アーカイブ:2019年7月

切り拓く

可能性はあるものの…疑わしい。日経3面の「逆イールド」から景気後退を予測し株価が下落すると言う追及です。昨日のスクランブルに対し…カタルの批判に対する日経新聞の続報に思えます。それに何も…今、書くべき記事かどうか…、全く理解できません。

しかし今回は過去50年のパターンとは、まったく違う可能性があるのです。それが「コンドラチェフの波」と呼ばれる技術革新の進化です。産業革命以来…人類に起っている創造的破壊の現象は、既存のあらゆる考えに当て嵌まらない進化を遂げるのかも知れません。カタルはこれを「スマートコミュニティー」と呼んでいます。

だから逆イールド現象を超える可能性も否定できません。在庫から設備投資に建設などの景気循環を凌駕する経済活動なのかもしれません。新時代の黎明期と言うのは…混沌としており、誰も分からないのです。それを「最後の宴」と表現するなら、自分で株を空売りすべきです。日経新聞の記者でも売りに賭けるETFぐらいは買えるのでしょう。

このような悲観的な見通しに立った報道が、日本人の心から希望を奪い…失われた時代に導いた元凶です。土地が少し上がると、「やれバブルだ、バブルだ」…と何年も言い続け、自分達の間違いを改善せず、間違った論理を押し通す姿はメディアの傲慢さです。

ケネディクスの宮島さんは、普通の人間なのでしょう。だから損失が残るレガシーアセットの整理を優先させました。でも本当は、あの時からガンガンと積極投資が正解だったのです。

仮に、「外れ」の観測報道を続けるならば…株屋は成績不振で首になります。歩合セールスは食えなくなり、サラ金のお世話になります。でも報道機関は謝罪などしません。

「最後の宴」なら、米国株は此処から大きく上昇し…1年か2年程度、爆上げする可能性があります。その可能性を指摘しておきながら…「最後の宴」の表現ですから、やはり矛盾を覚えます。宴が1年も2年も続きますか?

ラッセル2000の株価推移

日経平均株価がそうでした。あの時は実質的に1987年が天井でした。その後、1988年から1989年末かけ、指数だけが上昇する異常相場が続き、値嵩株だけが持ち上がり…底上げ相場になり1000円以下の株価がまもなく消えるという現象になったのです。現状の米国もラッセル2000の小型株指数は新高値になっておらず…この可能性が残っています。

最後の宴と言うのは、「狂乱の舞台」で踊る現象です。しかも…その宴は、営業特金のように自前の資金ではなく…他人のお金です。でもクリスマスショックの背景は、レバレッジローンなどの信用力の低い借金の増加を懸念してものでも…あったのです。

カタルはゴルディロックス相場の延長を、当初は頭に描いていました。だから金利は早晩、上がる可能性があると思っていました。でも現実は3%から2%に低下し…景気の減速感が強くなっています。しかし…今でも、この可能性はあると思っています。それほど緩い景気減速です。だから意見が分かれ…難しい展開なのでしょう。

安川電機の株価推移 

でも安川の株価の動きを、どう説明するのでしょう。何故、カタルが駄目だと思いながら、100株を買ったか? この背景は、効率化投資が続く可能性があるのです。AIロボットの進化度合いも関係しますが、人間は、何れこのような労働から解放されます。

だから「ベーシックインカム」と言う理想社会の実験が注目されるのです。人類の価値観の創造的な破壊です。「働からず者、食うべからず」…と言う教えは間違いかもしれません。今はあらゆる産業が見直し作業の最中です。

トヨタ社長はこの視点が不足しています。あまりに生産に拘っているように見えます。300万台の国内生産に拘る姿は美しくありません。課長以上の収入を減らし…危機感を煽るより、生産を減らし利益率を改善する道を模索するのが正しいのかもしれません。「レクサス」ブランドは…どうなったのでしょう。

自動車産業は末端の下請け企業など…幅広い影響があるのは事実です。でも今回は1980年代の貿易摩擦の教訓を活かしていないように感じています。

日本こそ…ウーバーを導入すべきでしょう。そうすれば不幸な事故も無くなるかも知れません。田舎で生活をして…どうして車がない生活を考えることが出来るのでしょう。

話は変わりますが、選挙の広報誌が届き、「安楽死を考える会」かな? 問題提起がされています。 スイスは受け入れていますが、日本も不幸な事件があります。自殺補助をした罪や、医者が立件されるケースも珍しくありません。晩年、動けなくなったら…頭が確りしているうちに、自ら死を選択する自由があっても、良いのじゃないかと思います。安易な運用は問題があるかも知れませんが、真剣に、この問題を論議すべき時期でしょう。

株をやっていると…いろんなことを考えます。今日の東京は肌寒く…カタルは半ズボンから長ズボンに替え、上も長袖で過ごしています。冷夏は1993年以来とか…あの時はコメ騒動が起き、カタルも頼まれて…昔の友達の百姓に電話をして、残ったコメを分けてもらった記憶があります。この1993年は、「失われた時代」の入り口付近でした。今回は出口付近での冷夏現象なのでしょうか?

もういい加減に、日本人は馬鹿メディアの扇動に、感化されることなく、自分で考える人間になりましょう。もう…うんざりです。30年近くも…この手の報道には反吐がでます。

明日も休みなのですね。カタルはこれからしばらく怠っていたデータ集めをして、自分で自分の知識を補う作業をして…過ごします。本日は短いですが…ゴタクを並べても…しょうがありません。

自分の道は、自分で切り拓くしか…他に道はないのでしょう。それではまた明日。



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