アーカイブ:2019年1月26日

情報の価値は自分の判断に左右される

昨日はビックリしました。サイバーダインを711円で売ったら、いきなりストップ高です。まだ持っているので上がってもらって嬉しいのですが…今度は投資スタイルを少し変えた方が良いかな?…とも考えています。カタルは様々な投資スタイルの実験をしています。どれが最も効率が良いのか? 一番はなんと言っても成長株を買い増しするのが一番なのでしょう。

でも成長企業と言うのは、なかなか出てくるものではありません。米国にはかなりあるのですが…日本で成長企業と言うのはあまり見ません。過去、セブンイレブンや任天堂などはその手の企業だったのです。任天堂は、昔はカルタやトランプを作っており、ゲームに出たのは、最初はゲーム&ウォッチでした。

その当時、カタルは自分自身で1700円ぐらいの株を2000株買ったのを覚えています。その後、ファミコンが出てきて、最初はドンキーコングと言うゲームでした。公募増資の後、初めて1万円台に入りますが…その公募の値決めを前にしてカタルが馬鹿になって買った覚えがあります。1986年の話です。今、調べると公募価格は6659円です。

その後、無償増資(株式分割)を繰り返し1000株が2673株になるのです。2007年の高値が73200円ですから340万円が3億9132万円になるのです。いや…あれは入社2年程だから…その前にも増資をしていますね。だからもっと増えたのでしょう。

なんと言う事でしょう。100倍か…簡単そうに思えますが、実際、上がり続ける株を持ち続けることも、更に買い続けることも難しいことが分かります。もし…今回のサイバーダインでも買い増しに次ぐ買い増しと…強気を貫いていたら、短期の上昇でもかなりの利益になります。つまり…情報と言うのは、「使い方」次第と言う事が分かります。

この解説をカタルは以前、本を出した時に書きました。まぁ、机上論ですが…日産自動車の実例を使って解説していました。現物株だけの取引では2倍にしかならないが、信用取引を利用すると5倍になり、更に、売り買いを適切に…買い増し方針を貫くと25倍になると述べています。

株式投資は心理戦です。今回のような下げを経験すると、どうしても心が折れます。カタルは年末の時点で、売り過ぎの反省から、必ず1月は上がるだろうと思っていたのですが…まだら模様です。75日線をクリアした株は、戻りが強い方なのでしょう。逆に下値圏のまま、25日線に時間でタッチする東邦チタンなどは弱い株になります。この違いは基本的にシコリ感の違いでしょう。

古河電工の高値は2017年の10月の7230円です。そうしてこのクリスマスの25日に2453円で底を叩き、昨日1月25日は3240円ですから実に32%の上昇です。75日線は3081円です。でも200日線は3764円でまだ遙か上に位置しています。

この株が底入れして反騰相場に入るのが「進化論」の構想です。カタルはこの進化論銘柄として、5G関連の古河電工と同時にスパーサイクル論を選択し、半導体のSUMCOなども掲げています。遅れていましたがSUMCOも金曜日に急騰し75日線にタッチしました。この高値は1月ですから…多少、古河電工の方が整理は進んでいたのでしょう。

ただ本格的な上昇に繋がるかどうかは…判断が割れます。カタルはデフレの関門である日経平均株価で22750円ですが…此処を上回り、株価は3万円台から過去最高の38915円を抜き10万円相場を述べています。

その為には名目経済の確立が不可欠です。そこで不動産の要であるリートのケネディクスの4桁目標を前から掲げています。そもそも宮島さんが、東邦チタンの西山さんのように、積極的な経営をしていれば、もっと早く達成できているのでしょう。でも当初は保守的な経営だったのでワンタイミング遅れた印象です。これが吉と出るかどうか…。この後の状況に左右されます。

ケネディクスの株価も75日線を回復し、順調な値戻しになっています。此方は29%の上昇率です。しかし三菱UFJは13%の上昇です。この上昇率の違いはリスク度合いの差です。でも同じグループなのですよ。

一度、相場が腰折れしたので、本当は、ここで一気に持ち上げると面白い相場になりますが…仕掛け筋にそんな力があるかどうか。ある程度、現在のように株を吸い上げた後に、一旦、株価は下がり、一気に上昇させるのが仕手化のセオリーです。仕手化と言うのは「先走る」から面白いのです。

ただ今は…逆金融相場から逆業績の局面ですから、相場のエネルギーが乏しい様にも見えますが、もし進化論に繋がるなら、一気に金融相場的な様相を示すのでしょう。

一つの構想として…キャッシュレス減税から、消費税の引き上げを切っ掛けに起るスマートコミュニティー化が一気に進むなら、今年後半から、来年、再来年と…新しい本格的な上昇相場が見られるかもしれません。その為に東芝の成功は欠かせません。もし東芝が変わるとすれば…日本経済は一気にROE経営に突入します。

この辺りの条件がどうなるか…。この出来に掛かっています。ケネディクスは4桁なんてもんじゃなく、カタルは最大1万円相場だと述べたことがあります。夢は膨らむのです。伊達に、ここで12連騰(変わらずを挟み)はしないでしょう。誰が買っているのか?

相場と言うのは外部環境により大きな影響を受けます。カタルは中国株が面白いかも知れない…とも考えています。中国経済は減税に財政出動と言う金融相場の様相が明確です。仮に貿易摩擦問題が消え、市場を公開するようなオープンな形になるなら、どっと資金が流れ込むのでしょう。一気に…世界経済のバラ色展開もあるのです。全ては政策次第です。

現時点では全く視界不良で、先が見えません。でも様々な構想を事前に自分の頭で考えておくことが大切です。チャンスが来た時に乗れるかどうかは…事前の準備が出来ているかどうかに…影響を受けます。

先ほど、情報の使い方次第で、投資成果は大きく変わる話をしました。要するに…自分がどう考えて、どう行動するかに尽きるのです。他人に責任を転嫁せず、失敗したら…何故、自分は失敗したか? 謙虚に自分の失敗を考えることです。カタルは昨年の失敗の反省をしています。だから失意の中から、なかなか抜け出せません。

来週も、まだ疑心暗鬼の前進模様は続くのでしょう。しかし…そろそろ75日線をクリアする銘柄も多く見られ、注意をするタイミングが近づいていると思っています。でも難しいですね。口で言うのは簡単だけれど…実際の行動は難しい。それでは週末なので暢気に昼寝でもしましょう。また…明日。



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