アーカイブ:2019年1月8日

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かたる:武田製薬のシャイアー買収が完了するとか…。小野薬品とメルクの違いは資金力の違いが大きいのでしょう。もともと臨床試験は膨大なお金がかかります。その間、収益化できず…この開発費は持ち出しになります。しかも…途中で不都合な結果になれば全部の損を被ります。とてもじゃないが…小さな会社は、誰かと組むしかなくなり不条理な条件を飲まざる得ません。経済規模からすれば…日本はトップ5に名前を連ねても良さそうですが、今回の買収も財務内容が悪化する…と非難され、問題化しました。

失われた時代、この30年間に、どれだけ日本が劣化した事か…。一昨日、紹介したレポートの「人的資産の損失」は計り知れません。市場を見ていると…その事が良く分かります。冒険をする人間が、ほとんど存在しません。可能性があっても…自ら動く人は居ないのでしょう。

カタルは昨日、日経新聞を見て、直ぐにJ・TEC(7774)を連想しました。最初はグンゼと書いてある為、軟骨ならジャックでしょう。既に実用化されていると…思ったのですが、良く読むと、一番、上段の表に膝関節のジャック、ジェイスの人工皮膚、そうして角膜はJ・TECの事を述べているのです。でもあの記事では…分かり辛いですね。通常なら…寄り付きからストップ高する株価位置です。それなのに…861円で買えるのです。今の相場を物語っている現象でしょう。

武田が話題になり株価が高かったように…今の時期、ディフェンシブな薬品株は相場の季節感がマッチする業種です。仮に景気後退になっても、病気になる人が減る訳ではありません。同じ理屈で、食品も同様な産業です。本日のJ・TECは寄り付き安の後、一度、4ケタ台に乗り…株価は揉み合っています。果たして…仕掛け人が存在するかどうか…。本日の株価は安くても構いませんよ。

基本的に現在のジャックは臨床試験のようなものです。クスリとして認可され、厳しい環境の中で、少ない症例で臨床試験をしているようなものです。カタルは日本の再生医療について先進的だと評価されていますが、どうかな?…と疑心暗鬼です。ただ参入障壁が低くなったことは確かです。そろそろジャックも適応範囲が拡大されても良い頃でしょう。

現在、認可を受けている方法は、難しい手術が必要になり、専門医でも研修が必要です。その為に、ようやく全国配備が終った所です。各都道府県に専門家が配備されましたが、まだまだ改良の余地があり、町の整形外科が簡単に導入できる時代になれば…株価は間違いなく1万円を超えるのでしょう。

だって膝関節に…泣く老人は大勢います。老人の二人に一人ぐらい…みんな患っているんじゃないかな? だから株価を上げて資金調達を円滑に出来るなら…時代の進化に繋がり、ひざ関節の痛みに泣く人を大勢救えます。これは日本だけではなく、資金力があれば、世界でも実用化を迎えます。人類の進化に貢献できるのです。

カタルは、このジャックに期待をかけ…3年以上になるのでしょう。待たされ続けています。たぶんJTECは再生医療の細胞培養技術でも、世界トップ水準でしょう。だから角膜などにも利用されたのでしょう。此方はあまりお金になりません。適応患者が少ないのです。

収益に寄与するのは、何と言っても、この膝関節の軟骨のジャックの適応範囲の拡大です。この会社は、継続的に追跡する価値のある会社です。要するに自分で真剣に調べて…内容を把握し、そうして出来るなら少しの株数で良いから、自分で株を持って経過観察するわけです。現在の株価水準は、昨年末に大きく下がり出す前の基点である安値位置です。だから昨日はストップ高しても、決して高い株価位置ではありません。

同じことがユビキタスにも言えます。この株価水準は村田製作がユビキタス株を受け入れた株価位置です。その為にWiFiモジュールが製品化され、QBも…活躍期をこれから迎えます。自動車向けの開発は時間がかかるのです。

でも…今の相場の最大の問題は「市場リスク」です。米中貿易や米国金利の問題です。ドルが不足し始めているから、ドル債務問題が浮上し、トルコやアルゼンチン、ベネズエラなど混乱しています。最近は中国辺りも…同じような現象になって来たので、預金準備率を引き下げて金融緩和を続けています。そうして減税です。

ドル債務問題は、マネタリーベースの縮小が、不安化している可能性があります。金融規制は厳しく…欧州はまだ苦労しています。でもECBもテーパリングに移行しています。カタル独自の観測では、民間が金融規制の為に、なかなか資産拡大を出来なかったので…その補完の為に中央銀行が自ら動いた。…と言う仮説です。

だから昨年末の三井住友銀行の動向を示したレポートが重要なのです。あのレポートはこのクラスでも大丈夫だと言っているのです。テーパリングと民間銀行の健全化。リーマンショックから10年が経過し、厳しい自己資本比率規制に合わせてきました。三菱UFJが2兆円ものリスク資金を提供できるのも、同じ事を示しています。この辺りのスピードの「かみ合わせ」が問題なのです。

何故、前回の景気循環で、すんなり…と名目時代の確立が出来なかったか? 具体的に言うとケネディクスの相場が、何故、4桁に乗らずに崩れたか? ですが…この辺りが影響を与えた可能性があります。「流動性の罠」は、両面があるのです。需要と供給側の面と…。

この次は、スケールの大きな相場になるのでしょう。38915円を抜き、名実ともに本当の成長期が、長く続くと思っています。少子化を、とやかく言う人が居ますが、AIとロボットの導入を軽視しています。日本は「団塊の世代」が大量に退職期を迎え、一気にスマート化の導入が時代背景からマッチしています。だから一気に、これらの導入が進む条件が整っています。「ピンチはチャンス」なのです。

その為に、東芝がどうなるか? スピーディーに効率化を進められるなら良いのですが、車谷さんの手腕がどうか…ですね。日本語は難しいですね。この最後の部分で…車谷さんの手腕は、どうですかね。…と結ぶと、多少、懐疑的な面が出ます。でもどうか…ですね。と結びと、単純な推測に変化します。

実は昨日、WBSに登場した車谷さんを見た第一印象は「線が細いかな」…と言う印象を受けました。だから…どうですかね。に近い、どうでしょう…言う感じかな?

この辺りは、株価にも影響しています。もし順調なら、株価はここまで下がらない筈です。でも強いのですよ。他の銘柄と比較すると…値動きは見ている中では一番です。この辺りは、今の相場の難しさを物語っています。

こんな風に心の中を、正確に語っていくと、長くなるし…面白くないですね。所詮、昨年の春から「債券のフラット化」や「ドル債務問題」を語って来ましたが、あんな風に崩れるとは考えてもいなかったのです。でも実際に崩れてみると…FAANG株の株価位置から見て当たり前だなぁ~とも思うのです。相場観を語るのは、なかなか難しいのです。

つまり読者が、どう捉えるかと言う受け手の感情の問題でしょう。J・TECの今後は、いろんなパターンが考えられます。本当にジャックの適応拡大が近いなら、間違いなく…株価は200日線の1248円を簡単に超えるのでしょう。そうして認可になれば…ストップ高が2日間程度、更に続くのでしょう。そんなインパクトです。

でもあの日経新聞の観測記事と言うか…現状報告が、仕掛け人達だけの利用なら、相場になるかどうか…。昨日はストップ高の買い気配になっておらず、参加者は限られている可能性があります。

一番、強い初動波動なら、本当は、一気に200日線突破が、仕掛け筋の狙いでしょう。こういうのは、やってみないと分かりません。今の出来高は29万、昨日が65万です。やはり…このクラスでも、出来高は100万株越えが本物相場の条件でしょう。今は、どっちも…どっちの印象です。

条件が合っていて、しかも仕掛け筋の「力量」度合いも、問題になります。通常、仕掛け人の参加者が増えるほど、思惑が交錯して入り乱れて…相場は面白くなります。カタルに力があるなら、面白い相場が演出できるのに…。昨年のような失敗をしているようじゃ、トホホの世界は続きます。実は会員向けに、相場の成り立ちを解説しているから、本日のレポート内容も、あの内容の…補完の意味があります。相場は難しいのです。

多くの人は企業業績が向上すれば、株価は上がると思っていると思いますが、そんな事はないのです。それは一つの条件に過ぎません。 東邦チタンも…なかなか良い素質を秘めています。先ず、素質がないと…市場から選択されません。

様々な選択肢の中から、どれを選択し実行するか? それは全て自分の決断です。さて本日は…何か買おうかな? 実は東芝を500株だけ買い直しました。どっちに転んでも、良いような体制にしています。

当たり前の話ですが…かたる自身も、未来は分かりません。絶対に儲かる銘柄は、多いのですが…時間がかかるケースもあり、待たされます。ほほ~メルカリは2000円台に復帰ですね。さて本日は、この辺で…。また明日。



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