アーカイブ:2019年5月

相場環境に合わせる

やはり来たか…の印象です。本日の日経新聞の一面のドルの基軸通貨問題です。このような報道が重なり、制度に疑問を感じる人が増えて、やがて方向性が転換していきます。まだまだ時間を要するのですが、人々のマインドコントロール第一弾と言う具合かな? 人間は直ぐに、自分の考え方を変えるわけではありません。潜在的な現象が重なり合って徐々に体の中に浸透していくのです。

宗教がそうです。先ずは教えを説き慣れ親しむ時間を設けます。毎日、同じ文言が盛り込まれ、それに接する時間が長くなると…人間は自然に興味を覚えます。徐々にマインドコントロールをされ、最後は洗脳されます。イスラムの自爆テロなども同じでしょう。韓国の対日運動も小さいころから歴史を学んでいますから、日本にはあまりいい感情を持っていません。いま中国のチベット地区では、強制的に収容して意識改革を実施しています。情報の在り方も同じでしょう。

この年になって様々な仕組みに気づくなんて…一体、今まで何をしてきたのでしょう。そう考えるとやはり教育は必要です。相場論もそうです。こんな相場環境の時に大型株を仕掛ける馬鹿はいません。ソニーが買われていますが、一時的な現象でしょう。5%程度の自社株買いでは高値を維持できないでしょう。

でもいい方向性です。ソニーはもともと素質があったのですが、経営者が今一でした。でもCMOCイメージセンサーと言うのは凄いのです。自動車にセンサーには必要だし、監視カメラにも必要です。この分野ではキャノンも頑張っています。

要するに人間の5感にかかわるセンサーは、これからも需要が伸びるわけです。だからキーエンスは高い株価を維持しています。音声認識の部品は何処が作っているのでしょう。「アレクサ」(アマゾンのAIスピーカー)に話かける度に思います。もっと感度を良くしても良いんじゃないか…。更にもう少し賢くなって欲しいです。同じ間違いを何度も繰り返します。まったく学習していません。

相場の方向性は参加者の動向によります。今のような相場環境では一部の人間しか、株に興味を持ちません。バブル相場になったのは、やはりNTT上場の切っ掛けが大きかったのです。1987年2月に上場です。でもあれは…高すぎました。NTTの売り出し価格は119万7000円だったかな? 今でも採算に合ってないと思います。300万円台で買った人は大変な損になりました。財務官僚の本質は分かる現象でしょう。日本国の方向性を任せていたら…この有様です。

国は国民をだますわけです。カタルは「失われた時代」を通じて、どんどん心がねじ曲がっていきました。社会正義と言う在り方も、いい加減だと思っています。ライブドア以降、粉飾決算の続発し…その後の対応を見ていると思います。国策逮捕と言うのは、本当に正しいのでしょうか? 

今回のゴーンの事件もそう考えています。古くはリクルート事件、その後、江副氏は失意の中で、日本株を大量に「空売り」して、一時は大儲けしていました。でも結局、挫折を乗り越える事はなく、この世を去りました。そのリクルート株は、とうとう1万円を超えましたね。(1:3の株式分割をしていますから。)

カタルの好きな証券マンに山本清治がいます。元和光出身で相場巧者でした。一度だけ、チャンスがあり…実際にお会いしたことがあります。彼の解説は独特で味のあるものでした。ダイエーが倒産騒ぎの時に、彼はよく言っていました。リクルートを上場させれば1万円になるから借金など返せると…。山本さんも面白い発想をします。相場と言うのはアイディアなのです。

色んな条件を考えて行き、今の条件に合う株を選択していきます。その時に相場になるか、相場にならないかは時代が決めます。僕らも可能性のある的を付いて相場を張りますが、その相場が、育つかどうかは分かりません。その後の展開がモノを言います。令和になり7連続安になり、相場は冴えないスタートを切りましたが、平成の時は年末にかけ上がり…翌年から、暴落に次ぐ、暴落と言う下げ相場に見舞われました。何か似ている展開を連想しています。

時間推移を考えると…ようやく「流動性の罠」から抜け出せます。今回の決算を見て自社株買いの多さに驚きます。大口だけ数えただけで1兆円を超えました。この資金が株式市場に再び還流します。成功した大企業がドンドン自社株買いを実施して、市場に新陳代謝を促すと良いのです。ベンチャーにとって10億円は大金です。

この自社株買いに…ZOZOの「3割賃上げ」は、大きく時代を動かすことでしょう。まぁ、見ていてください。22750円のデフレの関門は、今はなかなか破れない上限になっていますが、この揉み合い相場から抜けて22750円に位置する時間を経過した後は、大きなエネルギーが爆発していきます。そうして日銀がETFで買い支えた株を、今度はドンドン売りますが…株は、さらに上昇を続ける大相場がやってきます。

カタルは3月16日に「成長期待が高まるアジア」と言う原稿を書きました。アセアンの人口と成長率が背景になっています。今回の米中貿易摩擦問題は、決して悪い話ばかりではありません。これらアジア周辺国を潤す効果もあります。

驚異の11連続陽線

奇しくも…何故、J君が11連続陽線を形成するのか? なにも偶然に重なった現象ではないでしょう。カタルが事前に考えている方向性とイメージが正しいから、実際の現象となって表面化しているのでしょう。

「市場の整合性」と言う話です。カタルはいつも事前に語っています。古河電工もそうですね。野村証券のアナリストは間違っています。その結果は、もう少し後の相場になると分かるでしょう。SUMCOもそうですが、このグループはソニーと同じ仲間です。進化論の方向性は正しいが、今は出番ではないのでしょう。

なんか…相場論と言うのは、演出家と言うか…シナリオライターのようなイメージですね。たくさんの役者が市場には存在しますが、どの時期に、どの役者を登場させれば、一番観客が喜ぶか?その順番を考えながら、いつも選択をします。

証券マンは、常に成績を残さねばなりません。カタルは現役時代に二つの大きな事を学び、手数料をあげてきました。一つはブツブツ投資です。分散するのです。一度に買わない、何度も買い続ける。同じように一度に売らない、何度も売るのです。

もう一つのやり方は、少し抵抗感を抱きます。それは一度、売った株を、さらに高値でも、もう一度買い直すことです。それなら…売らなければいいではないか?と思いますが、実際は違います。良い株は上げ続けます。通常、景気循環でも3年から5年程度は、株価が上昇を続けます。そうして調整局面は、通常は2年程度のものでしょう。つまり5年間、株価は上がり、2年間、株価は下がるイメージです。

ところが経営者が無能だと…株価は低迷を続けます。2年程度をかけて改善しないなら、その経営者は能力がないのです。マズマズならもう2年の延長戦です。まるで米国の大統領選挙のようです。中間選挙を挟み、この11月から来年の選挙で成果が決まります。仮に延長戦が認められると…もう4年あります。トランプの支持率は意外に底堅いのです。

この辺りのスケジュールを考えると、来年の夏ごろの日本株は面白くなっているような気がしています。さて…本日はまたコンサートです。今日はN響の堀さんの古希コンサートかな…知り合いが、彼の奥さんからピアノを習っていて、その絡みです。流石、ながくコンサートマスターをしているだけあって、豪勢なメンバーが顔を出します。村論理もある意味で楽しい仕組みです。

ようやく…5月になり決算が出そろいました。3月から…カタルのイメージ通りの展開になりそうだと感じています。当面は仕手株環境なのでしょう。つまり本格的な上昇にはなりえません。プロは常に与えられた環境で戦わねばなりません。環境も文句を言っても始まりません。粛々と現場の目標をこなすことでしょう。頑張れ!現役証券マン



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