アーカイブ:2018年2月

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かたる:やはり推察は正しいようで…夢真HDは、この相場環境下で新高値を更新しました。先の高値は1347円で、本日は今の所1353円まであります。同時にアウトソーシングは2100円台の高値圏です。カタルが選択した夢テクは、企業買収もあり評価が難しいのですが…夢真の主要子会社で、連結企業業績に大きな影響を与えます。だから夢真売りの夢テク買いの裁定取引も考えられます。そもそも夢テクの方が、株価が髙かった期間が普通でした。

カタルが、この発想に至った記事は、昨年のゴールデンウィーク時で…この3社の新規人材採用数を見たことが切っ掛けでした。その中で、変化率の高い夢テクを選びましたが、実際は、一番、規模が大きなアウトソーシングが株式投資の結果は良くて…此処に来て、夢真HDの株価が急成長しています。

夢テクは大量人材採用の教育経費の計上の為に、利益が圧縮され、その為、人材教育のクルンテープを買収したのです。当然、自社で余る部分は…親会社の夢真も、買収したクルンテープでOJT教育をするわけです。何も…グル―プ企業だけではないでしょう。

新聞報道によれば…安倍首相は人材不足に対応するために、移民政策を考え直すようで…規制のある労働環境を改善して、海外からの人材を受け入れ易くするのでしょう。つまりピーク時期は、先延ばしされており…ピーク時の山は、更に高まります。今年は2割増の契約社員賃金の上昇と言う報道もありました。やはり夢テクの2000円相場は、既に確定している?…ようにも感じられます。

夢真と夢テクの比較チャート(短)

夢真と夢テクの比較チャート(長)

実はもともと夢テクの方が、夢真HDより市場の評価は高かったのです。此処で…採用期間の違う夢真と夢テクと日経平均株価の比較チャートを掲載しておきますから、自分の目でカタルの主張を確認してください。

しかし減額修正から、市場は親会社を評価し始めました。でも株式投資は、変化率を買うもので…カタルは、今でも夢テクの変化の方に魅力を感じています。目先ではないのです。

人材派遣業の業績の要は…派遣出来る人員数です。故に47%増加と言う数字が、いつか…株価に効いてきます。この伸び率は、成長株評価の「サシティナブル成長率」30%を、大きく超える数字です。故に…PER100倍評価が、あり得るかもしれません。

株式投資は良い会社を買うのではなく、変化を買うのです。忘れてはなりません。

カタルはこのように考えていますが…市場評価は、未だに定まっておらず…無理をして上値を買う事もありませんよ。本日、朝方の夢テクの株価の気配値は…975円だったのです。故にカタルは、先日の引け値982円から…下に合計4本の買いを用いましたが、991円からの初値でした。コンチクショウ! 他のケネディクスや小野薬品は下値を買えているのです。

米国10年債の利回り変化

まぁ、何れ…米国金利は、早晩3%を超えます。こんなのは当たり前なのです。依然、「米国金利高=株安」の間違った考えをメディアは植え付けていますから、2番底を模索する場面もあるでしょうから…無理をして上値を買う事もないでしょう。

さて、その米国金利…カタルの観測が正しいかどうか…カタルは「スプレッド仮説」を述べています。この仮説は、米国10年債と2年債の金利差が逆転してマイナス圏に入ると…1年後程度に、株価は大きく下がり始めると言うカタル独自の見方です。

この背景は調達金利に見合う成長が、出来ない為と思われます。金利が上がれば…当然の話ですが、資材価格(原材料費)は上昇しており、適正な利幅を価格転換できない企業から、どんどん脱落していきます。市場経済の仕組みは、常に強い企業を応援するもので…ダーウンの進化論と同じです。劣性遺伝子は淘汰されます。競争に敗れる企業は敗退するのです。

それを村論理の適用で、市場原理を歪めて救おうとしたから…(奉加帳方式の村論理ですね。)だから日本は、長い低迷期の「失われた時代」に突入したのです。競争に勝てない馬鹿経営者は、淘汰されるのですね。M&Aが、もっと盛んになるべきなのです。そうしないと…ドンドン世界競争に負けて…最後はガラガラポンです。

もし今年…ケネディクスの宮島さんが、市場の期待に応え…高い利益を計上しないのなら…潔く、辞任すべきでしょう。この環境下で、大きく業績を伸ばす事が出来ないと言う事は、馬鹿なのです。誰が経営しても…高成長を実現できる環境です。

ケネディクスのピークは、今年から来年に掛けての…ここ2年~3年が、一番、面白い場面でしょう。何しろ…「1300兆円の逆襲」が始まり…世界の投機資金が、ドンドンと日本に集結します。ノルウェー年金の100兆など…ほんの氷山の一角です。

僕らは、賢い投資家を目指し…自分の頭で市場を見つめて下さい。ただ儲ければ、良いなんて…発想は長続きしません。どうして…その株式は上がるのか?

必ず…株価が騰がる背景があるのです。その隠れた背景を、市場が評価する前に…早く見つけて…扇動ではなく、先導するのが僕らの役割でしょう。故に夢テクも4ケタ割れを、丹念に買い続ければいいのでしょう。慌てて上を買う必要はありません。チャンスはたくさん転がっています。一回限りでないのです。

カタル銘柄のヒット率は、なにも「Vテク」だけではありませんよ。SUMCOだって…日経平均株価採用の大型株ですが、見事に4倍近くなりましたね。カタルは、いつも事前に…未来を語っています。

2年と10年の動きとスプレッド変化

スプレッド仮説から見ると…最近の2年債と10年債の利回り格差は…こんなイメージです。この仮説通りなら、まだまだ株式投資は有望ですね。まだスプレッドはプラス圏です。マイナス圏になり1年~2年程度の猶予はあるのでしょう。それから…考えれば良いですね。

ほら…ね。先ほど、夢テクは1028円までありましたが、今は、再び1000円ラインまで戻って来ています。4ケタ割れなら、丹念に下値を拾っておきましょう。カタルも仕方ないから、再び指値を引き上げるかな? でもまだ1000円ヤリになりませんね。もう少し待ってみます。

何しろ…昨日は、レポートに掲げたので、有言実行のカタル君は、後場寄りの1015円まで買った口なのです。たぶん、この路線は正しいと思っています。更に本日は小野薬とケネディクス、そうして三菱UFJも引き続き買っています。

全体相場は301円安の21668円ですね。僕らは、賢い投資家を目指し、互いに頑張りましょう。それでは…また明日。

今日の小野薬品の朝の気配値は、夢テクと違い、3030円と高かったのです。それが蓋を開けると…2980円ですからね。株の動きなど、やはり…誰にも分かりません。通常、株価の波動は、「だんだん良くなる法華の太鼓」なのです。波動時間が長くなると信頼度がドンドン増してスケールの大きな相場に発展します。当たり前の話ですが…。

だから全体の市況が弱い時に、活躍する株は買いであり…全体相場がガンガン上がっている時に、メディアを賑わす株は空売りです。先日の安川やファナックなどは、その事例でしょう。でも短期の調整が終り、時代環境が変わらなければ…再び、人気株は高値を奪回します。今回の夢真のように…。自分が、どう時代を読むか? ここが重要です。



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