げても…土地が売れないのです。都心は売れますよ、でも地方は駄目です。ここ数年、ようやく改善し始めて来ました。全国平均でも、地価が上昇を始めています。金融庁の役人は、この実態を知っているのかどうか…。

政策担当者は、末端の状況を、良く知らなければなりません。自分で経験をしないから、実態が分からないのです。固定資産税を払うのが嫌だから、土地を寄贈すると言っても…市などは、受け取りません。田舎な土地は、タダでも引き受け手がないのです。それが実態です。こんなバカな道理がありますか? 路線価など…意味のないお題目なのです。

でもようやく…清水建設が無駄な…と言うか、目先、お金にならない事にも、お金を出すようになってきました。日本全体が、このように方向転換を始めてきたのです。これが名目時代です。だから「流動性の罠」を、抜け出せるのです。この出口が…賃金動向なのです。実質ではなく、名目で増えないと駄目なのです。最初は…政府主導で、嫌々、企業も協力をしてきましたが、日銀などの…批判を浴びての量的緩和が、ようやく社会に浸透し始めています。だから…鳩居堂前の地価が、バブル期の最高値を超えたのです。

でもバブル期の高値を超えたと言っても…その間の金利はどうなのでしょう? 米国などの世界基準を見ると…地価の上昇は、通常、毎年5%程度の上昇です。つまり1992年頃が地価の最高値ですから…それから25年です。

5%の25年分の複利だと…3.386倍になっているのです。今の水準から3倍以上になって、ようやく金融庁は、政策を転換すべきなのです。なにも…6%程度の不動産向け融資の増加で、慌てて…指導に乗り出すべきではありません。前年比の伸び率が、10%を超えるようになったら…注意すればいいのです。

この辺りの感覚が…政策担当者に臨まれます。末端の苦労を知らないから、机上のアホ理論を採用するのです。名目時代は…基本的に「雪だるま」式なのです。利益の再投資が更なる利益を生むのです。100万円のお金を2倍ずつ増やすと…10年で5億1200万円になり、20年で5242億円になり…25年で16兆777億円です。つまり2倍になる銘柄を10回、当て続ければいいのです。ほら…2倍の銘柄を10銘柄探せばいいのです。出来そうですね。「失われた25年」の空間が、如何に、大きな時間価値か…理解できますね。

中国では…既に、カタルが提唱しているキャッシュレス化が、浸透し始めています。早く、早く…。ドンドン時代を早めないと、日本は最貧民国に成り下がります。フィリピンで開かれているアセアン外相会議での中国外相の王毅氏の態度のでっかい事…。逆に米国は、どんどん、トランプ政権下で地位が下落しています。やはり企業は、利益をあげて「なんぼ」です。同じように…批判をされ続けても、GDPが伸び続け、経済が強くなれば…多少の無理は、通るのです。

日本国の再興など…本当は簡単なのです。メディアは加計問題など、馬鹿な後ろ向きなどを取り上げず、いい加減に…前を向いた報道姿勢に変えるべきです。村論理も、いい加減にしなくてはなりません。他人を妬むのではなく…称える社会構成に変えるべきなのです。そうすれば、努力する人はドンドン豊かに成ります。それを見て、周りもやる気が出てくるのです。それが名目経済成長の世界です。

清水建設の事例は、ほんの社会の一コマです。ようやく…「流動性の罠」の出口が見えて来ました。来年になれば…カタルが、昨年、馬場レポートで感じたイメージが、どんどん広がり、皆さんも見えるようになると思います。もう新しい時代は、始まっています。年号も、平成から…ようやく変わるし…ね。このような変化は、実は非常に大きいのです。人間と言うのは、感情のある動物なのですね。

本日の決算発表が予定されているSUMCOを売り、昨日、決算悪と言うか…目先、減額修正を発表して、株価が下げていた新川を買いました。同じ半導体業界ですが…。この時期の決算を、あまり気にする方がおかしいと思っています。

東レの日足推移

東レは、株価波動を一巡、カタルは、読み間違っていたようです。…が、やはり、また4ケタ乗せになって来ました。かたるは今年2月のレポートで…東レを掲げていました。好きな企業なのです。その後6月に903円台があり、本日は1028円だから、今年の高値かな?この事例からも分かるように…ブツブツのドル平均投資の素晴らしさが、分かりますね。名目時代なら、時間さえかけるなら、普通の企業なら、また高値を抜くのです。馬鹿経営者以外は…。大概は新高値更新です。

さて…ご案内です。13日の日曜日までIRNETでは新規の有料会員を募集しております。投資情報顧問業とは違い、株式情報など提供するものでも…、銘柄相談などに応じるものではありません。有料の株式教室の会員を募集しています。詳しくは、昨日のレポートの「終わりの部分」を見て応募してみて下さい。右のカレンダーを7日をクリックすると変わります。

良い相場環境です。まだ8月なので、慌てずに…ノンビリやりましょうね。それでは…また明日。



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