アーカイブ:2019年7月

選挙に行こう!

多分これまでカタルはどんな時も、一度も選挙を行かなかった事はありません。ブツブツのように…わざわざ無記名投票をするために、選挙所に足を運びませんが、本来は自民党の政策を支持する株屋ですが、どうしようもない挫折感を感じ…失われた時代下では、何度か民主党に投票したことがあるように思います。橋本政権時の首相秘書官だった江田憲司からメールをもらったことがありました。あの時は本当に改革が必要だと感じていました。

でも失われた時代の30年は、カタルにとって嫌な想い出が殆どです。その度に今度こそ…本格的な成長路線である「名目時代」をスタートできると信じ、頑張ってきました。しかし、いつも、いつも…その期待が裏切られ、低迷に逆戻りの連続でした。年収が上京以来、初めて…2000万円を超えたITバブルの時は、空売りも視野に入れていましたが、魔坂、光通信があんな展開になるとは…折角の良い素質を持った重田さんは、世間から叩かれ、闇金融まがいの道を歩み、ソフトバンクの孫氏はご存じのとおりです。

その後、DeNAの南部さんはどうにか…やっていますが、今一つ、精彩を欠く展開です。グリーの田中さんは、逆に小さく保守的な経営方針に転換し、村論理の日本を痛感しています。なんと言っても…ライブドアの堀江さんでしょう。可哀そうに…村論理の社会に「出る杭は打たれる」を実践された人のように感じています。今はZOZOに前澤さんの奮起に期待をしています。でもカタルの尺度には合わず…まだ手掛けたことはありません。過去は一度だけ、昔に利食いしたことがありました。

カタルはやはり「企業は人なり」だと考えています。本日の日経新聞にはLEXELの人事の話が載っていましたが、レオパレス21にしても…今回のヤフーと揉めているアスクルにしてもそうですが、オーナー系の経営者の会社が、成長をし続ける難しさを実感しています。京セラの稲盛氏、日本電産の永守氏、村田製作なんかも兄弟経営者ですが…頑張って成長路線を歩むのは、なかなか難しいのでしょう。結局、企業を私物化してワンマンな形に終わるのが関の山なのでしょう。ユニデンの藤本さんのようなものでしょう。

大概は創業者がなくなると…ダメになるのが通常のケースです。ソニーやホンダなどは、まぁ、よくやっている方かな? 

カタルは基本的に、頑張るオーナー系の企業を応援しています。今回のJトラストは実は100円以下の時に、一度は、注目したことがあったのです。あの時は武富士を手掛けていた時期です。500円以下の時に、あれよ、あれよ…と株価が大化けして、手掛けなかった想い出のある会社です。

でもやはり、今回のアジア進出は成功して欲しいと願っています。この動きが成功すると、日本のグローバル化の確立に、大きな貢献をすると思うからです。このようなパーツが非常に重要なアイテムになります。昨日と言うより、深夜なのですが…有料会員向けのレポートを書いていて思ったのが…、日本は今、中国が屈辱を味わっている過程と同じ道を歩んできました。

プラザ合意からの為替の変動

信じられない構造的な改革を…米国の要求で受け入れたのです。プラザ合意です。1ドルが240円だった為替が120円になるのです。カタルの友達が、燕で洋食器の輸出を、丸紅を通して行っていましたが、最後は消えました。この時代は凄かったのです。その為替相場の過程を載せておきます。

いきなり売り上げが半分ですから、どんな企業も消えます。今の平均的な製造業の売上高利益率は、せいぜい10%程度のものなのです。粗利が50%なんていう企業はプラットホーム企業でも難しいのでしょう。でも30%程度を稼ぐ企業はあります。果たして、日本国におんぶに抱っこされてきた、村論理の日本企業が、どのスピード感でROE経営にまい進するかどうか…。ROE15%越えの目標を達成できるかどうか…見ものです。

上場企業のステータスは常に世界基準です。日本の村社会の形態では生き残れません。その意味で、日産自動車の凋落が、どのスピードで変化するのか…注目されます。時代は株主の意向が反映され、先進国の成熟企業は、株主還元率が100%方向に転換するのが時代の流れでしょう。

基本的に成熟した企業、または産業は、配当利回り株に変化すると思っています。今の時代なら4%~5%水準を…目指すべきでしょう。ただし人類の成長に舵を切る会社は無配でも構いません。潜在成長率の方が高いので、アマゾンのように批判をされても、売り上げの伸びが加速しているなら、赤字でも市場は容認するのでしょう。

カタルは市場が…つまり時代背景が何を求めているか? 常にこの事を念頭にして物事の判断をしています。経営者の考えが、正しいわけではなく…時代の流れに乗る企業を応援し続けるわけです。だから新しい試みを実践しているJトラストの藤澤さんを応援するのは至極、当然の選択肢でした。

昨日も書いたと思いますが、誰々が株を買うから、株が上がるわけではありません。そんなことは、ひと時の短期の需要観測に過ぎません。一過性の現象です。もっと本質を見てください。ヘッジファンドが、何故、その株を選択するのか? 世界中の優秀なノーベル賞学者のような連中が、市場から有望な銘柄を探し、観察を続けています。だからROE経営に、日本も転換をするのです。

何れ…時間の問題で世界の市場は、一本化します。その為に、既にIAS国際会計基準の移行したわけです。いずれドルの信認問題が浮上するのは、もう決まっていることです。

ただ、どのタイミングで…この変化の波が市場を襲うのかは分かりません。時代をつぶさに観察すれば、次に上がる株も見えるし…その動向をつぶさに観察していれば、株価に変化の「兆候」が現れます。

だから、その第一弾に早く気づき参加することです。もう千代化の株価が上昇することは、事前に決まっていることです。そのタイミングが、どの流れで加速するか? あれは木曜日でした。市場全体株は400円以上下げていたのに…千代化の安値は1円安までしかなく…大引けは、前日比で4円高でした。

この現象は、そろそろ目先の売り物は消え…需給面でも買いの参加者が増えていることを物語るものです。8月になれば、もっと鮮明な動きに変化するでしょう。

もうこんなことは、事前に決まっています。T君は3月決算ですが…Jトラストは12月決算だから、3か月早く市場に変化が生まれます。つまり来年の2月ですから、その半年前の8月には、何らかの動きが出ても…不思議ではありません。

良いですか…僕らは日経新聞や市場のうわさに、躍らされる投資家ではなく、自分自身で物事を考えて、判断が出来る「賢い投資家」を目指しています。

その為に、カタルは日々努力をして…毎日、原稿を書いています。たぶん…もう直ぐ本格的な相場である名目時代への移行が確立されます。そうすれば…カタルは、このレポートを書くのを卒業します。

皆さんは、それまでになるべく…カタルの考え方などを吸収して、カタルをダシにして、乗り越えてステップアップをしてください。最近は少し時間の壁を破れる自信のようなものが芽生えそうな予感があります。あと一歩なのです。いつもカスリばかりで、上手く波乗りが出来ませんが、その壁を、もう直ぐ…超えられるかもしれません。

失われた時代は、永遠と思えるように30年も続きました。でもようやく日本の経営者も時代の変化に気づき、行動し始めているように感じています。今ほど、原稿書きを中断して、近くの中学校に行き投票を済ませてきました。カタルは自由論者です。だから自民党は大きく負けないと思い、今回は安楽死を認めるべきと言う考え方なので…その政党の候補者である横山氏に投票をしてきました。

自分が老いて痴ほう症になって、動物のような生活は送りたくありません。せめて死の選択も、自分で自ら…神の領域に逆らって決めても良いように感じています。今はスイスに行くしか方策がありません。少子高齢化の時代を迎え、動物に成り下がって、社会のお荷物にはなりたくありません。せめて人間らしく「死を迎えたい」そう今は考えています。

それぞれの意見は、市場の選択と同じで、様々なので…同調を求めるものではありません。でも皆さんも、必ず、投票だけは行ってください。これは社会人としての義務であり、責務です。大人の対応を望む次第です。それでは…また明日。

有料会員の方へ、深夜に新しい原稿を更新しましたから、お読みください。



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